2010年07月04日
鼻血もでなくなるまで?
今日、ポストに購読していない筈の新聞が入っていました。
みると試しに読んで見てくださいと書いてある(東京新聞)。書いてあるので試しに読んでみましたが、相変わらず、その内容は読むだけの時間をかけるに値しないものでした。
1面には消費税増税の記事が。見出しというのかなんだかわからないが、「消費税かじ切る時か」「子ども手当て意味ないのでは...」などと大きな文字が並んでいます。この大きな文字だけを見ると記事の内容は「消費税は増税やむなし」「子ども手当ては支給する必要がないのでは」という風に受けとれます(この二つの見出しは中をよく読むと本来の意味では真っ向から対立しているものなのですが、普通、全く正反対の意味をもつことがほぼ同列に見出しとして今回の記事のような位置に並ぶとは読者は想像しないように思われるので、どうしても先に目に入るこの見出しだけをみてしまうと「子ども手当ては意味がないので支給する必要がない」というふうに受け取れてしまうのです)。
というわけでこの記事は冒頭から既に読む価値がない「ひどさ」をさらけだしているのですが、
読んでみるとさらに内容のあまりのひどさにあきれかえってしまった。
おおよそ以下の事が書いてありました。
1.まずはどこかしらか聞いてきた主婦のコメント「子ども手当てをもらっても、子どもの文房具なんかの消費税が上がったら、意味ないんじゃないかしら」(このコメントが意図的にかどうかはわからないが半分以上略されて冒頭の見出しにでていたようだ)
2.このコメントを引用し次に、現実は甘くなかった。事業仕分けで捻出したのは約1兆円と続き、
3.鼻血が出ないほど切り詰めても財政は健全にならないと観念したのだ。そして菅直人首相は、消費税引き上げ議論の封印を解いた。
となっている。
まず文章の中で1.の主婦のコメントをこの記事のために引用する必要が何故あるのかがわからない。おそらく2.3.への伏線のつもりなのだろうが、伏線として適当ではない。主婦は消費税をとられたら子ども手当ての意味がなくなってしまうと言っているが、子ども手当てを貰いたくないとは言っていないし、消費税を上げてもやむを得ないとも言っていない。つまりコメントだけでは主婦の言いたい事があまり見えてこない。しかし、主婦は文から察するに消費税増税なり子ども手当ての減額に対する不満を抱いてこのようなことを言った可能性があることは分かる。人が発する言葉には何らかの思いが込められている。にもかかわらず、その思いは全く無視され、2.3.へとつながるライターの文章への単なる伏線のためだけにしか使われていない。したがって、この引用の仕方はかなりおかしい。
2.に現実は甘くなかったとあるが、記事の説明だけでは現実が甘くなかったかどうかは読者には全くわからない。情報不足で判断のしようがない。私の知る範囲で言えば事業仕分けは現時点で終わったわけではない。これから特別会計の無駄云々着手というのはテレビ、新聞を見ない私でも聞いている。従って現実は甘くなかったかどうかは多くの読者はまだはっきりと分からないと思っているであろうことが想像できる。にもかかわらずライターは勝手に甘くなかったと断定している。
3.鼻血が出ないほど切り詰めても財政は健全にならないと観念したのだ。とあるが、観念したほどの切り詰めをしているとはおそらくほとんどの読者は思ってはいないのではないか。多分思っていない人の方が多いであろうことは普通に過ごしていれば誰しも肌で感じ取ることはできる筈。にもかかわらず、このライターは誰しも感じ取れることが例外的に感じられない人間なのか?切り詰めても財政は健全にならないと懸念しているという政府かなにかの姿勢に疑問のひとつすら抱かず無条件に受け入れる印象を抱かせる文にしている。
というような調子です。
だれしも暇が少しできたとしても、意味のないことはあまりしたくないと思っているものではないでしょうか、
でも、大きな媒体を通してこのように無意味、無駄でしかない情報の羅列が出れば、それを偶然でも見た人は無駄な時間を過ごすことになる。そのあたりの読者への配慮がマスメディアに欠けているため、ますます新聞を読む気がなくなってくるのです。どこを向いて仕事をしているのかがよく分からないのです。
それにしてもこれはライターが発した言葉ではありませんが「鼻血が出なくなるまで」なんて表現の仕方。マスメディアを介して広く伝わってしまう表現としてはあまりに下品だと思いませんか。
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みると試しに読んで見てくださいと書いてある(東京新聞)。書いてあるので試しに読んでみましたが、相変わらず、その内容は読むだけの時間をかけるに値しないものでした。
1面には消費税増税の記事が。見出しというのかなんだかわからないが、「消費税かじ切る時か」「子ども手当て意味ないのでは...」などと大きな文字が並んでいます。この大きな文字だけを見ると記事の内容は「消費税は増税やむなし」「子ども手当ては支給する必要がないのでは」という風に受けとれます(この二つの見出しは中をよく読むと本来の意味では真っ向から対立しているものなのですが、普通、全く正反対の意味をもつことがほぼ同列に見出しとして今回の記事のような位置に並ぶとは読者は想像しないように思われるので、どうしても先に目に入るこの見出しだけをみてしまうと「子ども手当ては意味がないので支給する必要がない」というふうに受け取れてしまうのです)。
