2006年09月09日

■レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い

原題「LEGENDS OF THE FALL」 1994年
原作:ジム・ハリソン 1994年

20世紀はじめ。元騎兵隊大佐のウィリアム・ラドロー(アンソニー・ホプキンス)は、3人の息子や使用人たちと、モンタナで牧場を営んでいた。ウィリアムの妻イザベルは、この環境になじめず、別居して街に住んでいた。
時は流れ、ハーバード大で学んでいた三男サミュエル(ヘンリー・トーマス)が、婚約者スザンナ(ジュリア・オーモンド)を連れて帰ってきた。やがて、第一次世界大戦が勃発し、父の反対を押し切り、サミュエルと長男アルフレッド、そしてサミュエルを守るために次男トリスタン(ブラッド・ピット)が戦地に赴くことになった。戦闘中にアルフレッドは足を負傷、サミュエルはトリスタンの目の前で戦死してしまった…。


たまたま、番組表を見ていたら、ブラッド・ピットの名前が目に止まりました。
この作品、ノーマークでした。
父親役で、アンソニー・ホプキンスまで!


    


それではネタバレありの感想です↓
 
 
映像の美しさは、本当にタメイキものです。カナダで撮影したという“モンタナ”の風景はあまりにも美しく…。清涼な川、澄んだ水、雪に包まれた風景、どこまでも続く草原、遠くに見える山々、とにかく広く青い空、雲に映る美しい夕焼け…。

ありがちな、一人の女性を巡る愛憎劇かと思ったら、少し違いました。オールド・ウエストの古きよき時代の中、兄弟や親子の愛と確執を描いたヒューマンドラマでした。

物語を想い出のように語るのは、ネイティヴ・アメリカンの老人。彼は使用人の一人で、ラドロー家族を、特にトリスタンを愛し、見守ってきた一人です。彼は超自然的な力にも少し触れていたようで、ネイティヴ・アメリカンの教えや習慣など、とても惹かれました。

元大佐のウィリアムがこの地に住み着いたのは、戦いの記憶から逃れるため。彼が退役したのは、アメリカ政府が原住民(ネイティヴ・アメリカン)をことごとく排除するため、幼い子供さえ殺し、村ごと全滅させるのに嫌気が差したからとのこと。原住民差別の強い中、彼らを友達のように扱い、家族のように暮らしていたのが、とても印象的でした。

このウィリアム役のアンソニー・ホプキンス。またいい味出したお父さん役でした!最初、あまりの若さに、似てるなぁとしか思わず(^^;、クレジットで確認したら、やっぱりアンソニー黒ハート

そして、自由奔放なトリスタン役のブラッド・ピット。『リバー・ランズ・スルー・イット』の役にも似たこういう感じの役、多いですね。まだ若い時代のカワイイ感じが残っていて、いいハートたち(複数ハート)のですが、苦手な“ブラピのヒゲ顔”の方が多くて、私的には残念でした(^^;。

アンソニー・ホプキンスブラッド・ピット。この4年後の作品で、大好きな『ジョー・ブラックをよろしく』(記事はこちら)でも共演しているわけですが、いいコンビですね。アンソニーの役が、両方とも“ウィリアム”なのは、ただの偶然でしょうか…?

とにかく淡々と流れていく話は、まるでヨーロッパ映画のようです。話の流れも、結末も…。もの悲しい雰囲気で…。それでも、ネイティヴ・アメリカンが語っているところが好きなので、こういう話もたまにはいいかなと思える作品でした。

最後の最後、彼の語った「トリスタンは長生きできないと思った…」の後の言葉、この映画の全てを表しています。

あと、スザンナが連れてきた犬がボルゾイでうれしい〜!大好きな犬です。あのロシア原産の、貴族しか飼えなかったという高貴で、優雅で、歩く姿は颯爽としているとても美しい犬。しかし!実態は、ボーーーーーッとした子が多い、頭に花が咲いちゃってるような愛いヤツ。このギャップがたまりません〜。


出演:ブラッド・ピット Brad Pitt (Tristan Ludlow)
    アンソニー・ホプキンス Anthony Hopkins (Col. William Ludlow)

[CATV]

 
 

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眠れる灰色熊。永遠は長すぎた。
レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い【悠雅的生活】 at 2011年01月28日 20:00
この記事へのコメント
『レジェンド・オブ・フォール』、すごく
好きな映画のひとつです!
恋愛映画と言うより、ヒューマンドラマですよね。

途中何人か愛する人が死んでしまったり、
映画のラストも切ないんですが、
悲しいと言うんじゃなくて、
人生の深さ切なさにキュンとなります。

アンソニー・ホプキンスとブラッド・ピット、
いいコンビですよね。
はなのはね at 2006年09月09日 11:39
はなのはねさん、こんばんは。

いろいろ観ていらっしゃいますね〜。
この映画のこと、観るまで全然知りませんでした。

「人生の切なさ…」そう、それです!
その言葉ピッタリです〜〜。

いいコンビですよね(^-^)♪
kei☆ at 2006年09月09日 23:04
こんばんは。すっかりご無沙汰ばかりで失礼してます。

WOWOWで放送されたので、キャストの豪華さで観たんですけど、
本当に風景の美しさと言ったら!流石、撮影賞受賞作です。
山々も水も緑も、本当に美しくて、
そこに生きる人たちや、そこで起こるあれこれを、印象深いものにしてくれました。

サミュエルが、『E.T』のエリオットが成長した彼なら、
『リバー・ランズ・スルー・イット』に登場した兄弟の少年時代のシーンに、
まだ小学生くらいのジョセフ・ゴードン=レヴィットが出ててビックリ。
どちらも、こんな風景に馴染む、優しい顔立ちの繊細そうな子たちだなぁと
改めて思います。
悠雅 at 2011年01月28日 20:05
ジョセフ・ゴードン=レヴィット…ですか。
どうやら、一作品も観てないようです(悲)。
数ヵ月前にデジタル化に伴いwowowの契約が終わり、
レンタルDVDもお休み中で、映画が全然観られてなくて…。
『インセプション』観られたらチェック怠りません!!
kei☆ at 2011年01月29日 20:30
 
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