2007年02月28日

歌舞伎 道成寺もの

桜の季節にふさわしい「道成寺もの」が今年もかかる。歌舞伎にみえるのは宝暦3年(1753)江戸・中村座「男伊達初買曽我」興行での「京鹿子娘道成寺道行」として初代中村富十郎の白拍子花子での初演であった。 能「道成寺」に取材し、いわゆる能取物或いは松葉目物の歌舞伎舞踊の代表作である。 明治期に入ると様々なバリエーションで上演される。
『男女道成寺』(めおとどうじょうじ)も、そうしたものの一つで、白拍子花子と狂言師左近の踊り競べが、見どころとなっている。
中村信二郎改め中村錦之助襲名興行の歌舞伎座では仁左衛門、勘三郎の豪華顔ぶれ、一方琴平金丸座では孝太郎、愛之助の新鮮な組み合わせで、どちらも楽しめそうだ。能で先ず観て、歌舞伎でも「道成寺」をご覧になると、それぞれの芝居の表現方法の違いが鮮明に体感できる。

道成寺三代三津五郎









(C)立命館大学ARC No.UY0298
文化13年(1816)江戸・中村座
白拍子花子 坂東三津五郎(3)

■歌舞伎座 四月大歌舞伎 昼の部 4月2日〜26日
「男女道成寺」 白拍子桜子    片岡仁左衛門
          実は狂言師左近
          白拍子花子    中村勘三郎

■金丸座・四国こんぴら歌舞伎大芝居 第二部 4月12日〜25日
「男女道成寺」 白拍子花子    片岡 孝太郎
          白拍子桜子          片岡 愛之助
          実は狂言師左近 


 

能 「道成寺」 Dojoji (2)


Sakura1紀州道成寺
「桜満開の紀州道成寺・仁王門に続く62段の階段を白拍子が一歩ずつ歩みをすすめる」
能『道成寺』の舞台となる道成寺は現在の和歌山県日高郡日高川町鐘巻にある。能の原作となった『鐘巻』、人形浄瑠璃では『日高川入相花王』(ひだかがわいりあいざくら)にその地名がみえる。舞台となった地を訪れ自分が観た舞台に思いを馳せることも楽しいものだ。 春、桜の頃に舞台をみて、道成寺を訪れてみてはいかがだろう。
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■能 『道成寺』(どうじょうじ) Dojoji
・作 :観世小次郎信光作「鐘巻」を改作
・出典:「道成寺縁起」に伝わる安珍・清姫伝説、「今昔物語」巻14
・場所:紀州(和歌山) 道成寺
・季節:春 三月、桜の頃
・曲柄:四番目物、複式現在能
・登場人物役柄:
 前シテ  白拍子 後シテ 鬼女
 ワキ   道成寺住職
 ワキツレ 従僧(2名)
 アイ    能力(2名)
■小書(特殊演出)によって変わる使用能面
【観世流】通常:前シテ 近江女、若女、深井 後:般若
      赤頭: 前シテ 同上           後:蛇
【金剛流】通常: 前シテ 曲見(しゃくみ)     後:般若
      赤頭: 前シテ 孫次郎         後:般若、蛇
      古式: 前シテ 孫次郎         後:蛇
 
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能面(8)般若 Hannya

般若1般若 Hannya
名前の由来は室町中期の面打ち般若坊の創作とする説が有力。 怨霊を表現する。興奮状態を示すように全面肉色にして、額には二本の角が生え、眉間をしかめた眉の筋肉は庇状になり、その下には大きな繭型の金具の眼をむき出しに横たえている。また野獣的に深く切り込んだ口の上下に金具の歯列を持つだけでなく上下二対の牙が生え、更に大きな耳を持つなど異質に激しい表情を示している。女性らしい要素は額の眉墨と乱れ毛をそえた毛描きが僅かにあるのみ。 技巧的にもその極にある。嫉妬する怨霊の面として恨みの復讐を企てる敵愾心の芸術化の最高表現である。
【名称】般若(はんにゃ) Hannya
【系統】 霊系(怨霊面)
【使用曲】 『道成寺』、『葵上』、『黒塚』(安達原)
(C)Archives Japan, Inc.

