新たなマーケティング手法の胎動
昨日は、製薬企業の方々が自主的に新しい医薬品マーケティングを研究する勉強会に参加させていただきました。
22社から総勢約60名。すべて、自主運営で、幹事の方々の対応はすばらしいものでした。
本来、競合関係にある企業同士が集まって勉強会をするというのは、成り立つのかなぁ?と思いながら、1時間ほどお時間を頂き、
ネット広告についての話をしました。
懇親会で、いろいろな方々の話を伺い、思い出したことがあります。
現在、米国ではインターネットを活用したマーケティングが百花繚乱。Web解析のOmniture、SaaS型のCRMであるSalesforce.com、ネット広告配信のDoubleClick等がその中心となっています。
そしてそれぞれ、今のところはMicrosoftのように覇権を握ろうというわけではなく、いろいろな企業と共栄共存で進んでいます。
これはなぜかというと、あまりにも変化のスピードが速く、自分の領域に集中しなくてはついていけなくなるから。あれもこれもと手を出すよりも、関連はしているが自分と少しでも異なる分野は他の企業と上手く手を組んで互いに成長(Win-Win)しようという戦略で、これは成功しています。
医薬品マーケティングは、今まではゆっくりと進化してきましたが、ここ2、3年は、
DTC広告、
e-マーケティングなどの分野は進化のスピードが速く、また、ボリュームも急速に増えてきているため、米国のインターネットを活用したマーケティング分野と同様な空気が流れているのでしょう。実際に、成果の上がる実用段階に入ってきているのではないでしょうか?
そんなことを感じながら、その流れについていけないミドル、トップの説得をどのようにすればいいのか考えていました。
【参考書】
次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
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私も医薬メディア業界の端くれですが,大変興味深い内容ですね。
次回があるようでしたら,こちらのBlogであらかじめご告知を
いただければ,絶対に参加いたします。何卒よろしくお願いします。
いつも興味深く拝読しております。
先日は突然の質問にご丁寧に対応してくださり誠にありがとうございました。
私もこの研究会に興味があります。もし医薬メディア業界関係者でも参加可能ならば是非参加したいです。
研究会名等、詳細を教えていただければ幸いです。
今年の幹事の方に問合せをしたところ、この会は、自主的な勉強会で、製薬企業の社員であることが参加の条件だそうです。
残念ながら、医薬メディア業界の方は、参加はできないそうです。
問い合わせてくださりありがとうございました。
ビジネスチャンスがありそうなので是非とも参加したかったのですが、そういった点を排除した勉強会なのですね。
最近、医療系の広告代理店の幹部クラスの意見を聞く機会があったのですが、医療従事者をターゲットとした今後の広告戦略について、e-mail取得型の会員登録サイトを構築する、会員数を増やすにはどうしたらよいかアイデアを絞らなければという発言が多く聞かれました。
すでに成功しているサイトがいくつかありますし、いまからやっても遅いのでは?という感がぬぐえないのですが、若杉さんはどのようにお考えですか?
ご意見いただければ幸いです。
toyoさんへ
ソネット・エムスリーやケアネットでは、まだまだ、開業医の会員が少ないようです。そのため、プライマリーケアの薬剤に関しては、これらのサイトでのプロモーションでは、売上に結びつくまでの効果は出ていないように思います。インプレッション効果(話題になる効果)はあるでしょうが・・・。
また、抗体医薬に代表される専門薬に関しては、ネット上の情報だけで処方を決めるというところまでは、いっていないと思います。
いずれにしても、まだ、やり方があるように思います。
同じことをやったらかなわないでしょうが・・・。
早速のご返答ありがとうございます。
とても参考になりました。
サイトにおけるプロモーションの問題点(話題にはなるが売り上げに繋がっていない)はご指摘の通りだと思っています。
その辺りを払拭できるようなやり方を考えればビジネスチャンスにつながる可能性が出てくるわけですね。
メールアドレスを集めても、医療現場で見てる人がどの程度いるのか疑わしい、変更されたらそれで終わりではないか、という方向性でしか考えていませんでした。
若輩者の私には、幹部クラスの話は大まかすぎて(それが幹部クラスに求められることかとは思いますが)細部まで自分で落としこめられず八方塞でした。
ご指南ありがとうございました。