2006年07月30日
060730-01 気になる本:『テレビCM崩壊』(2006.7,翔泳社)の話と、パレートの法則でもロングテールでもない部分で勝負する戦略の話
ビジネス系を中心に、サイトやブログで話題になっている本です。インターネットによって世の中、特に商売の仕組みは変わりつつありますが、その中でも広告・マーケティングに注目した内容のようです。
監訳者の織田氏のブログから、「第一部 問題」の部分のpdfファイルを読むこともできます。気になる本なので、まずpdfファイルを読んでみたい。
・Joseph Jaffe著 / 織田 浩一監修 / 西脇 千賀子訳 / 水野 さより訳『テレビCM崩壊』(2006.7,翔泳社)
「マーケティングのフレームワークを再検討し、テレビCM、マス広告に代わる新時代のマーケティング手法としての10のアプローチを、解決策として実践的に紹介。新時代のマーケティング戦略のための実務書」(オンライン書店bk1の紹介文)
・Ad Innovator(織田浩一氏ブログ)>2006.07.27
http://adinnovator.typepad.com/ad_innovator/2006/07/cmcm.html
・pdfファイル直リンク
http://www.digitalmediastrategies.com/lifeafter30/TVCM.pdf
関連しそうな話をもうひとつ。
今マーケティングの分野で話題なのが、「ロングテール」という考え方で、『ウェブ進化論』や『Google』を始め、いろいろな本でも紹介されている。『テレビCM崩壊』でも、この考え方に基づいているのではないかと思う(未読なので断言はできませんが)。
この考え方は面白いのだが、もう少し視点を広げていて面白いのが、下のコラムで紹介されている話。
・nikkeibp NBonline>御立尚資の「経営レンズ箱」>7月28日「ロングテール礼賛を超えて」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060726/106857/
ここでは、「頭(パレートの法則で言う、8割の利益を生む2割の商品群)」と「尻尾(ロングテール)」の間の「背中」の部分に注目している。以下、俺も100%理解できていないかもしれませんが、ちょっとまとめてみます。
「頭」というのは、大衆に支持される商品。誰が買っているのか分からないが、100万個売れるもの、など。これらを買う人は自発性が低く、宣伝されているとか、テレビや雑誌で話題とか、そういうことを理由に買うとされている。
「尻尾」というのは、少数の個人に支持される商品。例えば10人くらいしか買わないようなもの。でもこうした商品を10万種類集めて、それぞれ10人ずつに確実に売れれば、100万個売れるのと同じ利益が得られる可能性がある。これらを買う人は自発性が高い。自分でネットで検索して、アマゾンなどで探し出して買い、なおかつブログなどでも紹介をしたりする。
これらに対し、「背中」というのは、いわばそこそこの数売れるもの。買う人の数の多さも、自発性もそこそこ。
御立氏のコラムでは、こうした背中の部分の商品を買う顧客は、「企業側からの働きかけを受けて、初めて価値を生む行動をしてくれることも多い」ので、「この『働きかけ』に必要なコストよりも、その結果得られる価値の方が、大きくなるように仕掛け・仕組みを構築するのが、『背中』部分で成功するビジネスモデルの共通点」と定義している(引用はhttp://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060726/106857/より)。
このような「背中」の顧客に働きかける企業をバックアップする具体的な企業として、楽天やリクルートが上げられている。楽天の例などは、分かりやすいですね。そこそこの数売れる商品をもった中小の企業に、ネットでの販売の場やノウハウを提供して、企業の利益が上がるようにバックアップする。その対価として報酬(手数料)を得る、と。
なんというか、ビジネスって色々な可能性があって面白い。
・梅田 望夫著『ウェブ進化論』(2006.2,筑摩書房)
「グーグルが象徴する技術革新とネット人口の急増により、知の再編と経済の劇的な転換が始まった。ブログ、ロングテール、Web2.0などの新現象を読み解きながら、変化に創造的・積極的に対処する知恵を説く」(オンライン書店bk1の紹介文)
・佐々木 俊尚著『グーグルGoogle』(2006.4,文芸春秋)
「既存のビジネスとそれを支えた価値観が次々と破壊されている。その担い手は、検索エンジンの怪物・グーグル。なぜグーグルはそれほどのパワーを持ち、そしてどのような影響を社会に与えようとしているのか、そんな疑問に迫る」(オンライン書店bk1の紹介文)
━━━━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイトはこちら→本の話と小説と、身辺雑記のページ「がらくた放送局」http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/
