ヤマブキ
色鉛筆だったかクレヨンだったか忘れたが、子供の頃に持っていた画材に、「やまぶきいろ」があった。どんな色かは、それを見れば判るのだが、子供にしてみれば、ただの黄色と区別する必要も感じなかった。
「だいたい、『やまぶき』ってなに?」
そんな疑問は持ったような記憶があるのだが、追求してみた記憶はない。ただ何故か、やまぶき(乃至やまぶきいろ)という単語だけは記憶の片隅に引っ掛かっていた。子供ながらに雅な雰囲気を感じ取っていたからかも知れないが、今となってはよく判らない。
後年、ヤマブキとはバラ科の植物の一種である事を知った。そして、その花の色こそ「やまぶきいろ」であるのだと判った。こんな経験のせいなのか、山吹が咲いているのを見ると、ちょっと気になる。クリックして、この先をお読みください。写真を掲載しています。
春、撮影に出掛けたとき、山の斜面に咲いている山吹を見つけた。だが、あいにく足場が悪そうだ。
「なにも、こんな所で撮らなくてもいいかな。今なら、ほかにも咲いてるだろうし」
とは思ったけれど素通り出来ず、機材を担いで近づいて行った。ケースを開け、カメラを取り出し、レンズとフィルターを選んで装着する。そして撮り始めたものの、やっぱり足場が悪くて姿勢が自由にならない。だから思うような絵に出来ない。それでも何とか幾枚かは撮ったが、一気に疲れてしまった。
「ハァ。まぁいいや。どうしても山吹を撮らなきゃいけない訳じゃないし、ほかに咲いてるのが見つかったら撮るようにしよう」
そう思って引き上げようとした、まさにその時だった。斜面を登ろうと思って視線を上げたら、思わぬ絵が視野に飛び込んで来た。
「あ、これだ」
あとは露出とピントに気をつけてシャッターを切るだけだった。斜面で足場が悪かったからこそ、ものに出来た絵である。
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私は小さいころは
やまぶ - きいろ
かと思ってました。
ヤマブって何?(笑)
アハハハハ!
あ、いや、失礼。
でも、これって間違いと言い切る訳には行かないですよね。
山吹色といえば・・・、
小さい頃から、
「やまぶきいろのお菓子でございます」
というときにしか使わなかった言葉であります。
僕の幼稚園時代のクレパスに「やまぶきいろ」はありました。色を混ぜることができないクレパスでは、絵を描くのに「やまぶきいろ」を結構使っていた気がします。やはり、ただの黄色ではない。
ほほぅ、私なんか、「黄色がなくなっても、この山吹色が代わりになるな」くらいなもんでした。今では信じられない…。