2012年04月24日
ワレカラの瞳
海のNPO「OWS」のトークセッションというイベントに、
恩師の青木優和(あおき・まさかず)先生が登場した。
人生のかなりの時間を海の中で過ごしてきた青木先生。
今は運命のいたずらか東北大学で被災地の海にばかり
潜っていらっしゃる。もともとはワレカラ研究者だ。
そのお話からは、海に生きる小さな生命たちへの
尊敬にも似た愛情がヒシヒシと伝わってきた。
陸の昆虫と海の甲殻類を比較したり、
ミリ単位の個性的な甲殻類たちの暮らし方や
顔つきにクローズアップしたり。
アリやハチにも似た社会性を持つ海の甲殻類たちの
お話に、ワクワクさせられた。
こういう生き物たちの不思議な世界というのは、
コツコツと潜って観察して、実験して発表して
くれる方がいないと私たちは決して知り得ない。
しかし、海の中では比較的メジャーなワレカラでも、
研究者は非常に少ないのだとか。
誰も出会えていない、ヒトにとっての「新種」が、
まだ世界各地にゴロゴロいそうという印象である。
この手の研究の進展を阻むのは、
どうやら資金不足のようだ。
青木先生のお話にも何度か登場した
「食えない」というキーワード。
天皇家も愛した分類学など基礎生物の世界は、
確かにハイソな気配が漂う。
なぜならカネに困っている人には深入りできない
世界だからだ。
私だって、それでドロップアウトした口である。
早く就職しなきゃ……と焦っていた。
ズバリ「食えない」から専門家が増えない。
しかし金銭を尺度に職を選ぶと後悔することの
ほうが多いというのが、転職を多数経験してきた
私たち夫婦の結論だ。
深く考える前に食えるか食えないかで判断すると、
あっという間に人は間違えた方向に走り出す。
原発産業が良い例だ。
一見、無益に見えるような地道な研究にこそ
深い尊いテーマが込められているように思う。
ひと昔前の博物学者が興奮して後世にのこした
「生命讃歌」は、まだ歌い終わっていない。
サイズや仕組みは多種多様だが、どんな生き物も
けなげに、ひたむきに、ただ懸命に生きている。
その姿には私たちヒトの根源が垣間見えるし、
けったいな生態の数々を知れば知るほど、
地球という星の奇跡を実感できる。
ここはヒトだけの場所ではない。
生かしてもらっているありがたさを再確認して、
常に謙虚でいるためだけでも、生物学者をたくさん
養う価値はあるはずだ。豊かな企業に期待したい!
見たこともない生き物がヒトのせいで
ジャンジャン絶滅しているという現状は
本当に嘆かわしい。残念だなーとボンヤリ
考えつつ放置している間にも悲劇は進行中だ。
子孫に受け継ぐべき財宝(いろーんな生き物)が
自覚のない人間の影響で目減りしていく中で、
「こんなにカワイイんです!」
「こんなに謎がいっぱいなんです!」
と叫んでくれる青木先生のような存在は、
絶対的に必要だと思う今日この頃である。
1996年出版の青木先生の共著書 ↓
恩師の青木優和(あおき・まさかず)先生が登場した。
人生のかなりの時間を海の中で過ごしてきた青木先生。
今は運命のいたずらか東北大学で被災地の海にばかり
潜っていらっしゃる。もともとはワレカラ研究者だ。
そのお話からは、海に生きる小さな生命たちへの
尊敬にも似た愛情がヒシヒシと伝わってきた。
陸の昆虫と海の甲殻類を比較したり、
ミリ単位の個性的な甲殻類たちの暮らし方や
顔つきにクローズアップしたり。
アリやハチにも似た社会性を持つ海の甲殻類たちの
お話に、ワクワクさせられた。
こういう生き物たちの不思議な世界というのは、
コツコツと潜って観察して、実験して発表して
くれる方がいないと私たちは決して知り得ない。
しかし、海の中では比較的メジャーなワレカラでも、
研究者は非常に少ないのだとか。
誰も出会えていない、ヒトにとっての「新種」が、
まだ世界各地にゴロゴロいそうという印象である。
この手の研究の進展を阻むのは、
どうやら資金不足のようだ。
青木先生のお話にも何度か登場した
「食えない」というキーワード。
天皇家も愛した分類学など基礎生物の世界は、
確かにハイソな気配が漂う。
なぜならカネに困っている人には深入りできない
世界だからだ。
私だって、それでドロップアウトした口である。
早く就職しなきゃ……と焦っていた。
ズバリ「食えない」から専門家が増えない。
しかし金銭を尺度に職を選ぶと後悔することの
ほうが多いというのが、転職を多数経験してきた
私たち夫婦の結論だ。
深く考える前に食えるか食えないかで判断すると、
あっという間に人は間違えた方向に走り出す。
原発産業が良い例だ。
一見、無益に見えるような地道な研究にこそ
深い尊いテーマが込められているように思う。
ひと昔前の博物学者が興奮して後世にのこした
「生命讃歌」は、まだ歌い終わっていない。
サイズや仕組みは多種多様だが、どんな生き物も
けなげに、ひたむきに、ただ懸命に生きている。
その姿には私たちヒトの根源が垣間見えるし、
けったいな生態の数々を知れば知るほど、
地球という星の奇跡を実感できる。
ここはヒトだけの場所ではない。
生かしてもらっているありがたさを再確認して、
常に謙虚でいるためだけでも、生物学者をたくさん
養う価値はあるはずだ。豊かな企業に期待したい!
