桜の季節にふさわしい「道成寺もの」が今年もかかる。歌舞伎にみえるのは宝暦3年(1753)江戸・中村座「男伊達初買曽我」興行での「京鹿子娘道成寺道行」として初代中村富十郎の白拍子花子での初演であった。 能「道成寺」に取材し、いわゆる能取物或いは松葉目物の歌舞伎舞踊の代表作である。 明治期に入ると様々なバリエーションで上演される。
『男女道成寺』(めおとどうじょうじ)も、そうしたものの一つで、白拍子花子と狂言師左近の踊り競べが、見どころとなっている。
中村信二郎改め中村錦之助襲名興行の歌舞伎座では仁左衛門、勘三郎の豪華顔ぶれ、一方琴平金丸座では孝太郎、愛之助の新鮮な組み合わせで、どちらも楽しめそうだ。能で先ず観て、歌舞伎でも「道成寺」をご覧になると、それぞれの芝居の表現方法の違いが鮮明に体感できる。
(C)立命館大学ARC No.UY0298
文化13年(1816)江戸・中村座
白拍子花子 坂東三津五郎(3)
■歌舞伎座 四月大歌舞伎 昼の部 4月2日〜26日
「男女道成寺」 白拍子桜子 片岡仁左衛門
実は狂言師左近
白拍子花子 中村勘三郎
■金丸座・四国こんぴら歌舞伎大芝居 第二部 4月12日〜25日
「男女道成寺」 白拍子花子 片岡 孝太郎
白拍子桜子 片岡 愛之助
実は狂言師左近














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