2009年01月07日

花と娘と白い道

吉永小百合の主演2作目

日本 1961年
監督 森永健次郎
出演 吉永小百合 高田敏江 青山恭二

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時代を感じます。1961年=昭和36年ですね。アメリカではケネディ大統領が就任した年です。日本では東京オリンピックが1964年ですから、高度成長期に入ってまもなくの頃です。この映画でも高度成長期のシンボルである三種の神器のひとつ洗濯機が登場します。
「ガラスの中の少女」(吉永小百合初主演作品)では舞台が東京の下町でした。まだ東京でもバラックが立ち並ぶ姿が映されていましたが、本作では地方の小さな海沿いの町が舞台で、みや子の自宅は土間に台所があり、囲炉裏を家族が囲んでいます。

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原作は石坂洋次郎の「リヤカアを曳いて」という作品で、本作では吉永小百合演じるみや子がリアカア(リヤカー)を引いて花を売り歩きます。吉永小百合17歳。まだまだ大人になれない少女で、結婚を夢見るが、兄の後家の咲枝の大人の恋に太刀打ちできるわけでもなく・・・。

咲枝が後家として嫁ぎ先に残る中で遠慮がちに生きる姿が女性の一人立ちができなかった時代と地方の町の人々の考え方を映しだししている。

上映時間はちょうど1時間くらいと短く、当時このくらいの長さの作品が多いが、たぶん2本立てのメイン作品ではない併映作品だったのでしょう。

**CS

 
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2008年12月31日

ガラスの中の少女

吉永小百合の初主演作品

日本 1960
監督 若杉光夫
出演 吉永小百合 信欣三 浜田光曠

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吉永小百合15歳の初主演作品。初々しい少女の吉永小百合が大学助教授の父親にふとしたことから穢れを感じ、浜田光夫演ずる高校に行けない工員と逃避行する。
逃避行に至る気持ちの揺れが描かれきれておらず、唐突な感じがするのですが、これは、15歳という多感な時期をはるか昔に経験したmegukだからなのでしょうね。たぶんそんな風に感じるのは、吉永小百合の役どころが以降の作品に比べると気持ちをあまり表に出さない設定のせいかもしれません。


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当時浜田光夫は光曠という名前だったのですね。浜田光夫の演じるところは以降の作品と同じで熱い少年なんですけどね。

この作品1988年にゴクミ主演で東映がリメイクしているようです。未見なので、かなり興味ありです。

当時(昭和35年)の戦後の影を色濃く残す世相とか純血だとか、わずか数年後の青春の海などの吉永小百合が主演する作品群や石原裕次郎あたりの作品と比べてもあまりに違うので興味深いです。戦後の経済成長だけでなく、人の考え方が大きく変わっていった一端は当時最大の娯楽であった日活映画が担っていたのかもしれませんね。

***CS


 
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2008年12月23日

大地震

ロスを襲う大地震をリアルに描く

EARTHQUAKE
米 1974
監督 マーク・ロブソン
出演 チャールトン ヘストン エヴァ・ガードナー


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パニック映画全盛の頃の豪華キャスト(パニック映画では定番メンバー)ながら、微妙にB級テイストの漂う作品。

と、冷ややかに突き放しつつも、megukは好きです。
ストーリーはありません!。(いや、ないに等しい)逆に余計な不倫だとかストーカーとかなくして、特撮に集中してくれればもっとよかった。主演もチャールトンヘストンではなくてタワーリングインフェルノのスティーブマックイーンとかポールニューマンあたりだと若々しい作品でヒットしたのではないだろうか・・。チャールトンヘストンとエヴァ・ガードナーが夫婦で、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルドが不倫相手って、まったくしっくりこないんですよ。中年の不倫とパニック映画の組み合わせが無理。


センサラウンドって新サウンド方式が劇場公開時に採用されましたが、単にスーパーウーファのような据置型スピーカーがスクリーンの前に並んでるだけだったみたいですよ。

(CGじゃない特撮の)地震なら東宝特撮がベストと思っていたmegukはこの映画でハリウッドのすごさを知ったのでした。

CGでもないのにビルが崩れ落ちるシーンはリアルでちょっとやそっとじゃ忘れられません。

作品後半は、当時の大ヒット作ポセイドンアドベンチャーの二番煎じの感が強いですが、パニック映画では必須の展開でしたね

***


 
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2008年12月12日

犬猫

隣の女の子のお話

日本 2004
監督 井口奈己
出演 西島秀俊 忍成修吾 榎本加奈子 藤田陽子


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ごく普通のどこにでもいるような女の子二人のお話。
トモダチなんだけど、べったりしていない、そんな二人が同居したもんだから、男と女の同居よりもややこしい!?

