2012年02月11日

ワインは難しい


 お酒は何でもたしなむが、ワインは難しい.

 ワインが嫌いという訳では、もちろんない.
 ワインバーやワインの豊富な酒屋で、店員さんと話しながら好みと食事に合いそうなワインを求めて飲む時、心の底から美味しいなぁ、と思う.ただ、ウイスキーや焼酎のような蒸留酒では、ラベルによってある程度味が類推可能だし、一度感じた幸せを何度か繰り返すことも簡単に行える.

 ところがワインは、著名な大量生産メーカーの商品は別として、多少なりともワインを知っている人でないと知らないような醸造家になると、もう何が何だか分からない.
 ラベルとにらめっこして、ブドウの品種から類推しようと試みても的中率は低い.しかし、ワインという世界は、そういうところに本当にリーズナブルで美味いワインがたくさんありそうな感じがしているので、なんとも口惜しい.
 その世界へ踏み込んで行くのが醍醐味なのだろうが、それが何とも難しく感じる.

 例えば、ある種のシャブリはとても好きなワインなのだが、美味いシャブリを求めようとすると、ラベルに「Chablis」と書かれた多くの銘柄から、ラベルに記された情報と値段を頼りに選ばざるを得ない.
 しかも、ラベルはフランス語だ.
 眉間にシワを寄せながら、あれやこれや考えて購入するが、結局、ピンと来ない味だったりする.
 ワインガイドにあるお薦めのブランドを買い求めようとしても、意外と年代が合わないことも多い.そう.ワインは年代によっても微妙に味が異なるのである.これを「難しい」と言わずして、何と言うべきか.

 こうなれば、数多くの種類のワインを常に嗜み、もちろん年代毎の差異も理解し、おまけに、私の趣味と食事の内容を解した上で、今飲むべきワインを教えてくれる人が身近にいないとどうしようもない.
 まぁ、それが「ソムリエ」と呼ばれる人達の仕事でもある訳で、こうして考えてみると、ワイン文化発するところに、ソムリエが生まれたのも必然と言うしかない.
 
 もちろん専属のソムリエを雇うような富豪ではないから、これまで通り、店員さんとのコミュニケーションの中で、自分に合った美味いワインを探すしかない.

 で、実は、懇意にして頂いている友人のひとりにプロ級のワイン好きがいる.
 その彼が最近すすめてくれたワインがすこぶる美味かったので、明日はそれについて書きます.

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