2007年12月16日
「POP2*0ナイト(邦楽編)」感想(4)Perfume
*先にPerfumeのパートのレポートがまとまったのでアップします。(2)『イエローマジック歌謡曲』アウトテイク集、(3)『テクノマジック歌謡曲』アウトテイク集はしばらくお待ちください。
2007年12月9日、TOKYO CULTURE CULTUREで行われた「『POP2*0ナイト』邦楽編 <アイドル×電子音楽、21世紀型ポップスの未来を大予測!〜イエローマジック歌謡曲から初音ミク、パフュームまで>」(以下「POP2*0ナイト(邦楽編)」と略記)に行ってきました。まとめの意味で、順番にレポートをアップしていきます。
なお、主催の田中雄二氏による事前の告知および振り返りエントリは下記のとおり。
●POP2*0(ポップにーてんぜろ)
・12月8日、9日開催「POP2*0ナイト」にご来場いただき、ありがとうございました!
・「音で聴く『電子音楽 in JAPAN』改め、『POP2*0ナイト』2夜連続企画開催
・12月9日(日曜日)、「POP2*0ナイト」第2夜<邦楽ポップ編>のお知らせ
・12月8日、9日「POP2*0ナイト」最終告知は主なプレイリストを紹介。鏡音リン&レンは世界初公開っす!
*当日取ったメモを元に書いていますが、認識や固有名詞の違いなどあればご指摘いただけると幸いです。なお、各氏の発言は私が要旨をまとめた(話し言葉を書き言葉に変えた)ものであり、口調などが異なることはあらかじめご了承ください。
●「Perfume」と「初音ミク」
第三部では、現在進行形でブレイクしつつあり、田中氏が共通点を感じるというPerfumeと初音ミクが取り上げられた。
■Perfume編
Perfume編では、一旦戸田誠司さんはお休み。代わりに、津田大介さんの知り合いでPerfumeの筋金入りのファンというキドさんが飛び入りで参加。東京での2回目のワンマンライブ(「スウィートドーナッツ」の頃)からずっとPerfumeを見ているとのこと。
田中・津田・ばるぼら・キドの四氏のトーク。
田中:Perfumeのことは、流行っているのは知っていたが、つい数週間前まで詳しくは知らなかった。津田さん・ばるぼらさんに教えてもらって聞き始めたらはまった。ここでは生徒役として詳しいことを聞きたい。
・それぞれのおすすめの一曲
津田:本当は「ポリリズム」。でもこの曲は今日会場で何度も流れているので、「チョコレイト・ディスコ」。
田中:「ビタミンドロップ」
キド:「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」
ばるぼら:「endless polyrhythm lovers」(「ポリリズム」とcherryboy function「the endless lovers」のマッシュアップ)。18歳の子がマッシュアップしてつくった曲。
キド:この曲を自分のブログで紹介したら、作った人からコメントがあって、使っている機材なども教えてもらった。
・Perfumeファンについて
田中:マッシュアップからも感じるが、彼女達の歌を素材に、ユーザー主導でブレイクに至ったように思う。
津田:Perfumeはニコニコ動画でも素材になっている。ゲーム『アイドルマスター』の映像にPerfumeの歌を乗せたMADビデオ(*)が、ネットでは多く公開されている。
『ポリリズム』がオリコンのデイリーチャートで4位に入った背景には、ネットでの売上がある。「ニコニコ動画」内の「ニコニコ市場」(Amazon.co.jpのアフィリエイト)経由の売上がAmazon.co.jpの売上に影響し、オリコンはAmazon.co.jpの売上もカウントに含んでいるため。
キド:「ニコニコ市場」で『Perfume〜Complete Best〜』(以下『Complete Best』と略記)の再発盤が3000前売れた。
田中:レコード会社の徳間ジャパンとしては、それこそ伊藤つかさや安田成美以来の新人アイドルのブレイクという感じかもしれない。
* 既存の映像に別の音楽(音声)を乗せたもの。
・なぜブレイクしたのか
津田:事務所のアミューズも、CD発売元の徳間ジャパンも、初めはアキバ系に人気がある程度の認識。今なんでここまで売れているのか、これからどう売るのかがつかめていないだろう。
田中:『Complete Best』限定版の品切れも、レコード会社の戦略ではないんですね。
津田:意図していなかったと思います。
キド:以前、掟ポルシェさん(ロマンポルシェ。)のプッシュで、新宿ロフトで行なわれたライブに出演したことがある。そこで『パーフェクトスター・パーフェクトスタイル』を歌いながら彼女達が泣いていた。それは、ライブの前に出た『Complete Best』をもって解散することが決まりかけていて、それを伝えられていたから。
田中:私は『テクノ』というコンセプトが後追いしやすかったことも要因だと思う。ばるぼらさんはブレイクの要因をどう思いますか?
