November 05, 2011

いろいろ鑑賞の秋。

 雨の週末になりました。今週も四国に波がある!が、今日は山の家に戻り、

諸々「鑑賞DAY」に充てています。まずは、映画「素敵な金縛り」。三谷幸喜

ワールドを確立した真骨頂の映画です。深津絵里も、西田敏行も、中井貴一も

快演。エンタテイメント性の高い見応えのある映画でした。

 さらに興味深いNHKの松本人志特集は、延べ9時間。こちらも久しぶりに松

本人志ワールドを楽しませてもらいます。


20111105金縛り.jpg
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 さて、クライマックス・シリーズ佳境のプロ野球。まずパ・リーグは、現在

まさにまっただ中。涌井(埼玉)はよく投げたが、120球を投げてもまだ続投

か・・・。杉内から1点を奪い、エースからクローザーにつないでフィニッシュ

したいところ。ここが埼玉西武の苦しいところです。この後をつなぐと言った

ら、本職ではない石井一か、新人の牧田。それなら今シーズン、コンディショ

ンが定まらないと言えどもエース・涌井に賭ける。と思ってると、痛恨のタイ

ムリーを打たれて同点。延長に入り、今日の同点は勝ち越されたと同じこと

(シーズン1位の福岡は、3勝1引分でも日本シリーズ進出)。埼玉西武は今

シーズンの後半になりやっと実力を発揮し始めました。このクライマックスで

体感した集中力で、来シーズンは開幕当初(キャンプから)から良い緊張感を

持って一年を戦えるでしょう。(いま、福岡のサヨナラでパリーグの完全覇者

が決まりました。おめでとうございます)来年は福岡と埼玉を中心にペナント

争いが繰り広げられる予感のパ・リーグです。

 では、今からセ・リーグをチェックさせてもらいます。こちらは予想してい

たけど、それ以上に渋すぎる中日。あまりにも打てない(打たな)過ぎる。そ

れでも中日ドラゴンズの勝ち抜けるしぶとさは不動ですが、東京ヤクルトの小

川監督の采配に注目しながらゲームを見てみようと思います。やはり短期決戦

は面白い。もちろん、長い過酷なペナントレースを勝ち抜いてこその短期決戦

だからね!


Posted by kix_lax at 17:16  |Comments(0)TrackBack(2) | もっとスポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

November 03, 2011

紅葉より一足先にサッカーの燃える秋。

 後半10分過ぎ、青の15番がトップスピードで曽ヶ端が守るゴールに迫る。

一瞬私は「宇佐美がピッチにいる!」と思う。ドイツで新たな越えるべき山を

登頂中の彼がいるわけはない。その正体は東大阪市出身の藤春廣輝だった。走

り方、後ろ姿、ヘアスタイルが宇佐美に似ていた。

 新しい才能は、ひとつの才能が巣だった穴を埋めるのではなく、大地を押し

上げるように沸き出てくるものだ。

 難攻不落に見えた鹿島の中央がポカリと開く。勢いよく並走してきたラフィ

ーニャが藤春に呼応してゴールが生まれた。澱んだ空気のスタジアムに瞬光が

射すようにあたりが明るくなった。躍動感に包まれた空間に勝利への望みを感

じた瞬間だった。

 この一瞬を見るために人々はサッカーの風景がある空間に足を運ぶ。

DSCF1276Gサポ.jpg

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  前半は息苦しい試合でした。

 鹿島がしっかりとしたチームであることは事実です。しかし、それ以上にガ

ンバの残り4試合「負けられない」という覚悟が、そういうゲームのイントロを

つくり出したのだと思います。誰だって、そういう時は慎重になるものです。

 しかし西野監督は如何なる場合もそのような「慎重」を容認しません。

 後半開始早々から、佐々木の動きが違います。投入された加地も、武井の攻

める意識も違いました。「監督の意図」の重要性を、また感じるゲームでした。

DSCF1277攻める.jpg

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  柏、G大阪、名古屋、上位三チームの直接対決はもうありません。いずれも

「ぶれない」監督が率いる三チーム。横睨みでライバルの弱気を期待するのは

無理でしょう。

 Jリーグ、2011年のクライマックス、残り三試合。

 どのクラブが栄冠を手中にしようとも、清々しい戦いになる予感がした秋の

大阪、千里丘陵にサッカーが色づく風景でした。

DSCF1281歓び.jpg
Posted by kix_lax at 19:27  |Comments(1)TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あくまで、渋い中日ドラゴンズ

 そうか、明日は「文化の日」でお休みか・・・。こんな木曜日をぽこっと祝

日にされても困る。昔は「飛び石連休」とかいって喜んでたけど、「飛び石」

の段階で「連休」じゃなくなってるしな・・・。なんか、いろいろだまされた

り、のせられたりしながら生きてきたんだなと、つくづく思います。


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 仕事の合間にと言うか、野球の合間に(仕事)というべきか、とにかくセ・

リーグのCS 2nd. stageを観ました。この展開(先発投手のパフォーマンスの

明らかな違い)で2-1という僅差で勝つ中日ドラゴンズというチームは「渋い」

と思いました。それにしても、中日ドラゴンズのユニフォームはもう少しなん

とかならない物でしょうか?せっかく試合内容は「渋い」のだから、本格的に

クラシカルにするとか、こだわりを見せてほしいと思います。(私の書くこと

はパへの偏重・偏光がありますが)たとえば埼玉西武ライオンズのユニフォー

ムいいじゃないですか。もちろん対する東京ヤクルトのユニフォームも「ほわ

ーん」としている。たとえば、北海道日本ハムのユニフォームいいじゃないで

すか。今シーズンのユニフォームは、他にもコードチェンジしたオリックスに

しろ、バカ強い福岡にしろ(東北楽天と千葉は、表現が難しいが、とにかく個

性はある)パ・リーグのユニフォームの方に明確なデザインの意図があると思

います。こういうものは、当然好き嫌いのあるものですが、「嫌われても狙い

(意図)は明確に」と思うわけです。その方が、関連グッズをつくった時も売

りやすい、集めたくなる、揃えて飾って楽しい・・・、となるわけです。

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 あっ、野球本来の話から脱線してしまった。東京ヤクルトは、こういう試合

