2011年11月12日

超高校級の絶愛(絶望的ラブストーリー)

「スーパーダンガンロンパ2」のスクリーンショットの、見る影もなく太った十神らしき人物が何だか気になりますが、とりあえずは小説版を読了。

と、いうワケで、




danganronpa zero.JPG

「ダンガンロンパ ゼロ」


ゲームの前日譚ということで、ゲーム中に明かされなかった、「人類史上最大最悪の絶望的事件」について色々推測できる内容でしたが、とりあえず本筋は松田夜助の悲恋の物語か。

いわずもがなゲーム版に関する重大なネタバレがあるため、未プレイの方は先にゲームをクリアすることをお勧めします……というか、小説版だけ読んでも何が何だか分からない可能性大ですが。(w


小説版では、希望ヶ峰学園の内部事情……例えば隠蔽体質な評議会や、本学科生に不満を抱える予備学科生など、よりドロドロした設定が目を引きますな。

「超高校級の希望」・カムクライズルを憎悪するモノクマメイドのセリフの後で、終盤の神代の『才能を与えられた時点で、僕らはもう決められたシナリオを生きるしかないんだよ。』を対比させて読むと、何だか物悲しい気分になります。
天才は時として自身の才能を忌むこともあるようだが、自ら『ミュータントとして迫害されたいのです』などというモノクマメイドにとっては、それすら贅沢な悩みなのかもしれないし。 逆から見ればお互い様かもしれないし。

はてさて、全ては黒幕一人の思惑で踊らされていたのか、あるいは黒幕などいなくても希望ヶ峰の理念は何らかの形で破綻していたのか……。





何となく自己満足的にちょっとしたキャラ紹介でも。


小説版のみのキャラクター:


音無涼子(オトナシ リョウコ)

小説版の主人公。 記憶障害を持つ少女。 
起こったことを逐一ノートに取らないと全て忘れてしまう厄介なお脳を持つ一方、短時間でデータを収集し他人の行動パターンを分析し切るチートじみた能力を持つ。

主治医にあたる松田に絶対的な信頼を寄せていたが、これが絶望的な結末への伏線であることは夢にも思わなかったのでした……。


松田夜助(マツダ ヤスケ)

「超高校級の神経学者」。 音無の治療をしている。
愛する者を守るためならば修羅と化す覚悟で動いていたが、それが結果的に自身を絶望的な結末に追い込むことになるとは夢にも思わなかったのでした……。


神代優兎(カミシロ ユウト)

「超高校級のヤリチン諜報員」。 趣味と実益を兼ねて女生徒や女教師の部屋に盗聴器を仕掛ける変態。
音無に、一発ヤらせることを条件に「希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件」について調査することを(一方的に)請け負う。
事件の核心に触れるに至るも、黒幕に対して無防備すぎたようだ。

パソコン関係に詳しい後輩がいるらしいが、それがゲーム版の不二咲千尋かどうかは明言されていない。


斑井一式(マダライ イッシキ)

「超高校級のかませ犬ボディガード」。 私が死んでも代わりがいるもの(但し8人まで)。 斑目一角(ブリーチ)みたいな名前だが容姿はオロチ丸(ナルト)に似ている。 

「希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件」で全滅した生徒会の敵討ちと自身の名誉回復のために独自に事件を調査するも、戦刃との戦いで8つあった残機をゼロにされてしまう。


村雨早春(ムラサメ ソウシュン)

「超高校級の生徒会長」。 
「希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件」の生き残りだが、事件のショックゆえか江ノ島の名を聞いただけで発狂してしまった。


カムクライズル

「超高校級の希望」。 といっても、ゲーム版の苗木的な意味での「希望」ではなく、ガン種でいうところのスーパーコーディネーターのような存在。
その存在は学園によって秘匿され、面識のある生徒はほとんどいない。 