ばるぼら:木村カエラが言及したからじゃないですか(会場笑い)。
キド:でも、木村カエラがラジオでPerfumeについて話していたのを、AC(公共広告機構)の広告の担当者が聞いて、PerfumeにCM(リサイクルキャンペーン)のオファーを出したという話がある。
田中:木村カエラが、かつての小泉今日子のような紹介者の役割を果たしているのかもしれない。
田中:Perfumeと初音ミクの共通点として、どちらにもダフト・パンク(daft punk)的な、ボーカルの個性が消えている点があると思う。これを突き詰めるのがPerfumeの完成形ではないか。Perfumeのコンセプトはどう変わってきたのでしょう?
キド:元々は爆風スランプのパッパラー河合がプロデュース。そこからアミューズ所属になった時に、映画『フィフス・エレメント』のようなコンセプトで行こうということで、中田ヤスタカがプロデュースすることになった。PVは、アニメーションスタジオのGONZOが担当している。
津田:友人にPerfumeファンが多いけれど、「誰がいいの?」と聞くと、ほとんど「3人そろっているからいい」と答えが返ってくる。
田中:それは、かつてリリー・フランキーがPuffyの魅力を「俺がPuffyに入りたい」と言ったのに近いかもしれない。
津田:ファンとしては、苦労した3人が仲良しという幻想を信じたいですか?
キド:3人が頑張ってここまできた、という自然体を信じている。
田中:それもまた人気の要素のひとつかもしれない。
キド:自分も含めて、プロデューサーみたいな意識の人は多い。
田中:一時期のモーニング娘。のように、音楽的なよさと、サブカルのおもちゃ的な人気が、今はPerfumeにあるのかもしれない。それについては?
キド:広告宣伝になるならば、なんでも。
この後、発言者は失念しましたが、掟ポルシェ。や佐々木敦らの支持、ネット・ネットラジオでの支持がされている話、Perfumeは対立すると言われているサブカルとオタクの両方から支持されている話などがありました。
・中田ヤスタカのプロデュース
田中:Perfumeは曲のよさ、キャラクターのよさが、スタートとして入りやすい。もうひとつ、ボーカルの個性が奪われていることが、プロデューサーにコントロールされている印象を持って、ファンとして支えたいという気持ちになるのではないか。
キド:今はボーカルのエフェクトは抵抗はない。daft punkの登場前後で意識は違うのではないか。
田中:中田ヤスタカは、「コンピュータで色々な音を出すのに、なぜボーカルにはエフェクトをかけないのか」と考えている。
津田:中田ヤスタカの音楽は、実は小室哲哉に近い。影響を受けているはず。一時期の雰囲気は浅倉大介みたいだった(会場笑い)。
ばるぼら:小室哲哉の大衆性を経由して、ピチカートファイブなどの渋谷系も含みながら、エレクトロ、クラブサウンドと変わってきた。
田中:大衆性という点では、Perfumeの曲は、通信カラオケみたいな音。
キド:音はソフトシンセのプリセット音源を使っているらしい。
・Perfumeのライブ
津田:行ったことのない人間にとって、Perfumeのライブのイメージは、オタクが多い、歌はカラオケに合わせて口パクという感じ。実際は?