でも強引に勝ちに持っていかなければ、「渋い」中日には勝てないのではない

でしょうか。吉見のピッチングは阪神戦(岩田投手の時)限定で数度ナマで観

てますが、やはり「渋い」というか「にゅるり」としている。「さあ、攻略し

よう、しよう」「さあ、この回、この回」と思わせといて、結局6回あたりま

で0点とか、1点とかのロースコアで行ってしまうというピッチングです。

 「攻略できるかもしれない、と思いながら、決定打のところでスカされる」

といった「最後は悪球を振らすことの出来る」投法です。多分「谷繁冥利」の

エースでしょう。森野も和田も打ったし・・・、クライマックスシリーズに関

して言うと、あとは明日の福岡ソフトバンクのゲームの入り方だけが注目です。


Posted by kix_lax at 00:09  |Comments(0)TrackBack(1) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

November 02, 2011

名将は、偶然から生まれない。

 ラルーサ監督引退情報の記事に、たまたま「名将・ラルーサ」を「名称ラル

ーサ」とする誤植があり、逆に「名将」という形容に注目できました。面白い

「誤植」も時には、ありですね。言いたいことは判るし、「名称ラルーサって、

いまさら名前紹介されても!!」とツッコミどころもあるし・・・。ま、そん

な誤植の話はともかく、「名将」とは何か?辞書には「すぐれた武将・名高い

大将」などと説明されています。もちろん名将は、勝負を勝利に導く「結果」

をもたらした人に与えられる「称号」です。ただ、勝率の高い大将(監督やマ

ネージャー)が上位から順に「名将」と呼ばれるかというとそうでもない。ポ

イントは「勝利の戦略にアイデンティティーがあったか?」ということです。

監督としての創造性だったり、独自性という物です(昨日の記事につながりま

すね)。

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 セントルイス・カージナルを率いて2度目のワールドチャンピオンになった

ラルーサは、勝率の点でもトップクラスです。1979年から32年間絶え間なく

MLBの監督を務めたラルーサは、実に14シーズンポストシーズン進出へと自チ

ームを導きました。さらにワールドシリーズ進出が6度、頂点に輝くこと3回。

しかも三度目のワールドチャンプを決めて勇退という申し分のない成績です。

さらに重ねると32シーズン率いた球団がたったの三球団。これは言うまでもな

く、すべて長期政権だったことを意味します。

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 さて、では日本の我々は兎も角、地元アメリカの野球ファンも「名将ラルー

サ」と聞いて違和感がないのは、それだけなのでしょうか?そこに先に書いた

「勝利の戦略にアイデンティティーがあったか?」という部分が、やはり加味

されていました。昨晩、たまたまアジアの野球を取材中のアメリカ人記者

(MLB担当)にお会いする機会があり「ラルーサ名将の所以」を尋ねてみまし

た。彼は即座に「ラルーサが名将?いやカンセコ、マグワイア(オークランド

時代)やプホールズ(セントルイス)をはじめ、ステロイド恩恵監督だ」と言

いました。しかし、それはジョークで、即座に名将として明確な基準を三つあ

げました。

 ひとつは戦術の確立です。最初にラルーサが監督に就任した時が1979年。当

時、先発や救援投手(抑え)という役割分担はあったものの、明確なクローザ

ーやセットアッパーという定義はなかったということです。そこでラルーサ監

督は、現在の選手契約にも影響を及ぼす「1イニング限定」「セーブがつく状

況での登板」など、「投手」というポジションを「スターター」「セットアッ

パー」「クローザー」という三つのポジションに明確に分類した最初の監督だ

ったのです。そのように「9人(10人)でやる野球(ラルーサが最初に監督に

なったホワイトソックスは、指名打者導入8年目のアメリカンリーグでした)」

という概念を25人(ベンチ入り選手数)で行なうという明確な戦術を確立した

監督といえるそうです。

 ふたつめはパフォーマンスです。采配の意図を明確にし、結果責任を背負い

ベンチの中での命令系統を遵守するという至ってあたりまえのことの徹底です。

ただし、彼(記者)曰く、そのあたりまえのことを意識的に実行するマネージャ

ー(監督)は、そう多くないということです。もちろん、試合中の表情や態度に

おいても「その後の試合展開を見越した上」での計算されたパフォーマンスがあ

ったと彼は言いました。

 そして最後は、コミュニケーション能力です。有名な話では、ラルーサ監督は

英語とスペイン語を駆使するバイリンガルです。最初の「戦術」にも影響するこ

とですが、各選手の役割を明確にするコミュニケーションを徹底したということ

です。打順を与えられた意味、投手の登板機会、代打・代走・守備交代の意味が

徹底されるためにはコミュニケーション能力が重要だということです。思い起

こせば、セントルイス・カージナルス最初のワールド・チャンピオンの時に

「このチームの真のMVPはソーだ」と、田口壮の名前を挙げたことは我々日本

人にも鮮明な記憶として残っています。

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 このように「名将」と呼ばれる理由には、「優勝したから」ではなく「優勝

の可能性を高めた」論理的な根拠が存在するのです。結果論だけで、「名将」

という称号が与えられるほど甘くはないということです。顧みて、我が国では

監督やコーチを決定する時に、どれほどの論理性を重んじているのでしょうか?

