2009年07月23日

日本橋はいばら

文化三年(1806年)に日本橋で創業した和紙の店・榛原。
その店は東京・日本橋駅からすぐ近くにあり、かれこれ20年ほど通いつめてはここの紙を使っている。
便箋・封筒・葉書・金封など優れたアイテム揃いで、純「日本風」をプライベートにも仕事にも気持ち良く味わうのにはここのものしかない。

和風ではなく、日本風。
江戸の趣きあふれる和風アイテムも好きだが、現代の日本に生きているという自負もある。
「和のテイスト」を前面に出さない方が具合いい場面もしばしば起こるという事情もある。
日本人として、過去現在ひっくるめた日本文化の中で生きることはなかなかに難しいことなのだ。
そのようなわけで日本の歴史文化と現代文化の頃合い良くまとまったものを「日本風」と私は考えていて、そのバランスが大変に良いのが榛原の製品だと思う。

その榛原が2009/7/22(水)から7/28(火)まで、日本橋三越本店本館5F「趣味雑貨倶楽部」コーナー(万年筆売り場横)に期間限定で出店しています。
日本橋の榛原から日本橋三越本店までは歩いて行ける距離ではあるけれど、こちらの三越コーナーには「木版刷りの原版」もショーケースに展示されていたりなどして榛原本店とはまた別の楽しみが。


haibara_box.jpgこの売り場に、榛原製品に記したミケランジェロの手書き文を置いていただきました。

写真の下の箱の中に添えられている葉書2点と、榛原のロングセラー・蛇腹便箋レターセットには旅日記や手紙、一筆便りを。
旅日記は文面がまだ途中なので書き足さねば。
手に取って気軽に見られるので、万年筆での描線など楽しんでもらえるかも知れません。

各商品を御覧いただきつつ、それぞれの使用万年筆/インクを記します。


haibara_box_red.jpg【葉書・赤罫】
・シェーファー・コノソアール/シェーファー・パープル

この赤罫葉書は新作。8行罫の葉書は短い文面で好意を伝えるのに適量。

箱の中にある赤枠の入った便箋・封筒も万年筆で快適筆記を楽しめて、それぞれ別個に使って洋物封筒や便箋と組み合わせてもうまく馴染む。
赤枠は手刷り木版で一枚一枚手作業で刷られいるのだそう。独特な赤の色味に魅せられてしまう。



haibara_box_turquoise.jpg【葉書・青罫】
・ペリカンM205/ペリカン・ターコイズ

青罫葉書も上の赤罫同様に新作。
夏の便りにぴったりな爽やかなターコイズブルーで、いっそ文字も同系色にしてみようとターコイズのインクにしてみた。

箱にある青枠便箋・封筒も上の赤枠と同じく手刷りの木版印刷。この青も鮮やかで心奪われる。
こちらの紙は赤枠のものとは異なり、万年筆ではにじむ。ただ紙は繊維に光沢があり大変に美しい。いっそ太字の油性ボールペンを使ってしまうのも潔いかも知れない。


haibara_letterset.jpg【蛇腹便箋】
・ラミー2000/モンブラン・ブラック
・セーラー万年筆(1970年代のもので型番はわからず)/モンブラン・ブラック
・モンブラン146/モンブラン・ロイヤルブルー

蛇腹に折り畳んであり、どこまでもつながっている便箋。この一折一枚ずつの折り目にはミシン目が入っており、好きなところで切り離せる。
一筆箋にも便箋にも使えて、縦書き筆記にも横書き筆記にもバランスがいい行間。
定番品は90枚綴りで封筒10枚の付いたカバー付きのレターセットになっている。
榛原本店に行くと、この90枚綴りが5束つながって450枚綴りになった便箋のみの「超長・蛇腹便箋」もあり。これは圧巻!

蛇腹便箋の手書き文は、上述の通りまだ書き足したいものなどあるので会期中ちょっとずつ手書き文が変わることもありそうです。

日本橋三越へお立ち寄りの際には、ぜひ榛原製品を見に本館5Fへ行かれてみて下さい。
定番の便箋・封筒類以外にも、蛇腹便箋や一筆箋がぴったり入る新製品の文箱や、桐箱入りギフトセットなど注目アイテムが満載。
もちろん日本橋交差点からすぐの榛原店舗へもぜひ!
 
Posted by ミケランジェロ at 02:25  |Comments(16)TrackBack(0) |

この記事へのトラックバックURL

http://blogs.dion.ne.jp/lamlinji/tb.cgi/8594084
※半角英数字のみのトラックバックは受信されません。
この記事へのコメント
こんにちは!

日本橋三越の5階、大好きなんです。
あまり頻繁には行けませんがこれは行かなくちゃ。

ミケランジェロさんの自筆も拝見できるとのこと、楽しみです!

私は昨日、友人の子供さんの入院お見舞いに名古屋へ行って、三光堂に行きましたよ。

オリジナルのインクを二つも買ってしまいました(汗)。
Posted by びぇんふう at 2009年07月23日 11:58
びぇんふうさん、こんにちは!