キド:最初に見たライブは、「カオス」という表現がふさわしい。前の方でオタクが踊り、真ん中あたりは音楽的に好きな人がタテ乗りしている。自分はその後ろでそれを見ていた感じ。
去年のワンマンあたりでそれが変わった。ライブDVDがリリースされたことで、全員のノリが統一された。
田中:それを聞いて連想したのはドラムンベース。ドラムンベースは音楽的にはレゲエとテクノの融合。黒人・白人それぞれの音楽的ルーツがミックスされて、みんなで踊れる。マーケットが合体した感じが近いかもしれない。
・2006〜2007年のブレイクと今後
田中:サブカル、オタクの両方から受け、次のアルバムが待たれる状況。YouTubeでは外国人からもコメントがついている。
津田:Perfumeのようなストーリーやコンセプトは、欧米のロックにはない。これから海外展開もありうるかもしれない。日本のバンドでは、チャットモンチーもストーリーとしては近い。
田中:実は『チョコレイト・ディスコ』は、国内の在庫がなく、台湾から正規盤を購入した。そうした広がりは既にある。
津田:ファンとして、今後Perfumeはどうなると思うか? メジャーになって欲しい気持ちと、自分たちの身近にいて欲しい気持ちとあると思うが。
キド:これまで、日本ではテクノポップという音楽が冷遇されてきたので、Perfumeを受け入れる土壌があるのだろうかとは思う。ただ、zepp tokyoのカウントダウンライブが完売したわけで、NHKホールくらいまでは行って欲しい。ホールのコンサートが似合うかどうかということはあるけれど。
田中:Perfumeが印象的だったのは、しゃべり(方言・内容)も隠さないこと。「ヘイヘイヘイ(『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』)」出演時の映像にそれを感じた。かつて少女隊がテレビにはビデオ出演だけだったこととは対照的。そうした作品と素のギャップも魅力なのかもしれない。
キド:トークは、亀戸でストリートライブをしていた頃にお客さんを惹きつけるために必要だということで、勉強したらしい。
いやあ、すごい。(Perfumeにもパネラーのみなさんにも)失礼ながら、大の大人にここまで熱く語らせるというのは、正直すごい。私も『Complete Best』は持っているし、ブレイクしているのは知っていたけれど、ここまでPerfumeそのものに色々なことがあって、彼女達に言及する人がいるとは思っていなかった。
感想の(2)『イエローマジック歌謡曲』アウトテイク集、(3)『テクノマジック歌謡曲』アウトテイク集、(5)初音ミクは、レポートができ次第アップします。
(1)開演前〜戸田誠司ワークスの感想は下記のとおり。
「POP2*0ナイト(邦楽編)」感想(1):開演前〜戸田誠司ワークス
2007年12月9日、TOKYO CULTURE CULTUREで行われた「『POP2*0ナイト』邦楽編 <アイドル×電子音楽、21世紀型ポップスの未来を大予測!〜イエローマジック歌謡曲から初音ミク、パフュームまで>」(以下「POP2*0ナイト(邦楽編)」と略記)に行ってきました。まとめの意味で、順番にレポートをアップしていきます。
なお、主催の田中雄二氏による事前の告知および振り返りエントリは下記のとおり。
●POP2*0(ポップにーてんぜろ)
・12月8日、9日開催「POP2*0ナイト」にご来場いただき、ありがとうございました!
・「音で聴く『電子音楽 in JAPAN』改め、『POP2*0ナイト』2夜連続企画開催
・12月9日(日曜日)、「POP2*0ナイト」第2夜<邦楽ポップ編>のお知らせ
・12月8日、9日「POP2*0ナイト」最終告知は主なプレイリストを紹介。鏡音リン&レンは世界初公開っす!
