2011年09月29日
買っちゃった
2011年09月23日
棚田康司展「○と一」(らせんとえんてい)
棚田康司展「○と一」(らせんとえんてい)
期間 :09.22〜10.10
会場 :スパイラルガーデン(スパイラル1F)表参道
スパイラルに立ち現れる7体の少年少女、訪れる人を導く参道のごとき一本の道。
スパイラルガーデン全体を作品と化す、棚田康司・東京初の大規模個展
棚田康司は、日本古来の木彫技法である「一木造り」を用いて、少年少女の像を制作しています。ほっそりとした肢体、表情豊かな指先、さまざまな感情を想起させるうるんだ瞳を持つ子どもたち。未熟さや脆さと同時に伸びゆく生命のしなやかな可能性を強く感じさせる表現で知られ、次世代を担う彫刻家として注目されています。本展「○と一」では、東京で開催する初の大規模個展となります。
□□7体の新作を中心に、スパイラルガーデンの空間全体で表現する
□□情報や技術で割り切ることのできない、曖昧で神秘的な世界の存在
(以上 SPIRAL HPより抜粋)
*偶然、見ることが出来たのですが、スゴイです。
どこかしらうつろで、何も見えていないようで、全てが見えているような瞳。
時間を忘れて、見入ってしまいました。
都合がつく方はぜひ!
2011年09月21日
試作
次々、色々なことをやりたい性格である。
それゆえ、焼き物を作っていても、ひとつの技法を追求するということがどーにも苦手である。
一つの技法を深く追求している作家さんを尊敬してしまう。
自分は、数年前の作品写真を見ると、「こーいうの作ってたんだよな~」と、忘れそうになってることすらあって、我ながらあきれたものである。
ま、短所でもあるが、長所でもあると思っておこう。
写真の花器は、形が気に入らず、生地をテスト用にとってあった。
今回新しく試したいことがあったので、やってみたらこれが結構面白そうな感じ。
上半分は、新しく買った緑色の下絵具の色のテスト。なかなか良い。
また、下半分の釉薬が縮れたようになっているのは、ある酸化金属を釉薬の下地に塗ったらこうなった。
使いようで面白くなりそうなんだけど、個展前に色や技法のバリエーションが増えるというのも考えもので、使いたい色、技法が増えすぎてまとまらん・・。
う〜ん(笑)
2011年09月08日
「田中信彦展」うつわ楓
「田中信彦展」 10月19日(水)~24日(月)
うつわ楓 東京都港区南青山3-5-5
TEL/FAX 03-3402-8110
メール mail@utsuwa-kaede.com 営業時間 12:00〜19:00 (最終日は17:00まで)
2年ぶり、3回目の「うつわ楓」での個展です。
「うつわ楓」は青山通りの一本入った通りにたたずむ小さなお店です。
表通りの喧騒から離れた、落ち着いた雰囲気の中じっくり器をご覧いただけると思います。
今回も赤・青・紫の3色を中心としたアイテムでの展開。
約250点ほどを出品予定です。
東京での個展規模の展示は来年6月までありませんので、ご興味がありましたら是非ご高覧下さい!
現在、日々制作中〜!
2011年09月04日
坊主
2003年の年末。渋谷の、とある「村」で「クリスマスギフト展」なる企画展が行われて、僕も声をかけてもらい出品した。
当時の僕にとっては、とある「村」(まるわかり・・(笑)での展示というのはとても魅力的で、他の企画を断って参加を決めたこともあり、相当気合を入れて制作した。
会場は結構広いスペースだったが、参加した作家が多分20人くらいはいたから、一人当たりの展示スペースは180×90センチくらいと決して広くはなく、初日の前日、僕は30~40点くらいの作品を車輪のついた大きなバッグにパンパンに詰め込んで、電車を乗り継いで「村」の会場に搬入・展示した。
まあ、作品も悪くないし、展示もきれいに決まった。
「いい感じだ。いけるな〜、これは。」
ちょっとした高揚を感じながら僕は自分の展示ブースを眺めた。
会期は1週間だったろうか、色々と用事があって、結局最終日まで会場には行けなかった。
僕は小心者なので、個展の時なども、途中の売り上げを聞くようなことをほとんどしない。
この時も搬出に行くときまで、売り上げについて問い合わせをすることをしなかった。
搬出の日、搬入の時に使ったバッグを携えて渋谷の坂を登っていく。
どれくらい売れただろうか、もしかしたら僕の展示ブースには、ひとつふたつの作品がぽつんと残っているだけかも(ニヤニヤ)。こんな大きなバッグ持ってこなくて良かったかなあ。
妄想が年末の渋谷の街にキラキラと広がっていく。
会場に着いて、展示ブースを見ると・・・それは「デジャブ」だった。
搬入・展示した時と寸分の違いもない。全く一緒。
全身の皮膚の表面がなんか知らないけどぴりぴりした。
そのあとに訪れるモーレツな虚脱感。
一つも売れていなかった・・。