般若2








【般若(銀泥】『黒塚』白頭 専用面


 
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2007年02月27日

能「道成寺」公演情報(2)

道成寺舞台■「第15回能を楽しむ会」金剛流 宇高通成
・日時:4月1日(日) 14:00開演
・場所:金剛能楽堂 京都市上京区烏丸一条下ル
・演目: 解説 岡山大学教授 小野芳朗 
 狂言「二人大名」 茂山七五三・松本薫・茂山千三郎(大蔵流)
 仕舞  金剛永謹(金剛流宗家)
 能  「道成寺」古式  シテ:宇高通成
 ワキ:高安勝久 アイ:茂山七五三・茂山千三郎
 笛:竹市 学 小鼓:曽和尚靖 大鼓:谷口有辞 太鼓:前川光範  鐘後見:金剛永謹
・料金:正面 ¥12,000  脇正面 ¥10,000  中正面 ¥8,000
二階自由席 ¥5,000  学生¥4,000
・申込:宇高会事務局 TEL/FAX 075-761-5639

蛇Udaka■宇高通成(うだかみちしげ)Profile:シテ方金剛流能楽師。
昭和22年生まれ。重要無形文化財総合指定保特者。 金剛宗家・二世金剛巌師に師事。平成3年初世宇高六兵衛喜太夫追善能を開催し松山藩世襲家能役者宇高家七世を継承、平成9年明治まで続いた松山稽古舞台を再興。平成13年 正岡子規没後百年記念新作能『子規』を披く。平成15年新作能『原子雲』、『龍馬』を相次いで披くほか毎年秋には東京での十年シリーズ「三輪清浄」を開催。能楽師にして唯一の能面作家。2007年9月七世宇高六兵衛襲名予定。
【写真】能面「蛇」宇高通成作

能を楽しむ会■公演チラシ:挨拶・番組
 

能「道成寺」公演情報(1)

紀州道成寺にて■「能へのいざない特別公演」観世流 山中が晶
(「が」=しんにゅうに牙)
・日時:3月25日(日) 12:30分開演
・場所:国立能楽堂 東京都渋谷区千駄ケ谷4-18-1
・演目
 能  「経政」替之型  梅若六郎(観世流) 
 狂言「素袍落」 山本則直(大蔵流)
 能  「道成寺」披キ (観世流) 
 シテ:山中ガ晶
 ワキ:宝生欣哉 アイ:山本東次郎  山本泰太郎
 笛:松田弘之 小鼓:上田淳史 大鼓:白坂信行 太鼓:三島元太郎  鐘後見:梅若六郎  
 能 「合浦」     山中景晶(観世流)
・料金:正面 ¥15,000 脇正面 ¥7,500 中正面 ¥5,000
・申込:能へのいざない事務局 TEL/FAX 0422-45-1609
 携帯  090-3232-1919 no-eno1371@docomo.ne.jp
【写真】能面「般若」紀州道成寺にて撮影 (C)熱海俊一

0325裏面■山中が晶Profile:
(やまなか がしょう)・・・・シテ方観世流能楽師。
昭和45年大阪で四代続く能楽山中家の長男として生まれる。幼少より舞台に立ち、父及び梅若六郎に師事。現在、東京・大阪・仙台を拠点に活動し「緑蘭会」を主催。「能へのいざない」と題して誰にでも分かり易く能を紹介するレクチャーを主催。既存の能楽にとらわれない自由な発想と行動力で、現代における能の可能性を模索している。


 

能「道成寺」 Dojoji

能「道成寺」が東西で相次いで上演される。
二百数十番の番組がある中でも、取分け人気が高く上演回数も多い。「道成寺」なら観る、「道成寺」ばかり追いかけている、といったファンもいる位だが、それは「乱拍子」にみられるシテ白拍子と小鼓の極度の緊張感とその後に続く「急之舞」への展開、そしてみどころの「鐘入り」と、どちらかというと退屈な曲が多い中で、この演出の極地が能の芸術性を高く保ち、永遠の若さをもって迫り、現代人を引き付けて止まないからではないだろうか。今回の三つの舞台では山中が36歳で披キ(この曲のシテを初めて勤める)、宇高(59歳)は金剛流の特殊演出「古式」の小書で5回目となる「道成寺」。梅若(50歳)も観世流の小書「赤頭 中之段数拍子 崩之伝」での上演。 能役者の年齢、小書の演出の違い、小鼓方との真剣勝負、使用能面の違い、など見どころが尽きない。

道成寺yamanaka観世流 山中が晶 3月25日@国立能楽堂
「道成寺」披キ









0401金剛能楽堂金剛流 宇高通成 4月1日@金剛能楽堂
「道成寺」古式









道成寺Yokohama観世流 梅若晋矢 4月1日@横浜能楽堂 
「道成寺」赤頭 中之段数拍子 崩之伝


梅若六郎演出による沖縄組踊「執心鐘入」も同時上演






 

