2008年05月12日
ラバー
今日、目に留まった新聞記事。
スポーツニッポン 2008年05月11日
『スピード社に負けない!日本競泳界に救世主』
****<以下 引用>****
水着問題で揺れる日本競泳界に、救世主が浮上した。日本水泳連盟から30日までに水着の改良を求められている国内3社に、山本化学工業(本社大阪市)が素材を提供することが10日、分かった。複合特殊素材メーカーの同社は、世界新を連発している英スピード社に負けないと自信満々。米航空宇宙局(NASA)と共同開発したスピード社に、従業員73人の企業が真っ向勝負を挑む。
山本化学工業・山本富造社長(49)の自信は本物だった。「日本製より英国製がいいと言われるのが頭にきていた。絶対、スピード社より速いです」。NASAとの共同開発を売り文句に、世界トップのブランド力を誇るスピードを向こうに回し、ナニワの技術屋の熱い血が沸騰した。
競泳界では無名の同社だが、トライアスロンやオープンウオーター(遠泳)の世界では知られた名前だ。6年前から世界のメーカーの依頼を受け、アウトドア用の水着素材開発に着手。表面に水の分子を吸いつけるラバー加工を施し、低抵抗性を実現した「バイオラバースイム=SCSファブリック」を完成させた。
スピード社製は撥水(はっすい)性の高さで有名だが、山本化学工業の素材も水が全く浸透しないため、水中でも重さが変わらないという。この素材は既にニュージーランドのブルーセブンティー社が使用して商品化。国際水連(FINA)の認可も受けた。4月上旬に関大で行ったテストでは、選手から「体が浮く感じがすると言われた」と森本雅彦執行役員。スピード社と同じように浮力を感じる水着だという。
昨年10月に日本水連と契約するミズノ、アシックス、デサントの3社に持ち込んだ際には断られた。だが、今回は逆に3社から別々に素材の提供を求められ、9日にテスト用素材の納品を済ませた。「五輪で、日本の技術屋は大したものだと思ってもらえれば、それだけでいい」。山本社長以下、従業員わずか73人の大阪の町工場が、世界に挑む。
≪各社 本格始動≫当初、新たな素材の開発、使用に消極的だった国内3メーカーは、日本水連が30日を水着改良の期限と設定し、目標がはっきりしたことで本格的に動きだした。3社が五輪用に開発した水着は、親水性や柔軟性、フィット感などを重視したもので、撥水性を前面に出したスピードとは対照的だった。3社は既に山本化学の素材を入手。デサントの担当者は「あらゆる可能性を探る中での1つの素材」と説明し、アシックスの担当者は「商品化も検討している」と前向きだった。
****<以上>****
いや、普通なら『ニッポンの中小企業の底力、スゴいぞぉっ!!』ってなる訳やが、同記事中の説明にある『表面に水の分子を吸いつけるラバー加工を施し』と言う一文に引っ掛かった。
『水の分子を吸いつける』って、どういうことよ??
どうにも状況がイメージ出来ず、なんか微妙に『香ばしい』臭いが立ち上ってくるのだなぁ。
おなじことに関する記事がフジサンケイビジネスアイにも出ていたが、コチラはスポニチよりは、若干引いた感じの表現に読める。
『水連「スピード」水着対策要請 スポーツ用品3社 困惑・悲鳴』
****<以下 引用>****
複合特殊素材メーカーの山本化学工業(大阪市)が、スピード製より水の抵抗を減らしたハイテク素材を開発。これを使った海外メーカーの水着が国際水連の認可を取ったため、日本の3社は水連からの水着改良要請もあり、山本化学に素材提供を要請。同社も試作品に必要な約5平方メートル分の素材を無償提供した。山本富造社長は「日本の製造業が力を合わせれば、世界最高水準の水着が生み出せるはず」と応援する。
現時点で3社がこの素材を使うかどうかは未知数。デサントは「素材の一からの再開発は時間的に厳しいが、これまで完成した水着をベースに、別の素材を使うなどで付加価値を付けられるのでは」と可能性を模索する。アシックスも「何としても競技者に満足してもらえる水着を完成させたい」と、山本化学製素材の活用も含む複数の改良品の開発に着手している。
だが、30日の期限まで残された時間は3週間弱。試作品の仕上げだけでなく、実際に競技者に着用してもらった上での調整、水連への報告なども含めると残された時間はあまりに少ない。水連がスピード製の使用を一転して認める可能性も排除できない。
****<以上>****
で、山本化学工業のHPを見に行ってみると、どうやらスポーツ用の商品紹介にある、『魚の泳ぎに学んだ水着を開発』と言うのがコレにあたるらしい。
曰く、
『マリンスポーツの新しい試みとして開発したのが、ラバー素材の水着です。これは魚のウロコにラバーの特質を組み合わせることで、水の分子を表面に抱え込む構造をつくり、水分子どうしを衝突させて泳ぐスピードを向上させたものです。従来の水着の抵抗値1.3〜1.5に対して、0.029(ともにcdf値)を実現。今後の記録更新に、大きな期待が集まっています。』
・・・・・・・
やっぱり判らん。
だいたい、魚の鱗に『水の分子を表面に抱え込む構造』なんてあるのか?
