今の会社では、企画やコピーライティングの仕事をやっています。何度か転職をしましたが、どの会社でも大体そのような仕事が主でした。
ですから、営業の仕事というものをほとんど経験したことがありません。性格的にも、営業は向いていないと思っています。人に何かを勧めるとかいうのが性に合わないんですね、もともと。それに、断られる、拒否されるということにけっこうめげてしまうのです。まあ、一言で言えば、根性なしです。
社会学者の宮台真司氏がどこかのインタビューで、「自分は統計学的な思考をするから、勧誘とかナンパとかに向いている」と、たしか発言していました(間違っていたらスミマセン)。
宮台氏の言う統計学的な思考というのは、何か行動をするとき、その一回一回の結果に一喜一憂するのではなく、全体の歩留まりを上げることを主眼とする思考、の謂いだと思います。
例えばナンパということを例にとると、たいていの人は声をかけるたびごとに、その成否に喜んだり悲しんだりします。そして5回6回と続けて断られると、めげて落ち込んでしまう。
しかし、統計的思考をする人は、一回一回のトライに一喜一憂しません。その人は、10回のうち何回成功するかを考える。そしてその歩留まりを上げるにはどうしたらいいのかを考えるわけです。そういう頭の切り替えができるのです。
たしかにこういう考え方を持った人は強いですよね。ナンパという変な例を出しましたが、営業でも基本的には同じです。優秀な営業マンというのは、こういった統計的な思考ができる人なのです、たぶん。
私が営業に向いていないのも、この統計的な思考ができないせいだと思います。でもまあ、たいていの人はこのような思考法には慣れていないですよね。その都度の結果に一喜一憂するというのは、人間の本性のようなものでしょうから…。優秀な営業マンやナンパ師も、経験と訓練でそのような思考法を身に付けていったのでしょう。
ただ、そんな私も最近、統計的思考のようなものを発揮するときがあります。例えば、もうたぶん会うこともないだろうな…という人に対してけっこうドライな態度で接したりとか…そういった割り切り方が自然とできるようになってきました。
まあ、単に世間ずれしたということなのでしょう。歳をとるというのは、こういうことなのかなぁ?
(今日の投稿は、ずいぶん青臭いことを書いてしまいましたね。う〜ん。)