もう少し詳しく書くならば、ラルーサ監督がロースター(ベンチ入り25選手)

全員に使命を与えたように、監督を補佐するコーチ陣にも、監督が実行する戦

術・パフォーマンス・コミュニケーションに適合した人材が必要なのです。

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 昨晩、ラルーサの名将たる所以を、そのアメリカ人記者に聞いた時に、私が

はっきりと感じたことは「論理的に監督を選ばない限り、真の名将が誕生する

はずもない」ということです。レベルの低い話と思われる方もいるでしょう。

あるいは「日本にも川上監督や野村監督のような名将がいたじゃないか」と思

われる方もいるでしょう。しかし、突然変異や偶然のような産物として「名将

の誕生」を願っているようでは、その領域に本当の文化は育たないということ

を私は感じたのです。

 セントルイス・カージナルスが来年の監督を誰にするのか?これは見物です。

もし今シーズンベンチにいたマグワイアが監督になるようでは、アメリカの野

球も大したことはありません。ただ、論理的(監督としての明確な資質を根拠

に)新監督選びを行なうならば、我々はまだまだ「アメリカの野球」に学ぶこ

とがたくさん残されているということです。


Posted by kix_lax at 14:26  |Comments(0)TrackBack(0) | 運慶オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

November 01, 2011

子供たちが未来を創る

 「もう11月、残すとこ今年も62日」なんて書かない。って、書いてしまっ

た。京セラドームでは都市対抗野球の決勝。「行こう」と思っていたが、19時

からの予定をキャンセルできずに、結局行けず仕舞。同じ東日本のJRとNTTと

いう「特異大企業」対決の決勝戦になったことが、とてもとても象徴的だと思

います。三菱重工や新日鉄、住金、そして松下電器(パナソニック)、東芝で

はない。開会式の時にも書いたが、この意義ある大会を維持して野球の底辺を

広げてゆくためには「特異大企業」だけが生き残るような状況を放置していて

はダメだと思います。1960年代に約250チームあった社会人野球は、現在80

チーム(企業登録)程度。問題はクラブ登録のチームをどのように成長させて

ゆくかという、今まで私たちが経験してこなかった課題を抱えているのです

(約80の企業登録チームの中にも、関西メディカルスポーツ学院や日本ウェ

ルネススポーツ専門学校のように、元来の“大企業”の士気を高めるといった

目的ではないチームも含まれています)。京セラドーム大阪では、たったいま

JR東日本が初優勝したようです。


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 さて、今日は少年サッカーの取材を通して日本のサッカーの未来に警鐘を鳴

らす記事(スポーツナビ)を昼食を採りながら読みました。池上正氏(IKO市

原アカデミー代表)の豊富な少年サッカー指導歴から、氏のオピニオンを取り

上げた物でした。


 簡単に主旨をまとめると「ボールタッチを増やすために11人制を8人制に変

更した」ことに伴う、目指すべき姿(少年サッカーが)の相違点がポイントで

した。人数を少なくしてボールタッチが増えたから、パスがよく回るとか、フォ

ーメーションがきちんとしたということを評価しても仕方ないということです。

重要ポイントは「個々の創造性をどう伸ばすか」という点にこだわる必要があ

るということです。なんとか点をとってやろうと躊躇なく攻める、守らなきゃ

いけないと思い、フォーメーションを無視しても守る、そのような「自分で考

えて、自分で決断・行動する」といったパフォーマンスをする機会を増やさな

ければいけないと記事は唱えています。現場ではまだまだ「決められた通りの

ことをする」「人と違う行動をすることを嫌う(恐れる)」という風潮が強い

とありました。


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 なるほどと思いました。少年サッカーの現状から「未来の日本サッカー」を

憂いているわけですが、これはサッカーだけの問題ではないでしょう。ラグビ

ーもそうかもしれないし、体操や陸上といった個人競技にもあてはまることで

す。さらには学問の分野や企業活動にも通じるところです。また、冒頭に書い

た「スポーツ社会をどのように整備してゆくか」といった社会戦略構築の人材

育成にも不可欠なことだと思います。
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 「作る」のではなく「創る」。

 この違いは、たとえば設計図や工程表に沿って「組み立てを行う作業」と、

どのような設計図自体を「自らが創り上げる」か、それほどの違いがあると考

えます。日本語では同じ「つくる」ですが、もし英語にした場合、makeと

createほどの違いがあることでしょう。createの場合「人との差異」は、武器

にもなるし、タレントにもなるものでしょう。「創造性を教える」ということは、

ひょっとすると現状のサッカーの場やスポーツのシーンの中では難しいかもしれ

ません(非効率ということです)。特に子育て真っ最中の読者の皆さんには、よ

く考えてもらいたいと思います。創造性とは自発性の中からしか生まれてこない

のではないでしょうか?「創造性を教える」や「創造性を鍛える」ということは、

元々無理な話であり、もし「教育」として取組むならば「自発性を生活の中で植

え付ける」ことを意識的に行なう以外ありえないと考えてしまいます。それは、

まさに父母(あるいは、その代わりを務める者)と幼児教育(小学校低学年の教

師を含む)の人間力が問われる問題です。私は、子育てを終えた年齢にあり(だ

からこそある意味)客観的に言えるのかもしれませんが、「未来の日本サッカー」

=「未来の日本社会」を考えると、創造性は不可欠です。だからこそ、子育て真

っ最中のお父さんやお母さん、あるいは幼稚園や小学校の先生には「ゆとり(子

供にとっての)」ではなく「やる!という言葉を引き出す状況」とその後始末を

背負う責任を持ってほしいと思います。もちろん、その責任は社会全体で背負う

ことですね。もう、子供たちをみんなで見守り、不慮の事態に責任の所在をなす

り付け合うようなことは止めましょう。

 子供が元気に「やる!」と言える環境を!

 そして、大人がそれを笑顔で見守り、いちいち批評や非難をしない環境を!