いわゆる「坊主」である。「いよっ、大僧正 」って叫べるくらい立派なボウズだ。
残った(というか、全部なんだが・・)作品をバッグに詰めていくと、搬入の時と同じようにパンパンになった。
搬入の時より倍くらい重たく感じるバッグに引っ張られるように、坂を下っていく。
ほんの少し前、キラキラときらめいていた僕の妄想は、若者たちの雑踏に踏みつけられて粉々に砕けていた。
この仕事を長くやっているけど、ここまでのことはこの時だけ。
別に坊さんに恨みはないが、こういう「坊主」とは二度とかかわりたくないなあ(笑)
10年ほど前の思い出話でした。
2011年09月01日
上手くはないんだな。
同じやきものの作家と話していて、京都の訓練校(通称。正しくは京都府立陶工高等技術専門校)を出た、というと、「じゃあロクロうまいんですね」とよく言われる。
実際には、ロクロがうまいから、いい作品が出来るかというと、そういうことでもないのだけど、京都の訓練校のロクロを学んだ人は、きっちりとしたものを作れるのは確かだと思う。
せっかくなので、どんなふうに練習するのかという一端をご紹介。(20年以上前のものなので、今はちょっと変わっているかも)

まずは、作る品物の実寸通りの図面を描く。
(上と、横からの形、焼きあがりの口径・深さの数字と水挽きの時の数字)

その図面通りのコテ、2種類を作る。
写真の上が土を伸ばす時に使うダンゴゴテで、土に触れるところは丸みを帯びていて、R(曲線)は仕上がりよりも甘いカーブ。
下が、仕上げに使うハネゴテ(違った?あいまい・・)で、先端が薄くなっていて、Rは図面と同じで、最終的に形を決めるときに使う。

寸法通りに作るためのトンボを竹で作る。
口径と、深さを同時に測る道具。(わかりづらい写真になってしまいました)
これらの道具を使って、ミリ単位でサイズを合わせて、決められた数を作っていく。
(この道具や、やり方はあくまで京都式で、各産地でかなり違います。)
うーん、こうやって説明すると結構な準備が必要だなあ。
でも自分が今、これをやっているかというと、全くやっていません(笑)
なぜなら基本的にこれは、製陶所で職人が同じ品物を量産するための技術。
今の僕のような、少量多種生産の個人作家がやる必要がないのだ。
さらに僕は、ずぼらなので、「作品にはスキがあったほうがいいのだ」という大義名分で、
サイズが多少違おうと、ロクロ目が残ろうと、少し口が波打とうと、削りでちょっと飛び鉋みたいになろうと気にしない。
実はあまり、ロクロはうまくないのです・・わはは。
訓練校の先生が泣くなあ・・・(笑)
実際には、ロクロがうまいから、いい作品が出来るかというと、そういうことでもないのだけど、京都の訓練校のロクロを学んだ人は、きっちりとしたものを作れるのは確かだと思う。
せっかくなので、どんなふうに練習するのかという一端をご紹介。(20年以上前のものなので、今はちょっと変わっているかも)
まずは、作る品物の実寸通りの図面を描く。
(上と、横からの形、焼きあがりの口径・深さの数字と水挽きの時の数字)
その図面通りのコテ、2種類を作る。
写真の上が土を伸ばす時に使うダンゴゴテで、土に触れるところは丸みを帯びていて、R(曲線)は仕上がりよりも甘いカーブ。
下が、仕上げに使うハネゴテ(違った?あいまい・・)で、先端が薄くなっていて、Rは図面と同じで、最終的に形を決めるときに使う。
寸法通りに作るためのトンボを竹で作る。
口径と、深さを同時に測る道具。(わかりづらい写真になってしまいました)
これらの道具を使って、ミリ単位でサイズを合わせて、決められた数を作っていく。
(この道具や、やり方はあくまで京都式で、各産地でかなり違います。)
うーん、こうやって説明すると結構な準備が必要だなあ。
でも自分が今、これをやっているかというと、全くやっていません(笑)
なぜなら基本的にこれは、製陶所で職人が同じ品物を量産するための技術。
今の僕のような、少量多種生産の個人作家がやる必要がないのだ。
さらに僕は、ずぼらなので、「作品にはスキがあったほうがいいのだ」という大義名分で、
サイズが多少違おうと、ロクロ目が残ろうと、少し口が波打とうと、削りでちょっと飛び鉋みたいになろうと気にしない。
実はあまり、ロクロはうまくないのです・・わはは。
訓練校の先生が泣くなあ・・・(笑)
2011年08月30日
2011年08月27日
何かが生まれるときに
前に、糸井重里と中島みゆきの対談を読んだことがある。
糸井氏が聞き手として、インタビューするような形だったと思う。
その中で、非常に面白くて忘れられない会話があった。
(一つ一つの言葉の詳細までは覚えていないので、あくまで大意として読んでください。)
中島: 逆に聞き手の方に質問したいのですが、よく「どういうときに歌が出来るんですか?」って
訊かれるんですけど、それって聞いてどうするんですかね?
