なんだか、家で豆をまく前から、子どもたちの集まりに呼ばれて鬼の役をやっていました。
「オニだぞぉ〜!ガオォ〜!!」←得意技:安うけあい
そういえば、佐渡にこんな話があります。
鬼の約束状
佐渡に人間が住むようになっても、たびたび鬼が出て来て人たちを苦しめた。
ある時、金北山の神様は、佐渡の人の代わりとなって鬼と談判をした。それには、節分の夜にまく煎豆(いりまめ)が芽を出して大きくなるまでは、鬼は出て来ないことを約束したものである。煎った豆が、再び芽を出すことはないから鬼は二度と出ることが出来なかった。
この鬼の書いた約束状は、今でも金北山の御堂の下に埋めてある。鬼は、この約束状をとり返したいといって御堂をこわすことがあるが、金北山の神様は、いつも守ってくれている。
佐渡の人が、七歳になると、かならず金北山に登るのは、このお礼だといっている。
(佐渡の伝説 山本修之助編著)
う〜ん、七歳で登ってないなぁ→金北山。
これには、つづきの話もあり、
節分の豆から芽が出る
金北山の神様が節分の煎豆から芽が出たら、鬼に佐渡を渡そうと約束してから鬼は出て来なくなった。しかし、どうしたことか、ある年のこと、その節分の豆から芽が出た。さっそく鬼たちは佐渡を取ろうといい出した。
金北山の神様は、そんなことはないはずだといって承知しないで、こっそり裏にまわって土竜(もぐら)をこしらえて、生(は)え出した豆を枯らさせた。すると、鬼はたいへん怒って、猫をこしらえて、その土竜をつかまえさせようとした。
こんなことがあってから、佐渡では節分の豆は、念を入れて炒(い)るようになった。
(付記)
外海府地方の漁師たちは、海上でアヤカシに出合った時は節分の豆をまくことにしている。漁師たちは船に乗る時は魔除けとして節分の豆を持参することにしている。
(同書より)
む〜〜、見たことないなぁ→豆持参の漁師。
まったく、不信心な人が多いですね。←不信心者筆頭
それにしても、金北山の神様も、なかなか強引です。
人間のためとはいえ、
「そりゃ、鬼も怒るわ」
と、思います。
”神様の土竜 vs 鬼の猫”この戦いがどうなったのか・・・それは分かりませんが、神様なのに「こっそり裏にまわって・・・」というあたり、人間くさくてイイですね。