 そんなことを考えさせられた記事でした。


Posted by kix_lax at 22:38  |Comments(0)TrackBack(0) | 運慶オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 31, 2011

10月最後のメッセージ(駆け込み)

 あー、10月が終わる。珍しくナベツネさんの言うことが正論!!商品名の

球団名なんてありえへんよ!というか、そんなことに固執するやつらに球団な

んかもっていらんし、それはマイナスの売名行為だよ。ここで、「横浜上等」

って言ってこそ、好感度向上ちゅうもんや。

 しかし、なんやで、珍しく仕事がテンパッテルから言うけど、東京ヤクルト、

ようがんばった。流れ的には昨日勝ってなあかんけど。

 これで、今年は順当に福岡対中日の日本シリーズに決定と、断言しておきま

す。もし間違っていたら・・・、丸刈りにします!!さよなら10月。


Posted by kix_lax at 23:58  |Comments(2)TrackBack(0) | 運慶酔狂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 30, 2011

淡々と曇天&雨の日曜日

 徳川三代記(ポプラ社/加来耕三)読みました。ずっと「江/NHK」を見続

けているが、どんどん欲求不満(面白いけど、江も淀君も違和感ありすぎで)

で、口直しのようにこの本を読んだ。しかし、徳川家康、とてつもないオジさ

んだと改めて思いました。一般的イメージとの差異も、この本の中にゴロゴロ

ありました。もっともっと勉強せなあかんと教訓になりました。

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 そんな日曜日の大阪では、ついに大阪マラソン開催となりました。府民の普

段の行いがいいのか、絶好のマラソン日和。太陽は雲に覆われ、熱射病や脱水

症で倒れる確率もぐんと減り、良い大会になった模様。数多くのボランティア

の皆様、お疲れさまでした。大阪毎日放送(TBS系)では、自前の番組仕込み

のランナーを追いかけて特別生番組を制作。お世話になっている放送局で、顔

見知りのアナウンサーたちも頑張っていましたが、こんな手前ミソの番組を記

念すべき大阪の第一回大市民マラソンでやったことに少なからずショックを受

けました。正直残念でした。マラソンは、数少ない「自分スタンス(リズム)」

で多くの人々が参加できるスポーツです。さらには、町ぐるみ、市民ぐるみで、

その試合(大会)をつくりあげてゆくスポーツです。いわば、町がフィールド

で、多様な人々が選手であり、大会運営者であり、応援団である、そんな「分

け隔てない」スポーツなのです。あらゆるハンディキャップ(一般社会的に)

を背負って走る人々、無名ながら2時間台を狙う市民アスリート、愉快に走る

仲間たち、それを支える町と市民をちゃんと取り上げて欲しかった・・・。

 でも、歴史はスタートしました。100年後、この大会がクラシックとなるこ

とを祈ります。

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 最後に、付け足しのようで申し訳ないけど、埼玉西武がパリーグCS・1stス

テージ突破です。ハラハラドキドキのシーズンを送ったファンの皆様、おめで

とうございます。今シーズンは何度も書きましたが、ライオンズは実力トップ

のチームであり、ダルビッシュ先発の第一戦に勝てばこの結果も当然と言えま

す。問題は次の福岡戦です。福岡独走の原因をつくった最大の原因は、今日戦

った二位北海道と三位埼玉の不甲斐なさ(対福岡)です。どちらが2ndに進ん

でも、今年のパ・リーグは福岡ソフトバンク・ホークスで決まりです。しかし、

「パ・リーグの野球はおもしろい」そう多くの人々に思ってもらえるように、

粘り強いゲームをしてくれることを祈ります。

Posted by kix_lax at 18:13  |Comments(0)TrackBack(0) | ハレ運慶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 29, 2011

マジックアワー

 大阪に帰ってきた。テレビでは映画「マジックアワー」をやっている。TV

をつけたらちょうど「きれいだね、マジックアワー・・・」という台詞のとこ

ろ。今日の日没前の海もとてもきれいだった。そう、まさしくマジックアワー

だった。

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1029波2.jpg


1029波3.jpg

 帰り道は、CSセ・リーグ、東京ヤクルトvs.読売をラジオで聞き続け

る。東京ヤクルトがとてつもなくシブイ点の取り方をしていた。ツーアウトか

らしぶとく単打でつなぐわ、相手のエラーにつけこむわ・・・。こういう負け

方は、勝者の歓び以上に、敗者に疲労感を与える。読売ジャイアンツ、ヤバい

かもしれない。

Posted by kix_lax at 23:54  |Comments(3)TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 28, 2011

三日間休んでるうちに・・・。

 長期(三日間)更新お休みしてしまいました。珍しくいくつかの企画で難航

して唸っていました。また、その唸りを消すために飲み歩いていました。スポ

ーツ界(どの界もそうだけど)は、三日も休んでいると様々なことがおこりま

す。スポーツ界野球課では、ドラフト会議もおこなわれ、読売の監督身内が北

海道の交渉権獲得となるニュースも飛び込んできました。しかし、「ニュース」

としては、ソフトボール部のキャッチャー(早大/大嶋クン)がドラフト指名

されたことの方が、私としては驚きです。一人の人生を左右するドラフト会議。

北海道日本ハムは、それなりの入念な調査を行い指名したことと思います(育

成枠でもない)。また、毎年恒例の「独立リーグ・クラブチームからの指名選

手」は、ざっと見ただけで、まだピックアップしていません。これも後日やっ

てみようと思いますが、育成枠を入れるともはやあたりまえのように、独立リ

ーグから選出される時代になりました。いろんなことがあるスポーツ界野球課

ニッポンですが、少しずつ新しい価値観やシステム進化が進んでいると信じた

いと思います。一方、海の向こうの野球課では、とてつもないWS第6戦となり

ました。エラーも数多く出た試合でしたが、MLB級ホームランの凄さを実感さ

せられた試合でもあります。とにかく「そこで当てるか」というホームランが

何本かありました。要するにバットスイングが速いんですね。ひきつけて、待

って、ギリギリのとこで打つ・・・。この技術とパワーはスゴイものです。明

日から、野球課ニッポンはCSがスタート、アメリカはいよいよWSの最終試合。

楽しみにしましょう。では、また。

 この三日更新なしを契機に、運慶の文体を少し丁寧にしていこうと思います。

あまり「偉そう」「荒っぽそう」なのも如何なものかということで・・・。

どちらさまも、よい週末を。私は四国へ行ってまいります。


Posted by kix_lax at 21:44  |Comments(0)TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 24, 2011