能面(7)近江女 Oumi-onna

近江女近江女 Oumi-onna
「近江女」の由来は近江猿楽で使っていた女面という意味だと云われている。 感情をそのまま外に表した古風さを持つ。頬の肉付は小面や若女に比してそれほど豊かではない分、やや老けた感がある。 目尻が下がりめに湾曲した瞼、眼球も他の若い女の面のそれが四角であるのに対して丸いのでより古風さを持つ。 一方、上瞼の上部や頬にほんのりと明るい朱が染められていて、どことなく色気を帯びている。それだけに情の深い性格が表れているといえよう。 尚、面の下唇には、僅かだが歯列を持ち他の女面には見られない工作である。
恋も捨てきれないといった性的な執念はこれで十分強調されている。
【名称】近江女(おうみおんな) Oumi-onna
【系統】 女系(女面)
【使用曲】 『道成寺』前シテ
(C)Archives Japan, Inc.
 
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2007年02月22日

北野天満宮(6)界隈 平野神社 桜の社

平野皇大神1北野天満宮までお参りに来たなら本殿裏の北門を出て西へ200m行くと平野神社に辿り着く。ここは平安京造営時に創建された旧官幣大社で、桜で有名だ。小さい頃は今程境内が整備されておらず放課後の「かくれんぼ」の絶好の遊び場であった。桜は稀な種も多く50種400本あり、4月上旬のピークには行楽客で賑わう。冬のこの季節にも早や2本の桜が咲いていた。今なら訪れる人もまばらでゆっくり出来る。

平野皇大神2平野桜2
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2007年02月21日

北野天満宮(5) 梅が最盛期に


北野梅1




















北野梅2北野梅32月25日の梅花祭まで5日となった北野天満宮では50種・2000本の梅が早や最盛期となった感だ。
梅だより


 
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2007年02月13日

田園都市線あざみ野 旧家の梅と茅葺

あざみ野野本家我が家から徒歩8分で田園都市線「あざみ野」駅に着く。開通当時は文字通り田園の中の駅だったと聞くが、現在では横浜地下鉄が接続して一日の乗降客数は125,000人を超える沿線でも3番目に多い駅となっている。駅西口から徒歩2分の駅前通に面して目に鮮やかな竹林で囲まれた広大な一角に旧家N氏邸がある。三連休の日に前を通りかかると敷地内の白梅が満開に近い状態で香具わしい。今でも茅葺の家屋が二棟残り、季節ごとに咲く花々と深き緑は今となっては貴重な存在となっている。
下の写真で見ると「靴の形に緑の濃いところ」がその敷地だが1万数千平米はあろうか、その左の野球グランドの大きさと比べると、その大きさが分かる。駅前の一等地ゆえ、再開発を促す動きがあると思われるが、この時代にこそ、そのままに残って欲しい存在だ。

あざみ野旧家
 

2007年02月12日

歌舞伎「蓮絲恋慕曼荼羅」新作上演の意義

蓮絲恋慕曼荼羅1昨年秋、開場40周年を迎えた国立劇場の記念公演の最後を飾る舞台となる3月は久し振りの新作歌舞伎上演となる。国立劇場としては新作歌舞伎を世に出していく使命を4年振りに果たすことになるのだが、上演が「小劇場」での設定は、過去の新作歌舞伎でのチケット販売苦戦のトラウマがあったのかも知れないが、いささか経済効率優先が働き過ぎではないか。 前回の歌舞伎新作脚本入選作上演は2003年3月『実朝』、『斑雪白骨城』、その前年2002年3月『冬桜』、『秋の河童』以来となるが前回は脚本、出演者とも小粒で集客もままならなかった様に思い出す。それもあって今回は演出に坂東玉三郎をもってきた上で、猿之助一門の澤潟屋若手である程度集客に目途をつけ開場40周年記念の有終の美を飾ろうとしたものだが・・・
結果、演出のみ予定していた玉三郎が主演・初瀬もやることになり、ある意味で困った劇場側は広報宣伝活動を殆どやらないまま、先週のチケット発売日を迎えたのだが、案の定、即日完売したと聞く。折角、新しい客層を耕す機会でもあったが残念ながら「小劇場」と「上演回数20回」ではご覧になれる方の総数は僅か11800人で大劇場(花道使用時)の8回分にも相当しない。脚本、演出、出演とも期待出来るだけにとても残念だ。歌舞伎が歌舞伎たる所以「革新の連続」のエネルギーを絶やしてはならない。ついてはこの芝居が評判を取り大劇場での再演が実現することを期待したい。
蓮絲恋慕曼荼羅」配役・あらすじ
  記者会見
 

