2012年01月23日
旧正月
読者の皆さま,新年明けましておめでとうございます。今年もまた,旧正月の日が巡ってまいりました。今回の旧正月は,旧暦と新暦との差が少ないこともありまして,寒中での年明けになっております。
これとは逆に,新暦との差が大きい場合には,立春が来ても年が明けないこともございます。古歌に「年のうちに春は来にけりひととせを去年とや言はむ今年とや言はむ」とあります通り,そのような現象は人の心をまどわしたかもしれません。
同じ1月1日とは申しましても,月の満ち欠けの妙により,寒い元日もありますれば,立春以後の暖かい元日もございます。そういうところが旧暦の面白いところですけれども,通年の統計,特に気象の統計を取ろうというときには,非常に不便なものとなります。やはり新暦のほうが,何かと都合のよいものなのでしょう。
その一方,旧暦の別名に「農暦」という言葉がございますように,この暦は,農作業をする上で便利なもののようです。ちょうど今の時期は農閑期で,ここに年の区切りを持ってくることにより,お正月がすんだら春の準備,という心構えもあるのかもしれません。
農暦と申しますと,紀元前8世紀ごろに採用された古代ローマ暦も農暦で,いちばん最初の月は私たちの暦で言う3月でした。英語で9月のことを「September」と申しますのは「第7の月」という意味,以後「October」は「第8の月」,「November」は「第9の月」,「December」は「第10の月」となりますが,これはすべて3月を起点とした,ローマ暦の名残の呼び名でございます。
さて,幼い頃の私は「旧」という漢字を読むことができませず,これは「1日」なのだと勝手に思い込み,家族に,「今日は『1日正月』だから,今日1日だけお雑煮食べてお年玉ちょうだいよ」とせがんだものでした。子どもの頭と申しますものは,頓狂なことを考えつくものでございます。
これとは逆に,新暦との差が大きい場合には,立春が来ても年が明けないこともございます。古歌に「年のうちに春は来にけりひととせを去年とや言はむ今年とや言はむ」とあります通り,そのような現象は人の心をまどわしたかもしれません。
同じ1月1日とは申しましても,月の満ち欠けの妙により,寒い元日もありますれば,立春以後の暖かい元日もございます。そういうところが旧暦の面白いところですけれども,通年の統計,特に気象の統計を取ろうというときには,非常に不便なものとなります。やはり新暦のほうが,何かと都合のよいものなのでしょう。
その一方,旧暦の別名に「農暦」という言葉がございますように,この暦は,農作業をする上で便利なもののようです。ちょうど今の時期は農閑期で,ここに年の区切りを持ってくることにより,お正月がすんだら春の準備,という心構えもあるのかもしれません。
農暦と申しますと,紀元前8世紀ごろに採用された古代ローマ暦も農暦で,いちばん最初の月は私たちの暦で言う3月でした。英語で9月のことを「September」と申しますのは「第7の月」という意味,以後「October」は「第8の月」,「November」は「第9の月」,「December」は「第10の月」となりますが,これはすべて3月を起点とした,ローマ暦の名残の呼び名でございます。
さて,幼い頃の私は「旧」という漢字を読むことができませず,これは「1日」なのだと勝手に思い込み,家族に,「今日は『1日正月』だから,今日1日だけお雑煮食べてお年玉ちょうだいよ」とせがんだものでした。子どもの頭と申しますものは,頓狂なことを考えつくものでございます。
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