ナガサワ文具センターのインク/摩耶ラピス
先日、神戸に行かれた知人からナガサワ文具センターのオリジナルインクをいただいた。
「Kobe INK物語」シリーズの「摩耶ラピス」という色である。
インクはセーラー万年筆による製造。ボトルなど全体像の写真や製品概要については
こちらを御参照下さい。
この「Kobe INK物語」シリーズは、ナガサワ文具センターが店を構える神戸の街をイメージしたもの。
神戸と聞くだけで、物語が始まる予感が実にする。
「摩耶ラピス」は美しい夜景を望める摩耶山に、瑠璃色の石・ラピスラズリのきらめきを重ね合わせたインク。
物語が始まる予感に加えて、夜景・瑠璃色・きらめき。これはもう即映画のヒロイン気分で試すべし、と万年筆に注入した。
敵国の諜報員と知りながら、私はあなたに愛を抱いた。
今、私たちは摩耶山で輝く神戸の夜景を眺めている。
あなたの背広の胸ポケットにさされた万年筆には、インクとは別の液体が入っているのでしょうね。
今ならあなたに命を奪われても私は構わないわ。
…みたいな気持ちで試し書き。
こっくりと深みのある群青色が、ブルーにもブルーブラックにもない彩りを発している。
深いのに鮮やかで、暗いのに明るい。紙の上で乾いたあとの描線に、文字も読まずに見入ってしまう。

正面から見ると筆跡はこのような感じ。使用万年筆はセーラーのプロフェッショナルギア銀・細美研ぎ。
そのようなわけでこれは極細線を近距離から写してあり(罫線は7mm罫である)、筆跡は極細字でもくっきりと読みやすく、青インクと黒インクの良いところを兼ね備えているように思う。
それからしばし眺めていて気付いたことには、この描線は向きを変えるとキラキラと輝く。

これが同じ紙面を傾けてキラキラいう様子。
光はタングステン、白熱灯を当ててみたもの。蛍光灯、自然光でもまた違ったきらめきを発するが、タングステンが最も夜の雰囲気。
このキラキラが、摩耶ラピスのとびきりの魅力だと思う。

さらに太字でもこの描線を見てみたい。正面から見たもの。川窪万年筆店のマイカルタ軸・太字の万年筆で書いている。
太字で使うとインクの濃淡が大々的に表れるのが面白く、このムラ感がまた夜空の闇に漂う薄雲のよう。

これを傾けて光にかざすと、細字よりもずっとキラキラ度増大。
時にインクというものは、キラキラ目的とは別に「赤光り」を起こす場合があるが、このインクにはそうした赤光りの「テカっちゃった感」とは異なる、意義深い輝きがある。
意義深いというか、意味深というか。
その意味深な描線に、また夜を連想させられる。
このインクを使うようになってから、万年筆でものを書く楽しみがさらに広がっていくのを感じる。
夜景を眺めながら刹那な夢をみるように摩耶ラピスを。
ノートを傾け、星くずを散りばめたような文字を読むひとときが嬉しい。
Posted by ミケランジェロ at 09:09
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筆記具
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Nagasawa オリジナル プロフィット万年筆 ペン先EFを入手しました。
モンブラン P114を購入したばかりですが、Smythsonに書き込む際に、もっと細い万年筆も欲しくなり、Nagasaw..
Nagasawa オリジナル プロフィット万年筆(セーラー万年筆)の写真付きレビュー【PlusDiary.com 手帳と文房具のレビューサイト 2nd.】 at 2009年12月12日 21:11
インクの紹介がお上手ですね。
思わず欲しくなっちゃいました。
善人の善の字が新鮮です(^^)
こういう、「その人それぞれ」の感じは、手書きならではですね!
いつもながら楽しく拝見しました。
摩耶ラピスの輝き、ほんとうに魅惑的。
いつまで眺めていても飽きないような…
書かれている内容よりも、その色合いに魅せられ描線をひたすら眺めてしまうなんて、あまりにも甘美な罠で、こんなインクの存在には脱帽です!