*当日取ったメモを元に書いていますが、認識や固有名詞の違いなどあればご指摘いただけると幸いです。なお、各氏の発言は私が要旨をまとめた(話し言葉を書き言葉に変えた)ものであり、口調などが異なることはあらかじめご了承ください。
●「Perfume」と「初音ミク」
第三部では、現在進行形でブレイクしつつあり、田中氏が共通点を感じるというPerfumeと初音ミクが取り上げられた。
■Perfume編
Perfume編では、一旦戸田誠司さんはお休み。代わりに、津田大介さんの知り合いでPerfumeの筋金入りのファンというキドさんが飛び入りで参加。東京での2回目のワンマンライブ(「スウィートドーナッツ」の頃)からずっとPerfumeを見ているとのこと。
田中・津田・ばるぼら・キドの四氏のトーク。
田中:Perfumeのことは、流行っているのは知っていたが、つい数週間前まで詳しくは知らなかった。津田さん・ばるぼらさんに教えてもらって聞き始めたらはまった。ここでは生徒役として詳しいことを聞きたい。
・それぞれのおすすめの一曲
津田:本当は「ポリリズム」。でもこの曲は今日会場で何度も流れているので、「チョコレイト・ディスコ」。
田中:「ビタミンドロップ」
キド:「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」
ばるぼら:「endless polyrhythm lovers」(「ポリリズム」とcherryboy function「the endless lovers」のマッシュアップ)。18歳の子がマッシュアップしてつくった曲。
キド:この曲を自分のブログで紹介したら、作った人からコメントがあって、使っている機材なども教えてもらった。
・Perfumeファンについて
田中:マッシュアップからも感じるが、彼女達の歌を素材に、ユーザー主導でブレイクに至ったように思う。
津田:Perfumeはニコニコ動画でも素材になっている。ゲーム『アイドルマスター』の映像にPerfumeの歌を乗せたMADビデオ(*)が、ネットでは多く公開されている。
『ポリリズム』がオリコンのデイリーチャートで4位に入った背景には、ネットでの売上がある。「ニコニコ動画」内の「ニコニコ市場」(Amazon.co.jpのアフィリエイト)経由の売上がAmazon.co.jpの売上に影響し、オリコンはAmazon.co.jpの売上もカウントに含んでいるため。
キド:「ニコニコ市場」で『Perfume〜Complete Best〜』(以下『Complete Best』と略記)の再発盤が3000前売れた。
田中:レコード会社の徳間ジャパンとしては、それこそ伊藤つかさや安田成美以来の新人アイドルのブレイクという感じかもしれない。
* 既存の映像に別の音楽(音声)を乗せたもの。
Perfume~Complete Best~(DVD付)
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Perfume
徳間ジャパンコミュニケーションズ (2007/02/14)
売り上げランキング: 47
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アイドルマスター Xbox 360 プラチナコレクション
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バンダイ (2007/11/01)
売り上げランキング: 123
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・なぜブレイクしたのか
津田:事務所のアミューズも、CD発売元の徳間ジャパンも、初めはアキバ系に人気がある程度の認識。今なんでここまで売れているのか、これからどう売るのかがつかめていないだろう。
田中:『Complete Best』限定版の品切れも、レコード会社の戦略ではないんですね。
津田:意図していなかったと思います。
キド:以前、掟ポルシェさん(ロマンポルシェ。)のプッシュで、新宿ロフトで行なわれたライブに出演したことがある。そこで『パーフェクトスター・パーフェクトスタイル』を歌いながら彼女達が泣いていた。それは、ライブの前に出た『Complete Best』をもって解散することが決まりかけていて、それを伝えられていたから。
田中:私は『テクノ』というコンセプトが後追いしやすかったことも要因だと思う。ばるぼらさんはブレイクの要因をどう思いますか?
ばるぼら:木村カエラが言及したからじゃないですか(会場笑い)。
キド:でも、木村カエラがラジオでPerfumeについて話していたのを、AC(公共広告機構)の広告の担当者が聞いて、PerfumeにCM(リサイクルキャンペーン)のオファーを出したという話がある。
田中:木村カエラが、かつての小泉今日子のような紹介者の役割を果たしているのかもしれない。
田中:Perfumeと初音ミクの共通点として、どちらにもダフト・パンク(daft punk)的な、ボーカルの個性が消えている点があると思う。これを突き詰めるのがPerfumeの完成形ではないか。Perfumeのコンセプトはどう変わってきたのでしょう?
キド:元々は爆風スランプのパッパラー河合がプロデュース。そこからアミューズ所属になった時に、映画『フィフス・エレメント』のようなコンセプトで行こうということで、中田ヤスタカがプロデュースすることになった。PVは、アニメーションスタジオのGONZOが担当している。
津田:友人にPerfumeファンが多いけれど、「誰がいいの?」と聞くと、ほとんど「3人そろっているからいい」と答えが返ってくる。
田中:それは、かつてリリー・フランキーがPuffyの魅力を「俺がPuffyに入りたい」と言ったのに近いかもしれない。
津田:ファンとしては、苦労した3人が仲良しという幻想を信じたいですか?
キド:3人が頑張ってここまできた、という自然体を信じている。
田中:それもまた人気の要素のひとつかもしれない。
キド:自分も含めて、プロデューサーみたいな意識の人は多い。
田中:一時期のモーニング娘。のように、音楽的なよさと、サブカルのおもちゃ的な人気が、今はPerfumeにあるのかもしれない。それについては?
