2005年11月08日

地分けの親類(じわけのしんるい)

 土地を分けた親類という意味。外海府ではオオヤ隠居の場合をいうが、石花・北片辺・南片辺では、娘が縁づく際に、ネリゴメ田(乳児の米汁をとる田)を付けてやった家を指す。これは具体例で、一般的にいえば、婚姻にともなって土地の分与がなされた間柄を指している。「血統の親類は縁が切れても、地分けの親類は切れない」といわれるように、土地を付けない普通の婚姻の場合、縁類は死者が五十年忌を過ぎればオモシンルイでなくなり、地分けの親類はオオヤ・隠居と同様、永続的な親類とされている。地分けの親類は重要な親類とみなされ、祝言には一番の正座、葬式には受納場にすわる。

【参考文献】『佐渡相川の歴史』(資料集八)
【執筆者】佐藤利夫

(相川町史編纂委員会編『佐渡相川郷土史事典』より)
 

この記事へのトラックバックURL

http://blogs.dion.ne.jp/lllo/tb.cgi/2784625