神戸インク物語シリーズの全色がこの玉虫色効果(?)を備えているのでしょうか。
あまりにも危険!(笑)
knockさん、
お言葉、嬉しいです。
できればインクはただ1色を、もしくはごく数色だけを使う姿が潔いと思いながらも、良いインクを知るとまた1本もう1本と増えてしまいます。
このインクはすっかり定番となりそうです!
gratusさん、
善人の善の字、ああいう風にちょっと線を短くしたり1本線を間引いたり、ということを自分用の書きものでついしてしまいます。なんだか楽しくて。線を長くしたり増やしたりということはまだやっていませんが、どうなるのだろう。それも試したくなってきました(笑)
摩耶ラピスの色は本当に不思議な魅惑をたたえています。
玉虫色効果は他の神戸インクにもあるのかしら、今度神戸へ行く楽しみができました!
こんにちは。お久しぶりです!
以前、にゃっ太の名で書き込みしてましたが、
HNをyasuに変えました。宜しくお願いします。
先日私も、神戸に行ってきまして、ナガサワ文具の
この「Kobe INK物語」のシリーズ毎回手に
取って見ているのですが、ついつい、
Dr.ヤンセンの方に気になってしまいます。
(苦笑)と、言うのも大阪市内では、ヤンセンの
インクが入手できず、ナガサワ文具でしか
買えないのです。
この摩耶ラピス!ヤンセンのコペルニクスに似た
感じなのでしょうか!?ナガサワ文具のインクで、
私が持っているのは、「墨香」ってインクで、
黒インクでこのインクで書くと、書道の時の墨の
香りがしますよ。(笑)
それから、私もモンブランP146(M)を今年
2月に購入しました。買った所は、モンブラン
ブティックではないのですが、ネーム入れは、
大阪心斎橋にあるモンブランブティック大阪で、
小野様にラウンドスクリプトで、仕上げて頂きました。とても、気に入っています。(笑)
yasuさん、こんにちは!
にゃっ太さんからHNを変えられたのですね。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
さてナガサワ文具センター、私はまだ行ったことがなく羨ましいかぎりです。
Dr.ヤンセンも心惹かれるインクを作っていますよね。私もお店で見るたび色見本に目が釘付けなのですが、まだ試しておらず。
よって「コペルニクス」との比較は明らかでありませんが、見本によるとそちらは摩耶ラピスよりも「ぶどう系」のような印象です。
「墨香」の香りは心地良さそうですね。色も書道の墨のようなのでしょうか。楽しみが増えました。
そしてモンブランP146のMを使われているとのこと! ネーム入れを施すと愛着もいっそう湧くことでしょう。
私は先日オーバーホールをしてもらったりなどして、yasuさん同様にP146のMを楽しんでいます。
色々な万年筆に手が延びながらも、これはいつも身につけていたいと感じさせる1本ですね。
ミケランジェロさん、こんばんは☆
キラキラ&ラメラメ好きな自分は、みるみる写真に吸い込まれてしまいました(笑)素敵ですね!しかしお店ではもう売り切れかぁ…万年筆にラメラメしたインクなんて思いつかなかったです!
あ、上でモンブランの話で盛り上がっていたので、私も(笑)
少し前に初モンブランを購入してしまいました!私は初という事で145のボルドーにしました。どうしてもボルドー軸が欲しくて…。初めて書いた時感動してしまいました(笑)
146や149はもっと素晴らしいんだろうなぁ!と日々思いながらも、しばらくはこの万年筆で満足です☆
*nori*さん、こんにちは!
キラキラ&ラメラメがお好きとのこと、私も同じく☆ 大粒のキラキラもいいし、このインクのようにベールがかったキラキラもいいものですよね。
引用サイトでは現在売り切れとあって惜しいところですが、土産にいただいたわけで店舗にはあるのかも。またサイトでも在庫復活してほしいところです。
さてモンブラン145を購入なさったとのこと、146に比べて少し細身の145にボルドー軸が映えそうです。waferノートブックともぴったり合っているのでは!
どの大きさも魅力で、全サイズ揃えたくなるマイスターシュトュックだなあ…と思います。
こんなインクがあったんですね。
驚きです!う〜ん、キラキラ欲しい(笑)
ただの文字を書くための液体ではなく
こういう、遊び心があるところが
とても好きですね。
あ〜もう、なんてものを
紹介してくれたんですかっ!(笑)
あ、それともう一つミケさんにお願いが。
ここを僕のブログとサイトに
リンク貼りたいんですが、
宜しいでしょうか?