見たこともない生き物がヒトのせいで
ジャンジャン絶滅しているという現状は
本当に嘆かわしい。残念だなーとボンヤリ
考えつつ放置している間にも悲劇は進行中だ。
子孫に受け継ぐべき財宝(いろーんな生き物)が
自覚のない人間の影響で目減りしていく中で、
「こんなにカワイイんです!」
「こんなに謎がいっぱいなんです!」
と叫んでくれる青木先生のような存在は、
絶対的に必要だと思う今日この頃である。
1996年出版の青木先生の共著書 ↓
2012年04月10日
カーテンづくりの季節
元気よくツルを伸ばしていくゴーヤーが描かれた
可愛らしい表紙が目印の絵本。3月下旬に発売され、
書店によっては子どもコーナーに積まれています。
『みどりのカーテンをつくろう』 あかね書房
緑のカーテンは、緑化を兼ねて天然のクーラーを
窓周りに育てるものです。通常はネットを張り、
そこにツル性のヘチマやゴーヤー、アサガオなどを
はわせます。
緑に覆われた窓は、あら不思議。ぐんと涼しくなり、
暑い夏でも、さわやかな風が吹き抜けます♪
その秘密は、この絵本の中で……。
これを書いたのは、小学校で音楽を教える傍ら
緑のカーテンの普及活動に取り組んでいる
菊本るり子先生です。
うちの子の小学校でも夏季に緑のカーテンが
活躍していますが、学校現場で環境教育を
兼ねたカーテンづくりが広がった発端は、
菊本先生が勤務先で始められた取り組みです。
今は仲間の皆さんと「緑のカーテン応援団」
を結成して活動を展開中。震災後は緑の癒やし
効果に期待を込めつつ、仮設住宅にカーテンを
設置する活動もされています。
この書籍も、1冊購入ごとに100円が
「仮設住宅×緑のカーテン」プロジェクトに
寄付されるチャリティー本なのでした。素敵。
菊本さんが作詞作曲した『 MIDORI〜繋がる輪〜』は
現場で子供たちと接しているからこそ生まれたと
感じられる温かな名曲。CDで子供と聴いたら、
ほぼ1回で歌詞まで覚えて口ずさんだのには驚きました。
それほど親しみやすい楽曲なので、合唱曲として
全国に広がっているようです。まさに「つながる輪」。
この絵本は小学校低学年向けですが、巻末には
「緑のカーテン」の作り方がイラスト入りで
詳細に載っています。
ゴーヤーの植え付けは、4〜5月が適期。
新年度でソワソワしがちな今だからこそ、
少し親子の時間を作って、新しい先生や
級友の話なんかを聞きながら、土や緑と
たわむれるのもいいかもしれません。
2012年03月25日
問いかけ展示
お台場の未来館で企画展
「世界の終わりのものがたり」
が6月11日まで開催中です。
大震災を経た首都圏の科学館
ならではのテーマです。
もしリスクが迫ったら
住んでいるところを離れるか?
人生の残り時間を知りたいか?
分かったら誰と何をしたいか?
なぜ人は進歩したがるのか?
テクノロジーは人を幸せにしたか?
次々と重い問いかけが
たたみかけるように登場して、
そのたびに考え込む、、、
そしてポストイットなどに
記入して赤の他人の見学者たちと
それを共有する、、、
そんなユニークな内容でした。
京大の歌う生物学者・久保田先生が研究している
何度でも再生する死なない生命体「ベニクラゲ」
のことも展示されていました。
子供も主に不真面目にふざけまわりつつ
ときどき真剣になって参加していました。
最初の質問で、今一番の心配ごとを聞かれて
「じしん」と書いた我が家の8歳。
時代とはいえ、ちょっと気の毒です。
子供が伸び伸びとした気持ちでいられるように
親は見えないところで用心をして、
あまり神経質に育て過ぎないようにしたいなぁ。
「世界の終わりのものがたり」
が6月11日まで開催中です。
大震災を経た首都圏の科学館
ならではのテーマです。
もしリスクが迫ったら
住んでいるところを離れるか?
人生の残り時間を知りたいか?
分かったら誰と何をしたいか?
なぜ人は進歩したがるのか?
テクノロジーは人を幸せにしたか?
次々と重い問いかけが
たたみかけるように登場して、
そのたびに考え込む、、、
そしてポストイットなどに
記入して赤の他人の見学者たちと
それを共有する、、、
そんなユニークな内容でした。
京大の歌う生物学者・久保田先生が研究している
何度でも再生する死なない生命体「ベニクラゲ」
のことも展示されていました。
子供も主に不真面目にふざけまわりつつ
ときどき真剣になって参加していました。
最初の質問で、今一番の心配ごとを聞かれて
「じしん」と書いた我が家の8歳。
時代とはいえ、ちょっと気の毒です。
子供が伸び伸びとした気持ちでいられるように
親は見えないところで用心をして、
あまり神経質に育て過ぎないようにしたいなぁ。
2012年02月07日
日曜日@仙台
5日に震災後の海洋生態系シンポジウムを
聞きに仙台に行った。
南三陸町に行くときにも必ず通るので、
震災を機に急に縁が深まった仙台駅。
夜にはガス灯がともる幅広の青葉通りが
カッコイイ。
うちの近所(さいたま市)でも震災で
道路にヒビが入ったり、立ち入り禁止の
標識がいろいろな場所に立ったけれど、
仙台は、よりヒビ割れ箇所が多くて
ビニールシートをかけたままのビルも多い。
震源に近かったから当然だけど。
ようやく余震も減り落ち着いたのか
修復作業が着実に進んでいる印象だ。
もうそろそろ1年だものね……早い。
今回も最安の(大宮から3000円!)
