2009年11月21日

沖縄と少年犯罪

「沖縄」と聞いて思い浮かぶのは、青い海・青い空・美しい珊瑚・・・そして、パイナップルやさとうきび。それにアメリカの基地を入れることもあるだろうか。

まさかここに「少年犯罪の多発地区」というのは本州に住むものにとってはなかなか結びつかないだろう。
しかし、考えてみたら「成人式」の式典での暴力沙汰のニュースは沖縄がワーストとしてあげられるのはこのところ毎年のことで、それでも、あの美しい海とのどかそうな人柄と、残虐な少年犯罪がなかなか結びつかない感じがする。

そして今Yahooのニュースでも流れているのがこれ

「いじめ」認識、沖縄の中2暴行死で校長
11月21日12時55分配信 読売新聞

 沖縄県うるま市の中学2年生・米盛星斗(ほしと)君(14)を集団暴行で死なせたとして同級生の男子生徒8人が逮捕・補導された事件で、米盛君が通っていた中学校の校長と教頭が21日学校で記者会見し、「米盛君と8人の関係から、いじめとして対応してきた」と述べ、学校としていじめを認識していたことを明らかにした。県警うるま署は、事件といじめ行為の関連性を調べている



沖縄とひとくくりにできない島々の違いというのは当然あるんだろうと想像するけれど、石垣島での少年犯罪の被害者家族のことを取材したノンフィクションを半年ほど前に読んだ。

「少年にわが子を殺された親たち」というもので、石垣島の事件だけでなく、全国のいくつかの少年事件被害者家族のことについて書かれたものだった。
神戸の連続児童殺傷事件関連のものを読んだのがきっかけだったんだけれど、この本の中心となるのが、石垣島の事件の被害者の父親だった。


ある正義感強い少年がいた。
彼は、スポーツもできて勉強もできるリーダータイプ。
自分の中学が非行で荒れている事に対し「俺が、この学校をなんとかする!」と友達に話した。

その校区では、町を歩けばカツアゲされ、無理に何かを買わされたり上納金というシステムがあって卒業生にお金を納めなければならない仕組みだったりした。それを 自分の手でなんとか正しい方向にしたいと、話したのだ。
それを小耳に挟んだ不良グループとその先輩が、彼を「調子に乗っている生意気なやつ」として、呼び出した。
大勢で一人を相手に 際限なく暴力が続いた。
大人が通りかかるたびにいくつか場所を変えながら。

もちろん少年は、誰か見分けもつかないほどの姿になって死亡した。

その少年の父親は建設会社を経営する社長だった。
自分の息子の死の真相が知りたくて裁判を起こした。
当時まだ少年犯罪は加害者が固く守られていた時代だった。

中学を相手取っての裁判だったために、市を相手にすることとなり、いくつかの入札から人為的に外されたりと、仕事に大きく影響した。

もしも会社が立ち行かなくなったら十数人の従業員と家族が路頭に迷う。
それでも、父は、戦うことをやめなかった。

実際、高等裁判所に持ち込まれることになると九州本土の福岡にも出向かなければならない。お金はいくらあっても実際、限りなく出て行った。

息子の死を金銭に換算してると、批判されてもなお、賠償金は会社の運転資金になくてはならなくなった。

狭い島の中で、旧知の相手である加害者の親から支払われる賠償金を受け取らねば、それはそれで死活問題だった。

それでも父は、自分の息子の誇りを取り戻したかった。
ただの子供同士の喧嘩での不幸な事故なんかじゃないことを証明したかった。
それは愛する島のためでもあったから。

しかし数年後、その少年の死をなんら教訓にしてないと思われる暴行事件がまた起こる。

根絶はなかなか難しい不良少年グループの組織の存在。


また、「虹の鳥」という短編集(だったかな・・・?)がある。
沖縄文学というくくりがあるなら、その代表者とも言うべき芥川賞作家の目取真 俊 という方のもの。
これを読んだ時にも感じたけれど、南国の土地での身体的残虐性は凄まじい。


こういった下知識を持って、このニュースを見ると、本当に心の底から恐ろしいと思う。

うかうか、娘などを沖縄や他の南西諸島に一人旅なんて(しないとは思うけれど)行かせたくないものだなと思ってしまう。


 

 

この記事へのトラックバックURL

http://blogs.dion.ne.jp/momom/tb.cgi/8959765
この記事へのコメント
日本に科学者はいらない。日本の科学者は暴力や脅迫・暴行・強盗・殺人などあらゆる犯罪を犯してきた凶悪犯罪人だ。例えば、厚生省の関係団体であるヒューマン・サイエンスは理事などを通じて私に「おまえは活躍するな。おまえを殺すぞ。」と脅迫してきた。公務員や学者が国民のカネをつかってこのような凶悪犯罪を平然と犯しているのだ。国民を活躍させないで殺す厚生省などまったくいらないし、国民を殺す官庁や関係団体をすべて廃止するべきだ。日本の官庁は国民を活躍させないで殺すためにあるのだから官庁を全廃すべきだ。もちろんこれらの殺人機関によって殺人や強盗などを犯している日本の科学者をすべてこの世から消し去るべきだ。
Posted by おとなのほうがもっとひどいよ。国民を殺す官庁と科学者を消し去りましょう。 at 2009年11月23日 17:30