サイト自体は文房具を扱ったサイトでは
ないし、ブログも文房具のためのブログでは
ないのでアレなんですけど・・・
URLだけ貼っておくんで、確認して貰って
許可が出たらリンク貼りたいと思います。
よろしくお願いします。
Orpheusさん、
文字を書く目的+遊び心=ますます筆記が楽しい! ですよね。
キラキラ度は紙によってもまた異なり、紙ごとの変化を味わえるのが面白いです。
さてリンクの件、さっそくOrpheusさんのサイトとブログを拝見しサイドバーに追加させていただきました。
空がお好きなのですね! 無限に表情を変えてゆく空の色模様は、紙とインクの織り成す様々な彩りのようだと感じました。
再びOrpheusさん、
空の写真に見とれて、肝心なこと書くのを忘れてました!
こちらのミケブログ、どうぞリンクに加えてください。よろしくお願いいたします。
許可ありがとうございます。
しかも、相互リンクして頂いて(あわあわ)
これからもよろしくお願いします(ぺこん)
Orpheusさん、
こちらこそありがとうございます!
また拝見しに伺いますね。
ミケランジェロさま、こんにちは。
初めまして、ぴょん太と申します。
文房具、特に万年筆が好きで、
他の方のブログリンクからお邪魔いたしました。
ずっと気になっているナガサワ文具センターのインク、
この摩耶ラピス、素敵な色合いですね。
このキラキラ感は書いていて楽しくなりそうです。
そして、ミケランジェロさんの書かれた文字に
とても惹かれます。
僕もこんな字を書いてみたい!と思います。
これからも素敵なモノを教えてください。
楽しみにしております。
今後ともよろしくお願いいたします。
ぴょん太さん、初めまして!
ミケブログを御覧下さりありがとうございます。
万年筆がお好きとのこと、ナガサワ文具センターのインクはニュアンスカラーが揃っていて目移りしてしまいますよね。特にこの摩耶ラピスは「こんなブルーがあったなんて…」と感激しました。手帳やノートに毎日使っています。
私の文字を好んで下さりとても嬉しいです。
よく「見ていて呑気な気分になる」と言われることが。カンカンに怒っている相手へ詫び状を書く時に向いている字かも知れません(笑)
色々なものに触れて「いいな」と感じた気持ちを記していきたいと思います。
今後ともミケブログをどうぞよろしくお願いいたします。
ミケランジェロさん
この記事を拝見して、私が探していたのはこの青かもしれない、と思って注文したところ、まさに思い描いた通り!でした。
ラミーのJOYなどを購入した際についてきた青系のカートリッジをとりあえず使っていたら、なんともいい感じの明るさ、濃さ、照りですっかり気に入り、常備しておこうとボトルで購入したのですが、色味が違うのです。ラミーの青ボトルは色合いが薄くて、この摩耶ラピスのような照りがなく、がっかり。カートリッジとボトルで色味が違うのか、はたまた単に色を間違えたのか、カートリッジが古かったのか...?
いろいろな色インクを試してわかったのは、文字の輪郭がパシッと出るのが私好みだということ。細美研ぎの写真がそれにあたります。
極細のシャレーナは、その線の細さのせいか、インクの色が薄く感じられて、スマイソンのパークアベニューリフィル専用でモンブランのブルーブラックを入れていました。けれど、この摩耶ラピスを入れてびっくり、鮮やかな線が書けて、いまではJOYとシャレーナという両極端な2本で活躍しています。
soniaさん、
摩耶ラピスを使っていらっしゃいましたか!