日本橋三越5階の万年筆〜文具売り場、あれほど充実したラインナップとは驚きました。
びぇんふうさんはあのコーナーをお好きでいらしたのですね!
今回の手書き文を御覧いただけるとのこと、誠にありがとうございます。

三光堂へ行かれたのですか! それはインクを2つに絞り込むのさえ大変だったのでは…。
御友人のお子様がすっかりお元気になられていると良いですね。私も名古屋へ訪れる機会がやってきたら、ぜひ三光堂に行ってみたいです。
Posted by ミケランジェロ at 2009年07月23日 12:42
ミケランジェロさん、こんにちは!

お知らせに早速本日日本橋三越に行ってまいりました。
このところ忙しくしていたのですが、ちょうど一段落したタイミングでこのようなイベントがあって、見逃さないですんでよかった!と嬉しく思いました。

さて、相変わらずきっちりと美しい手書き文字ですね。目に心地よいのは言うまでもありませんが、どこかの書道教室?で目にするような美しさとは違って、ミケランジェロさんならではの筆跡が個性的でとても素敵だと思います。

で、ゆっくりと拝見したかったのですが、売場の方の説明トークがすごくて、なんだか気忙しくなってしまいました。
とても親切にいろいろご説明くださったのですが、手書き文字を読みたい気持ちの強かった私は気もそぞろで申し訳なかったような。
なのに、肝心の手書き文字読みにも集中できないという(笑)

そんなこんなで三越を堪能した後は、やはり榛原さんへ。
しばらく訪れていなかったのですが、入った途端嬉しさでクラクラしてしまいました。
ここでは量の多いほうの蛇腹便箋を購入して、意気揚々となった勢いで、丸善へ。
鼻血が出そうに嬉しい日本橋文具巡りの半日を過ごせました(^^)
それもこれもミケランジェロさんが教えてくださったからこそ。ありがとうございます。


さて、その帰りにいつものごとくお気に入りの街、神保町に寄ったのですが、文房堂の地下一階で、ファブリアーノのスケッチブックを見つけました。
Moleskineのコーナーに3冊ほど置いてありましたよ。
スケッチブックだけあって、紙は厚手のもの。
でも、文庫本よりも一回り大きいくらいのサイズで、ノートとしても使い良さそうな印象を受けました。1400円くらいでしたでしょうか。

ファブリアーノ、ということで、念のためお知らせ申し上げようと思った次第です。

では暑い日が続きますので、どうぞご自愛くださいませ^^

Posted by gratus at 2009年07月25日 18:11
gratusさん、こんにちは!

御多忙な毎日をお過ごしでいらしたのですね、日本橋三越榛原コーナーで手書き文を御覧いただき誠にありがとうございます。

榛原の店員さんはとても丁寧に説明をして下さいますよね。今回三越へ訪れた方々に榛原製品を知っていただきたいと願ってのことなのでしょう。手書き読みに集中したかったとのお言葉、嬉しいです。

手書き文字というのは本当に書く人の性格が出るもので、それがおもしろいなと思うことと、万年筆など筆記具で紙に線を残すことが楽しくて仕方ないという思いであのように書いています。
あの文字を見て「私も何か書きたいな」と感じてもらえることが本望で、そんな書くことの楽しさがgratusさんの心にも榛原の方々の心にも共にある、そのことが嬉しいです。

そしてそのあとの榛原本店→丸善→神保町の文具巡り、とても楽しそう!! 私も御一緒できたら良かった!

蛇腹便箋の量の多いほうは圧巻ですよね。どこまでも蛇腹を広げてみたくなります。
文房堂のファブリアーノ、赤い模様の表紙の「ベネチアブック」でしょうか!
以前1冊世界堂で見つけて、何を書くのに使おうかと考えあぐねていました。もう1冊あると心おきなく使ってみられるかも。
文房堂にあったとは! さっそく行ってみます。ありがとうございます!
Posted by ミケランジェロ at 2009年07月26日 12:43
こんにちは!

行ってきました、日本橋三越。

しかしgratusさんもおっしゃっている通り、店員さんの説明トークが凄すぎです。
ちょっと立ち止まって見ているだけで駆け寄ってきて、聞いてもいないのに説明を始めてしまう…。
(実はこの手の接客、いちばん苦手なんです、私・涙)

商品選びで迷って、尋ねたい人にはいいですが、
静かにミケさんの文章を読みたい人間にとっては煩わしいことこの上なかったです(苦笑)。

結局店員さんから逃げ回りながらミケさんの文章を読む羽目になってしまい、肝心の文章がちっとも印象に残っていない有様(泣)。

リベンジしに行かなきゃ、かも(笑)。
Posted by びぇんふう at 2009年07月26日 18:18
びぇんふうさん、こんにちは!
日本橋三越の榛原コーナーに足を運んで下さり誠にありがとうございました。

