2005年08月04日
■デビル
原題「THE DEVIL'S OWN」 1997年
1972年、北アイルランド。8歳のフランキーの目の前で、父が殺される。彼は漁師だったが、IRAシンパでもあった。1992年、フランキー(ブラッド・ピット)はIRAテロリストとなっており、この日、英国軍隊のローラー作戦で仲間を多く失った。その後、彼は武器調達のため、ローリーと言う偽名を使ってアメリカへ渡った。
アメリカでは、IRAシンパのフィッツシモンズ判事の協力があり、下宿先として同じアイルランド出身のトム(ハリソン・フォード)の家を紹介された。トムはNY市の警察官で、何も知らずにローリーを温かく迎えた。
ローリーはNYに潜伏しているショーンと共に、軍資金や武器の調達に動き回るが、武器商人ともめる事になってしまい、トムに部屋に隠していた軍資金を見つけられ正体がばれてしまう…。FBIや英国諜報部員も乗り込んできて、トムはローリーを助けるため逮捕しようとするが…。
「北アイルランド」イギリス好きになってから、初めて「連合王国」の事を知りました。後はビートルズ(でなくてポール・マッカートニーでした)の唄も印象深かったです。“アイルランドのものはアイルランドに返せ”と。
IRAのことは、ニュースで事件の事を聞くくらい。昔、イギリス旅行から帰ってきて1週間後に、見学したロンドン塔の最寄の地下鉄の駅がテロで爆破され、とても寒い思いをしました。1972年は調べてみると、あの「血の日曜日事件」があった年なんですね。
この映画は、そんなに深くは掘り下げていないので、この程度の知識でも大丈夫でした。
それでは、書きなぐりのネタバレ感想は、こちら↓
一番下に「お気に入りリンク集」あります。
題名の“デビル”って…?いろいろ検索してみました。“the devil's own luck”で“悪運”と訳している方がいました。最悪の運って事ですよね。他には“THE DEVIL'S OWN”は“絶望的に解決不可能なような難しい事態”で“絶望的状況”だと。これ、ぴったりですね!英語力なんて全くありませんが、「この題名、なんか変」くらいは思います。映画会社の人は気にならないのでしょうか…。
ローリー(フランキー)が、ショーンとふざけあって歩くところや、水をかけ合って遊んだり、船を改造する所など、どう見ても普通の明るい青年。トムの家族への接し方や、一番下の女の子と話すところなんか、本当に心優しい好青年という感じ。自分のせいでトムたちが襲われたときも、「君達に迷惑をかけるつもりはなかった」と辛そう。「君たち家族への想いは本物だ」と。どこか哀しげで陰がありそうな雰囲気ではあるけれど、笑顔の似合ういい感じの青年。
それが一旦テロリストの目になると、邪魔する者は容赦なく人を殺してしまう…。なにがそうさせているのか…。トムのようにアメリカで暮らしていれば、普通に幸せに暮らせたのでしょうか…?
テロリストは許せないし、即射殺でも仕方ないと思うけれど、それでもどこか彼には逃げ延びて欲しい気持ちになってしまうくらい、魅力のある人物でした。
ローリーの笑顔も良かったけど、トムの家で侵入者と戦うときの訓練された動きはきれいでした〜。倉庫で武器商人達に襲われるときも鮮やかだったし!
トムは同じアイルランド系でも、警官で妻と可愛らしい娘3人のいる温かい家庭がある暮らし。“まじめなだけが取り得のいい人”をハリソン・フォードがいい感じに演じて…と思っていたのですが、ローリーがIRAだと知ってからのトムはどうでしょう?友情で結ばれたはずの二人ですけど、演技からして、なんか憎しみのようなものまで感じてしまったのですが…。彼の命を守るためとか言っておきながら、結局はトムがあっさりと。う〜ん、ちょっと消化不良気味…。
ローリーの「これは、アメリカのお話じゃなくて、アイルランドのお話なんだ。」のセリフ。この映画を表している言葉なんでしょう。ローリーが魅力的だったからこそ、物悲しく切ない作品でした。
出演:ブラッド・ピット Brad Pitt (Rory Devaney/Francis Austin McGuire)
[CATV]→[DVD保存]
--------------------
■お気に入りリンク集
Slow Train>MOVIE>特別な時間>第1回●「ブラッド・ピットのエビアン・ボトル」
この映画の裏話が…。こんな事があったんですね。有名な話のようですが、さすが直にあっている人の言葉は違う。ブラッドの気に入った脚本でも観てみたい気がします。ブラッドの話も面白いし、他にもホアキンとかもある!すごい〜、この方♪
ようこそロンドン憶良のホームページへ>晴耕庵の談話室>第59回
こちらに、「北アイルランド問題について」「“デビル”の題名の事」「UKとは?」「イギリスという国はない」「Britishとは呼ばれたくない」などなど、とても詳しく説明されています。わかりやすくてお勧めです!