そしてラミーJOYと。あのすらりと伸びたデザインに摩耶ラピスの色が映えそうです。
私も以前、ラミーのカートリッジを使って気に入った赤色インクがあり、再び購入したら色味が違っていたということがありました。
私の場合は再び購入したのもカートリッジだったのですが、気に入ったものは「血のような赤」で、色味が違っていたのは「かき氷のいちごシロップのような赤」。カートリッジ越しに見えるインク色も明らかに違っていました。
両方同じ店で買い、店員さんが気心知れた人だったこともあり、在庫を全部出してもらってカートリッジを見たら、「血」もあれば「いちごシロップ」もあったりとさまざま。
その中から「血」の方だけ選び(10箱中3箱くらいあったか)買ったといういきさつでした。(店員さん、その節は御面倒なリクエストに応えてくれてありがとうございます…)
というわけでインクの製造年などによる個体差か要因はわからずですが、とにかく言えることは。
私も文字の輪郭がバシッと出るインクが好きです!
何か気分まで引き締まって、頭が冴えてくるような感覚になりますよね。
シャレーナはインク色が薄く感じられるに深く同意。私も昨年末に1本、70年代のデッドストックを加えました。今はセーラーの黒インク(付属のカートリッジ)を入れてあります。他で使う同じセーラーの黒インクよりかなり薄い印象です。
それもそれでまた変化を楽しめて良かったりしますが、摩耶ラピスで鮮やかな線を書けるとは。さっそくシャレーナにコンバーターを用意して、摩耶ラピスを入れてみようと思います!
ああ、伊東屋へ行くのが待ちきれない。嬉しい情報をありがとうございました。
ミケランジェロさん
なんとなんと!ラミーのカートリッジは他の色でもそんな違いがあるのですねー 驚きです。JOYについてきた青は、摩耶ラピスと非常に似ていたんです。主にFAX用に使っているので手元に書いたものが残っておらず、詳細比較ができないのがつまんないのですが。
ぼやけた線で字を書いていると何だか頭までもやがかかってくるし、PCの処理速度が遅いのも催眠術にかかったかのように脳の処理速度まで落ちてくると私は確信するものです。
シャレーナの70年代デッドストック!70年代からあのシャレーナがあったとは。どちらかのHPで拝見した気もするのですが、黒軸だったような。
約一年前に注文した時、実は書き味に期待してはいなかったのです。実際、軸のあまりの細さは手が癇癪をおこしそうで長時間はつらいですが、文字がきれいに流れ出るさまは感動ものでした。こんなに細いのにコンバータがあるというのも本格派。
これに味をしめて、細美研ぎに手を出しそうになるのを必死に押しとどめているところ。でも、知りたい!使い心地はいかがですか?スマイソンのブルーフェザーペーパーの上にペン先が細く締ったインクの跡を残していくさまが想像されて...
soniaさん、
ぼやけた線は、確かに処理速度の遅いPCと似たものがありますね。もしも時にぼやけた線に味わいを感じることがあるならば、処理速度の遅いPCにはどんな味わいを感じたら良いのだろう…思いつかないです(笑)
さてシャレーナの70年代デッドストックは、黒軸もあったようですが、私のものはシルバー軸です。持ち手のグリップ部とキャップ天冠部はコバルトブルーのようなネイビーレジンで、これはなおのこと摩耶ラピスと合いそうだとインクを入れるのが楽しみになりました。(まだコンバーターを買いに行けていない…)
細美研ぎは、シャレーナの細字具合や筆感とも違っていて、インクの線が削り出されて出てくるような研ぎ澄まされた感覚です。
眠い時に細美研ぎを使うと、一気に頭が冴えてくるような。インクフローもほどよく豊かで、なのに線の輪郭がしっかりと残り、フェザーウエイトペーパーとの相性も抜群です。
ペン先の安定感もあって、線をとりやすく、潔く文字の形を作れる感覚が。ノートにも手帳にも欠かせない万年筆となりました。
きっとsoniaさんのお気に召すペン先なのではと思います!
ミケランジェロさん
処理速度の遅いPCにはどんな味わいもなさそうです。近寄らないのが一番。
シャレーナは銀×ネイビーレジンですか!いいなぁ。摩耶ラピスのためにあるんじゃないかと思うくらいですね。いや、反対か?