重要人物かと思ったら、全然そんなことはなかった。 シリーズの続編に出るかどうかは微妙。


予備学科の生徒たち

才能を見出されスカウトで入学する本学科と違い、一般の高校と同様に試験をパスして入学してきた生徒たち。 授業内容も普通の高校生とさほど変わらないらしい。

名目上は、優れた才能を持った者がいれば本学科に昇格できるということだが、実際には「学費」という名目で本学科のための研究費や設備費を搾取されているだけの存在。
本学科に対する不満や妬みを江ノ島に利用され、「パレード」という名のデモを起こしている。 これが火種となって大掛かりなデモに発展し、ゲーム版の「人類史上最大最悪の絶望的事件」が起こったのかもしれない。


ゲーム版にも登場するキャラクター:


江ノ島盾子(エノシマ ジュンコ)

「超高校級の絶望」。 小説版でもゲーム版でも黒幕役を務める。 異常に髪の毛が多いのが特徴。

より絶望的な絶望を望み、周囲の人間はもちろん、愛する者や、果ては自分自身すら絶望に追い込もうとする人格破綻者で、人間心理を操る天才的な手腕でそれを実行する。
ゲーム版の「コロシアイ学園生活」への布石として「希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件」を企画・実行した。 その際、自分自身をもある計画のための実験台にしている。


戦刃むくろ(イクサバ ムクロ)

「超高校級の軍人」。 設定画に『ド貧乳』とか描かれていたが、見るべきは腰から尻にかけての魅惑のラインと引き締まったフトモモ、そして腕っ節は強いのに言動はオドオド子ちゃんというギャップ萌えなキャラ付け。 
江ノ島に『もっと男に揉まれてデカくしとけっつーんだよ』などと言われているあたり、戦地でケダモノと化した兵士に輪○された経験などは無いようだ。そんな設定あっても困るけど

姓は違うが江ノ島の双子の姉で、二人揃って「絶望シスターズ」だそうだが、基本的に妹の言いなりになってるだけで自ら絶望を望んでいる風ではない。
共依存症の気でもあるのか、『あの子(江ノ島)を理解してあげられるのは私だけ』と強調していた。

ゲーム版では超高校級の酷い扱いだったが、小説版では斑井相手にパンチラバトルアクションを披露するなど、そこそこ優遇されている。 
同じく人間離れしたパンチラバトルアクションを披露した大神さくらとタイマン張るところが、是非見てみたい。


霧切仁(キリギリ ジン)

希望ヶ峰学園の学長。 苦労人ポジション。
才能ある生徒たちを守ることに固執していたが、事件の隠蔽に加担したり生徒達の隔離を計画したりと、あまりロクなことは思いつかない。 本人も、それが根本的な解決でないことは分かっていたようだが。


霧切響子(キリギリ キョウコ)

「超高校級の探偵」。 ゲーム版のメインヒロインにして、学長・霧切仁の娘。
その二つ名に相応しい洞察力と推理力、そして胆力を持つクールビューティーだが、ヘソを曲げるとなかなか機嫌が直らないなど、意外に子どもっぽい一面も持つ。

「希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件」の後行方をくらましたカムクライズルの調査を父である学長に依頼され、その後学園の評議会のメンバーが総代わりしたことを理由に一方的に打ち切られる。
まぁ、今回はあくまでゲストキャラということで。


苗木誠(ナエギ マコト)

「超高校級の幸運(不運)」。 ゲーム版の主人公。 後に「超高校級の希望」と称されるが、前述のカムクライズル的な意味での「希望」ではない。

突出した才能を持たないながら(敢えて言うなら霧切に次ぐ洞察力と推理力を持っているが)、どんな境遇に追い込まれても決して絶望に屈しない精神力を持ち、それが一度は絶望した仲間たちを勇気付けて最終的に「超高校級の絶望」を打ち破るに至るが、それはまた別の話。

天才なのに絶望側の江ノ島とはあらゆる意味で対極に位置する存在。
この二人の激突とその結果は、ある意味「才能こそが人類の希望」という希望ヶ峰学園の理念を否定したといえなくもないかもしれない。


モノクマ

本シリーズのマスコットキャラ。 黒幕の象徴。
ゲーム版では江ノ島の操るクマ型ロボットだったが、小説版では予備学科生が被っていた仮面のデザインとして登場。




Posted by レッツィー at 17:47  |Comments(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


 
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