負の先入観は禁物という話。

 “飛ばないボール”に統一された今年の日本プロ野球。

 その中でパのホームラン王に輝いた中村剛也(埼玉西武)の48本は立派だ。

今年俺は、少なくとも彼の豪快なホームランを三本見た。すべて京セラドーム

大阪で見た。なぜ「三本」を覚えているかというと、すべて「また打たれるぞ、

打たれるぞ」と思いながら見ていると、“蛇ににらまれた蛙”のように投手の

ボールが“スーッ”とスポットに入り、まるでスローモーションを見るような

スイングで“ドッカーン”とレフトスタンドに運ばれたからだ。とにかく京セ

ラドーム大阪で仰山のホームランを打ちはった。

 ちなみに調べてみると、「やっぱり!!」とうれしくなる(喜んでる場合じ

ゃないが)ほど打っていた。打率.361は全球場最高打率、ホームランは7本

(ホーム以外でダントツ)。しかもホームは25本/67試合だから、1試合当た

り0.37本。しかし京セラドーム大阪は7本/10試合だから、1試合当たり0.7本

という驚異の高確率である(この確率でホームラン打ったら100本ですからね!)。

大阪大東市出身なんだから、オリックスに来て京セラドーム大阪を本拠地にし

なさい。

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 さて、先日この“飛ばないボール”について関係者から興味深い話を聞いた。

あるレギュラー選手が今シーズン不調を原因に二軍落ち(調整)を命じられた

という。そのとき、二軍の打撃練習を終えた後「ほんまに飛ばん、このボール」

とその選手がぼやいたらしい。しかし、二軍コーチ曰く「二軍で使用していた

練習用ボールは、昨年まで使用していたボールなんですがね・・・」というこ

とらしい。

 ボールに適合させるバッティング技術の問題も確かにあるんだろう。しかし、

この話が教えてくれることは「飛ばないボールをホームランさせることは難し

い」というイメージの問題(先入観)が、某選手の打撃フォームを崩してしま

っているということだろう。如何なるスポーツにも、仕事にも、遊びにも、共

通していることだが「苦手」という先入観は、身体のあらゆる機能を麻痺させ

る。秋の練習ではイメージトレーニングを導入することも効果的かもしれない。


Posted by kix_lax at 16:14  |Comments(2)TrackBack(2) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 23, 2011

今日は、波乗り。

 写真で見るとよく見える波も、実際はそうじゃなかったりする。

 今日は典型的なそれ。でも、気持ちのいい天気だったし、

 海にいけたらそれでいい。新しい板は、ちょっとでかすぎたかな・・・。

 もう一本、欲しくなってしまった。そういう今日の波。


DSCF1247波A.jpg

DSCF1249波B.jpg

Posted by kix_lax at 23:55  |Comments(0)TrackBack(0) | 波乗り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 22, 2011

野球、あるいはスポーツを続ける人々の風景

 井戸伸年監督(関西メディカル学院野球部監督)と都市対抗野球を見学した

記念に何か書こうと思ったが、疲れて疲れて、どうしようもないので「過去の

記事」から、井戸くんのことを紹介しておこうと思う。今大会、井戸監督のチ

ームから狩野翔平投手が補強選手として本大会に出場していた。開会式直後に

出場した神戸市(三菱重工神戸)代表選手の一員だった。残念ながら、川崎市

(東芝)の新垣投手の前に、散発三安打4-0で神戸市(三菱重工神戸)は一回

戦で姿を消した。狩野投手は出番がなかった・・・。でも、彼をはじめ多くの

青年たちが、井戸監督のもと熱い野球を続けている。

DSCF1244東芝.jpg


 これは、三年前に書いたものをもう一度手直しして掲載する原稿だ。

 井戸伸年くんは33才になった。

 文中に登場する元近鉄バファローズ児玉コーチは他界された。

 野茂英雄は、タレントのような活動はせずに、地道に野球という畑を耕して

 いると聞く・・・。

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 三年前の暑い夏だった。兵庫県西宮市にある真夏のグラウンドで、高校生で

も大学生でも、社会人でも、クラブでも、もちろんプロでもない野球チームが、

とことん真面目な練習に取り組んでいた。監督は、元近鉄バファローズ、井戸

伸年。1976年12月生まれの31才。

三年間の短いプロ生活に終止符を打ち、いま、そのチームの指揮を執る。
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 「このチームの目標はなんだろう?」そのあまりに真面目な練習風景を眺め

ながら、私は監督の井戸伸年に聞いてみた。このチーム「野球の学校」である。

関西メディカルスポーツ学院の 野球選手・トレーナー系コースという専門学科

(専門学校)に学ぶ生徒たちのチームだ。入学料や授業料を払い「野球を学ぶ」

学生たちなのだ。井戸はその「目標」について「ここから、プロを狙う。さら

に高いレベルで野球をやるチャンスをつかむ」と言った。私は、この猛烈な暑

さの中でひたむきに練習を続ける生徒たちを前に、そんな学校パンフレットに

記載されているようなPRコピーは聞きたくない、聞きたいのは監督の本音だ。

しばらく彼と雑談した後、もう一度「本当の目標」を確認した。井戸は少し小

さな声で「折れた心を、まずは元通りにして欲しい・・・」そう呟いた。
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 灼熱の太陽が容赦なく降り注ぐ「地獄のグラウンド」に24人の生徒たちが