細美研ぎの描写を読んで思わず”何と罪作りな...”とつぶやいてしまいました。細美研ぎもミケランジェロさんも!(疲れた時は寝るが一番!です)
煩悩の種火がじわじわと火勢を増しています。細美研ぎがあればシャレーナは5mm方眼ノートの線引き専用という私的にベストな業務に就かせられるのですよね。
それなのに細美研ぎを躊躇している理由は、モンブランノブレスの修理見積もりが3万を超えていたからです。ペン先があっただけラッキーなのでしょうが、複雑な気分。自分で買った初めての万年筆なので修理することにしたのですが...いやはやこれでよかったのか、仕上がってくるまでわかりません。
soniaさん、
モンブランノブレスを修理なさったのですね。3万円とはーー! しかしそれは思い入れの強い万年筆、修理をして末永く使ってゆくためのものと思います。
そして確かに、その修理代とまるまる同じくらいの金額の細美研ぎ。お金が余計にかかるということより、何か運命的な「同じくらいの金額」ということが躊躇の理由なのではと思います。
新製品で14K・パールレッド軸の「プロフェッショナルギアスリム細美研ぎ」も出ましたが、これはsoniaさん的には「シルバーリングの面積が大きいのが惜しい」と感じられるのではと勝手に想像。
そもそも、セーラーの黒×銀コンビの色合いがたまらなく良い色チョイスをしていて、手荒く使っても小さな傷が目立ちにくい黒軸素材をしているし、銀は白銀にも近いクールなシルバー。これが、細美研ぎのシャープさをいっそう際立たせているようにも感じます。
さて「5mm方眼ノートの線引き専用という業務」とは、何かとても忍耐力と持久力を要する作業なのでしょうか? 興味津々です。
ミケランジェロさん
14K・パールレッド軸の「プロフェッショナルギアスリム細美研ぎ」、ネットで詳細な紹介記事を読んだことがあり、細美はやっぱりいいな!と思った次第。
でもあの赤が好みでなくてシルバーの割合まで眼中に入らぬままでしたが、実は今、手元にブルー軸のプロフェッショナルギアスリム細美研ぎが。
ええ、思い切りました。週明けに近くでセーラーのペンクリニックがあるのでこの機会にと。
摩耶ラピスを入れて試し書きすると、がりがりと音がします。筆圧を弱めても紙を削る感があり、インクの跡も記事の写真のようなものとは程遠い。21金と14金の差なのでしょうか?
パイロットのポスティングはここまで細くありませんが滑らかさが嬉しい驚きだったので(店頭で試書き)、この細美はこれでOKなのかお聞きするにもこの時期に購入して正解だったなと思いました。
そしてデザインですが、ミケランジェロさん、すごい!ずばりその通り、キャップのシルバー幅が半分でいい、ということを強く感じました。レッドと違って首軸の部分は黒です。ブルーの色合いがまさに摩耶ラピス系で、これはもうそのためにあるような組み合わせ。小ぶりなものに慣れている私には大きさも違和感ゼロ。とはいえ、実は全体にまったくと言っていいほど好みじゃない姿(苦笑)天地が黒でなくブルーであればまだ良かったのですが。
しかし、手持ちのプロフィット21シルバーとモンブランモーツァルトプラチナがなんと親子のごとくそっくりで、黒×銀がずらっと並んだペンケースをみてちょっと変わったことをしてみようかと思った結果です(ゴールドにしようかとも思いましたがそれはやめました)。
手帳や書き込み用にがんがん持ち歩けていいと納得。使いこなそうという意気込みは十分です。
ミケランジェロさん
「5mm方眼ノートの線引き専用という業務」とは、ひじょうに簡単なものです。
KOKUYOにはスリムB5サイズというノートがありますが、その中でもツインリングのUNIFEEL DRAFT PAPER 5mm方眼がその形状と薄さ軽さ、ボールペンでもシャープペンシルでもペン先のあたりのよさから数年来の愛用品です。