2007年02月10日

京町家(2)楽しみ方もいろいろ 茶の湯 能 お茶屋遊び


茶の湯1筋屋町舞妓「庵」の【WEEKLY町家】では一棟まるごと借りるので町家での楽しみ方もいろいろ。下京の街の真ん中ににあるので、祗園から舞妓・芸妓を呼び、仕出しで料理を取り寄せちょっとしたお茶屋遊びをやるのも可能だ。予め【庵】の方へ頼んでおけば手配してくれる。 また炉が切ってある部屋もあるので、お茶会も出来るが、こちらは茶道具一式は持ち込みになる。
庵舞台では能のお稽古を定期的に開催している若手能楽師がいる。金剛流・宇高竜成さんで大学卒業後3年目のプロ能楽師だ。彼の主催で気軽に能に親しんでもらおうと5回目のワークショップが開かれる。以下彼のWebの案内から。こちらは宿泊なしでも参加可能。



庵舞台2能楽一日体験ワークショップvol.5
お能を体験できる、一日ワークショップです。
初めての方でも楽しくお能に触れることができます。
お能についてちょっと知ってみたい、 能面を見てみたい、謡、仕舞を体験してみたいと思われる方、遊びにいらして下さい。
・日時 2007年2月17日(土)14:00〜17:30
・場所:庵舞台 京都市下京区富小路高辻上ル筋屋町144-6
・交通:地下鉄「四条烏丸」下車5番出口から徒歩10分
・参加費:4000円
・定員 :20名程度
・内容
○能楽って何だろう??・・・初心者でもわかるお能についてのお話です。
○様々な能面     ・・・能面の歴史や種類のお話しです。
○能装束体験!!  ・・・様々な能装束を実際にご覧になったり、能装束を用いた舞の所作を体験して頂きます。
○能装束の着付け   ・・・能装束の着付けを解説を交えて実際にお見せします。
○パフォーマンス   ・・・能面・能装束を着けてのパフォーマンスです。
・講師: 金剛流能楽師 宇高竜成、宇高徳成ほか
・お問い合わせ e-mail  tatsu@rj8.so-net.ne.jp  TEL:080-5321-1501 
・用意して頂くもの ・・・白足袋(足袋ソックスでも可) 動きやすい服(お着物でも結構です)
・ 終了後、懇談会を予定しております。(別途会費2000円)


 

2007年02月09日

京町家 庵舞台は梅の香と共に


松竹梅庵舞台町家の良さを保ちながら維持していくには多くの労力と資金が必要だが、その保存は景観を守るためにも智慧を出し合い、上手に使って永らえて欲しいものだ。【】が運営する「WEEKLY町家」という形は新しい提案だ。
2004年にスタートして現在は中京・下京で6軒の町家を宿泊用に提供している。そのうちの一つ「筋屋町」は元は豆問屋の豪商の家だったところで、築100年を超える大きな家だ。ここの別棟に丁度二年前の2月6日、様々な伝統文化体験の場として【庵舞台】が披かれた。金剛流・宇高通成師による舞台開きは神に奉納する舞によって厳粛な中執り行われた。舞台正面に神の依代として松竹梅をしつらった。宇高師曰く「そこに神が舞い降りて来ていた」と。 この舞台が一躍注目を浴びる事になったのが2005年11月16日。紅葉のベストシーズンに米国大統領ジョージ・ブッシュと小泉首相の会談が京都で行われた際、ファースト・レディーのローラ夫人がこの舞台で「書」を習うことになった。写真を見ると自分で書いた「永」という字にとてもご満悦の様子だ。 舞台開きを手伝った身として、少しでも日本文化に親しんでもらえて喜ばしいことであった。


LauraBush2LauraBush1





©The White House



運営会社:株式会社庵
問合せ・予約TEL:075-352-0211
info@kyoto-machiya.com
読売新聞記事


 