夜行バスで行ったので早朝に到着。
シンポジウムは午後だったので、
会場そばの仙台市博物館に行きたかったが、
復旧工事のため閉館していた。
雪の多い仙台風景を眺めて歩こうと
思ったけれど、とにかく寒いし、
慣れない氷道に足を取られて危ない。
それで映画を見ることにした。
目当ては公開したばかりの
「日本列島 いきものたちの物語」。
驚いたことに駅周辺に上映館がなく、
地下鉄で6駅先のショッピングモールへ。
なじみのシネコン「MOVIX」だったが、
エスカレーターで人が右側に並んでいたり
(関東近辺は左に並んで右を開ける)、
映画サービスデーが毎月1日でなく20日だったり、
遠くに来たなーという旅情を味わえた。
あと、上映前の避難経路の説明がやたら丁寧。
何回もアナウンスされる。被災地の余韻を感じた。
映画は予想通り美しく面白かった。
岩合光昭さんや中村征夫さんなど、
長年自然と向き合ってきた写真家の腕が光る。
日本列島は四季があり生物多様性に富む
地球上でも珍しい好環境に恵まれた場所。
それをかみしめるほど、やはり恨めしいのは
東電の原発事故で降り注いだ放射性物質だ。
(映画は震災前から2年半かけて撮影された。)
今回の旅の本命、東北沿岸生態連絡会主催の
市民向けシンポジウムは、生物学や水産学の
専門家が研究発表をする場だったので、
放射性物質についての話は無かった。
あらかじめ主催者から、その旨
説明があってから発表がスタートした。
しかし最後の質疑応答で、市民の方が
「放射性物質の影響については、
いつ誰が市民に説明してくれるのか」
といった疑問を投げかけた。
そう、結局、気になるのはそこなのだ。
生態系は精密で生き物は案外したたか。
東北沿岸の生態系も、今回の巨大津波で
必ずしも致命傷を負ったわけではなかった。
でも放射性物質の影響はどうなのだろう。
誰も「全く影響はない」とは言い切れない
だけに、ぬぐい去れない気持ち悪さが残る。
◎オマケ◎
本川先生の『ナマコガイドブック』を読むと、
私がかつて下田の海辺で1年間向き合った生き物
「ムラサキクルマナマコ」はかなりナマコの基本
からは離れた少し特殊なナマコだった気がする。
触手は18本(基本は体が5放射相称なので5の倍数)
管足やいぼ足もなく(基本は管足が移動手段)、
しかも雌雄同体だったような(基本は雌雄異体)。
環境悪化で自らの体をちぎって増える(自切する)
可能性を見つけかけたところで卒業してしまい、
その後の研究は誰もしていない様子だけれど……。
つくづく生き物の世界は奥深いなーと思う。
聞きに仙台に行った。
南三陸町に行くときにも必ず通るので、
震災を機に急に縁が深まった仙台駅。
夜にはガス灯がともる幅広の青葉通りが
カッコイイ。
うちの近所(さいたま市)でも震災で
道路にヒビが入ったり、立ち入り禁止の
標識がいろいろな場所に立ったけれど、
仙台は、よりヒビ割れ箇所が多くて
ビニールシートをかけたままのビルも多い。
震源に近かったから当然だけど。
ようやく余震も減り落ち着いたのか
修復作業が着実に進んでいる印象だ。
もうそろそろ1年だものね……早い。
今回も最安の(大宮から3000円!)
夜行バスで行ったので早朝に到着。
シンポジウムは午後だったので、
会場そばの仙台市博物館に行きたかったが、
復旧工事のため閉館していた。
雪の多い仙台風景を眺めて歩こうと
思ったけれど、とにかく寒いし、
慣れない氷道に足を取られて危ない。
それで映画を見ることにした。
目当ては公開したばかりの
「日本列島 いきものたちの物語」。
驚いたことに駅周辺に上映館がなく、
地下鉄で6駅先のショッピングモールへ。
なじみのシネコン「MOVIX」だったが、
エスカレーターで人が右側に並んでいたり
(関東近辺は左に並んで右を開ける)、
映画サービスデーが毎月1日でなく20日だったり、
遠くに来たなーという旅情を味わえた。
あと、上映前の避難経路の説明がやたら丁寧。
何回もアナウンスされる。被災地の余韻を感じた。
映画は予想通り美しく面白かった。
岩合光昭さんや中村征夫さんなど、
長年自然と向き合ってきた写真家の腕が光る。
日本列島は四季があり生物多様性に富む
地球上でも珍しい好環境に恵まれた場所。
それをかみしめるほど、やはり恨めしいのは
東電の原発事故で降り注いだ放射性物質だ。
(映画は震災前から2年半かけて撮影された。)
今回の旅の本命、東北沿岸生態連絡会主催の
市民向けシンポジウムは、生物学や水産学の
専門家が研究発表をする場だったので、
放射性物質についての話は無かった。
あらかじめ主催者から、その旨
説明があってから発表がスタートした。
しかし最後の質疑応答で、市民の方が
「放射性物質の影響については、
いつ誰が市民に説明してくれるのか」
といった疑問を投げかけた。
そう、結局、気になるのはそこなのだ。
生態系は精密で生き物は案外したたか。
東北沿岸の生態系も、今回の巨大津波で
必ずしも致命傷を負ったわけではなかった。
でも放射性物質の影響はどうなのだろう。
誰も「全く影響はない」とは言い切れない
だけに、ぬぐい去れない気持ち悪さが残る。
◎オマケ◎
本川先生の『ナマコガイドブック』を読むと、
私がかつて下田の海辺で1年間向き合った生き物
「ムラサキクルマナマコ」はかなりナマコの基本
からは離れた少し特殊なナマコだった気がする。
触手は18本(基本は体が5放射相称なので5の倍数)
管足やいぼ足もなく(基本は管足が移動手段)、
しかも雌雄同体だったような(基本は雌雄異体)。
環境悪化で自らの体をちぎって増える(自切する)
可能性を見つけかけたところで卒業してしまい、
その後の研究は誰もしていない様子だけれど……。
つくづく生き物の世界は奥深いなーと思う。
2011年11月19日
日本人はゾウ並み
何がゾウ並みかというと、
使うエネルギーが、です。
10月末の週末、大宮で開催された
環境イベントに、敬愛するナマコ教授
(東京工業大学大学院の本川達雄先生)が
いらっしゃいました。
学生時代から数えて3,4回目の聴講です。
(テレビ視聴を含めれば、7回目くらい。)
今回の講演タイトルは
「日本人はゾウなみのエネルギーを使う?!」で、
著書の『ゾウの時間ネズミの時間〜サイズの生物学』
と同じように、現代人がいかに“エネルギー食い”
かを分かりやすく解説してくださいました。
そして最後は恒例の自作曲歌唱でございました。
会場を埋め尽くすシルバー層を前に堂々と
「50歳以上は人工生命体」とおっしゃる。
ウケ狙いと解釈して皆さん笑っていたのが救いです。
生物(哺乳類)は、体のサイズや心臓の鼓動の回数が
寿命とリンクしていて、その計算に従えば、ヒトは
せいぜい生きて50年の生き物。私はあと10年ちょい。
その他、たくさん印象に残る言葉がありました。
「時間には科学的根拠がない」
「生物は回って永続するようにできている」
「世代ごとに時間がリセットされる」
なるほど。
「近代科学はキリスト教から出た。世俗化したものだ」
これは、思わずメモしてアンダーライン!