このノートを時系列でなんでも書きこむのに使っていて、表を書く必要がある場合はシャレーナが見事に細い線を美しく方眼の上に残してくれるのです。まるで最初から印刷されていたかのように。
どう考えてもシャレーナの形状は本腰入れた筆記には向きませんから、線の美しさをここで発揮させたい。
そして、なんとこのノート、万年筆のインクが裏移りしないっていうのが感動的。太字でも、ガラスペンでインクを盛り上がるほどのせてしまってもOK。
このノートは豊富なラインナップの文具店でも店頭から姿を消し、廃番になったのかとかつてさまざまな方眼ノートを買い込んで試しましたが、やっぱりこれがダントツによかった。見た目からはそのすごさは全くうかがわれません。廃番でないとわかったので近くの卸&小売店でまとめて注文する予定。
でも、発売当時のページに比べて罫線がシャープでなくなり、そのため枡目が濃い目に目立つようになってしまったのです。ショックでしたが、使ってみればそれほど気にならない。
これからも使い続けることでしょう。
soniaさん、
もうお手元にプロフェッショナルギア細美研ぎが! ブルー軸になさったのですね。ベールのようなキラキラも含め摩耶ラピスにぴったりの軸色です。そしてシルバーリングの面積については、やはり、大きいと感じられましたか。私もぜひ14金の方も試してみたいと思っているのですが、あのリングが気にかかっていたのでした。(シルバー好きとしては)
そして試し書きの感触について。
がりがりと音がして、紙を削る感触、筆跡も上の写真のものと違うのとこと。
それが、私の使う細美研ぎも当初そのような状態だったのです。
ある時伊東屋にふらりと行ったところ、たまたまセーラーのペンクリニックが開催されており、「あ! あの細美研ぎを見ていただこう」と即申し込み。川口氏の御担当の日でした。
ペン先を見た川口氏、0.1秒で「フッ…」と苦笑され(その笑みが、えも言われぬ独特なもので)、あっという間に調整。手渡された細美研ぎは完璧な仕上がりに。
「あとは3ヶ月くらい使っていれば、ペン先が馴染んでくる」との話で、その通りに3ヶ月を過ぎたあたりからいっそう素晴らしいペン先になりました。
そのようなわけで、ちょうど良いタイミングに御近所でペンクリニックが開催されるとのこと、きっと至福の書き味となるのではと思います。
そして「5ミリ方眼ノートの線引き業務」、なるほど納得しました。
シャレーナを線引きに! それは確かに、印刷のように細く一定の線を引くことができるでしょうね。素晴らしい使い途です。
そのKOKUYOのノートも良さそうで、現行品は罫線が少し違うとのことですが、私もぜひ試してみようと思います。
ガラスペンでインクが盛り上がるほどのせてもOKとは凄いですね。また楽しみなことを教えていただきました!
ミケランジェロさん
やはり、調整が必要な状態なのですね!調整後はいっそう素晴らしくなるとは、もう何が何でも行かねば。
プラチナの細字ショートの書き味があまりに良くてまた18Kのものを手に入れたのですが、このペン先が全然だめで。最初に好奇心から手に入れた苺軸のペン先が川口さんも「いいペン先だね!」と言われるほどだったので、できれば同じ状態になってほしいと切に願います。
以前は長刀中細をその場で頂き、持ち帰って落ち着いていろいろ試し書きするとしっくりこないところがあったので翌日また伺いました。二日間あるとこういうこともできるので嬉しいです。
KOKUYOのノートは、B5スリムというサイズが私には絶妙な使いよさ(細いツインリングもよい)。
A5では表を作りたいときにどうしても長さが足りないと思うことが多く、かといってB5そのものでは1ページにおよそ書き込みたいことを書いても中途半端に余白が残るのが落ち着かない。
正方形のノートもこれまた非常にひかれるのですが、どうも使いこなせず、泣く泣くあきらめました。
紙とサイズとデザイン等々、なかなか思うものに出会うのは難しいですね!