しかも、なんでその構造にしたら『水分子どうしを衝突』させることに繋がるのか判らんし、その上、その衝突がなんで水の抵抗を下げるのか全く理解でけへん。
それと『水着の抵抗値』って単位はなんやろ?無次元ってことは何かの係数なんかな?
そかも『ともにcdf値』って、『CFD(数値流体力学)』の間違いやろなぁ(笑)
ちゅうことは、実測値と違て単に計算しただけの数字ってことかいな。
やっぱり、微妙・・・・
【追記】
このエントリーを書いて一晩寝た後で、ハタと気がついた。
もしかして『cdf値』って、『CD値(抗力係数)』のことやないかな?
普通はこんな書き方はせんと思うんやけどなぁ。
ほな、最後の『f』は何のことかと考えたら、『摩擦(friction)』のことか??
もし、この場合は抵抗値が実測値の可能性がある訳で、そうであるならワタシの懸念は『水着に対してのみ、理屈を除いて、濡れ衣』である模様。(本当にそうならね。)
これなら、少しは期待出来る??
【さらに追記】
さっき、NHKのニュースでも、この会社の製品を取り上げてたけど、その説明のアニメーションを見ても、やっぱり理屈は???でんなぁ。
【追記終わり】
まぁココまでやったら、ワタシの知識が不足してるせいで『濡れ衣』かけた可能性も大きいんやけど、同じく同社の宣伝してる『バイオラバー』ってぇのが、香ばしい臭いが、かなりキツいんよなぁ(笑)
なんせ、曰く
『ふつうラバーといえば、石油からつくられています。しかし、私たちのラバーは炭酸カルシウムを99.7%以上含む高純度の石灰石をベースにしています。さらに、私たち独自の技術により、このラバーはミクロの気泡によるハニカム構造になっています。この構造に、貴金属鉱物を混入させることで、人体に好影響を与えるバイオウェーブ(波長4〜25ミクロンの赤外線)が発信されます。』
でっせ!!
『人体に好影響を与えるバイオウェーブ(波長4〜25ミクロンの赤外線)』って、要するに遠赤屋さんなのね。
だいたい、遠赤なんてそこら中から出てる訳で、普通すぎて全然特別なもんやあらへんし、『人体に好影響』なんて話でマトモなヤツ、聞いたことあらへん。
全然、遠赤外線出しません言うんやったら、メッチャ驚くんやけどねぇ・・・
そこには
『ASCO(米国癌治療学会)にて、2005年5月13日・2007年2月23日に正式承認を受けました。米国でバイオラバーの医療における学術的な確かさが高く評価をされています。』
って書いてもあるんやけど、普通、学会が『承認』とか言う業務行うか?
と言うか、『何』としての承認をしたの?
それって、単に論文を掲載して貰えたってだけと違うの?