いた。井戸に話を聞くと様々な生徒たちがいるらしい。病気や怪我などで一度

は野球をあきらめた者、学校自体を退学した者、中には家庭事情で野球の名門

大学進学を断念した者やプロ野球を怪我のために自由契約された者もいる。

 しかし多くは高校の途中で野球部をやめたけど「やっぱり野球が好きだった」

と気づいた青年たちだ。立場や実力は違えども、確かにどこかで野球に対する、

いや人生を歩んでゆくことに「心が折れる」を経験した生徒 たちが多い。

 24名の生徒の中でアマチュア野球のトップクラスと見なされる生徒は3名程

度だと井戸は言う。彼らの実力を聞いて「ここで学べば野球の理論やト レーナ

ーの知識も教えてもらえるから、選手以外の道も開けるかもしれないね」と私

が言うと、井戸は「いや、そういうことにはあまり興味はなさそうだ。やっぱ

り野球がしたいんでしょう」と答えた。しかし、ここから多くの(例えば、5

割や6割の)生徒たちがプロ入りできるはずもない。現に、監督の井戸も「折

れた心を、まずは元通りにして欲しい・・・」と呟いたのだ。
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 元プロ野球選手のノックは本格的であり、妥協を許さない「丁寧さ」がある。

真夏の太陽の下に、そのバットから繰り出されるボールが次々と弾み、生徒た

ちは声を上げ、ボールを追いかける。その光景を眺めながら私は「この学校を

卒業して、彼らはどうするのだろう・・・」そんなことをぼんやりと考えてい

た。ふと、そのグラウンドの隅に目をやると、一人だけご高齢の人がいる。彼

は、あまり球威のない、球筋が定まらない投手の球を黙々と受けていた。その

コーチ、66才の児玉弘義だった。私にとっては「あっ!」と驚く人物である。

60年代から 70年代にかけて、近鉄バファローズの捕手、そしてブルペン、バ

ッテリー、ファームのコーチを長らく務めた人である。私は小学生の頃に藤井

寺球場の秋季練習の場で彼のサインをもらったことを鮮明に覚えている。当時

の私は近鉄のユニフォームを着ていたら誰でもいいからサインをねだっていた

のだ。その人が、たとえコーチであろうが、ブルペンキャッチャーであろうが。

私は井戸伸年 に児玉弘義氏を紹介してもらった。古い想い出話をしながらも児

玉〈お爺ちゃん〉コーチは生徒たちの動きから目を離さない。「お元気ですね」

というと、「俺、 今年はよく動くな〜。なー動くな?」と生徒に相づちを求め

る。彼にもチームの実力を尋ねると「全然だめだ!でも、今年は少しは野球に

なってきたな」とためらいながら答え、打撃練習の捕手を務めるために嬉しそ

うにグラウンドへ駆けていった。彼の背中に「無理せず、お元気で」と声をか

けると、やっぱりうれしそうに 「おっぅ!」と応えてくれた。
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 井戸伸年は2002年のドラフト9巡目で近鉄バファローズに入団した。そのキ

ャリアからトップ(プロ)へ昇ってゆくことを積極的(能動的)に求めていっ

た彼の強い意志がうかがえる。名門育英高校から徳山大学、社会人の強豪・住

友金属で野球を続ける。その間プロから指名はなかった。2001年には海を渡り

シカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結びルーキー・リーグでプレーし

た。そして念願のドラフト指名を、その年の秋に勝ち取る。同年ドラフト上位

には、現役のオリックス選手である坂口、下山、横浜にトレードされた大西、

阪神に移った阿部投手などがいた。そして念願のプロ野球では近鉄消滅という

不運に直面した。プロ野球は不運や不幸を考慮しない徹底的な実力社会だ。結

果的に三年という短命でプロ生活を終えた彼の心中も複雑であろう。

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 守備練習が終わり、打撃練習がはじまった。いの一番にマシンの前に立った

のは井戸監督自身だった。同期が現役プロを続ける31才の監督の打撃は、そ

の後に続くどの生徒よりも鋭く、威力のある打球だった。打席を出てきた彼に

現役再チャレンジを勧めると、彼はバットと手で笑いながら大きなバツを作っ

た。

 そんな井戸伸年が作成したこの夏のスケジュールを調べてみた。なんとプロ

野球のペナントレース並にびっしりと練習試合が組まれている。明日は日本生

命、来週は神戸大学、翌日はNOMOクラブと・・・びっしり。8月は21試合が

組まれている。「まるで、プレーボール(マンガ)の谷口キャプテンやな!」

と私が笑うと、井戸も真顔で「そう、僕は猛練習の谷口キャプテン信者ですか

ら」と答えた。「プレー ボール」、たとえ無理と言われようが、とてつもない

実力差があろうとも、諦めることなく、自分たちの意志と考えで愚直なまでに

前へ前へと進んでゆく野球チームの物語であった。
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 彼の生徒たち、目の前で必死に練習する彼らのほとんどはプロになれないだ