モバイル用 http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/m
携帯電話にURLをメールで送る(メールソフトが起動します)
監訳者の織田氏のブログから、「第一部 問題」の部分のpdfファイルを読むこともできます。気になる本なので、まずpdfファイルを読んでみたい。
・Joseph Jaffe著 / 織田 浩一監修 / 西脇 千賀子訳 / 水野 さより訳『テレビCM崩壊』(2006.7,翔泳社)「マーケティングのフレームワークを再検討し、テレビCM、マス広告に代わる新時代のマーケティング手法としての10のアプローチを、解決策として実践的に紹介。新時代のマーケティング戦略のための実務書」(オンライン書店bk1の紹介文)
・Ad Innovator(織田浩一氏ブログ)>2006.07.27
http://adinnovator.typepad.com/ad_innovator/2006/07/cmcm.html
・pdfファイル直リンク
http://www.digitalmediastrategies.com/lifeafter30/TVCM.pdf
関連しそうな話をもうひとつ。
今マーケティングの分野で話題なのが、「ロングテール」という考え方で、『ウェブ進化論』や『Google』を始め、いろいろな本でも紹介されている。『テレビCM崩壊』でも、この考え方に基づいているのではないかと思う(未読なので断言はできませんが)。
この考え方は面白いのだが、もう少し視点を広げていて面白いのが、下のコラムで紹介されている話。
・nikkeibp NBonline>御立尚資の「経営レンズ箱」>7月28日「ロングテール礼賛を超えて」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060726/106857/
ここでは、「頭(パレートの法則で言う、8割の利益を生む2割の商品群)」と「尻尾(ロングテール)」の間の「背中」の部分に注目している。以下、俺も100%理解できていないかもしれませんが、ちょっとまとめてみます。
「頭」というのは、大衆に支持される商品。誰が買っているのか分からないが、100万個売れるもの、など。これらを買う人は自発性が低く、宣伝されているとか、テレビや雑誌で話題とか、そういうことを理由に買うとされている。
「尻尾」というのは、少数の個人に支持される商品。例えば10人くらいしか買わないようなもの。でもこうした商品を10万種類集めて、それぞれ10人ずつに確実に売れれば、100万個売れるのと同じ利益が得られる可能性がある。これらを買う人は自発性が高い。自分でネットで検索して、アマゾンなどで探し出して買い、なおかつブログなどでも紹介をしたりする。
これらに対し、「背中」というのは、いわばそこそこの数売れるもの。買う人の数の多さも、自発性もそこそこ。
御立氏のコラムでは、こうした背中の部分の商品を買う顧客は、「企業側からの働きかけを受けて、初めて価値を生む行動をしてくれることも多い」ので、「この『働きかけ』に必要なコストよりも、その結果得られる価値の方が、大きくなるように仕掛け・仕組みを構築するのが、『背中』部分で成功するビジネスモデルの共通点」と定義している(引用はhttp://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060726/106857/より)。
このような「背中」の顧客に働きかける企業をバックアップする具体的な企業として、楽天やリクルートが上げられている。楽天の例などは、分かりやすいですね。そこそこの数売れる商品をもった中小の企業に、ネットでの販売の場やノウハウを提供して、企業の利益が上がるようにバックアップする。その対価として報酬(手数料)を得る、と。
なんというか、ビジネスって色々な可能性があって面白い。
・梅田 望夫著『ウェブ進化論』(2006.2,筑摩書房)「グーグルが象徴する技術革新とネット人口の急増により、知の再編と経済の劇的な転換が始まった。ブログ、ロングテール、Web2.0などの新現象を読み解きながら、変化に創造的・積極的に対処する知恵を説く」(オンライン書店bk1の紹介文)
・佐々木 俊尚著『グーグルGoogle』(2006.4,文芸春秋)「既存のビジネスとそれを支えた価値観が次々と破壊されている。その担い手は、検索エンジンの怪物・グーグル。なぜグーグルはそれほどのパワーを持ち、そしてどのような影響を社会に与えようとしているのか、そんな疑問に迫る」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●木の葉燃朗のサイトはこちら→本の話と小説と、身辺雑記のページ「がらくた放送局」http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/
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