日本 1961年
監督 森永健次郎
出演 吉永小百合 高田敏江 青山恭二



時代を感じます。1961年=昭和36年ですね。アメリカではケネディ大統領が就任した年です。日本では東京オリンピックが1964年ですから、高度成長期に入ってまもなくの頃です。この映画でも高度成長期のシンボルである三種の神器のひとつ洗濯機が登場します。
「ガラスの中の少女」(吉永小百合初主演作品)では舞台が東京の下町でした。まだ東京でもバラックが立ち並ぶ姿が映されていましたが、本作では地方の小さな海沿いの町が舞台で、みや子の自宅は土間に台所があり、囲炉裏を家族が囲んでいます。

原作は石坂洋次郎の「リヤカアを曳いて」という作品で、本作では吉永小百合演じるみや子がリアカア(リヤカー)を引いて花を売り歩きます。吉永小百合17歳。まだまだ大人になれない少女で、結婚を夢見るが、兄の後家の咲枝の大人の恋に太刀打ちできるわけでもなく・・・。
咲枝が後家として嫁ぎ先に残る中で遠慮がちに生きる姿が女性の一人立ちができなかった時代と地方の町の人々の考え方を映しだししている。
上映時間はちょうど1時間くらいと短く、当時このくらいの長さの作品が多いが、たぶん2本立てのメイン作品ではない併映作品だったのでしょう。
**CS
























