2011年01月24日

『神様のカルテ』

夏川草介さんのデビュー作で小学館文庫賞を受賞した『神様のカルテ』とその続編の『神様のカルテ2』を読みました。
まず私が手に取らないジャンルの本ですが、次男が学校で借りていたのを「面白いけぇ、母ちゃんも読んでみれば」と薦めてくれたの。

栗原一止(いちと)は長野県松本市の本庄病院に勤める内科医。
夏目漱石を崇拝するがゆえにおかしな話し方をし、また集団を嫌い医学部卒業後は大学病院の医局に行かず勤務医になったという、変り者である。
本庄病院は「24時間365日」を看板に掲げる総合病院だが、ここも地方の病院が抱える問題「絶対的な医師不足」に悩まされていた。
今にも崩壊しそうな地域医療の最前線でギリギリのところで踏ん張り奮闘する一止の安らぎは、一年前に結婚したばかりの榛名の存在である。


感想は...

まず、私の苦手な一人称の文体なのと一止の古臭い話し方、また医療用語がたくさん出てくるので、最初はちょっと読みづらかったです。
ただ、慣れると、それなりのペースで読めましたよ。

ストーリーは「地域医療」が抱える問題と、医者として末期症状の患者とどう向き合うかが、延命措置か尊厳死か、などが描かれていて、読んだ後には、今の日本の医療問題について考えさせられます。
自分のとった措置が医者として正しかったのかどうか悩んでいた一止が、安積さんの手紙のおかげで救われ進むべき道を見出したラストは、ありきたりな感じではあるけど、感動しました。

続編は、古狐先生のエピソードが安曇さんの話とかぶるし、いくらなんでも病院でそれはないだろうと、ちょっとシラケてしまいました。
でも、進藤先生と東京に残してきた奥さんとのことが気になる終わり方だったので、3が出たら、やはり読みたいです。
Posted by MERRY&PIPPIN at 10:57  |Comments(2)TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバックURL

http://blogs.dion.ne.jp/merry_pippin/tb.cgi/9951097
※半角英数字のみのトラックバックは受信されません。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのコメント
ピピジ君は、難しい本を読んでるんですね〜。
そして面白かった本をお母さんに勧めるなんて、いいな♪
ゴジラが面白いというのは、マンガだけ〜(しかもくだらないの;)

お勧めの本は、自分が読まないジャンルのものも、読めるから幅が広がっていいですよね。
いま私も、パン屋さんお勧めの本を借りて読んでいます
(パン屋さんがなぜか本の貸し出しをしている:笑)
スカポジブログの左サイドバー「ブクログ」に記録しておりますよ。
Posted by hibari at 2011年01月26日 00:22
>hibariさん
この本はテーマは重いけど、わりと軽い感じで書かれているので、そんなに難しくは感じないですよ。

ピピジは最近、読書がマイブームのようで、いろいろ図書室で借りて読んでいます。
でも、「ファンタジーは俺好みでないと分かった」と言ってるから、私とは話は合わないです(苦笑)

私はいつも決まったジャンルの本しか読まないから、たまには他の人のお薦めを読むのもいいです。
hibariさんのお薦めも参考にさせていただきますね♪
Posted by MERRY&PIPPIN at 2011年01月27日 13:12
 
※半角英数字のみのコメントは投稿できません。