生活感を出した脚本のせいか、説明的な要素が少なく二人の関係性の理解に時間がかかりますが、登場人物が極端に少ないので、それなりに物語を楽しめます。

スズを演じている藤田陽子さん、いいですね。しっかりしたお姉さんという感じなんだけど、意外と懐がせまくて、勝手に不満を貯めて、勝手にぷつんと切れる。男を振り回しちゃうタイプですね。

普通の生活を描いているだけなので、盛り上がりもなく、すれちがいもなく流れていく物語。「だらだら」と感じる人もいるでしょうが、これはこれで楽しめる作品です。

**CS


 
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2008年12月11日

タイヨウのうた

日本 2006
監督 小泉徳宏
出演 YUI 塚本高史

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最近ウォークマンのCMにも出て人気も上昇中のYUIが主演した、難病の女の子の物語。色々と突っ込みどころもあるし、ストーリーも先が読めちゃったりして「はっ」とする作品ではないんだけど、肩ひじ張らずに楽しめます。扱っているテーマの割には、その肩ひじ張らずに、ってのが少しひっかかるものがあって、ゆるすぎない?と感じてしまいます。製作サイドはその辺が狙いなんだろうけど。

YUIの歌声が抜群です。演技?悪くないですよ。うまくないけど、ごく普通の女の子が家に閉じこもって他の人と会話していないことを考えると、もう少しつっかかりのある演技でもよかったかな。

彼女の出会いの時間はほかの人が活動を休んでいる時間。彼女の活動の時間の最後である夜明け直前に毎日見かける塚本くんが、彼女の心の中で次第に大きくなっていって・・・。そんなもどかしさを、バス停での行動が少し表しているけど、だれにもその気持ちを伝えられない。・・・結局彼とは住む世界が違うんだ。

テレビドラマ化され、沢尻エリカが主演しました。まだ見ていないので何とも言えませんが、YUIとエリカではきっとまったく違う作品になっているんだろうな。


***CS


 
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2008年12月10日

さよならみどりちゃん

日本 2004
監督 古厩智之
出演 星野真里 西島秀俊


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いやあ、ストーリーはちょっとむむむなんですが、はっきりいって星野真里好きなので、書いちゃいます。

星野真里はかわいいか?と聞かれると、ちと困る。よくドラマで見せる下から見上げる怖い顔つきが印象的で、きれいとか、かわいいと積極的に言われるほうじゃないのだと思う。

TBS「年下の男」で彼女を初めて知ったのですが、その時は怖い顔が本当に印象的で記憶に残っています。

彼女を好きになったのは、実は同じくTBSの「風になる」という5分くらいの頑張っている人を紹介するレポート番組。出演していたわけではなくて、ナレーションを担当、落ち着いたせつせつと語りかける口調にまいってしまいました。

この映画では、星野真里は俗にいう体当たり演技(女優が脱げばすべて体当たり演技)で臨んでいて、だめだめ男にひかれてしまうやっぱり切ない女を演じて、もともと持っている投げやりムードと相まって、いいと思います。

泣かせるわけでもしあわせな気分にさせるわけでもないストーリーで、むしろだめだめカップルに不快感すら覚えそうなくらい。でも、実際の付き合ってる恋人達とそんなに変わらないのかもしれない。映画のように(これは映画だけど)エピソードが日常的にあるわけじゃないもんね。

***CS


 
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2008年12月05日

飢餓海峡

日本 1987
監督 内田吐夢
出演 三国連太郎 左幸子

三国連太郎高倉健左幸子





「飢餓海峡、それは日本のどこにでも見られる海峡である。その底流に我々は貧しい善意に満ちた人間の、どろどろした愛と憎しみの執念を見ることができる」
実際に起きた昭和29年の青函連絡洞爺丸転覆事故を題材にした水上勉「飢餓海峡」の映画化。
原作本も厚いが映画も3時間強と長い。

終戦直後の殺人放火事件の犯人と行きずりの娼婦杉戸八重。
執念深く事件を追う刑事たちのドラマです。長いけれど、飽きることなく楽しめます。

前半の圧倒的な自然の中で撮られた映像は白黒ながら迫力があります。三国連太郎だからこその存在感が実感できます。

時代背景が売春禁止法が施行された頃の話なので今の子供たちは大人になってから見てもわかりづらい物語でしょうね。

***BS_CS


 
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2008年12月04日

赤い文化住宅の初子

日本 2007
監督 タナダユキ


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純愛です。

初子は中三で、高校受験を控えて彼氏三島クンと受験勉強をしているところから物語は始まります。見始めは初子が高校生かと思っていました。

中学生時代にありがちな、三島クンは初子の家庭環境がよくわからず、初子の唐突な行動や気持ちの変化が理解できず二人の間に亀裂が走っていく・・・。
それでも、三島クンはいいやつです。見捨てるなよってついつい応援してしまいます。

初子役の東亜優が、不幸な家庭に生まれついた少女を見事に演じています。大げさでなく、押しつけがましくなく、控え目すぎず、うまく幸せから縁遠い15歳を感じ続けることができています。

観終わった後、なんだかこれからの初子はどんな人生を送っていくのだろうかと、余韻を残す映画です。


***CS


 
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2008年12月02日

ごめん

日本 2002年
監督: 冨樫森
出演: 久野雅弘, 櫻谷由貴花


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大阪の小学生「セイ」が潜り抜けるコドモからオトナへの儀式。あ〜、小学生のころってあんなんだっけかな・・・と、懐かしさを感じる良品。
小学生が授業中に射精してしまうなんてことはさすがに記憶にありませぬが、あの頃の男の子は少し年上の女の子に憧れるもの→→そうでした!私も中学1年のとき中学3年の女子に憧れまくっていました。
なんてことを久々に思い出させてくれました。

***CS


 
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