映画「地下鉄に乗って
監督:篠原哲雄
原作:浅田次郎
出演:堤真一、岡本綾、大沢たかお
常盤貴子、田中泯、笹野高史、北条隆博
崎本大海、綱島郷太郎、中村久美、吉行和子
タイムスリップによって出会った、若いころの父親と息子との、不思議な交流を描いています。主演の堤真一に、懐かしい昭和の風景が出て来て、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を思い起こさせました。
長谷部真次(堤真一)は、岡村(笹野高史)が経営する小さな下着メーカーの営業マンです。仕事に追われ、地下鉄(東京メトロ)を使って、会社と取引先との間を走り回ります。真次は同僚の軽部みち子(岡本綾)と不倫関係にあるようです。
地下鉄・永田町のホームで、学生時代の恩師・野平先生(田中泯)に偶然に出会います。帽子をかぶって表情を動かさない田中泯が、時の番人のようですね。
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長谷部真次の家族は少し複雑です。真次は、母親の長谷部民枝(吉行和子)と暮らしていてます。父親の小沼佐吉(大沢たかお)は巨大企業の社長で、別れて暮らしていました。弟の圭三は、佐吉の会社に勤めています。真次のところに、佐吉が倒れたという知らせが入りました。
地下鉄に乗って新中野駅で降り、鍋屋横丁に出ると、いつもと雰囲気が違います。オリンピックの提灯があり、映画館も古びた感じです。新聞は昭和39年10月5日になっています。そこで、死んだはずの兄・昭一の若い頃の姿を見つけます。兄が死んだのが、11時30分ごとであったことを思い出して、昭一に声をかけました。
地下鉄に乗り込むと、次元を移動する旅が何回か続きます。ちょっと多い感じもしました(笑)真次は、昭和21年にタイムスリップします。真次は、アムール(大沢たかお)とお時(常盤貴子)に出会いました。戦後の荒廃した日本ですが、人々は生きるために必死です。アメリカ軍をだまして、その日を生き残ろうとしています。真次はそこで、みち子に出会います。日本兵に連れ去られようとしていたんです。
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現代に戻ってみると、みち子は無事でした。アムールに助けられたというのです。なぜ、みち子もタイムスリップしたのか、不思議でした。
真次は、またタイムスリップをします。地下鉄の中で、戦争へ向う若い佐吉に、出会います。現代では嫌っている父親ですが、若い佐吉と話して、打ち解けたようです。青山一丁目で降りる佐吉を、真次は見送りました。父親への愛情を取り戻していくようです。
真次は、またまたタイムスリップをします。しつこいと感じましたが、その後のシーンで感動を味合わせてくれました。帳消しです(笑)雨にうたれた真次とみち子は、アムールという喫茶店に入って行きます。そこで、若いお時と佐吉と再開します。お時の作ったオムライスがおいしそうでした。佐吉が、子どもへの思いを語ります。秘密が明かされ、事件が発生しました。観終わって、ちょっと切ないものを感じましたね。