糸井: それは、人間って「無と有の”継ぎ目”」にとっても興味があるんですよ。
糸井氏の視点はすごいと思う。さすが言葉を生みだすことで生きてきた人だなあと思う。
何もないところと何かが生まれたところの「継ぎ目」、それを人は見たいと思うらしい。
糸井・中島両氏とはあまりにレベルがかけ離れているけど、僕もよく、「どういうときに作品を思いつくのですか?」と聞かれることがある。
きっと、何かを作らない人から見ると、どういうふうにしてモノが生まれるんだろうと、その瞬間が知りたいのだ。
でも作っている側からすると、無意識に、昔からずっと、見てきたものや、触れたモノ、聞いたことそれらがミックスジュースのように、自分の中で混ざり合って体に吸収されて、いい具合に寝かされてふわっと掌に現れるようなもんじゃないかと思う。
だから、中島氏もどういうときに?って訊かれても答えようがなくて、逆に、「どうしてそんなことを聞くのだろう」って思ったんじゃないかなあ。
また聞かれたときにうまく答えられるといいな。
2011年08月25日
個展終了と次回個展のお知らせ
二子玉川個展終了しました~。
おかげさまで、9割近い作品が旅立って行きました。
お買い上げいただいた方、ご来場いただいた方、みなさま有難うございました。
この場を借りて、心よりお礼申し上げます。
拙作が色々な食卓で、おいしいご飯を引き立たせることが出来たらいいなあ、と願いつつ。
しかし、これくらい売れると気持ちいい。
あ、でもこういうつぶやきは売れた時しかしません(笑)
次は10/19〜24「うつわ楓」(南青山)個展です。
青山通りから一本入ったところにあり、ゆったりと静かな時間の中で見ていただけると思います。
詳細は、また後日アップします。
2011年08月16日
何というでしょう?
えーっと、結構マクドナルド好きである。
最近の「陶芸家」は、「ロハス」で「自然食志向」じゃないといけないようだけど(笑)、僕は「ビックマック」とか大好きである。当然、セットにしてポテトも食べる。
一応、自分自身の名誉のために言っておくと、まあ子供時代からいいものは食べてきてる方だと思う。
父が北海道出身で、(小さいけど、洋菓子会社の)シャチョーなんかやっていたから、北海道からの海産物や、取引先からの贈答品も多く、味には結構うるさい。
だけど、子供時代から逆にジャンキーなものに胸ときめくという、変なところがあって、小学生時代、近くにできた自動販売機のハンバーガーが食べたくて、時々お金をもらって買いに行ったっけ。(冷凍を中の機械でチンしただけで、べたべたのうまくないハンバーガーだったなあ、今思えば(笑)
話がそれたけどマックに行って、昔からとても気になっているのが、写真の道具である。
見覚えある方が多いと思うけど、フライドポテトをすくって紙容器に入れる道具。(ちなみにこの道具の名前は、「バギングスクープ」というそうだ。)
非常に不思議な形状で、普通に家庭用品売り場に置いてあったら、何に使うのか絶対わからないと思う。
でも、マックで、これを使ってポテトを紙容器に入れるところを見てると、ほぼ毎回同量のポテトがキレイに縦方向にそろって容器に吸い込まれていく。
お見事である。
でも他になんに使えるかと考えると・・・思いつかない。
つまりこの「バギングスクープ」君は「フライドポテトをきれいに同じ量、容器に入れる」という仕事に対しては、この上なく高い能力を持つが、それ以外では「使えないやつ」なのだ。
みんなで鍋を食べてて「おたまがないから、バギングスクープで代用するか〜」とか、絶対にない。
「なんだよ、全然うまく具をすくえないじゃん!これ使えね〜」ってなるのがオチである。
でもこれって人間にも置き換えられないだろうか。
つまり、何かに非常に秀でた人は、その分他でとてもダメダメだったりすることが多々あるということ。
どこまで本当かどうかは分からないが、シリコンバレーの人たちの何割かは「アスペルガー症候群」だという話もある。
そっか、でも考えてみたら、僕ら「やきもの屋」も同じかもね。
焼き物作ることには秀でてるけど、自分も含めて、社会性が低い人が多いもんね。
(僕の場合、突出して優れていないから、まあまあ社会性があるのかも・・(笑)
マクドナルドで、「バギングスクープ」にとても興味を覚えたのは、自分を無意識に重ねていたからだった、ということですな。
自分を道具に重ねてみるなんてことあんまりないよね。
みなさんはいかがですか?
