2007年10月28日
映画感想:「下町 ダウンタウン」(2007.10.20@Bunkamuraル・シネマ)
第20回東京国際映画祭の特別企画「映画が見た東京」の一本。
・東京国際映画祭
http://www.tiff-jp.net/ja/
・「下町 ダウンタウン」(1957年。監督:千葉泰樹。出演:山田五十鈴/三船敏郎/田中春男/多々良 純/淡路恵子)
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=183
林芙美子の原作。シベリアから復員する夫を待ちながら、行商で子どもを養う女性(山田五十鈴)が、ある日金属を販売して生計を立てる復員者の男性(三船敏郎)と出会い、夫を思って逡巡しながらも惹かれていく、という話。
ストーリーは、そんなに複雑ではない(ラストは結構意外性があったけれど)。しかし、個々の登場人物がなんとも深みがあって、面白かった。
私は、三船敏郎というと、強い・怖いというイメージがある(時代劇というイメージもある)。しかし、この映画では、まだ若く、強さや重くつらい過去を持っているけれど、それを覆うようなやさしさを持っていて、魅力を感じる。そりゃあ夫の復員を待ちつづける女性でも惚れるだろうと思った。
山田五十鈴演じる女も、夫の帰りを待ちながら自分で生きていこうという思いと、その難しさに男に頼りたいという思い、その間で揺らぐ雰囲気が、なんとなく艶かしい。
二人の他にも、ずっと入院先の病院から出られない夫を見捨てず、売春婦として生きる女性(淡路恵子が演じる)や、彼女達を下宿させている、女の幼馴染の女性(夫は山師のような事業をしていて、諍いが絶えない)など、それぞれが重いものを背負って、それでも必死に生きる様が描かれる。
また、終戦後しばらく経ってからの東京東部(葛飾区・荒川区・台東区あたり)の風景も映されている。当時の浅草の花やしきの様子を見ることもできる。
一時間程度の映画でしたが、「映画を見た」という気分になった。
・東京国際映画祭
http://www.tiff-jp.net/ja/
・「下町 ダウンタウン」(1957年。監督:千葉泰樹。出演:山田五十鈴/三船敏郎/田中春男/多々良 純/淡路恵子)
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=183
復員しない夫を待ちながら、息子とささやかに暮らす女。行商先の荒川べりで、心優しいシベリア帰りの男と出会う。実の家族のように3人で過ごす浅草の休日。中篇ながら名スタッフが結集した見事な完成度の名品。
林芙美子の原作。シベリアから復員する夫を待ちながら、行商で子どもを養う女性(山田五十鈴)が、ある日金属を販売して生計を立てる復員者の男性(三船敏郎)と出会い、夫を思って逡巡しながらも惹かれていく、という話。
ストーリーは、そんなに複雑ではない(ラストは結構意外性があったけれど)。しかし、個々の登場人物がなんとも深みがあって、面白かった。
私は、三船敏郎というと、強い・怖いというイメージがある(時代劇というイメージもある)。しかし、この映画では、まだ若く、強さや重くつらい過去を持っているけれど、それを覆うようなやさしさを持っていて、魅力を感じる。そりゃあ夫の復員を待ちつづける女性でも惚れるだろうと思った。
山田五十鈴演じる女も、夫の帰りを待ちながら自分で生きていこうという思いと、その難しさに男に頼りたいという思い、その間で揺らぐ雰囲気が、なんとなく艶かしい。
二人の他にも、ずっと入院先の病院から出られない夫を見捨てず、売春婦として生きる女性(淡路恵子が演じる)や、彼女達を下宿させている、女の幼馴染の女性(夫は山師のような事業をしていて、諍いが絶えない)など、それぞれが重いものを背負って、それでも必死に生きる様が描かれる。
また、終戦後しばらく経ってからの東京東部(葛飾区・荒川区・台東区あたり)の風景も映されている。当時の浅草の花やしきの様子を見ることもできる。
一時間程度の映画でしたが、「映画を見た」という気分になった。
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