コラボトン
collabotone = collaboration + tone
一年半ほど前から時々話をしていたコラボレーション作品集「コラボトン」がもうすぐというか、やっと(汗)完成します。
なんとか完成にこぎつけようかという感じですが、とりあえず全曲2ミックスの作業は終えてあとはマスタリングのみというところまで来たわけです。
マスタリングは自分の機材ではできないので、いわゆるアウトソージングなんですが、予算も限られているので音量、音圧調整など中心になります。
出来上がっているジャケットなどはまだお見せできませんが、今回はひとまず収録曲と簡単な解説を書こうと思います。
まずそもそもコラボトンとは....
筆者が今までライブや宅録などで数人のアーティストの方とコラボレーションしてきた作品と、コラボトンのアルバムを制作するにあってコラボレーションをオファーして実現した作品をあわせて収録したアルバム。当然ジャンルはばらばらでフォークからエレクトロニカ、ポップス、フュージョン、ポエトリーリーディングまであります。
7人のコラボレーションアーティスト:
gypsy mol , Masashi Kamitaka , elemand-mu , joji , Pan Takehara , Shizuku , Shinichiro Furumizo
コラボレーションを快く受け入れていただいた7人のアーティストの方に敬意と感謝の気持ちを込めて。
では収録曲。
1, DOAP
gypsy mol氏のシンセパッド音、コード進行、ガラクタパーカッションに導かれ筆者がドラム音を足し、ヴォーカルを入れ、ノイズなどを隙間に入れた曲。
最初にレコーディングしたのが約6年ほど前で'05年にその音源素材を編集して完成させました。
「DOAP」(ドープ)のそれぞれの頭文字はDigital Organic Ambient Peaceから成り立ち、筆者が音楽制作をする上での根本的なコンセプトになっています。
2, ムラノカタリベ
ゲームボーイの音源チップに直接アクセスしそれを制御できるシーケンサー「nanoloop1.2」を筆者が、gypsy mol氏はmicro korgを使い、同時に即興でレコーディングした作品。
7と8曲目もgypsy mol氏の扱うシンセが違うが曲の作り方は同じ。
3, ポツリ
筆者が好きなウクレレを使って書いたフォークソング。カプチの雫がメタロフォンのフレーズをかぶせてくれました。
4, ロケット雲
数年前にvincent imaginationのヴォーカル、ギターの神高氏と筆者自宅にて一曲作ろうかということで20分ほどで筆者が詩を書き、その後すぐに神高氏がメロディーをつけて骨組みいわゆる弾き語りヴァージョンを完成させたという作品。
'05年に筆者がピアノ、シンセ、ベース、ドラムなどをつけてアレンジしました。コーラスに雫が参加。ありがたや。
5, 極北のカリンバ
カプチのライブで一度演奏した曲。雫のカリンバと筆者のピアノだけでしたが、少しリズムとシンセ音を入れました。アラスカへの想いが作用しています。
6, 星ノ道ヲ
写真家、エッセイ作家でもある故 星野道夫氏の本に出会ったことが創作に大きく関係している曲。パンさんのデモテープを聴いた時に、星野さんの世界が広がって急いで詩を書きました。
この曲だけ、cappuccinoの曲として収録しています。ライブで演奏したのとは違うアレンジ版。ネットラジオ番組「Music Junction」で流してもらいました。
7, NENGU
8, スクイボンの逆襲
2を参照。
9, エレファントマン
3曲目のポツリと同じく筆者はウクレレを弾いて唄いました。また雫がボンゴを叩いてくれました。タイトルはデヴィッド・リンチの作品からではなく、ドイツの彫刻家シュテファンバルケンホールの同名の作品からインスパイアされました。この曲もやはりフォーク。
10, chain rain
「にく」というバンドのヴォーカル、ベースのジョージさんにオファーしたら幸運にもいただけた曲。
本当は「眠れないポリー」という曲をコラボレーションしたかったのですが、未発表の曲を選ぶことになりました。筆者がヴォーカルと打込みも含むすべての楽器アレンジをして、コーラスを雫に頼みました。
メロディーがとても「にく」的。アレンジは全く電子音です。
11, SPLAY604
'05に街山荘でのイベントの時にTO-MU-KO,BlueInnocenceのメンバーとして活躍中のエレキマンドリンを扱うエレマンド・ムー氏とのセッション曲として筆者が書きました。
ニューヨークのグラフィティ画家である 故 J.M.バスキア氏に捧げる曲として書いたこともあり、稀に見るものすごく激しい曲調。
ライブではバトルの様相を呈していました。筆者の打楽器ピアノとムー氏の歪んだエレキマンドリンを核として、電子音、サンプリング音などを
かぶせました。
12, 失敗の子(BONUS TRACK)
知人で詩人の古溝氏と一度だけポエトリーリーディングのライブに出演して、その時に3曲コラボレーションした中の一曲。
音源がライブのMD録音のため、ノイズが目立ち、音質もあまりよくなかったので今回BONUS TRACKという位置づけにしました。
MDの音源をHDレコーダーに取り込んで、電子音、エフェクト音を足して仕上げました。
ピアノの構成を大まかに決めた後は本番の流れの中、その場その場で変えていくコラボレーションだったのでとてもオーガニックな雰囲気をもっています。
ポエトリーリーディングは決して前衛的なものではなく、日常的なものであると常々思います。
解説はまた改めて詳しくブログに書きますので、もし興味を持たれた方はぜひ音源と合わせて読んでいただければと思います。
13日のミノヤホールでのライブには完成品を何点か持って行く予定ですので、どーぞお楽しみに!
もう一度、7人のアーティストの方に敬意と感謝の気持ちを込めて。