生物を見つめてみれば、一定と思い込んできた
時間の観念が揺らぐという面白いテーマでした。
工学院大学で教えていながら、本川教授は
「技術は欲望に火を付け人を滅ぼす」と悲観的です。
確かに、夜中までゲームをする子供の増加や
毒を散らしてコミュニティーを壊した原発を
見れば、そうかもしれません。
質疑応答の時間には、
エネルギーを消費して時間を速めてきた現状
について「ここを超えてはならない」という
線引きができていないと憂い、なにより
「生命原理を主役に」と訴える本川先生。
子育てしていて日々実感していることを、
ズバリ言い当てていただいた感じでした。
◎オマケ◎
11月23日開催のOWSの海イベント!
三浦半島で遊んで学ぶ1日。
残席わずか。おすすめです〜。
使うエネルギーが、です。
10月末の週末、大宮で開催された
環境イベントに、敬愛するナマコ教授
(東京工業大学大学院の本川達雄先生)が
いらっしゃいました。
学生時代から数えて3,4回目の聴講です。
(テレビ視聴を含めれば、7回目くらい。)
今回の講演タイトルは
「日本人はゾウなみのエネルギーを使う?!」で、
著書の『ゾウの時間ネズミの時間〜サイズの生物学』
と同じように、現代人がいかに“エネルギー食い”
かを分かりやすく解説してくださいました。
そして最後は恒例の自作曲歌唱でございました。
会場を埋め尽くすシルバー層を前に堂々と
「50歳以上は人工生命体」とおっしゃる。
ウケ狙いと解釈して皆さん笑っていたのが救いです。
生物(哺乳類)は、体のサイズや心臓の鼓動の回数が
寿命とリンクしていて、その計算に従えば、ヒトは
せいぜい生きて50年の生き物。私はあと10年ちょい。
その他、たくさん印象に残る言葉がありました。
「時間には科学的根拠がない」
「生物は回って永続するようにできている」
「世代ごとに時間がリセットされる」
なるほど。
「近代科学はキリスト教から出た。世俗化したものだ」
これは、思わずメモしてアンダーライン!
生物を見つめてみれば、一定と思い込んできた
時間の観念が揺らぐという面白いテーマでした。
工学院大学で教えていながら、本川教授は
「技術は欲望に火を付け人を滅ぼす」と悲観的です。
確かに、夜中までゲームをする子供の増加や
毒を散らしてコミュニティーを壊した原発を
見れば、そうかもしれません。
質疑応答の時間には、
エネルギーを消費して時間を速めてきた現状
について「ここを超えてはならない」という
線引きができていないと憂い、なにより
「生命原理を主役に」と訴える本川先生。
子育てしていて日々実感していることを、
ズバリ言い当てていただいた感じでした。
◎オマケ◎
11月23日開催のOWSの海イベント!
三浦半島で遊んで学ぶ1日。
残席わずか。おすすめです〜。
2011年11月08日
フード・インク
natural TIFFという環境映画部門を設け、
レッドではなくグリーン・カーペットで
VIPを迎える「東京国際映画祭」には、
あいにく今年(第24回)も行けず。
その代わり、地元で開催された
「第1回 浦和映画祭」には足しげく通いました。
「食から世界を知る」部門の
・「フード・インク」
・「ありあまるごちそう」
・「未来の食卓」
「自然環境から世界を知る」部門の
・「100,000年後の安全」
・「セヴァンの地球のなおし方」
・「レイチェル・カーソンの感性の森」
・「無常素描」
この計7本は、既に観ていたものやDVDで
借りて観たものも合わせれば、全て鑑賞。
この2つの部門以外では、邦画を2本
「ひとにぎりの塩」と
「川の底からこんにちは」を観ました。
いやぁー映画って本当にイイですね。
息子と観に行った「ひとにぎりの塩」では、
期せずして石井かほり監督のトークショーも。
祖先が瀬戸内海の島で塩田を営んでいたので、
相当な思い入れを持って観ました。
米作り同様に「政策」というものに翻弄され
消えて行った日本古来の光景や伝統の技たち。
能登半島では辛うじて揚浜塩田が1軒だけ
残っていたけれど、今は新規参入者と共に
観光資源化していて……誠にリアルな映画。
ザ・ドキュメンタリーでございました。
どの映画も良かったけれど、強く印象に
残ったのは毎日の食に関わる作品でした。
この映画「フード・インク」に出てくる
ファーマーのJ・サラティンさんが素敵。
アメリカのような、大規模農業が強大なパワーを
持つ社会にあって、手の届く範囲での持続可能な
農業を胸を張って楽しげに実践していらっしゃる。
そういう農場で育った肉や野菜を食したいものです。
とはいえ、良いものは高いというのも事実。
毎日しっかり3回やってくる食事のリズム。
いつのまにかズルズルと安かろう悪かろうに
流れていたりします。
「スーパーサイズミー」という映画?を
Youtubeで見てから、子供に与えるまいと決めた
はずだったファーストフードの店に、最近はまた、
ふらりと子連れで入っている自分がいました。
数年間は我慢していたのに、クーポンを配られ、
やすやすと、その手に乗って。
小さいころに子羊マークのロッテリアに
家族で入った記憶があり、高校時代といえば
友と集まってはマックやらモスに入り浸っていた、
そんな生い立ちの私世代が、ファーストフードと
手を切るのは容易ではないらしい……。
悲しいことに娘も「ポテト!」と目を輝かせる
子どもになってしまいました。私の失敗です。
どうしてもファーストフードが恋しい時は、
これからはフレッシュネス・バーガーのみ可!