京都手帖2007 京都通なら一冊


京都手帖1一昨日、旧暦ダイアリーを紹介したが、京都に足繁く通う方に必携のダイアリーが発売されている。発行元は地元・京都の光村推古書院という古風な名前の出版社。京の歳時記、祭・行事、六曜、旧暦、二十四節気、月暦(新月・満月)などがダイアリーに掲載されている。巻末には社寺、美術館・博物館、交通マップなどが纏めてあるので便利。週カレンダーは西暦と同じ今年の12月までだが、月間カレンダーは2008年3月まで付いているので、これからでも十分使える。旧正月の2月18日から使い出しては如何。
東京での販売箇所:東京駅八重洲口向かい【京都館】



京都手帖2京都手帖3京都手帖4








京都手帖 2007
定価1,050円(本体1,000円+税)
編/光村推古書院編集部
体裁/B6 総160頁 ビニルカバー付
ISBN4-8381-0375-1(2006)


 

2007年02月08日

北野天満宮(4) 梅花祭


天満宮梅1菅原道真の命日2月25日に行われる「梅花祭」は約900年も続いている。1月から徐々に香り麗しい梅香に包まれる境内には梅苑があり2月10日から公開される。こちらは有料\500茶菓付だが、本殿西側の紙屋川沿には無料で入れる梅苑があり、川に沿って、かつて秀吉が築いた御土居の一部が残る。  御土居は洛中と洛外を隔てる土塁で総延長22.5km、高さ3〜3.6m、天正19年(1591)に完成、軍事防衛が最大の目的であった。現在市の西北部9箇所に残っており史跡指定も受けているが訪れる人もいない。この紙屋川沿いの一角は紅葉の時も美しい姿を見せてくれる穴場だ。

御土居梅御土居2





紙屋川沿の梅苑


紙屋川紅葉


紅葉の紙屋川
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2007年02月07日

旧暦日々是好日 旧暦の新年は2月18日から

旧暦7四季の移ろいを感じながら暮らしてきた日本人。現代の生活ではつい忘れがちだ。知人で日本文化エディターの高月美樹さんが数年前から出版している旧暦ダイアリー【旧暦日々是好日】が風雅を楽しむ人達の間で静かなブームだ。「日常とは違うもう一つの時間軸」として、五感を取り戻すために・・・・(本誌、はじめにより)。 和の文化を楽しむためのコラムや旧伊予吉田藩御用商人・高月虹器の5冊の活花年賀集からの図版がカラーで挿入されている。実はこの約200年前の貴重な花図285点を含む「俳諧活花年賀集」(文化10年、1813)のデジタル・アーカイブのお手伝いをさせて頂いた。アーカイブとは記録・保存のことだが、今回の様にそれを活かし使われることが本当の意味でのアーカイブだと思う。

月齢・二十四節気・歳時記・季節の銘etc. 自分流で「にほんのこよみ」を楽しんでいただきたい。
旧暦3旧暦4






旧暦5旧暦6






旧暦ダイアリー「旧暦日々是好日」仕様
期間:西暦2007年2月18日から2008年2月6日
外形寸法 :たて183mm×よこ130mm・厚さ8mm
用紙 :ページはクリーム色。文字や絵柄は黒と落ち着いた赤の二色刷
定価 : 2100円(税込)
企画・制作 高月美樹
発行 LUNAWORKS


 
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2007年02月02日

節分といえば吉田神社

節分井澤元一【絵】井澤元一
京都で節分といえば吉田神社の節分祭が昔から有名でかなりの人出になる。2月2日から三日間に亘って疫神祭・追儺式・火炉祭が本宮および大元宮で行われる。左の絵は我が家にある京都の洋画家・井澤元一の追儺式の絵。画伯は日本文化研究のドナルド・キーン氏の京都在住時代の案内人でもあった。今年は残念ながら京都にいないので行けないが、さすがに一年でも一番寒い時期、今日は雪が降った。

吉田神社1吉田神社本宮吉田神社大元宮







【写真・中央】本宮・春日造 【写真・右】大元宮:延喜式内社全3132座の八百万神を祀る。特異な八角形・茅葺(重要文化財)
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能楽に触れてみる【入場無料】能楽研鑽会

能楽研鑽会3月13日(火)17時開演@国立能楽堂
■国立能楽堂には能楽師を養成するコースが設置されておりシテ方を除く三役(ワキ方・狂言方・囃子方)で研修生が在席している。 今年で第9回を迎える能楽研鑽会では研修生、各家の研究生が能楽界の一流の講師陣・助演者に導かれながら共演する。入場無料/全席自由となっているので能楽鑑賞に初めて挑戦する方にもお勧めしたい。
主催:独立行政法人日本芸術文化振興会(国立能楽堂)