2011年03月28日

ワクチン同時接種と割引きについて

◆同時接種割引きを継続します

自費の任意ワクチン(おたふく、水痘、B型肝炎)は定期(DTPやMRなど)や公費助成の任意ワクチン(ヒブ、肺炎球菌)より必要性が低いのでしょうか?
そんなことはありません。
医学的な理由ではなく、財政事情によるものです。
多くの国で、これらは全て定期接種として公費で行われています。
当院としては、ヒブ・肺炎球菌に続き、公費助成、定期接種化が進むよう働きかけを行っていきます。
当院ではヒブ、肺炎球菌が高額で回数も多いことから、自費ワクチンの同時接種割引を行っていましたが、今後も残されたこれらのワクチンについても、引き続き1種類につき500円を割引きさせていただきます。(公費+自費、自費+自費どちらでもOKです)


◆同時接種のご説明と当院の方針

「ワクチンで防げる病気は防ぎたい」という意識が高まり、他国では当たり前に行われてきた有用なワクチンがやっと日本でも導入されはじめ、種類が増えてきたことなどから、複数のワクチンを1度に行う「同時接種」が普及してきています。

<具体的な打ち方は?>

2種類では、片腕に1つづつ行います。3種類では、片腕に2種類を2〜3cm(アメリカでは1インチ)離して接種し、残りを反対の腕に接種します。
日本よりさらにワクチンの種類が多い諸外国では、同時に打つことが標準的な接種方法になっています。

<副反応は増えませんか?>

日本でも急速に同時接種が普及し、相当数が行われてきました。
2011年03月に、ヒブ、肺炎球菌ワクチンが見合わせになった際、同時接種についても検討されましたが、「単独接種に比べて(局所反応や発熱などが)高い傾向があるとする報告もあるが、重篤な副反応の増加は認められておらず、特に安全性上の懸念は認められない」と結論づけられています。

適切な時期に必要な免疫をつけることができ、通院回数を減らし、スケジュールも組みやすくなるというメリットがありますので、当院はこれまでどおり、同時接種をお勧めします。
もちろん、単独接種という選択肢もありますので、最終的には保護者のご判断です。

<何種類まで同時にできますか?>

他国では、4、5種類も行われています。
当院では2011年04/01より公費+公費の同時を始めますので、ご希望により4種類まで可能とします。
(DTP+BCG+ヒブ+肺炎球菌...など)

<3種類の組み合わせ例>

★1歳前
a)定期(BCG、三混)の1つ+任意(ヒブ、肺炎球菌、B型肝炎)2つ

b)任意(B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌)3つ

  例)
  三混+ヒブ+肺炎球菌:生後3ヶ月から
  B型肝炎+ヒブ+肺炎球菌:生後2ヶ月から
  BCG+ヒブ+肺炎球菌:生後3ヶ月から など

★1歳以降
a)定期(麻疹風疹、三混、日本脳炎)の1つ+任意(B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌、おたふく、水痘)の2つ

b)任意(B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌、おたふく、水痘)の3つ

  例)
  麻疹風疹+おたふく+水痘
  三混+おたふく+水痘
  三混+ヒブ+肺炎球菌
  日本脳炎+おたふく+水痘
  ヒブ+おたふく+水痘
  ヒブ+肺炎球菌+水痘   など


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