また、同社のHPからリンクを貼ってある販売代理店のHPには、
『○この特殊な新素材からは、太陽の黒点をも越える波長4〜25ミクロの高レベルな赤外線(バイオウェーブ)が発信されています。(島津テクノリサーチ調べ)バイオウェーブと人体の波長が共振することで、体の中の水分子やタンパク質分子が均一化され、自然の治癒力増進・健康維持が期待できます。』
なんて、意味不明な上に、薬事法に引っ掛かりそうな宣伝文句まで書かれてるし・・・・
まぁ、少なくとも水着用の素材が、理屈の怪しさは兎も角として、宣伝文句通りの効果を実際に出してくれることを祈りましょう。
スポーツニッポン 2008年05月11日
『スピード社に負けない!日本競泳界に救世主』
****<以下 引用>****
水着問題で揺れる日本競泳界に、救世主が浮上した。日本水泳連盟から30日までに水着の改良を求められている国内3社に、山本化学工業(本社大阪市)が素材を提供することが10日、分かった。複合特殊素材メーカーの同社は、世界新を連発している英スピード社に負けないと自信満々。米航空宇宙局(NASA)と共同開発したスピード社に、従業員73人の企業が真っ向勝負を挑む。
山本化学工業・山本富造社長(49)の自信は本物だった。「日本製より英国製がいいと言われるのが頭にきていた。絶対、スピード社より速いです」。NASAとの共同開発を売り文句に、世界トップのブランド力を誇るスピードを向こうに回し、ナニワの技術屋の熱い血が沸騰した。
競泳界では無名の同社だが、トライアスロンやオープンウオーター(遠泳)の世界では知られた名前だ。6年前から世界のメーカーの依頼を受け、アウトドア用の水着素材開発に着手。表面に水の分子を吸いつけるラバー加工を施し、低抵抗性を実現した「バイオラバースイム=SCSファブリック」を完成させた。
スピード社製は撥水(はっすい)性の高さで有名だが、山本化学工業の素材も水が全く浸透しないため、水中でも重さが変わらないという。この素材は既にニュージーランドのブルーセブンティー社が使用して商品化。国際水連(FINA)の認可も受けた。4月上旬に関大で行ったテストでは、選手から「体が浮く感じがすると言われた」と森本雅彦執行役員。スピード社と同じように浮力を感じる水着だという。
昨年10月に日本水連と契約するミズノ、アシックス、デサントの3社に持ち込んだ際には断られた。だが、今回は逆に3社から別々に素材の提供を求められ、9日にテスト用素材の納品を済ませた。「五輪で、日本の技術屋は大したものだと思ってもらえれば、それだけでいい」。山本社長以下、従業員わずか73人の大阪の町工場が、世界に挑む。
≪各社 本格始動≫当初、新たな素材の開発、使用に消極的だった国内3メーカーは、日本水連が30日を水着改良の期限と設定し、目標がはっきりしたことで本格的に動きだした。3社が五輪用に開発した水着は、親水性や柔軟性、フィット感などを重視したもので、撥水性を前面に出したスピードとは対照的だった。3社は既に山本化学の素材を入手。デサントの担当者は「あらゆる可能性を探る中での1つの素材」と説明し、アシックスの担当者は「商品化も検討している」と前向きだった。
****<以上>****
いや、普通なら『ニッポンの中小企業の底力、スゴいぞぉっ!!』ってなる訳やが、同記事中の説明にある『表面に水の分子を吸いつけるラバー加工を施し』と言う一文に引っ掛かった。
『水の分子を吸いつける』って、どういうことよ??
どうにも状況がイメージ出来ず、なんか微妙に『香ばしい』臭いが立ち上ってくるのだなぁ。
おなじことに関する記事がフジサンケイビジネスアイにも出ていたが、コチラはスポニチよりは、若干引いた感じの表現に読める。
『水連「スピード」水着対策要請 スポーツ用品3社 困惑・悲鳴』
****<以下 引用>****
複合特殊素材メーカーの山本化学工業(大阪市)が、スピード製より水の抵抗を減らしたハイテク素材を開発。これを使った海外メーカーの水着が国際水連の認可を取ったため、日本の3社は水連からの水着改良要請もあり、山本化学に素材提供を要請。同社も試作品に必要な約5平方メートル分の素材を無償提供した。山本富造社長は「日本の製造業が力を合わせれば、世界最高水準の水着が生み出せるはず」と応援する。
現時点で3社がこの素材を使うかどうかは未知数。デサントは「素材の一からの再開発は時間的に厳しいが、これまで完成した水着をベースに、別の素材を使うなどで付加価値を付けられるのでは」と可能性を模索する。アシックスも「何としても競技者に満足してもらえる水着を完成させたい」と、山本化学製素材の活用も含む複数の改良品の開発に着手している。
だが、30日の期限まで残された時間は3週間弱。試作品の仕上げだけでなく、実際に競技者に着用してもらった上での調整、水連への報告なども含めると残された時間はあまりに少ない。水連がスピード製の使用を一転して認める可能性も排除できない。
****<以上>****
で、山本化学工業のHPを見に行ってみると、どうやらスポーツ用の商品紹介にある、『魚の泳ぎに学んだ水着を開発』と言うのがコレにあたるらしい。
曰く、
『マリンスポーツの新しい試みとして開発したのが、ラバー素材の水着です。これは魚のウロコにラバーの特質を組み合わせることで、水の分子を表面に抱え込む構造をつくり、水分子どうしを衝突させて泳ぐスピードを向上させたものです。従来の水着の抵抗値1.3〜1.5に対して、0.029(ともにcdf値)を実現。今後の記録更新に、大きな期待が集まっています。』
・・・・・・・
やっぱり判らん。
だいたい、魚の鱗に『水の分子を表面に抱え込む構造』なんてあるのか?
