2006年09月19日

「テレビはなぜ、つまらなくなったのか―スターで綴るメディア興亡史」金田 信一郎

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読書時間:2時間50分

テレビは最近ほとんど見てません。
本当です。
会社の人にそういうと、信じられないって言われますが、事実です。

あ、でも考えてみると、信じられないって言う人は独身男性が多いかな。

暇してるのはわかるけど、テレビじゃなくてもいいでしょう、暇つぶしは。

そもそも最近テレビが面白くない。
昔から好きで見ていた番組は見るけど、新しい番組に食指が動かないのはなぜか。

子供ができて、子供はテレビをつけていると気が散ってご飯を食べなかったりするので点けてないのですが、それを加味しても、テレビを見ないし、面白いとは思わない。

というわけでこんな本を読んでみたんですけれど、結局わかったような、わからないような。

端的にまとめると
1) 1社提供番組が激減
2) 視聴率よりも会社のイメージアップにつながる番組作りができない
3) 複数社提供の番組では視聴率しか番組のよしあしの目安が無い
4) テレビがかつての映画産業のように、囲い込み、安全策に走っている
5) 大々的に予算をかけられない
というようなことが原因らしく、「バラエティ」と称する番組が大量に出ていることもそれで語れるらしい。
(ちゃんとこういう風に箇条書きで書かれてはいないので、もしかしたら間違えているかも)

バラエティであれば、若手のお笑いを連れてきて、無理難題を吹っかけて、消費し尽くせば番組が成り立つ…ってことらしいです。

そういう上っ面で軽薄な番組ばかりでは、日本の映像産業が衰退するというのを、韓流ブームと併せて語っているところは興味深かった。

韓流ブームを「ブーム」として捕らえているようではダメで、韓国ドラマが持っている
1) ストーリー性
2) 俳優の演技力
3) 映像技術
について十分に学ぶところがあるというのは、最近ドラマを見ない自分でさえ納得した。

最近の日本のドラマは、大根ばっかりで、演技が未熟で、流行と雰囲気とスタイルだけで売っている人が多すぎ。
見るに耐えない。
で、見ない。

本書では
F1層(20〜34歳女性)を意識した…」
といっているけれど、F1層であるところの私は見ないし、どこまで成功しているんだろう?

私自身は韓国ドラマは見ないけれど、人生経験がある程度豊富な中高年がはまるドラマ作りっていうのは、学ぶところは多いんじゃないだろうか?

あと興味深かったのは、テレビがかつての映画産業と同じようになっている…とかって部分か。

映画はテレビが出たとき
「所属の俳優はテレビには出さない」
「テレビなんか所詮電気紙芝居だ」
なんて言って、踏ん反り返って相手にもしてなかったけど、結局はテレビに追い抜かれて、映画各社は倒産や配給だけの会社になった。

今、テレビはネットとそういう戦いを繰り広げていて、テレビはネットに対して
「テレビはネットよりすごい」
って踏ん反り返ってる。

本書では
「テレビ局のコンテンツ制作能力は高い」
見たいに書かれている部分もあったけど、最近は制作会社に丸投げしていて、制作物を管理しているだけの会社になろうとしているのではないか。

そうすると、遅かれ早かれ、テレビはネットと一緒にコンテンツを作ったり、テレビ局が(今よりも)ネットでコンテンツを配信するようになる。
あるいは時代遅れのメディアとして、「貧乏人のメディア」になりさがるのか。

まぁ、私にとって今のテレビは、無理に見なくても支障がないメディアになっているけど、他の人にもそうなるのかな…?

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この記事へのコメント


テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111147/honnoarusei05-22/

という本を読んでいる。

半分まではサクサク来たんだけど、なかなか読み終わらない。


困った。
Posted by 管理人 at 2007年02月15日 14:01
 
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