と定めようかしら。店舗が少ないけれど。
私たちの「ひと口」が世界を変える。
それが、この映画のメッセージ。
日々心して暮らしたいです。
それにしても、地産地消の食材を迷わず選べた
3.11前が懐かしい。不安が払拭できないまま秋。
レッドではなくグリーン・カーペットで
VIPを迎える「東京国際映画祭」には、
あいにく今年(第24回)も行けず。
その代わり、地元で開催された
「第1回 浦和映画祭」には足しげく通いました。
「食から世界を知る」部門の
・「フード・インク」
・「ありあまるごちそう」
・「未来の食卓」
「自然環境から世界を知る」部門の
・「100,000年後の安全」
・「セヴァンの地球のなおし方」
・「レイチェル・カーソンの感性の森」
・「無常素描」
この計7本は、既に観ていたものやDVDで
借りて観たものも合わせれば、全て鑑賞。
この2つの部門以外では、邦画を2本
「ひとにぎりの塩」と
「川の底からこんにちは」を観ました。
いやぁー映画って本当にイイですね。
息子と観に行った「ひとにぎりの塩」では、
期せずして石井かほり監督のトークショーも。
祖先が瀬戸内海の島で塩田を営んでいたので、
相当な思い入れを持って観ました。
米作り同様に「政策」というものに翻弄され
消えて行った日本古来の光景や伝統の技たち。
能登半島では辛うじて揚浜塩田が1軒だけ
残っていたけれど、今は新規参入者と共に
観光資源化していて……誠にリアルな映画。
ザ・ドキュメンタリーでございました。
どの映画も良かったけれど、強く印象に
残ったのは毎日の食に関わる作品でした。
この映画「フード・インク」に出てくる
ファーマーのJ・サラティンさんが素敵。
アメリカのような、大規模農業が強大なパワーを
持つ社会にあって、手の届く範囲での持続可能な
農業を胸を張って楽しげに実践していらっしゃる。
そういう農場で育った肉や野菜を食したいものです。
とはいえ、良いものは高いというのも事実。
毎日しっかり3回やってくる食事のリズム。
いつのまにかズルズルと安かろう悪かろうに
流れていたりします。
「スーパーサイズミー」という映画?を
Youtubeで見てから、子供に与えるまいと決めた
はずだったファーストフードの店に、最近はまた、
ふらりと子連れで入っている自分がいました。
数年間は我慢していたのに、クーポンを配られ、
やすやすと、その手に乗って。
小さいころに子羊マークのロッテリアに
家族で入った記憶があり、高校時代といえば
友と集まってはマックやらモスに入り浸っていた、
そんな生い立ちの私世代が、ファーストフードと
手を切るのは容易ではないらしい……。
悲しいことに娘も「ポテト!」と目を輝かせる
子どもになってしまいました。私の失敗です。
どうしてもファーストフードが恋しい時は、
これからはフレッシュネス・バーガーのみ可!
と定めようかしら。店舗が少ないけれど。
私たちの「ひと口」が世界を変える。
それが、この映画のメッセージ。
日々心して暮らしたいです。
それにしても、地産地消の食材を迷わず選べた
3.11前が懐かしい。不安が払拭できないまま秋。
タグ:食品
2011年10月15日
淡水魚専門の水族館
今日、用事のついでに急に思い立って
親子3世代で「さいたま水族館」に入りました。
淡水魚ばかり集めたユニークな施設です。
コイの餌(通常50円)を3カップ無料でもらえる券が
あったので、まずは入り口わきの池で餌やりタイム。
潜水艦みたいな超巨大鯉がいるわ、いるわ。
半端なサイズじゃありません。
私の母が「靴を食べられそう!」と表現した通り
ぱくぱく積極的に開けてよこす口が、これまたデカイ。
たまに体を翻すと大波が立ち、恐ろしいような光景でした。
コイは飼う器に応じて果てしなく巨大化するという話を
聞いたことがあるけれど、大きな屋外の池で伸び伸びと
育っている今日見たコイたちは、まさにそんな感じ。
館内には「コクレン」という、妙に目が下に付いていて、
下唇が突き出している驚くべきブサイクちゃんも。
企画展は「ピラニア展」。
ピラニアらしくない形の長めの体の種を含め、
大きいのから小さいのまで、いろいろいました。
群れで一斉に襲いかかり、鋭い歯で馬をも倒すという
凶暴なイメージがあるけれど、水槽で歯を見せずに
泳いでいる姿は、普通の大人しい淡水魚たちでした。
水生昆虫のコーナーでは60オーバーの私の父と
40オーバーの夫が「ゲンゴロウ懐かしい!」と
“見たことあるもんね”アピールを展開。
あいにく30後半の私は(結構のどかなところで育ったのに)
幼少時に一度も外で本物を見たことがありません。
水槽の中を泳ぐゲンゴロウの姿に切なくなりました。
もちろん私の子供たちは近所で見られるわけがない。
ヒトばかりの、生物多様性に乏しい環境で子育てを
していることに、一抹の不安と寂しさを覚えるのは、
こんなときです。
帰りに、敷地に隣接した「宝蔵寺沼」を眺めました。
国内唯一の「ムジナモの自生地」で国の天然記念物
に指定されているそう。
館内で見たムジナモは小さな地味な水草だったけど、
よくよく観察すれば、なんとミジンコなどから栄養が
摂れる食虫植物で、非常に不思議ないきものでした。
