2005年11月08日

オンベコ(おんべこ)[アメフラシ]

 和名のアメフラシは雨降らしの意で、方言のオンベコは海牛の意、ベコダコは牛蛸である。和名は、刺激すると紫色の汁を出すことに、方言は形状や行動に由来する。軟体動物門、腹足綱の後鰓類に属し、仲間には小型の美麗種が多い。我が国の岩礁地帯にごく普通にみられ、寿命は一年、春先から初夏までよく目につき、雌雄同体なので、何尾も連なって互いに交尾しているのんびりした光景が見受けられる。岩礁に産みつけられた卵塊は、ウミゾウメンと呼ばれているが、食べると下痢をする。対馬や隠岐では成体を茹でて酢味噌あえにしたり、砂糖醤油で味付けして食用とするが、佐渡では利用しない。巻貝の仲間なので、背面にまだ二枚の小さな殻が残っている。近似種のアマクサアメフラシは、白っぽい汁を出すし、小型のクロヘリアメフラシは、背側の外套腔周辺が黒いので、アメフラシと区別できる。餌は海藻。

【執筆者】本間義治

(相川町史編纂委員会編『佐渡相川郷土史事典』より)
 

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この記事へのコメント
こんにちは。横浜の岩崎です。佐渡市稲鯨出身で65歳、仕事の第一線からはなれ、余暇を活用し佐渡の検索で「相川郷土史辞典」を知りました。郷里の歴史は佐渡の関心外にあり、この歳になってどこかに手づるがないものかと調べていたときです。いくつかのHPは見ましたが、郷土史辞典は郷土の論考には大変役立つ資料になります。最新のブログでは体調をくずされたとあり心配してます。
ところで、芸能を調査中「あ」と「ら」が出てこないことがおきてます。まだ、未登録でしょうか?お一人で作業しているのだとすると大変な労力です。体調管理に留意されて頑張っていただけたらと幸いです。(年代準ブログはまだ覗いていませんが・・・)
先ずは御礼まで。
Posted by 岩崎輝夫 at 2011年05月02日 11:05