2011年08月14日
おおっ・・・名品とな(笑)
7/19のブログにアップした「さんま皿」。
写真の「家庭画報セレクション 2011秋」(8/24配布)にて販売が始まりますが、
今年は同時に「家庭画報10月号(9月1日発売、受注〜11月末)」の別冊付録
「名品コレクション」というカタログにも掲載されることになりました。
ただ、作者としては、「名品コレクション」に乗せていただくのは嬉しい反面、どこかしら面映ゆいのですよ。
7/19の拙ブログの記事を読んでいただくと理由がわかるかと・・(笑)
2011年08月07日
会場写真
「田中信彦陶展」8月3日(水)〜24日(水) TIME&STYLE RESIDENCE(玉川高島屋内)
会場写真をホームページにアップしました。
写真は、初日開店前の状態で約380点ほどの作品です。
おかげさまで昨日4日目までに、すでに3分の一ほどがなくなってしまいましたので、現在の展示はもっと空いた状態です。
残り2週間以上ありますので、会場が少しずつ縮小されていくと思います。
ご興味のある方はお早めにどうぞ!
会場写真スライドショー(作品写真スライドショーの下です。)
2011年08月06日
うつわノート
「うつわノート」はやきもの好きの方には有名な、うつわに関するブログ。
うつわ好きの店主は、今年の4月にはついに実店舗を川越にオープンさせました。
もちろん展示もですが、築80年の洋館を使った店自体も素晴らしいです。
川越観光がてらぜひ一度行かれることをお勧めします。
そのブログで、私の開催中の個展を紹介してくださいました。
自分の作品ですら、「モノ」を言葉で表現するのは難しいことですが、
非常に的確な表現で、拙作について書いてくださっています。
ご興味のある方は、読んでみてください。
「うつわノート」ブログ
2011年08月05日
「器つれづれ」白洲正子
「器つれづれ」白洲正子 出版社: 世界文化社 (1999/07)
ちゃんと白洲さんの本を読んだことがなかったのだが・・。
僕が常々思っている、やきものをはじめとした伝統文化への想いと同じようなことを、何の躊躇もなく
極めてストレートに書いておられる。さすがだわ。
そのぶった斬り方は、う〜ん、まさにひとこと「痛快」である。
こんなにもの事はっきり言えたら気持ちいいだろうなあ。
で、まあ、僕が発言しても周囲に問題ないであろう分野についてひとこと。(←すでにこの時点で事なかれ主義・・・(笑))
「美」には、「無意識の美」と「意識された美」があると思う。
やきものでいえば、なぜ現代の「民芸」が美しくないのかというと、「民芸」という様式美の風呂桶の中で、民芸本来の「無意識の美」を意識的に作ってしまっているからだと思う。
「無意識の美」は意識した時点で終わっているんじゃないかなあ。
あ、でもこの発言も差し支えあるかも・・。
白洲さんも同じようなこと言ってます!(←責任転嫁)
ものつくりとしては、色々と本当に痛いところを突かれる一冊。
白洲さんは、モノの表面ではなく、芯の部分を見通せる人だったんだとつくづく思う。
200歳くらいまで生きるべき人だったんじゃないかなあ。
でも、もし白洲さんが生きていて、僕の作っているものを見たら、鼻で笑われたんだろうな(いや、笑ってすらくれないかもね・・・(笑)
ものつくりには、必読の書です。
2011年07月29日
個展作品スライドショー
個展の主な出品作品のスライドショーをホームページにアップしました!
(個展の時に毎回出す、準定番のものは入っていませんが、今回のための新作がメインです。)
出品作品、約400点の一部ですが、良かったらご覧になってください。
スライドショーはこちらから
8月3日(水)〜24日(水) 「田中信彦陶展」 TIME&STYLE RESIDENCE(玉川高島屋南館6階)*5日(金)レセプションパーティー(無料)