smythsonのブルーフェザーペーパー無地を好みのサイズにカットしたレフィルがほしいなぁと思いますが、その一方、あの製本がいいのよね、と原点回帰。
ミケランジェロさん
ペンクリニックへ行ってきました。
まず「いつ買った?」と聞かれましたので、「買ったばかりで... ペンクリニックに合わせて注文しました」。
ふっと笑いをもらされ、調整しながらのお話を伺いました。
角をとっておこうね、これはペンポイントがほとんどなく針のようなものでペン先が下向きだから
いくら細くと言ってもインクが出なければ人は力を入れてしまう
インクの出を良くしておいたから一カ月我慢して使いなさい
自分に合わせて削れていくから、これは絶対に人に使わせたらいけないよ
とおっしゃったことを頭にいれて帰ってきました。
わずかな時間の調整で、最初の針で引っ掻いたような筆跡は格段に改善され、インクの出が良くなったため、実用できる極細字になりました。
髪の毛の細さで書ける、というのがコンセプトですが、最初の状態ではとても実用は無理。字がカクカクしていて変でした。
今の状態ではまだシャレーナの方が滑らかな線の文字を書くことができます。
ミケランジェロさんの見事に角の取れた細美の筆記跡写真を励みに、まずは1ヶ月を目指して使い込んでいきます。挫折しないためにはけっこうな意志力がいりそうな予感も(笑)
soniaさん、
もうペンクリニックの開催日だったのですね!
これまでにもペンクリニックを万年筆使いに役立てていらっしゃる御様子、私もまた行きたいなと思いつつ読みました。
さて細美研ぎはまだ完全満足な状態にはなっていないようですね。1ヶ月が長く感じられることと思います。
私の細美研ぎは自分で購入したものでなく、知人の方から「私には書けないのであげる」といただいたもので、嬉し泣きしつつも書いてみたら確かに書けない! これは紙を削る器具なのかというくらいに。という出会いでした。
しかし、調整後にはすぐに上の画像の筆跡となりました。3ヶ月経ったあとはいたってまろやかな書き心地+シャープな線を味わえています。
そのようなわけで、精密なペン先であるし、調整後の状態にも個体差があったり手に馴染んでいくのにも時間がかかったりするのかも知れませんね。ぜひまた経過をお知らせ下さい。
KOKUYOのB5スリムというサイズ、確かにノートの左右幅に悩まされることは多く(空間を見過ごせば良い話ではありますがそうはいかない)、表も加わる記述にぴったりきそうな縦横比と感じます。
そしてフェザーウエイトペーパーの無地を好みにカットできるリフィルがあったら…あの製本は魅力のひとつですが、シート状でも使ってみたい紙です。せめて便箋を出してくれたら! と願うところです。
ミケランジェロさん
どうも私の筆記角度に問題があるようです。なぜかこの細美をもつとペン先が手前に回ってきているのです。それで引っかかりを感じるよう。他の万年筆を持ってたしかめてみたら、他のではペン先は正面を向けて持っています。不思議。
それと、今の状態でフェザーペーパーには滑らかな線が書けました!
ペン先の向きを気をつけて、使い込んでいきます。
1ヶ月後のご報告をお楽しみに。
細美は頂き物とのこと、納得です。
実は、ミケランジェロさんが使っていらっしゃるというのが意外に思えましたので!
その意外な品を使いこなしていらっしゃるので細美への意欲がまた膨らんだ、というのも事実です。
soniaさん、
そうですか、他の万年筆と筆記角度に違いが。ペン先のポイントが、他の万年筆と異なり「細長い三角形をしている」のも、手前に回ってきてしまう要因なのかも知れません。
そしてフェザーウエイトペーパーには滑らかな線が書けたとのこと。どちらかというと繊維が出てくる紙より「消しゴムで消しても削れてこないような紙」の方が細美研ぎには合うような印象があります。
一度、万年筆でも綺麗な描線を書ける和紙に使ってみたらペン先にたくさん繊維が付いて、あの付属のクリーニングツールの出番となりました。
色々と適した紙はあるようですが、当面フェザーウエイトペーパーでペン先作りをしてみるのも一案ですね。楽しみにしています!
セーラーの万年筆は手持ちの2本共にいただきもので、そのような機会があったために細字の奥深さに気付けたように思います。
両方、毎日の記述に欠かせない万年筆となりました。
ミケランジェロさん
連続で失礼します。
今日、もう一回細美を見ていただきました。
どうしてもひっかかりがあること、ペン先が手前に来がちなこともお話し、結果、ずいぶんよくなりました!カリカリもほとんど感じません。
これなら1カ月楽しくがんばれます。よかった!