Six String Street>Bloody Sunday Trust
1972年1月に起こった「血の日曜日事件」。こちらのサイトでは事件で死亡・負傷した方や遺族の皆さんを支えるトラストを応援されてます。
ひとびと・net>エンターテイメント>ビートルズ相聞歌>[#074]ポリティカルな競演
あの曲、ビートルズと思っていましたが、ボール・マッカートニーだったようです。こちらに詳しく説明されています。
FLEX INTERNATIONAL>アイルランド>初めてアイルランドを旅する方に
お薦めの映画が「歴史を知る」「文学を知る」「風景を観る」「人を知る」に分かれて紹介されています。「人を知る」に“デビル”が入っています。
Cheeky’s Garden★英国党宣言>シネマでUK & Irelandを感じよう>アイルランド
映画が、俳優別、ロケ地別、ジャンル別などで分かれてまとめられています。他にも「キング・アーサー」や「ショーン・ビーンを探して」など見どころいっぱいです。
ボウディッカ>IRISH-ON-FILM INDEX>デビル
レビューもさることながら「映画の中に顔を出すアイルランド人&スコットランド人を探し出すという、特定目的の映画データサイト」読み応え充分!おまけに、ケルティック・ジュエリーの素敵なこと。散財の予感…。
1972年、北アイルランド。8歳のフランキーの目の前で、父が殺される。彼は漁師だったが、IRAシンパでもあった。1992年、フランキー(ブラッド・ピット)はIRAテロリストとなっており、この日、英国軍隊のローラー作戦で仲間を多く失った。その後、彼は武器調達のため、ローリーと言う偽名を使ってアメリカへ渡った。
アメリカでは、IRAシンパのフィッツシモンズ判事の協力があり、下宿先として同じアイルランド出身のトム(ハリソン・フォード)の家を紹介された。トムはNY市の警察官で、何も知らずにローリーを温かく迎えた。
ローリーはNYに潜伏しているショーンと共に、軍資金や武器の調達に動き回るが、武器商人ともめる事になってしまい、トムに部屋に隠していた軍資金を見つけられ正体がばれてしまう…。FBIや英国諜報部員も乗り込んできて、トムはローリーを助けるため逮捕しようとするが…。
「北アイルランド」イギリス好きになってから、初めて「連合王国」の事を知りました。後はビートルズ(でなくてポール・マッカートニーでした)の唄も印象深かったです。“アイルランドのものはアイルランドに返せ”と。
IRAのことは、ニュースで事件の事を聞くくらい。昔、イギリス旅行から帰ってきて1週間後に、見学したロンドン塔の最寄の地下鉄の駅がテロで爆破され、とても寒い思いをしました。1972年は調べてみると、あの「血の日曜日事件」があった年なんですね。
この映画は、そんなに深くは掘り下げていないので、この程度の知識でも大丈夫でした。
それでは、書きなぐりのネタバレ感想は、こちら↓
一番下に「お気に入りリンク集」あります。
題名の“デビル”って…?いろいろ検索してみました。“the devil's own luck”で“悪運”と訳している方がいました。最悪の運って事ですよね。他には“THE DEVIL'S OWN”は“絶望的に解決不可能なような難しい事態”で“絶望的状況”だと。これ、ぴったりですね!英語力なんて全くありませんが、「この題名、なんか変」くらいは思います。映画会社の人は気にならないのでしょうか…。
ローリー(フランキー)が、ショーンとふざけあって歩くところや、水をかけ合って遊んだり、船を改造する所など、どう見ても普通の明るい青年。トムの家族への接し方や、一番下の女の子と話すところなんか、本当に心優しい好青年という感じ。自分のせいでトムたちが襲われたときも、「君達に迷惑をかけるつもりはなかった」と辛そう。「君たち家族への想いは本物だ」と。どこか哀しげで陰がありそうな雰囲気ではあるけれど、笑顔の似合ういい感じの青年。
それが一旦テロリストの目になると、邪魔する者は容赦なく人を殺してしまう…。なにがそうさせているのか…。トムのようにアメリカで暮らしていれば、普通に幸せに暮らせたのでしょうか…?
テロリストは許せないし、即射殺でも仕方ないと思うけれど、それでもどこか彼には逃げ延びて欲しい気持ちになってしまうくらい、魅力のある人物でした。
ローリーの笑顔も良かったけど、トムの家で侵入者と戦うときの訓練された動きはきれいでした〜。倉庫で武器商人達に襲われるときも鮮やかだったし!