それがもはや、埼玉の片田舎のちょっとした沼にしか
生きていないなんて、これまた切ないお話。
最近、博物館や水族館や動物園を見ても楽しめず、
懐古にふけるというか、切ない気持ちになって、
考えさせられるようなケースが多いのです……。
親子3世代で「さいたま水族館」に入りました。
淡水魚ばかり集めたユニークな施設です。
コイの餌(通常50円)を3カップ無料でもらえる券が
あったので、まずは入り口わきの池で餌やりタイム。
潜水艦みたいな超巨大鯉がいるわ、いるわ。
半端なサイズじゃありません。
私の母が「靴を食べられそう!」と表現した通り
ぱくぱく積極的に開けてよこす口が、これまたデカイ。
たまに体を翻すと大波が立ち、恐ろしいような光景でした。
コイは飼う器に応じて果てしなく巨大化するという話を
聞いたことがあるけれど、大きな屋外の池で伸び伸びと
育っている今日見たコイたちは、まさにそんな感じ。
館内には「コクレン」という、妙に目が下に付いていて、
下唇が突き出している驚くべきブサイクちゃんも。
企画展は「ピラニア展」。
ピラニアらしくない形の長めの体の種を含め、
大きいのから小さいのまで、いろいろいました。
群れで一斉に襲いかかり、鋭い歯で馬をも倒すという
凶暴なイメージがあるけれど、水槽で歯を見せずに
泳いでいる姿は、普通の大人しい淡水魚たちでした。
水生昆虫のコーナーでは60オーバーの私の父と
40オーバーの夫が「ゲンゴロウ懐かしい!」と
“見たことあるもんね”アピールを展開。
あいにく30後半の私は(結構のどかなところで育ったのに)
幼少時に一度も外で本物を見たことがありません。
水槽の中を泳ぐゲンゴロウの姿に切なくなりました。
もちろん私の子供たちは近所で見られるわけがない。
ヒトばかりの、生物多様性に乏しい環境で子育てを
していることに、一抹の不安と寂しさを覚えるのは、
こんなときです。
帰りに、敷地に隣接した「宝蔵寺沼」を眺めました。
国内唯一の「ムジナモの自生地」で国の天然記念物
に指定されているそう。
館内で見たムジナモは小さな地味な水草だったけど、
よくよく観察すれば、なんとミジンコなどから栄養が
摂れる食虫植物で、非常に不思議ないきものでした。
それがもはや、埼玉の片田舎のちょっとした沼にしか
生きていないなんて、これまた切ないお話。
最近、博物館や水族館や動物園を見ても楽しめず、
懐古にふけるというか、切ない気持ちになって、
考えさせられるようなケースが多いのです……。
2011年09月28日
prettyダンゴウオ
今年の夏、すごく久々にスクーバ器材を背負って潜った。
このダイバー再デビューを全面バックアップしてくれたのが、
ダイビングショップ「ハナマリン」さん。
その店舗内で思いがけず、店長のハナちゃんが
大のダンゴウオ好きと知った。ダンゴウオといえば、
このたび被災してしまった宮城県南三陸町の名物魚だ。
私は恩師の研究施設がある南三陸町(旧志津川町)に
思い入れがあり、数年前の会社帰り、大学の先輩たちが
都内(有楽町駅前のビル)で開催していた志津川の海の
ピーアールイベントに遊びに行った。
水槽の壁にペタペタ貼り付いてじっとしているのが、
カラフルで小さいダンゴウオだった。
ナメダンゴやスナビクニンが載っている図鑑のページは、
「お気に入り」で付箋を付けてあったけれど、実物には
海中でも水族館でもお目にかかったことがなかった。
衝撃的なキュートさだった。
まるで「吸盤付きのおもちゃ」。
ハナちゃんは筋金入りのダンゴウオファンで、
東北の冷たい水にも負けず、毎年のように
志津川の海に会いに行っていたらしい。
その話で何度も出てきたのが、ダイビングショップ
「グラントスカルピン」の店長で水中カメラマン
でもある佐藤長明さん。
グラントスカルピン、というのは、
ダンゴウオ以上に志津川湾の名物魚ともいえる
希少種「クチバシカジカ」の英語名だ。
佐藤さんのショップは私の恩師の施設同様、
津波被害をモロに受けた。
ホームページは3月8日から更新されていない。
佐藤さんは志津川出身で、地元に初めて
レジャーダイビングという新しい観光資源を
根付かせた貢献者だ。復興を応援したい。
佐藤さんの著書 ↓
この本、海のNPO「OWS」の会報誌『エブオブ』冬号
でも編集委員仲間のOさんが紹介する予定です♪
ちなみに、あとがき(「おわりに」)に登場する
横浜先生が私の恩師、太斎氏が前述のイベントでも
お会いした私の先輩だ。
太斎さんの奥さん(これまた私の先輩Mさん)は、
南三陸町で『彩(あや)』という素敵な冊子を
発行していた。
既に津波前に編集長だったMさんの仕事の都合で
休刊になっていたけれど、ほんとイイ冊子だった。
今、Mさんの文才はブログで発揮されている。
先輩夫妻のお子さんは、偶然にも我が家の子らと
年齢と性別が全く同じ構成。
今日も南三陸町で頑張っている先輩ファミリーを
思うと、私たちも頑張らなくちゃと勇気をもらえる。
◎ちょー蛇足◎
高校時代によく聞いていたケイト・ブッシュの曲。
Youtubeという便利なツールの登場で、今さらながら
初めてプロモーション・ビデオを見た。
芸人の鳥居みゆきとかぶる〜!