キド:広告宣伝になるならば、なんでも。
この後、発言者は失念しましたが、掟ポルシェ。や佐々木敦らの支持、ネット・ネットラジオでの支持がされている話、Perfumeは対立すると言われているサブカルとオタクの両方から支持されている話などがありました。
・中田ヤスタカのプロデュース
田中:Perfumeは曲のよさ、キャラクターのよさが、スタートとして入りやすい。もうひとつ、ボーカルの個性が奪われていることが、プロデューサーにコントロールされている印象を持って、ファンとして支えたいという気持ちになるのではないか。
キド:今はボーカルのエフェクトは抵抗はない。daft punkの登場前後で意識は違うのではないか。
田中:中田ヤスタカは、「コンピュータで色々な音を出すのに、なぜボーカルにはエフェクトをかけないのか」と考えている。
津田:中田ヤスタカの音楽は、実は小室哲哉に近い。影響を受けているはず。一時期の雰囲気は浅倉大介みたいだった(会場笑い)。
ばるぼら:小室哲哉の大衆性を経由して、ピチカートファイブなどの渋谷系も含みながら、エレクトロ、クラブサウンドと変わってきた。
田中:大衆性という点では、Perfumeの曲は、通信カラオケみたいな音。
キド:音はソフトシンセのプリセット音源を使っているらしい。
・Perfumeのライブ
津田:行ったことのない人間にとって、Perfumeのライブのイメージは、オタクが多い、歌はカラオケに合わせて口パクという感じ。実際は?
キド:最初に見たライブは、「カオス」という表現がふさわしい。前の方でオタクが踊り、真ん中あたりは音楽的に好きな人がタテ乗りしている。自分はその後ろでそれを見ていた感じ。
去年のワンマンあたりでそれが変わった。ライブDVDがリリースされたことで、全員のノリが統一された。
田中:それを聞いて連想したのはドラムンベース。ドラムンベースは音楽的にはレゲエとテクノの融合。黒人・白人それぞれの音楽的ルーツがミックスされて、みんなで踊れる。マーケットが合体した感じが近いかもしれない。
・2006〜2007年のブレイクと今後
田中:サブカル、オタクの両方から受け、次のアルバムが待たれる状況。YouTubeでは外国人からもコメントがついている。
津田:Perfumeのようなストーリーやコンセプトは、欧米のロックにはない。これから海外展開もありうるかもしれない。日本のバンドでは、チャットモンチーもストーリーとしては近い。
田中:実は『チョコレイト・ディスコ』は、国内の在庫がなく、台湾から正規盤を購入した。そうした広がりは既にある。
津田:ファンとして、今後Perfumeはどうなると思うか? メジャーになって欲しい気持ちと、自分たちの身近にいて欲しい気持ちとあると思うが。
キド:これまで、日本ではテクノポップという音楽が冷遇されてきたので、Perfumeを受け入れる土壌があるのだろうかとは思う。ただ、zepp tokyoのカウントダウンライブが完売したわけで、NHKホールくらいまでは行って欲しい。ホールのコンサートが似合うかどうかということはあるけれど。
田中:Perfumeが印象的だったのは、しゃべり(方言・内容)も隠さないこと。「ヘイヘイヘイ(『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』)」出演時の映像にそれを感じた。かつて少女隊がテレビにはビデオ出演だけだったこととは対照的。そうした作品と素のギャップも魅力なのかもしれない。
キド:トークは、亀戸でストリートライブをしていた頃にお客さんを惹きつけるために必要だということで、勉強したらしい。
いやあ、すごい。(Perfumeにもパネラーのみなさんにも)失礼ながら、大の大人にここまで熱く語らせるというのは、正直すごい。私も『Complete Best』は持っているし、ブレイクしているのは知っていたけれど、ここまでPerfumeそのものに色々なことがあって、彼女達に言及する人がいるとは思っていなかった。
感想の(2)『イエローマジック歌謡曲』アウトテイク集、(3)『テクノマジック歌謡曲』アウトテイク集、(5)初音ミクは、レポートができ次第アップします。
(1)開演前〜戸田誠司ワークスの感想は下記のとおり。
「POP2*0ナイト(邦楽編)」感想(1):開演前〜戸田誠司ワークス
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