2007年07月07日

9.シャドウ塗装


シャドウ塗装前 さて、今までは全て下準備とも言える作業でしたが、これからはいよいよ簡単フィニッシュのメインとも言える作業です。左の写真は全ての下準備を終え、仕上げ作業を待つだけのパーツですが、これがどのように変わって行くかを追って行きましょう。
 ガンプラ用語解説にも書きましたが、シャドウ塗装とは大雑把に言うと、パーツのエッジやスジ彫り部を中心に、エアブラシを使って成型色よりも少し暗い色を塗装することです。本来シャドウ塗装には、成型色の明度(明るさ)を一段落とした色を使うのがベストですが、色を調合するのには手間がかかるうえ、正確な色を作るのも結構難しいので、私はスモークグレーを使っています。これはどの成型色にも手軽にシャドウ塗装ができるスグレモノの色です。ただし濃いグレーなどの成型色には色が乗りにくいので、その場合はブラックを使用しています。濃度は状況によって、3倍〜5倍程度(塗料:薄め液=1:2 〜 1:4)を使い分けています。例えば薄い成型色の場合は、濃い濃度だと線を描いたような不自然な仕上がりになってしまうので、低い濃度のスモークグレーを3〜5回程度重ね吹きするようにしています。逆に濃い成型色の場合は色が乗りにくいので、スモークグレーも高い濃度にしています。(さらに色が乗りにくい成型色ではブラックを使います。)
 実際のシャドウ塗装の方法に関しては、製作ワンポイントで詳しく解説していますので、ここでは簡単に説明します。
 私は、シャドウ塗装は塗装する場所によって大きく2種類に分けられると思っています。一つ目はパーツのエッジに行う場合、二つ目はスジ掘りや段差の部分に行う場合です。前者ではエアブラシをそれほど細吹きにせずに、パーツの端をさっとかすめるようにすると綺麗に仕上がります。場所によって吹き重ねる回数を変えれば、グラデーション表現になります。後者の場合は、エアブラシを細吹きにして塗装していきます。ただし、エアブラシをパーツに近付け過ぎると、線を描いたようになってしまい、不自然に見えるので注意してください。シャドウ塗装は、基本的には影を表現するために行うので、ふわっと色が乗るようにします。

シャドウ塗装後 左がシャドウ塗装を終えた状態です。作業前と比べて、かなり雰囲気が違って見えると思います。写真ではシャドウ部分をよりわかりやすくするために、フラッシュを使って撮影していますが、実際にはこれほどはっきりと明暗の差は見えないので、もっと自然な感じになります。





 

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この記事へのコメント
スプレー缶のスモークグレーも出ていますが、あれで代用できないのでしょうか? エアブラシを持っていない人も中にはいると思うので。
Posted by シャアグフ at 2011年11月23日 23:35
シャアグフ様>
コメントありがとうございます。

ご質問の『スプレー缶で代用できるか?』ですが、マスキングなどで工夫すれば出来るかもしれませんね。チャレンジのネタとしては面白いかも。ですが、手間を考えると断然エアブラシをおススメします。安いので十分です。スプレー缶を繰り返し買うことを考えると、コストパフォーマンスもエアブラシの方が高いと思います。
Posted by 徳田新之助 at 2011年11月30日 23:24
 
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