wikiによると「ドイツ人俳優クラウス・キンスキーへの憧れや、
漫才師昭和のいるこいるが好きだった……」とあるので、
別にケイトに影響を受けたわけではなさそうだけど(笑)。
このダイバー再デビューを全面バックアップしてくれたのが、
ダイビングショップ「ハナマリン」さん。
その店舗内で思いがけず、店長のハナちゃんが
大のダンゴウオ好きと知った。ダンゴウオといえば、
このたび被災してしまった宮城県南三陸町の名物魚だ。
私は恩師の研究施設がある南三陸町(旧志津川町)に
思い入れがあり、数年前の会社帰り、大学の先輩たちが
都内(有楽町駅前のビル)で開催していた志津川の海の
ピーアールイベントに遊びに行った。
水槽の壁にペタペタ貼り付いてじっとしているのが、
カラフルで小さいダンゴウオだった。
ナメダンゴやスナビクニンが載っている図鑑のページは、
「お気に入り」で付箋を付けてあったけれど、実物には
海中でも水族館でもお目にかかったことがなかった。
衝撃的なキュートさだった。
まるで「吸盤付きのおもちゃ」。
ハナちゃんは筋金入りのダンゴウオファンで、
東北の冷たい水にも負けず、毎年のように
志津川の海に会いに行っていたらしい。
その話で何度も出てきたのが、ダイビングショップ
「グラントスカルピン」の店長で水中カメラマン
でもある佐藤長明さん。
グラントスカルピン、というのは、
ダンゴウオ以上に志津川湾の名物魚ともいえる
希少種「クチバシカジカ」の英語名だ。
佐藤さんのショップは私の恩師の施設同様、
津波被害をモロに受けた。
ホームページは3月8日から更新されていない。
佐藤さんは志津川出身で、地元に初めて
レジャーダイビングという新しい観光資源を
根付かせた貢献者だ。復興を応援したい。
佐藤さんの著書 ↓
この本、海のNPO「OWS」の会報誌『エブオブ』冬号
でも編集委員仲間のOさんが紹介する予定です♪
ちなみに、あとがき(「おわりに」)に登場する
横浜先生が私の恩師、太斎氏が前述のイベントでも
お会いした私の先輩だ。
太斎さんの奥さん(これまた私の先輩Mさん)は、
南三陸町で『彩(あや)』という素敵な冊子を
発行していた。
既に津波前に編集長だったMさんの仕事の都合で
休刊になっていたけれど、ほんとイイ冊子だった。
今、Mさんの文才はブログで発揮されている。
先輩夫妻のお子さんは、偶然にも我が家の子らと
年齢と性別が全く同じ構成。
今日も南三陸町で頑張っている先輩ファミリーを
思うと、私たちも頑張らなくちゃと勇気をもらえる。
◎ちょー蛇足◎
高校時代によく聞いていたケイト・ブッシュの曲。
Youtubeという便利なツールの登場で、今さらながら
初めてプロモーション・ビデオを見た。
芸人の鳥居みゆきとかぶる〜!
wikiによると「ドイツ人俳優クラウス・キンスキーへの憧れや、
漫才師昭和のいるこいるが好きだった……」とあるので、
別にケイトに影響を受けたわけではなさそうだけど(笑)。
2011年09月25日
イエガラス
ゴールデンほどじゃない連休
シルバーウィークが終わりました。
2回の3連休。娘が少し風邪をひいたり、
私の仕事も片付かなかったりで、
比較的静かに近所で過ごしました。
途中で大きな台風が来て、
さいたま新都心付近の並木道や氷川参道でも
巨木が倒れたり大きな枝が折れまくったり、
結構な被害になっていました。
今日の日記は、台風が来る数日前に
その並木や参道を自転車でさわやかに駆け抜け、
家族で訪れた大宮公園の話。
★ブチハイエナのガリガリタイム
(簡単に骨をかみくだくアゴぢから!)
★ツキノワグマのペロペロタイム
(すぐそばでクマがハチミツをなめる)
など、小規模で無料なのに楽しい企画を
提供してくれている大宮公園小動物園に
久々に子供と入りました。
何年か前に入ったときに小熊だった
寄居(よりい)出身のツキノワグマ「ヨリー」が、
いつの間にか立派な体格になっていました。
で、ここの動物園のひそかな自慢が
イエガラスのクロちゃん。
国内の動物園では、ここでしか
見られないそうです。

もともと中近東〜インド、東南アジアの鳥らしく、
「イエ(家)」と付いているわりには身近な種ではない。
このクロちゃんも1981年に大阪で保護されたものの
(あら、長生きじゃないの!)ウィキペディアでは、
ペットが逃げたのかも?という説も。
「おはよう」や「バイバイ」など
いくつかの日本語をあやつるということで、
アドバイス通り高い声で話しかけてみたものの
ツン!としてました。またの機会に……。
息子だけは「僕にはしゃべった!」と
言い張りますが、証人不在です〜(笑)。
シルバーウィークが終わりました。
2回の3連休。娘が少し風邪をひいたり、
私の仕事も片付かなかったりで、
比較的静かに近所で過ごしました。
途中で大きな台風が来て、
さいたま新都心付近の並木道や氷川参道でも
巨木が倒れたり大きな枝が折れまくったり、
結構な被害になっていました。
今日の日記は、台風が来る数日前に
その並木や参道を自転車でさわやかに駆け抜け、
家族で訪れた大宮公園の話。
★ブチハイエナのガリガリタイム
(簡単に骨をかみくだくアゴぢから!)