トムは同じアイルランド系でも、警官で妻と可愛らしい娘3人のいる温かい家庭がある暮らし。“まじめなだけが取り得のいい人”をハリソン・フォードがいい感じに演じて…と思っていたのですが、ローリーがIRAだと知ってからのトムはどうでしょう?友情で結ばれたはずの二人ですけど、演技からして、なんか憎しみのようなものまで感じてしまったのですが…。彼の命を守るためとか言っておきながら、結局はトムがあっさりと。う〜ん、ちょっと消化不良気味…。
ローリーの「これは、アメリカのお話じゃなくて、アイルランドのお話なんだ。」のセリフ。この映画を表している言葉なんでしょう。ローリーが魅力的だったからこそ、物悲しく切ない作品でした。
出演:ブラッド・ピット Brad Pitt (Rory Devaney/Francis Austin McGuire)
[CATV]→[DVD保存]
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■お気に入りリンク集
Slow Train>MOVIE>特別な時間>第1回●「ブラッド・ピットのエビアン・ボトル」
この映画の裏話が…。こんな事があったんですね。有名な話のようですが、さすが直にあっている人の言葉は違う。ブラッドの気に入った脚本でも観てみたい気がします。ブラッドの話も面白いし、他にもホアキンとかもある!すごい〜、この方♪
ようこそロンドン憶良のホームページへ>晴耕庵の談話室>第59回
こちらに、「北アイルランド問題について」「“デビル”の題名の事」「UKとは?」「イギリスという国はない」「Britishとは呼ばれたくない」などなど、とても詳しく説明されています。わかりやすくてお勧めです!
Six String Street>Bloody Sunday Trust
1972年1月に起こった「血の日曜日事件」。こちらのサイトでは事件で死亡・負傷した方や遺族の皆さんを支えるトラストを応援されてます。
ひとびと・net>エンターテイメント>ビートルズ相聞歌>[#074]ポリティカルな競演
あの曲、ビートルズと思っていましたが、ボール・マッカートニーだったようです。こちらに詳しく説明されています。
FLEX INTERNATIONAL>アイルランド>初めてアイルランドを旅する方に
お薦めの映画が「歴史を知る」「文学を知る」「風景を観る」「人を知る」に分かれて紹介されています。「人を知る」に“デビル”が入っています。
Cheeky’s Garden★英国党宣言>シネマでUK & Irelandを感じよう>アイルランド
映画が、俳優別、ロケ地別、ジャンル別などで分かれてまとめられています。他にも「キング・アーサー」や「ショーン・ビーンを探して」など見どころいっぱいです。
ボウディッカ>IRISH-ON-FILM INDEX>デビル
レビューもさることながら「映画の中に顔を出すアイルランド人&スコットランド人を探し出すという、特定目的の映画データサイト」読み応え充分!おまけに、ケルティック・ジュエリーの素敵なこと。散財の予感…。
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この記事へのコメント
正体とか、映画などを旅行しなかった。
BlogPetのフィーさん at 2005年08月06日 13:53
トピずれですが、
パソコンテレビ『GyaO』で私もまだ観てないブラピの「傷だらけのランナー」放映中でした。
ブラピの作品は主役以外でも ほとんど観てるつもりだったけど、観てないのもありました^^;
「デビル」のブラピも可愛いけど、終わり方が切ないので〜(T_T) ハリソン・フォードも好きでしたが ↑はブラピ寄りで観たました(^^ゞ
パソコンテレビ『GyaO』で私もまだ観てないブラピの「傷だらけのランナー」放映中でした。
ブラピの作品は主役以外でも ほとんど観てるつもりだったけど、観てないのもありました^^;
「デビル」のブラピも可愛いけど、終わり方が切ないので〜(T_T) ハリソン・フォードも好きでしたが ↑はブラピ寄りで観たました(^^ゞ
あっちゃん at 2005年08月10日 13:35
観たました でなくて 観てました です^^;
あっちゃん at 2005年08月10日 13:36
ブラピ繋がりで大丈夫です〜。
「傷だらけのランナー」ですか…。
うっ、観たいものがどんどん溜まる〜。
パソコンテレビ、なんてあるんですか!
へえ〜。
「ザ・メキシカン」観ました!
確かにかわいいかも…。
思いっきり、コメディですね〜。
監督が、PotCと同じ人ですよね?!
もう一度、ゆっくり観なおします〜。
「傷だらけのランナー」ですか…。
うっ、観たいものがどんどん溜まる〜。
パソコンテレビ、なんてあるんですか!
へえ〜。
「ザ・メキシカン」観ました!
確かにかわいいかも…。
思いっきり、コメディですね〜。
監督が、PotCと同じ人ですよね?!
もう一度、ゆっくり観なおします〜。
kei☆@管理人 at 2005年08月11日 23:27
kei☆@管理人 at 2005年08月12日 17:54