(昨日は切れ目なしに希望者が順番待ちをされてましたが、今日は時間帯もよかったのか私も落ち着いて見て頂きました。)
モンブランノブレスのこともお話したんですが、「ん?それ、持ってきたことある?」と、1年前のことですが、覚えていらっしゃいました(恥)。20年近く使い込んだペン先とあり得ないぐにゃりの痕跡が印象的だったのでしょうか??2日で3本の調整をして頂きましたが、新しいペン先はすぐに見破られ万年筆遍歴をしているのも知れてしまいました...
ペンクリニックのあった場所ですごく好みの書き味の一本に出会ったのですが、細美を使い込むことに専念いたします。
soniaさん、
もう一度行かれて調整されたとのこと、素晴らしい探究心です。そしてさらに向上された書き味になったのですね、よかったです!
以前調整なさったモンブランノブレスも覚えておられたとはさすが。手が自然と記憶しているのでしょうね、凄いです。
ペンクリニックで出会われたという「すごく好みの書き味の一本」も気になるところですが、soniaさんの細美研ぎ使いが満足のいくものとなりますように!
ミケランジェロさん
細美を使い始めてひと月が過ぎました。
現在のところ、滑らかにはまだまだの距離があります。日常使いのコクヨスリムノートとの相性が良くないために、今一つ使い込めていないせいだと思います。ひっかかりがあって文字通りカリカリと引っかかってきます。
しかし、この軸のサイズと小さくかっちり書けることがこのペンの特徴で、同じく細字系でも大好きなプラチナショートの柔らかく滑らかな書き味とかぶらない位置を占めてきていて、お蔵入りになる可能性はかなり低くなってきました。そしておそらくは摩耶ラピスというインクとの組み合わせが好みなせいもあるようです。
万年筆とは、インクとの組み合わせで気持ちの上での使い心地が全く変わってくるものだと実感します。モンブランノブレスにレーシンググリーンを入れた時はあまりいい色とは思わなかったのですが、モーツァルトのF字に入れたら、なんて素敵!と。これはボトルを確保しなければと思って丸善へいったらまだ在庫があってほっとしました。
このところ手書きで文章を書くことが減っていますが、意識して書くようにしています。
soniaさん、
細美研ぎ続報コメントをありがとうございます。
その後、どのような状態でいらっしゃるか気になっておりました。まだまだ滑らかな筆感には及ばず、引っかかりがあるのですね。
コクヨスリムノートとはいまひとつ相性が合わないとのこと。コクヨの紙はきめが細かく滑らかで、いわゆる「日本の上質紙」という印象があるので、引っかかりを削るのに効果がありそうな紙で試してみるのも一案ではと思います。
例えば表面の凸凹した水彩画用紙(の細目のもの)や、凸凹があるけれども平面にも近いレイド紙など、ペン先を「育てる」のに一役かってくれるのかも知れません。
スマイソンのフェザーウエイトペーパーはいかがでしょうか。あれも、意外に細かな凸凹のある紙だという印象です。
そして万年筆とインクとの組み合わせによる筆感の違いも、確かにありますね。
レーシンググリーンは、ノブレスよりもモーツァルトに合うとは。とても興味深いです。(→モーツァルト欲しい病が再発〜)
こっくりと深く、そして明るさも兼ね備える摩耶ラピスは、細美研ぎのペン先に良く似合っているなと文字を書くたびに思います。
ミケランジェロさん
今日、出張先の神戸のNAGASAWA PenStyle 「DEN」というお店で偶然であった摩耶ラピスを買いました。見本を見て惚れちゃったんですよね。ミケランジェロさんのBlogの記事を見て正解!だったかなと満足しています。
ちょうどあるお店に頼んでいたFaber Castellの万年筆も今頃自宅に届いているので明後日ぐらいには楽しめそうです。
ぴえ〜るさん、
摩耶ラピスをお求めになられたのですね!
そしてFaber Castellの万年筆も届くとのこと、摩耶ラピスはそちらでお使いになる御予定でしょうか。インクも万年筆も新しいと、気分も倍に盛り上がることでしょう!
摩耶ラピスは、ブルーにもブルーブラックにもない明るい深みが印象的で、使うほどに気に入っています。
私も神戸を訪れる折には「DEN」にぜひ立ち寄ろうと思います。