★ツキノワグマのペロペロタイム
(すぐそばでクマがハチミツをなめる)
など、小規模で無料なのに楽しい企画を
提供してくれている大宮公園小動物園に
久々に子供と入りました。
何年か前に入ったときに小熊だった
寄居(よりい)出身のツキノワグマ「ヨリー」が、
いつの間にか立派な体格になっていました。
で、ここの動物園のひそかな自慢が
イエガラスのクロちゃん。
国内の動物園では、ここでしか
見られないそうです。

もともと中近東〜インド、東南アジアの鳥らしく、
「イエ(家)」と付いているわりには身近な種ではない。
このクロちゃんも1981年に大阪で保護されたものの
(あら、長生きじゃないの!)ウィキペディアでは、
ペットが逃げたのかも?という説も。
「おはよう」や「バイバイ」など
いくつかの日本語をあやつるということで、
アドバイス通り高い声で話しかけてみたものの
ツン!としてました。またの機会に……。
息子だけは「僕にはしゃべった!」と
言い張りますが、証人不在です〜(笑)。
タグ:大宮公園
2011年09月16日
自然を見つめて分かること
以前このブログで「人生は辛いもの?」というタイトルで
紹介した恩師のエッセイが、2年後の今春、本になりました。
『自分さがしの自然観察 〜私たちはなぜ生きている?〜』
奇しくも出版間際に、あのすさまじい津波が
著者の横浜先生の研究拠点を押し流しました。
動物の生きざまを見つめてきたクセで、
自らの老いも真正面からしか捉えられない先生は、
ただでさえ生き長らえる意味に懐疑的でした。
生物学者には、こういうタイプが多いようです。
そして遭遇してしまった今回の大震災。
どのような心理状態に陥っているのか心配でしたが、
南三陸町に行って再会したときは、前と同じ笑顔で
迎えてくださいました。
向こうに見える静かな海が、
3月11日には天井を超える高さに化けて
襲いかかりました。建物の中はボロボロ。↓

かき集められた顕微鏡。
同施設の目玉だった走査型電子顕微鏡の残骸は、
遠く離れた畑で見つかったとか。 ↓

下記は、海のNPO法人OWSで私が編集委員を
務めている季刊誌「エブオブ」のために
書かせていただいた感想文です。
-------------------------------------------
著者は海藻が専門の生物学者です。
国立大学の臨海実験所長を定年で退任後、
宮城県の海辺に「南三陸町自然環境活用
センター」をつくりました。老若男女が集い、
走査型電子顕微鏡をのぞいたり「海藻おしば」や
自然観察を楽しめる海洋生物の学習拠点。
「生きている」ことの本質を伝えたいと
願った著者が、10年以上かけて築き上げた
海辺のオアシスです。
この本には、著者の豊かな知識と、海辺に
暮らし生命を見つめた末に到達した人生観、
そして同センターへの愛着がつづられています。
しかし出版間際に南三陸を襲った大津波は、
容赦なくセンターを破壊しました。
「あとがき」の追記に込められた著者の
悲しみと使命感が胸を打ちます。
-------------------------------------------
それにしても、このパソコン、
最近どうも漢字変換が不調で使いにくい。
「すさまじい」を試しに変換してみたら
「酢様辞意」だって。酢様って誰?!!
じゃあ「すさまじく」は?と入れてみたら
「酢様軸」と。まぁそうだろうね。トホホ。
紹介した恩師のエッセイが、2年後の今春、本になりました。
『自分さがしの自然観察 〜私たちはなぜ生きている?〜』
奇しくも出版間際に、あのすさまじい津波が
著者の横浜先生の研究拠点を押し流しました。
動物の生きざまを見つめてきたクセで、
自らの老いも真正面からしか捉えられない先生は、
ただでさえ生き長らえる意味に懐疑的でした。
生物学者には、こういうタイプが多いようです。
そして遭遇してしまった今回の大震災。
どのような心理状態に陥っているのか心配でしたが、
南三陸町に行って再会したときは、前と同じ笑顔で
迎えてくださいました。
向こうに見える静かな海が、
3月11日には天井を超える高さに化けて
襲いかかりました。建物の中はボロボロ。↓

かき集められた顕微鏡。
同施設の目玉だった走査型電子顕微鏡の残骸は、
遠く離れた畑で見つかったとか。 ↓

下記は、海のNPO法人OWSで私が編集委員を
務めている季刊誌「エブオブ」のために
書かせていただいた感想文です。
-------------------------------------------
著者は海藻が専門の生物学者です。
国立大学の臨海実験所長を定年で退任後、
宮城県の海辺に「南三陸町自然環境活用
センター」をつくりました。老若男女が集い、
走査型電子顕微鏡をのぞいたり「海藻おしば」や
自然観察を楽しめる海洋生物の学習拠点。
「生きている」ことの本質を伝えたいと
願った著者が、10年以上かけて築き上げた
海辺のオアシスです。
この本には、著者の豊かな知識と、海辺に
暮らし生命を見つめた末に到達した人生観、
そして同センターへの愛着がつづられています。
しかし出版間際に南三陸を襲った大津波は、
容赦なくセンターを破壊しました。
「あとがき」の追記に込められた著者の
悲しみと使命感が胸を打ちます。
-------------------------------------------
それにしても、このパソコン、
最近どうも漢字変換が不調で使いにくい。
「すさまじい」を試しに変換してみたら
「酢様辞意」だって。酢様って誰?!!
じゃあ「すさまじく」は?と入れてみたら
「酢様軸」と。まぁそうだろうね。トホホ。