というわけでこの記事は冒頭から既に読む価値がない「ひどさ」をさらけだしているのですが、
読んでみるとさらに内容のあまりのひどさにあきれかえってしまった。
おおよそ以下の事が書いてありました。
1.まずはどこかしらか聞いてきた主婦のコメント「子ども手当てをもらっても、子どもの文房具なんかの消費税が上がったら、意味ないんじゃないかしら」(このコメントが意図的にかどうかはわからないが半分以上略されて冒頭の見出しにでていたようだ)
2.このコメントを引用し次に、現実は甘くなかった。事業仕分けで捻出したのは約1兆円と続き、
3.鼻血が出ないほど切り詰めても財政は健全にならないと観念したのだ。そして菅直人首相は、消費税引き上げ議論の封印を解いた。
となっている。
まず文章の中で1.の主婦のコメントをこの記事のために引用する必要が何故あるのかがわからない。おそらく2.3.への伏線のつもりなのだろうが、伏線として適当ではない。主婦は消費税をとられたら子ども手当ての意味がなくなってしまうと言っているが、子ども手当てを貰いたくないとは言っていないし、消費税を上げてもやむを得ないとも言っていない。つまりコメントだけでは主婦の言いたい事があまり見えてこない。しかし、主婦は文から察するに消費税増税なり子ども手当ての減額に対する不満を抱いてこのようなことを言った可能性があることは分かる。人が発する言葉には何らかの思いが込められている。にもかかわらず、その思いは全く無視され、2.3.へとつながるライターの文章への単なる伏線のためだけにしか使われていない。したがって、この引用の仕方はかなりおかしい。
2.に現実は甘くなかったとあるが、記事の説明だけでは現実が甘くなかったかどうかは読者には全くわからない。情報不足で判断のしようがない。私の知る範囲で言えば事業仕分けは現時点で終わったわけではない。これから特別会計の無駄云々着手というのはテレビ、新聞を見ない私でも聞いている。従って現実は甘くなかったかどうかは多くの読者はまだはっきりと分からないと思っているであろうことが想像できる。にもかかわらずライターは勝手に甘くなかったと断定している。
3.鼻血が出ないほど切り詰めても財政は健全にならないと観念したのだ。とあるが、観念したほどの切り詰めをしているとはおそらくほとんどの読者は思ってはいないのではないか。多分思っていない人の方が多いであろうことは普通に過ごしていれば誰しも肌で感じ取ることはできる筈。にもかかわらず、このライターは誰しも感じ取れることが例外的に感じられない人間なのか?切り詰めても財政は健全にならないと懸念しているという政府かなにかの姿勢に疑問のひとつすら抱かず無条件に受け入れる印象を抱かせる文にしている。
というような調子です。
だれしも暇が少しできたとしても、意味のないことはあまりしたくないと思っているものではないでしょうか、
でも、大きな媒体を通してこのように無意味、無駄でしかない情報の羅列が出れば、それを偶然でも見た人は無駄な時間を過ごすことになる。そのあたりの読者への配慮がマスメディアに欠けているため、ますます新聞を読む気がなくなってくるのです。どこを向いて仕事をしているのかがよく分からないのです。
それにしてもこれはライターが発した言葉ではありませんが「鼻血が出なくなるまで」なんて表現の仕方。マスメディアを介して広く伝わってしまう表現としてはあまりに下品だと思いませんか。
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この記事へのコメント
はじめまして
アシアトから伺いました。
面白い内容だと思い、そして感心しました。
新聞については毎朝、読んでいます。
ただ、そのまま飲み込む読み方をしていません。何がおかしいかを確認しながら読んでいます。そういう道具として使うには身近な話題が多いので使いやすい媒体だと思っています。
アシアトから伺いました。
面白い内容だと思い、そして感心しました。
新聞については毎朝、読んでいます。
ただ、そのまま飲み込む読み方をしていません。何がおかしいかを確認しながら読んでいます。そういう道具として使うには身近な話題が多いので使いやすい媒体だと思っています。
Posted by hobbyken at 2010年07月09日 22:40
hobbykensさん こんにちは。
コメントをいただだきましてありがとうございます。
私も含め周囲でも最近は新聞やテレビの何がおかしいのかがHOTな話題になることが随分増えたように思います。
コメントをいただだきましてありがとうございます。
私も含め周囲でも最近は新聞やテレビの何がおかしいのかがHOTな話題になることが随分増えたように思います。
Posted by komeweb at 2010年07月10日 23:36