そして、説明トーク。gratusさんの御返事に記した通り、店員の方々は本当に「榛原はこのような製品作りをしています」と皆に知っていただきたい気持ちと、訪れた方々に真心を込めた接客をしたいという一心での語りかけなのだと思います。
その一方で「放置するもてなし」という接客も確かに一理あるようです。
私の手書き文を読みたかったとのお気持ち、とても嬉しく思います。

私も今日夕刻に日本橋三越へ行ったのですが、びぇんふうさんはお帰りになられた後のようでした、残念です。
明日そして最終日の明後日も折をみて行く予定でいます。もしもミケらしき者(=じっと榛原製品を眺めている)を見かけたらお気軽に声をかけて下さいね!
Posted by ミケランジェロ at 2009年07月26日 23:58
なんですって〜(泣)。
お会いしたかったです(号泣)。

如何せん長居が出来ない雰囲気で、早々に退散して銀座五十音に行っちゃってました(苦笑)。

明日ミケさんめがけてリベンジしに行こうかな。
Posted by びぇんふう at 2009年07月27日 01:13
びぇんふうさん、
本当に! お会いしたかったです。
その後銀座五十音に行かれましたか、いいですね。私は以前やっと行った日にたまたまお休みで、ドアのガラス越しに見える店内ディスプレイが素敵でした。今度こそ行きたい!

明日日本橋三越へいらっしゃるようでしたら、こちらでも下のミケ名にあるメールでもお知らせ下さい。頃合いめがけて参ります!
Posted by ミケランジェロ at 2009年07月27日 03:11
いらっしゃるなら行きますとも!勿論!

メアドが見つからないようなので(パソコンではなく携帯限定利用なので、私は…汗)こちらに一報入れますね!

なんだかわくわくしてきました(笑)。
Posted by びぇんふう at 2009年07月27日 03:33
びぇんふうさん、
了解です。携帯閲覧ですとメールアドレスが表示されないのですね、失礼いたしました!
それではまたお知らせ下さい。
楽しみにしています!
Posted by ミケランジェロ at 2009年07月27日 04:01
こんにちは!
本日、16時半頃めどで日本橋三越に参ります!

取り急ぎ、お知らせまで。
お会いするの楽しみにしています!
Posted by びぇんふう at 2009年07月27日 14:52
びぇんふうさん、こんにちは!
お時間了解しました。それではまたのちほどに!
Posted by ミケランジェロ at 2009年07月27日 15:00
店員です。皆様ごめんなさい。
気が付きませんでした。
初めての出店ではりきりすぎでした!
弾丸トークでご迷惑をおかけしていたのですね。
気が付かずにいました。教えてくださってありがとうございます。恥ずかしい!です。
お客様のお気持ちを大切にするという事、静かにお買い物を楽しんでいただける店にいたします。

ミケランジェロさんのそれは美しい文字をゆっくり堪能なさりたい方、今日からは店員一同しずか〜にしてます。ですからミケさんのファンの方は日本橋三越5階の榛原コーナー安心して美しい手書き文字を堪能しににいらしてください。
Posted by hana at 2009年07月31日 07:10
hanaさん、
ミケブログを御覧下さり、コメントを誠にありがとうございます。
このたびは榛原コーナーに私の手書き文を置いて下さいましたこと、心より御礼申し上げます。

店員の皆様が訪れた人たちへ榛原製品の良さを伝えたいと願うお気持ち、自社製品を心から愛していらっしゃるからこその語りかけだと思います。
ミケブログを読んで三越の榛原コーナーへ足を運んでいただいている方々も皆、これまでに日本橋榛原本店へ訪れておられ榛原製品を大変に好んでいらっしゃると伺いました。
どうかこれからも素晴らしい製品を作り続けて下さい。
いつも御声援申し上げています!
Posted by ミケランジェロ at 2009年07月31日 12:50
今日本屋で榛原さんの蛇腹便箋についての記事が載っている雑誌を見つけました!

Meets Regional 東京の手仕事
http://item.rakuten.co.jp/book/6135714/

という雑誌です。
Regionalというだけあって、もしかしたら東京や関東地方でしか店頭には並んでいないかもしれませんが…。

きちんと見る暇がなく、とりあえずチェックだけして帰って来たので、詳しく感想が書けません(^^;

取り急ぎ榛原ファンの方にお知らせまで^^

Posted by gratus at 2009年08月05日 19:56
gratusさん、
御紹介いただいた雑誌、関西地区で刊行されているものなのかと思いましたら東京の書店にも置かれていたのですね!

榛原の掲載ページには蛇腹便箋が工場と共に紹介されていて、大変に読み応えのある記事でした。
まだ榛原のページしか目にしていませんが、他の記事もぜひ見てみたいと思います。
情報を誠にありがとうございます!
Posted by ミケランジェロ at 2009年08月06日 12:53
 
※半角英数字のみのコメントは投稿できません。