ろう。そして、監督の井戸自身も決して満足してプロ選手としての現役を退い

たはずではない。また、31才という充分若い年齢ではあるが、選手としての再

チャレンジよりも、指導者の道を選びこのグランドでノックバットを持つ。井

戸伸年 がこのままずっと野球の指導者を続けるかどうかはまだ判らない。しか

し、結果がどうあれ「野球がしたい」という気持ちを明日へつなぐ、その行動

にこそ意味があることを信じているのだろうと、私は感じた。「折れた心を、

まずは元通りにして欲しい・・・」井戸は願うように、この野球チームの存在

意義を語ったのだ、それは疑う余地のない本音だった。おそらくその答えには、

井戸監督自身が経験した、いや今も実践している「勝者のみが伸びやかな心を

保ち、達成感を感じるものではない。やりたいことへ向かって行動をした者

(行動し続ける者)の心もまた、それらを体感するにふさわしい貴重なことな

のだ」というメッセージが含まれているのだろう。そう、やりたいことの結果

を心配する以上に前へ進むことの重要さ、それこそが「折れにくく、伸びやか

である、そんな心を育てる」。それがここで野球を「続ける」最も貴重な価値

なのだ。

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 「ここからプロを狙お う!」学校が掲げる高邁な理想、それよりも井戸が呟

く「折れた心を、まずは元通りにして欲しい・・・」に清々しさを感じる。いま

このグラウンドで野球をする生徒たちが「以前やっていた野球」とは違う充実感

を感じ取ることが出来たら素晴らしい。そして、井戸自身も次の人生へ繋ぐきっ

かけに、この場所がなるなら素晴らしい・・・。
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 この原稿を書いて いる時、野茂英雄引退の第一報が届いた。決して彼が納得

して、満足して、引退の決意をメディアにリリースした訳ではない。それは絶

対に違う。しかし、彼が 「自分のやりたいこと」に素直に行動し続けてきたこ

とは事実である。もし野茂英雄に未練や不満があるのならば「やりたいことに

向かって」行動をした人間として、それでも(野茂ほどのキャリアでも)生じ

た未練や不満を、やはり同じ野球というフィールドで、次へつないで行くので

はないかと思う。
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 話を西宮のグラウンドに戻そ う。関西メディカルスポーツ学院の野球練習

取材を後にする時、井戸伸年監督自身がクルマの横まで見送りにきてくれた。

私はこの監督業で得られる収入のことを質問した。井戸は笑いながら「答えら

れない、ボランティアみたいなものだ」といった。プロ野球選手を経験した者

からすると確かにそれは「答えられない」 所得なんだろう。しかし、彼が夢へ

向かい続けていたモチベーションを(それが未練や不満として残っていたとし

ても)次へつないでゆくエネルギーに代えているのならば、それが薄給であっ

たとしても堂々と胸をはればいいと思った。スピリッツをつなぎゆく人として

彼が選んだ今の道は尊いのだ。決して金で換算するトキでも、コトでもない。

 彼のノックから繰り出される球を受取る生徒たちが、その球を「今」キャッ

チし続ける意味を、深く感じ取ることができれば、きっと彼らの心も伸びやか

に再生するチャンスが訪れるのではないだろうか。たとえば夏休みの空き地で

夕方になるまで白球を追いかけた少年の頃のように・・・。

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 このチームの監督を務める井戸伸年、66才でそれを補佐する児玉コーチ、そ

して今日引退を表明した野茂英雄も、夢へ向かう勇気ある行動を起こしたこと

がある人々だ。その残像を次に続く人々へリレーすることができれば、それは

きっと伝える人、伝えられる人のどちらにも素晴らしい「明日」を創る。

 グラウンドを後にするクルマの助手席で、私は心の中で井戸伸年と生徒たち

にエールを送った「明日へ向かって心をつなぎ続けることを、祈る。そして簡

単に折れることのない強い心が育つことを、願う」。最後に、偶然にもこの取

材の日に引退を発表した野茂英雄にも、この想いを捧げる。


Posted by kix_lax at 21:51  |Comments(0)TrackBack(3) | ハレ運慶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

82回の歴史で、初の大阪開催

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 元・近鉄バファローズ、いまは、関西メディカル学院野球部監督の井戸くん

のお誘いで、第82回都市対抗野球の開会式と第一試合「神戸市(三菱重工神戸)

対川崎市(東芝)」の試合を視察。

 井戸監督と京セラドーム大阪の正面ゲートで落ち合い、ドームの中へ入る。

球場の中に入るとぼろぼろの青獅子旗が展示されていた。

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 3月11日まで日本製紙石巻の応接室に飾られていた旗だ。

 「青獅子旗」は、全国各都市の代表チームに与えられる「名誉の標」である。

大地震の津波に見舞われ、その「名誉」も瓦礫と共に消失した。ところが、今年

7月に、奇跡的に倒壊した会社敷地の中から、その旗が発見されたという。もち

ろん、ぼろぼろである。しかし、旗に奇麗もボロボロも関係ない。旗とは勇気で

あり、希望であり、拠り所であり、名誉である。発見されたボロボロの旗にこそ、

むしろ過去を未来へつないでゆくべき強いメッセージが込められる。81回の東京

開催を、はじめて大阪の地に移しはじまった、都市対抗野球のシンボルとして、

この「ボロボロの旗」が掲げられている。

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 俺は、重厚長大型経済の価値が薄れ、未来のありかたを考えもがく日本の状

況と、都市対抗野球の姿を照らし合わせながら、その野球を見た。俺が座った

席は、隣りの井戸監督を含め、プロ球団のスカウトや各野球部関係者が集まる

場所だった。彼らが足跡を残し、未来へつないでゆきたい「ハレの空間」のひ

とつが、この都市対抗野球である。

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 社会・経済活動・スポーツは、ひとつの環境を形成し、循環している。しか

し、経済構造が変わったからといって、彼らが情熱を傾けてきた「ハレの空間」

を捨ててしまうわけにはいかない。変化や進化の考察をしながら、この「ハレ

の空間」を未来の野球人たちへ伝承しなくてはいけない。「学校体育」や「企

業スポーツ」がダメで、「地域密着型クラブスポーツ」が正しい、というわけ

ではない。社会の変化、経済状況の進化、スポーツのあり方が、各時代の生活

循環の中でしなやかな変化を遂げながら、必要な物、多くの人々が愛して止ま

ないものとして在り続ける努力を怠ってはいけないということだ。

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 第82回大会、緊急処置として場所を大阪に移した。名誉の標として掲げら