しかも、なんでその構造にしたら『水分子どうしを衝突』させることに繋がるのか判らんし、その上、その衝突がなんで水の抵抗を下げるのか全く理解でけへん。
それと『水着の抵抗値』って単位はなんやろ?無次元ってことは何かの係数なんかな?
そかも『ともにcdf値』って、『CFD(数値流体力学)』の間違いやろなぁ(笑)
ちゅうことは、実測値と違て単に計算しただけの数字ってことかいな。
やっぱり、微妙・・・・
【追記】
このエントリーを書いて一晩寝た後で、ハタと気がついた。
もしかして『cdf値』って、『CD値(抗力係数)』のことやないかな?
普通はこんな書き方はせんと思うんやけどなぁ。
ほな、最後の『f』は何のことかと考えたら、『摩擦(friction)』のことか??
もし、この場合は抵抗値が実測値の可能性がある訳で、そうであるならワタシの懸念は『水着に対してのみ、理屈を除いて、濡れ衣』である模様。(本当にそうならね。)
これなら、少しは期待出来る??
【さらに追記】
さっき、NHKのニュースでも、この会社の製品を取り上げてたけど、その説明のアニメーションを見ても、やっぱり理屈は???でんなぁ。
【追記終わり】
まぁココまでやったら、ワタシの知識が不足してるせいで『濡れ衣』かけた可能性も大きいんやけど、同じく同社の宣伝してる『バイオラバー』ってぇのが、香ばしい臭いが、かなりキツいんよなぁ(笑)
なんせ、曰く
『ふつうラバーといえば、石油からつくられています。しかし、私たちのラバーは炭酸カルシウムを99.7%以上含む高純度の石灰石をベースにしています。さらに、私たち独自の技術により、このラバーはミクロの気泡によるハニカム構造になっています。この構造に、貴金属鉱物を混入させることで、人体に好影響を与えるバイオウェーブ(波長4〜25ミクロンの赤外線)が発信されます。』
でっせ!!
『人体に好影響を与えるバイオウェーブ(波長4〜25ミクロンの赤外線)』って、要するに遠赤屋さんなのね。
だいたい、遠赤なんてそこら中から出てる訳で、普通すぎて全然特別なもんやあらへんし、『人体に好影響』なんて話でマトモなヤツ、聞いたことあらへん。
全然、遠赤外線出しません言うんやったら、メッチャ驚くんやけどねぇ・・・
そこには
『ASCO(米国癌治療学会)にて、2005年5月13日・2007年2月23日に正式承認を受けました。米国でバイオラバーの医療における学術的な確かさが高く評価をされています。』
って書いてもあるんやけど、普通、学会が『承認』とか言う業務行うか?
と言うか、『何』としての承認をしたの?
それって、単に論文を掲載して貰えたってだけと違うの?
また、同社のHPからリンクを貼ってある販売代理店のHPには、
『○この特殊な新素材からは、太陽の黒点をも越える波長4〜25ミクロの高レベルな赤外線(バイオウェーブ)が発信されています。(島津テクノリサーチ調べ)バイオウェーブと人体の波長が共振することで、体の中の水分子やタンパク質分子が均一化され、自然の治癒力増進・健康維持が期待できます。』
なんて、意味不明な上に、薬事法に引っ掛かりそうな宣伝文句まで書かれてるし・・・・
まぁ、少なくとも水着用の素材が、理屈の怪しさは兎も角として、宣伝文句通りの効果を実際に出してくれることを祈りましょう。
【新聞詠みの最新記事】
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基本的にヒトに宣伝してないブログなので、必然的に普段は閑古鳥が鳴いてるのだが、急にアクセス数が増えたので何かいな?と思たら、どうやら例の怪しげな宣伝文句の水着素材ネタで、誰ぞが2chの板でリンクを貼っ..
代理店【暴論日記】 at 2008年06月10日 01:22

