2005年07月17日

雇用保険の仕訳

 給与天引きになっている雇用保険料の仕訳をするのに、
勘定科目は何を使うか?

(1) 法定福利費
●納付時   (借方) 法定福利費 / (貸方) 現金・預金
●給与天引き (借方) 給与手当  / (貸方) 法定福利費

(2) 預り金
●納付時   (借方) 仮払金  / (貸方) 現金・預金
●給与天引き (借方) 給与手当 / (貸方) 預り金
●決算時   (借方) 預り金  / (貸方) 仮払金
                    法定福利費

(3) 立替金
●納付時   (借方) 立替金  / (貸方) 現金・預金
●給与天引き (借方) 給与手当 / (貸方) 立替金
●決算時   (借方) 預り金  / (貸方) 立替金
                    法定福利費



 1年程前、税理士さんたちとの話の中では、殆どの方が(1)を使用とのこと。
わたしも税理士事務所時代にそう教わった。
でもその中に1人だけ(2)を使っている方がいた。

 (2)にすると月次損益が分かり辛いだろうという。確かに。
試算表を見て、頭ン中で「ここから法定福利費いくらマイナス」
と考えなきゃならない。
 それに、決算時に合わなかったら大変だ。
雇用保険料は、前年分の差額と今年分の見込み額を合わせて納付する。
かの税理士さんはこれを遡って計算し、法定福利費に計上しているという。
会計期間が4月〜3月以外の場合は、それも手間のかかることだし思う。


 最近、(3)を知り、1年前のことを思い出した。

 (3)はお客様の指定でそう処理しているが、結構いいかもしれない。
損益は試算表から立替金の残高を考慮すればいいし
決算時は差額をそのまま計上することで、面倒な計算はいらない。
 何よりも預り金の項目が減るので、預り金の月末残高を合わせるのに
少しだけわかりやすくなる。


 1社に留まらずいろんなところの経理を見てると、
こんな面白い発見に出会うこともある。
 税理士とは違う実務屋だからこそ、また社員でも派遣でもない
「フリーランスの経理屋」だからこそ、
こんな楽しさと出会うことができると思う。

この記事へのコメント
はじめまして、経理初心者です。
友人二人で会社をはじめ、ようやく一人社員を採用することができました。
そこで、労働保険の加入など、はじめてのことをドキドキしながらやってる最中です。
労働保険料を納付したのですが、その仕訳が正しいのか確認させて頂きたく、失礼ながらコメントに書かせて頂いております。

借方           貸方         摘要
法廷福利費 94,500 現金 136,500 事業主負担
立替金   42,000            従業員負担

給与の雇用保険料徴収は、立替金(雇用保険料)で処理し、
毎月、立替金が減っていってる(消化してる?)状態です。

こんな質問本当に基本過ぎてあきれられるかもしれませんが、コメント上でご指導いただけると有難いです。
こちらの記事では、(3)にあたるのでしょうか?
よろしくお願いします。
Posted by 経理初心者 at 2007年12月14日 09:50
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