れたボロボロの旗。それらがメッセージすることは、この大会を活かし、つな

いでゆくことである。間違いなくそれだけの「価値エネルギー」を発散しつづ

ける大会である。

 第82回都市対抗野球は、11月1日まで、大阪の地で、「どっこい生きている」

青獅子の旗に見守られ、全国一の野球都市の名誉をかけて争われる。

DSCF1242都市対抗.jpg

Posted by kix_lax at 18:41  |Comments(0)TrackBack(0) | ハレ運慶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 21, 2011

ちゃんとやらなエラいことになる実例

http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=19928309&topic_id=25589382&c_id=mlb&tcid=vpp_copy_19928309&v=3


野球っちゅうか、スポーツっちゅうもんは、

後から見ると「あそこが、ああだったら」と

小さなほころびから決定的な得点が入ってしまう。

あれ、あれ、あれ、と言ってる間のテキサス9回の逆転劇だった。

引き金はラッキーなヒットと
日本では絶対にありえない盗塁だった。

これでMLBワールドシリーズは1勝1敗のタイ。

俄然面白くなったが、
同点の犠牲フライを打たれたアーサー・ローズは、
大魔神がシアトルにいた頃のセットアッパー。
毎年チームを転々としながら、どこかで黙々と投げ続け、
きっちりとワールドシリーズのマウンドに立っている。
「あっぱれ」な仕事人だ。
Posted by kix_lax at 16:37  |Comments(0)TrackBack(0) | 大リーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あすなろの野球空間

DSCF1226神宮の景色.jpg


 外苑前で打ち合わせ、秋たけなわフル稼働の神宮球場視察。学生野球は昨年

の早慶戦に続き、二回目。今回は「実力の東都」で駒沢大学vs.日本大学。神宮

球場は、やっぱり大学生のものだ。昼間の大学野球によく栄える球場だ。東京

ヤクルトスワローズよ、悪いことは言わないからホームを移転させなさい(東

京のスワローズファン、大きな心で聞いてください)。もちろん国鉄から続く

偉大な歴史としてスワローズと「つばくろう」は守る。さらにビニール傘と

「東京音頭」は持っていけば良い。

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 ロサンゼルスに移ってもブルックリンっ子の象徴「ドッジャー(クルマとク

ルマの間を飛び跳ねる都会っ子のあだ名)」を使い続けるLAドジャーズのよう

に。とにかくここ(神宮)は、100%大学生の球場だと実感した。

「甲子園球場も高校生とプロが併用してるじゃないかよー!」という声も聴こ

えるが、全然違う。

神宮球場のダッグアウトのあたりに複雑いびつに張られたフェンス、入退場時

の選手の動線、シンプルな爽やかブルーの外野塀、外野横のブルペン、コンパ

クトなバックネット裏の観客席・・・。

すべては「大学野球」あるいは「体育祭の野球」といった青春道場なのだ。

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 甲子園球場のそれとは全く異なる。

外苑前駅から球場までの道すがら、黄色と黒で化粧された「タイガースショッ

プ」が堂々と店を構えるような「神宮」にしてもうたらダメだ。
 
 で、どこへ移ろうか・・・。福岡はどうだろう? NY、LA、シカゴのよ

うに、東京、大阪、福岡にセパ二球団があってもいいだろう。あるいは、新潟

はどうだろう?遅めの春を告げる燕が似合いそうだ・・・。

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 さて、昼下がりの大学野球。

 グランドの中はどうか?

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 駒大と日大、率直な感想として、どちらもしなやかで美しい(完成している)

野球だった。勝手なイメージで、東都はもっと「荒ぶる」野球をやっていると

思っていた。で、しなやかで美しい野球をやっている選手たちの中では、日大

の投手がよかった(吉田一将投手)。最後、勝ちを急ぎ、あからさまに単調に

なってしまったシーン以外は、コントロールもよく(低めに集められる)、緩

急も効果的だし(速球は140キロ台前半)、フォームも安定していた。でも佐

藤道郎投手(南海/日大卒)のような、いい意味での「ふてぶてしい雰囲気」

はやっぱり感じなかった。ハンケチ王子のように洗練されていた。

 東都と言えば、栗橋(駒沢→近鉄)のデカイケツ、松沼兄(東洋→西武)

のシブぃ顔、井端(亜細亜→中日)のいぶし銀、そして中退ながら落合監督

(東洋)とならなあかん。阪急の佐藤投手(日大)もゴツイ系の投手だった。

 とにかく東都は玄人ウケする選手の宝庫なのだ。

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 大学ごとの特長、リーグごとの特長、そういうものが守られ、そこに入学す

る選手たちも「4年間あのリーグの、あの大学で、あんな野球をやってみたい」

となれば大学野球の魅力や価値は捨てたもんじゃない。そういう中で、個性を

どんどん伸ばしてゆけたら、大学で「大ばけ」するような選手も、もっと生ま

れてくるかもしれない。いや、昔は今よりも「そうだった」のかもしれない。

 明治神宮という球場は、そういう球場なのだ。

 少年でもない、完成された野球人でもない、

 「明日俺たちは、こういう大人になりたい」という

 「あすなろ精神」をもって野球をやる青年たちの聖地でなくちゃいけない。

 野球をやってないと、未来が不安で押しつぶされそうになる感情を

 この球場で思いっきり発散させるような空間としてデザインされているのだ。

 それが証拠に、この球場の持ち主は、宗教法人です。

DSCF1228大学野球.jpg 
Posted by kix_lax at 00:05  |Comments(0)TrackBack(0) | ハレ運慶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする