2010年01月11日
新しい10年に向かって
ついこの間2000年になったと思ったら、もう'00年代が終わってしまいました。この新しく始まる10年に向けて、ちょいと抱負らしいものを述べてみたいと思います。
ここ最近宮島がずっと考えていることは、無関心層に折り紙をいかに広くアピールしてくか、折り紙マニアが内輪で盛り上がっている今の状況をどう打破していくかということです。
ただひとくちに「折り紙の普及」なんて言っても、そんな簡単なことではないと思ったりもします。宮島が考えるに、そこには2つのキーワードがあるのではないでしょうか。
◆「インプット」から「アウトプット」へ
いままで私は本や仲間との交流等を通じて多くのことを学び習得してきたわけですが、その学習成果は自分の中だけにとどまっていては勿体ない話です。生涯学習における「知の循環型社会」にあてはめれば、学習成果を地域や社会に還元していくことを考えなくてはいけないでしょう。
つまり、研鑽を重ねスキルを身につけるという「インプット」だけの季節はそろそろ終わりにして、これからは「折り紙の普及」という「アウトプット」により、それを地域へ返していきたいのです。
「普及」とは、経験や知識の「還元」もしくは「恩返し」と捉えてみるわけです。そう考えれば、自分がやらなければいけないこと、自分だからできることが見えてこないでしょうか。
◆「集める」から「届ける」へ
従来の折紙教室のスタイルにも疑問を持っています。「折り紙教室をやるから集まれ」では、当然元々折り紙の好きな人しか集まりません。折り紙に関心のない人に折り紙を教えるには、そういう人が集まっている場所へ出向くほかありません。それは地域のイベントであったり、学校であったり、公の施設であったり。これは言わばアウェーゲームです。
「集める折り紙」から「届ける折り紙」へ。いわゆるアウトリーチですね。
人が集まるのを座して待つ殿様商売ではいけないと思うのです。本気で折り紙の社会認知度を上げたいのなら、地域に出て行ってアウェーゲームをやる勇気が必要です。馴れ合いホームゲームから、アウェーゲームに挑む勇気があるか、という話です
以上、いささか抽象的かつ気宇壮大ですが、こんなことをテーマに活動に取り組んでいきたいと思っています。「今年の抱負」としたいところですが、話がでかすぎるので、「New Decadeの抱負」としておきますw
実は頭の中にはいくつかの具体的なアイデアがあったりするのですが、まぁそれはいずれお話しできればと思います。ひとまず徒手空拳にならぬよう、同じ志の仲間を集めたいなぁと思っています。
あ、でも創作活動もちゃんとやりますよ。創作は内から湧き出るものなので、止められるものでもありません。
ここ最近宮島がずっと考えていることは、無関心層に折り紙をいかに広くアピールしてくか、折り紙マニアが内輪で盛り上がっている今の状況をどう打破していくかということです。
ただひとくちに「折り紙の普及」なんて言っても、そんな簡単なことではないと思ったりもします。宮島が考えるに、そこには2つのキーワードがあるのではないでしょうか。
◆「インプット」から「アウトプット」へ
いままで私は本や仲間との交流等を通じて多くのことを学び習得してきたわけですが、その学習成果は自分の中だけにとどまっていては勿体ない話です。生涯学習における「知の循環型社会」にあてはめれば、学習成果を地域や社会に還元していくことを考えなくてはいけないでしょう。
つまり、研鑽を重ねスキルを身につけるという「インプット」だけの季節はそろそろ終わりにして、これからは「折り紙の普及」という「アウトプット」により、それを地域へ返していきたいのです。
「普及」とは、経験や知識の「還元」もしくは「恩返し」と捉えてみるわけです。そう考えれば、自分がやらなければいけないこと、自分だからできることが見えてこないでしょうか。
◆「集める」から「届ける」へ
従来の折紙教室のスタイルにも疑問を持っています。「折り紙教室をやるから集まれ」では、当然元々折り紙の好きな人しか集まりません。折り紙に関心のない人に折り紙を教えるには、そういう人が集まっている場所へ出向くほかありません。それは地域のイベントであったり、学校であったり、公の施設であったり。これは言わばアウェーゲームです。
「集める折り紙」から「届ける折り紙」へ。いわゆるアウトリーチですね。
人が集まるのを座して待つ殿様商売ではいけないと思うのです。本気で折り紙の社会認知度を上げたいのなら、地域に出て行ってアウェーゲームをやる勇気が必要です。馴れ合いホームゲームから、アウェーゲームに挑む勇気があるか、という話です
以上、いささか抽象的かつ気宇壮大ですが、こんなことをテーマに活動に取り組んでいきたいと思っています。「今年の抱負」としたいところですが、話がでかすぎるので、「New Decadeの抱負」としておきますw
実は頭の中にはいくつかの具体的なアイデアがあったりするのですが、まぁそれはいずれお話しできればと思います。ひとまず徒手空拳にならぬよう、同じ志の仲間を集めたいなぁと思っています。
あ、でも創作活動もちゃんとやりますよ。創作は内から湧き出るものなので、止められるものでもありません。
【折り紙論・創作論の最新記事】
2009年12月26日
多島斗志之氏の目撃情報を!
このブログ、折り紙以外の話題は書かないと決めていたのですが、その禁を破ります。
私の敬愛する小説家、多島斗志之氏が12月19日から行方不明となっています。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091225k0000m040127000c.html
いまご家族の方が懸命に行方を探しています。
詳しくはこちらを。
http://ameblo.jp/suzilard/
無事に帰ってこられることを切に願っています。
私の敬愛する小説家、多島斗志之氏が12月19日から行方不明となっています。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091225k0000m040127000c.html
いまご家族の方が懸命に行方を探しています。
詳しくはこちらを。
http://ameblo.jp/suzilard/
無事に帰ってこられることを切に願っています。
2009年12月23日
2009年12月22日
2009年12月11日
折紙者のクリスマス
すっかりクリスマス・シーズンに突入です。昨年の今頃は山口真さんの「クリスマスツリー」を一生懸命研究していました。今年は・・・

「サンタクロース」を創作してみたら、こんなありきたりのものしか出来なかったり、

安いクリスマスツリーを買ってきたら「星」がついてなかったので、仕方なく折り紙で作ってみたり、

「クリスマスの折り紙を教えて」と頼まれ、赤と緑で折れば何でもクリスマスっぽく見えるだろと、実は全く関係のない作品を教えたり。
たぶん皆さんもそんなありふれたクリスマスをお過ごしのことと思います。

「サンタクロース」を創作してみたら、こんなありきたりのものしか出来なかったり、

安いクリスマスツリーを買ってきたら「星」がついてなかったので、仕方なく折り紙で作ってみたり、

「クリスマスの折り紙を教えて」と頼まれ、赤と緑で折れば何でもクリスマスっぽく見えるだろと、実は全く関係のない作品を教えたり。
たぶん皆さんもそんなありふれたクリスマスをお過ごしのことと思います。
2009年11月21日
2009年11月03日
小豆織りこみ紙

先日西田シャトナーさんさんの個展に行ったときは、西田さんの愛用の紙をお裾分けしてただきました。
なんでも和菓子屋さんで包装に使われていたのを気に入って特注したんだとか(←あやふや)。小豆が刷り込んであって、表面に茶色い模様が散乱しています。
「白鳥」を折ってみました。紙の厚さはちょうどいい(60-70kgくらい?)。形もしっかり決まります。西田さんは糊付なしでやってるみたいですね。
2009年10月25日
携帯専用サイト作っちゃいました
親サイトを更新しました。ブログに出してない新作などもありますのでチェックしてみてください。
折紙作家のファンタジア
ところで、
携帯専用サイトを作ってしまいました。
これはもう「QRコードを作りたい」って、それだけの理由ですね。まぁ、QRコード自体は一瞬でできたんですけど、コンテンツ作成には丸一日つぶしました。
ギャラリーを貼り付けただけの簡素なサイトですが、覗いてやってください。

しかし、勢いで作ったはいいけど、これからは本サイト、英語サイト、携帯サイトの3つを同時に更新しなければいけないんだなぁ・・・。
折紙作家のファンタジア
ところで、
携帯専用サイトを作ってしまいました。
これはもう「QRコードを作りたい」って、それだけの理由ですね。まぁ、QRコード自体は一瞬でできたんですけど、コンテンツ作成には丸一日つぶしました。
ギャラリーを貼り付けただけの簡素なサイトですが、覗いてやってください。

しかし、勢いで作ったはいいけど、これからは本サイト、英語サイト、携帯サイトの3つを同時に更新しなければいけないんだなぁ・・・。
2009年10月18日
新作「薔薇」

助手:まさか博士が花を折るとは! いやぁ似合わないですねー。
博士:うるさい。これの依頼者からリクエストがあったから仕方なく折っただけじゃよ。
助手:別に作品提供を依頼されただけなら、わざわざ創作しなくてもいいじゃないですか。他の人の作品で素晴らしいのがいくらでもあるでしょうに。
博士:ほかが全部オリジナルなのに「薔薇」だけ人の作品というのも癪じゃろ。まぁ、ひとまずチャレンジしてみて、うまくできなかったら他の人の作品の使用許可を取ればいいと思ったんじゃがな。
助手:これ「ねじり折り」ですよね。「川崎ローズ」そっくりじゃないですか。
博士:中心から巻いたような形にしたかったんじゃが、そうなると「ねじり折り」になってしまうわな。「川崎ローズ」は偉大な作品じゃからな、影響下を脱するのは難しいわい。まぁ、あえて丸みを出さすに幾何学的な直線構成をしてみたところが、せめてものオリジナリティじゃな。
助手:これ、箱の形になってるのが面白いですね。
博士:たまたま周辺に紙が余っていてな。立体的な箱の形にすると面白いかな、と。
助手:なんか博士も新分野を開拓した感じですね。
博士:まぁ動物ばかり折っておっても進歩がないからな。花を折るのもなかなか新鮮な体験じゃったよ。やればできるもんじゃな。(胸を張る)
助手:これで調子に乗って、 女性受けを狙って花を量産していこうなんて考えてないでしょうね?
博士:(ギクッ)・・・・・。
助手:大丈夫ですよ。きっとおばさんにウケますよ。
博士:本意ではないな・・・。
2009年10月12日
西田シャトナーさんの個展に行ってきました

2つ下の記事で書いた西田シャトナーさんの個展に行ってきました。
こじんまりとしたギャラリーに、びっしりと凄い密度で作品が並んでいます。入りやすくて雰囲気がいいので、商店街に来た地元の人もたくさん訪れておられました。
写真でしか見たことのない作品をじかに見られて感激しました(勿論ご本人の解説つき!)。個人的には「バルタン星人」がすごく好きになりました。デザインのディフォルメが絶妙で、なによりあんな立体的で360度鑑賞の作品だったとは現物を見るまでわかりませんでした。
開催期間は残りわずか(14日まで)。まだの方は是非行ってみてください。
今日は折紙仲間と何人かでお邪魔したのですが、打ち上げも西田さんとご一緒させていただき、貴重な話をいろいろうかがいました。
かねてから作風やセンスが共通していると思っていた笹出晋司さんと西田さんが同い年だということがわかり、とても腑に落ちたり。

これは高井弘明さんが見せてくださった25年前の「ファンロード」。高井さんと西田さんの作品が同じページに掲載されているという貴重なもの。その高井さんと西田さんが今日が初対面だったというのがとても驚きでした。
あ、そうそう、西田さんのプロフィールにあった「4ツルの魔術師」。あれを言ったの宮島です(自慢)。
<参考記事>
2009年10月09日
本格折り紙√2
前川淳さんの新刊が出るそうです。
その名も
「本格折り紙√2」
詳しくは前川さんのブログを参照のこと。
http://origami.asablo.jp/blog/2009/10/08/4620621
前作の「本格折り紙」が単独の著書としては「ビバ!折り紙」以来24年ぶり(!)の本だっただけに、予想外に短いインターバルです。嬉しいですねぇ。
その名も
「本格折り紙√2」
詳しくは前川さんのブログを参照のこと。
http://origami.asablo.jp/blog/2009/10/08/4620621
前作の「本格折り紙」が単独の著書としては「ビバ!折り紙」以来24年ぶり(!)の本だっただけに、予想外に短いインターバルです。嬉しいですねぇ。
2009年10月04日
西田シャトナーさんの個展
2009年09月30日
中原麻衣さん
中原麻衣さんという声優さんのCDのジャケットに、宮島の作品が使用されています。本日発売だそーです。

表だけでなく、裏ジャケや内ジャケにもしっかりフィーチャーしていただいてます。なんと11作品も提供しており、そのうち5つがこのために作った新作だったりします。
「小鳥」もそのうちの1つですが、他の作品についてもいずれ紹介したいと思います。写真ではちっちゃくてわからないのですが、なかなか面白い作品が出来ています。

表だけでなく、裏ジャケや内ジャケにもしっかりフィーチャーしていただいてます。なんと11作品も提供しており、そのうち5つがこのために作った新作だったりします。
「小鳥」もそのうちの1つですが、他の作品についてもいずれ紹介したいと思います。写真ではちっちゃくてわからないのですが、なかなか面白い作品が出来ています。
2009年09月21日
不切アクロバット・ホース
遊べる折り紙の代表的な作品に「アクロバット・ホース」という作品があります。
中国の伝承作品と言われていて、指ではね上げるとクルリと回る、とても楽しい作品です。最近ある人に久々に教えてもらい、改めてよくできた作品だなぁと思いました。(折り方はこちらで紹介されていますので、ぜひどうぞ)。
ただねぇ、切り込みがあるのが玉にキズなんですよねぇ。
そんな「不切正方形一枚折り原理主義者」の諸兄のために創作しましたよ、「不切アクロバット・ホース」。

シルエットが微妙に違うのはご愛嬌。構造は「三つ首の鶴」と言えばわかる人にはわかりますかね。ま、誰かやってそうですが。
ちゃんと回りますよ。ほら、この通り。
折りかさねて重くなったせいか、成功率は著しく低いのですが・・・。
中国の伝承作品と言われていて、指ではね上げるとクルリと回る、とても楽しい作品です。最近ある人に久々に教えてもらい、改めてよくできた作品だなぁと思いました。(折り方はこちらで紹介されていますので、ぜひどうぞ)。
ただねぇ、切り込みがあるのが玉にキズなんですよねぇ。
そんな「不切正方形一枚折り原理主義者」の諸兄のために創作しましたよ、「不切アクロバット・ホース」。

シルエットが微妙に違うのはご愛嬌。構造は「三つ首の鶴」と言えばわかる人にはわかりますかね。ま、誰かやってそうですが。
ちゃんと回りますよ。ほら、この通り。
折りかさねて重くなったせいか、成功率は著しく低いのですが・・・。
2009年09月16日
生物と無生物のあいだ
もう2年以上前に出た本ですが、福岡伸一さんの「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書)を今さらながら読みました。さすがに話題になっただけあり、科学音痴の宮島にも非常にわかりやすく(少なくとも前半は)、興味深い内容でした。このての本にしては、文章と構成(読ませ方)が抜群に上手いですね。(さすがに前川さんはかなり早くにチェックされてますね)
話題になっていたので読んでみただけなのですが、最後の最後で折り紙の話が出てきたのでビックリしました(前川さんのブログは見てなかったのか、見ても忘れてたのか・・・)
本書の最終章は「時間という名の解けない折り紙」と題されており、二百数十ページをを費やして「動的平衡」という概念を用いて「生物とは何か」を語った後、最後の最後で、
生物の動的平衡は折り紙のようなものだ(?)
と結論づけて、話の幕を降ろしているのです。これは驚くべき展開でした。
最後から3ページ目には次のようなくだりがあります。
時間軸のある1点で、作り出されるはずのピースが作り出されず、その結果、形の相補性が成立しなければ、折り紙はそこで折りまれるのを避け、すこしだけずらした線で折り目をつけて次の形を求めていく。そしてできたものは予定とは異なるものの、全体としてバランスを保った平衡状態をもたらす。
いきなりこの部分だけ読んでもわけわからないと思いますので、できれば本書を最初から読んでいただきたいのですが、ひとまず折紙者としての宮島の感想を以下に述べます。
著者が生物の動的平衡を「折り紙」という言葉に託した狙いは、次の2つのアナロジーにあるのだと思います。まず1点は、段階的に形を変えていく生物の動性と折り紙のアナロジー。そして、動的平衡の不可逆性と、次々と折り重ねられたものを2度と開くことができないという折り紙のアナロジー。このことは、部品の取り替えがきく機械製品と比較することで強調もしています。
でもどうなんでしょう。折り紙を一度畳まれたら開けないもの捉えている点は、ちょっと宮島の実感とは異なります。
いったんできた完成形に余分な部分や欠けている部分があった場合、いったん紙を広げて、余分領域を削り、もしくは不足領域を継ぎ足し、また畳み直す。

そんな折り紙創作家の作業。想像つかないのも無理はありませんw(折り紙に慣れていない人は折った紙を広げるのを怖がりますよね)
つまり「折り紙だって不可逆性があるのでは」という話ですが、ま、別にあげ足をとるのは本意ではなくて、純粋にこれは折紙者には喜ばしい卓見だとも思うのです。だって、もし折紙創作家が行っている「生物の創作」が、(分子生物学的な)生物の成り立ちの「疑似体験」と言えるのであれば、愉快じゃないですか。
本書の最後はこのように締めくくられています。
結局、私たちが明らかにできたことは、生命を機械的に、操作的に扱うことの不可能性だったのである。
なるほど。折紙創作家は、時間を自由に行き来し生命を機械的に操作できる悪魔に違いありませんw
話題になっていたので読んでみただけなのですが、最後の最後で折り紙の話が出てきたのでビックリしました(前川さんのブログは見てなかったのか、見ても忘れてたのか・・・)
本書の最終章は「時間という名の解けない折り紙」と題されており、二百数十ページをを費やして「動的平衡」という概念を用いて「生物とは何か」を語った後、最後の最後で、
生物の動的平衡は折り紙のようなものだ(?)
と結論づけて、話の幕を降ろしているのです。これは驚くべき展開でした。
最後から3ページ目には次のようなくだりがあります。
時間軸のある1点で、作り出されるはずのピースが作り出されず、その結果、形の相補性が成立しなければ、折り紙はそこで折りまれるのを避け、すこしだけずらした線で折り目をつけて次の形を求めていく。そしてできたものは予定とは異なるものの、全体としてバランスを保った平衡状態をもたらす。
いきなりこの部分だけ読んでもわけわからないと思いますので、できれば本書を最初から読んでいただきたいのですが、ひとまず折紙者としての宮島の感想を以下に述べます。
著者が生物の動的平衡を「折り紙」という言葉に託した狙いは、次の2つのアナロジーにあるのだと思います。まず1点は、段階的に形を変えていく生物の動性と折り紙のアナロジー。そして、動的平衡の不可逆性と、次々と折り重ねられたものを2度と開くことができないという折り紙のアナロジー。このことは、部品の取り替えがきく機械製品と比較することで強調もしています。
でもどうなんでしょう。折り紙を一度畳まれたら開けないもの捉えている点は、ちょっと宮島の実感とは異なります。
いったんできた完成形に余分な部分や欠けている部分があった場合、いったん紙を広げて、余分領域を削り、もしくは不足領域を継ぎ足し、また畳み直す。

そんな折り紙創作家の作業。想像つかないのも無理はありませんw(折り紙に慣れていない人は折った紙を広げるのを怖がりますよね)
つまり「折り紙だって不可逆性があるのでは」という話ですが、ま、別にあげ足をとるのは本意ではなくて、純粋にこれは折紙者には喜ばしい卓見だとも思うのです。だって、もし折紙創作家が行っている「生物の創作」が、(分子生物学的な)生物の成り立ちの「疑似体験」と言えるのであれば、愉快じゃないですか。
本書の最後はこのように締めくくられています。
結局、私たちが明らかにできたことは、生命を機械的に、操作的に扱うことの不可能性だったのである。
なるほど。折紙創作家は、時間を自由に行き来し生命を機械的に操作できる悪魔に違いありませんw
2009年09月13日
イベントのお手伝い

今日は、知人のイベントの手伝いでK市へ行ってきました。小学生らに折り紙を教えました。
うーん、こういうのは楽しい。
こういう地域のイベント、地元でもやりたいのですが、定期的に休みがとれないこともあり、なかなかできていません。
折り紙を初めて20数年。自分だけが楽しむ折り紙は十分というか、もう十分楽しませてもらいました。これからは、いままで学んだことや身につけた知識を地域に還元していきたい。そんなことを最近強く思っています。
この辺りのことは、いずれ稿をあらためて書きたい思います。
2009年09月06日
さりげなく新作投下
助手:さりげなく新作が親サイトにアップされていますね。
博士:東京コンベンションの前にバタバタと出来上がってな。ブログで紹介するヒマもなかったわい。

助手:「稲荷の狐」は題材としては結構珍しいかも。
博士:前川淳さんと飯沢秀幸さんの作品くらいかのぉ。たまたま通りかかりでお稲荷さんを見つけて「座った動物」を折ってみると面白いかと思ったんじゃよ。後ろ足の出し方はまったく違うアプローチが必要だしの。
助手:とか何とか言って、後ろ足に紙がいらないから、楽そうだと思ったんでしょう?
博士:(ぎくっ)ま、まぁそんなわけで尻尾と後ろ足から折り始めたんじゃよ。小松英夫さんの「後半身から作る」というエントリーを思い出したわい。上半身は、既知の造形に頼らない、ちょっと予想外のものができたぞ。

助手:この「小鳥」も先日のコンベンションで展示していましたね。
博士:結構短時間でできた作品でな。2、3時間でできたんじゃないかの。
助手:すごくシンプルだし、バランスがいいですね。
博士:一番重視したのは足じゃな。かなり長めに出したんで、しっかりボディを支えて自立することができるんじゃ。
助手:足の指を折る気はなかったんですか?
博士:4つのカドで足と翼を折るとしたら、頭と尾は辺か内部から出すしかないじゃろ。そうなったら、そうそう凝った造形にはならんわい。だからハナからシンプルなものにしようと決めておったの。
助手:この鳥のモデルは何なんですか?
博士:い、いや、それがな、「小鳥」というリクエストを受けて作ったんで、特定の鳥のモデルはないんじゃよ(汗)
助手:なるほど、確かに鳥の図鑑を見てもこれに似ている鳥はまったく見当たらないですね。何しろ、お腹の膨らみがないところが・・・
博士:まぁ、みなまで言うな・・・・。
博士:東京コンベンションの前にバタバタと出来上がってな。ブログで紹介するヒマもなかったわい。

助手:「稲荷の狐」は題材としては結構珍しいかも。
博士:前川淳さんと飯沢秀幸さんの作品くらいかのぉ。たまたま通りかかりでお稲荷さんを見つけて「座った動物」を折ってみると面白いかと思ったんじゃよ。後ろ足の出し方はまったく違うアプローチが必要だしの。
助手:とか何とか言って、後ろ足に紙がいらないから、楽そうだと思ったんでしょう?
博士:(ぎくっ)ま、まぁそんなわけで尻尾と後ろ足から折り始めたんじゃよ。小松英夫さんの「後半身から作る」というエントリーを思い出したわい。上半身は、既知の造形に頼らない、ちょっと予想外のものができたぞ。

助手:この「小鳥」も先日のコンベンションで展示していましたね。
博士:結構短時間でできた作品でな。2、3時間でできたんじゃないかの。
助手:すごくシンプルだし、バランスがいいですね。
博士:一番重視したのは足じゃな。かなり長めに出したんで、しっかりボディを支えて自立することができるんじゃ。
助手:足の指を折る気はなかったんですか?
博士:4つのカドで足と翼を折るとしたら、頭と尾は辺か内部から出すしかないじゃろ。そうなったら、そうそう凝った造形にはならんわい。だからハナからシンプルなものにしようと決めておったの。
助手:この鳥のモデルは何なんですか?
博士:い、いや、それがな、「小鳥」というリクエストを受けて作ったんで、特定の鳥のモデルはないんじゃよ(汗)
助手:なるほど、確かに鳥の図鑑を見てもこれに似ている鳥はまったく見当たらないですね。何しろ、お腹の膨らみがないところが・・・
博士:まぁ、みなまで言うな・・・・。
2009年08月24日
気になるニュース
「日本での発売が決定した「HEAVY RAIN(ヘビーレイン)」の最新情報を公開!」
http://japan.gamespot.com/ps3/news/story/0,3800075348,20398468,00.htm
4人が関わる事件は、連続誘拐殺人事件として世を騒がしており、この事件の被害者には、4日間の拉致、溺死、そして傍らに残される折り紙という奇妙な共通点がある。
そして通称「折り紙殺人鬼」と呼ばれる犯人の恐怖によって街に暗い影が落ちるなか、主人公の1人・イーサンの息子であるショーンまでも姿を消してしまう…。
なんだよ、折り紙殺人鬼って。物騒だなぁ・・・・。
http://japan.gamespot.com/ps3/news/story/0,3800075348,20398468,00.htm
4人が関わる事件は、連続誘拐殺人事件として世を騒がしており、この事件の被害者には、4日間の拉致、溺死、そして傍らに残される折り紙という奇妙な共通点がある。
そして通称「折り紙殺人鬼」と呼ばれる犯人の恐怖によって街に暗い影が落ちるなか、主人公の1人・イーサンの息子であるショーンまでも姿を消してしまう…。
なんだよ、折り紙殺人鬼って。物騒だなぁ・・・・。
2009年08月23日
2009年08月16日
恐竜解体ショー@東洋大学
8月15、16日に東洋大学で開催された第15回折紙探偵団コンベンションに参加してきました。
レポートはいろいろな方が書かれていると思いますので(→のリンク参照)、ちょっと毛色の変わった報告を。

吉野一生さんの「ティラノザウルス全身骨格」。製作は関西友の会の中村和也さん。人のサイズと較べるとその巨大さがわかるかと思います。

3日目の午後。いよいよ解体が始まりました。「これから恐竜の解体が始まるよー」

頭の部分を取り外しにかかります。ギャラリーも増えてきましたw

実はパーツはすべてマジックテープで貼られています。頑丈なのに剥がしやすいのです。

土台は木材ですが、すべて折り畳めてコンパクトになります。「トランスフォーマーみたい」との声も。この土台の精巧さこそが中村ワークの真骨頂です。

すべて分解して、10人くらいで駐車場まで運びました。

すべて2ドアの軽自動車に収まってしまいました。中村さんはこの車1台でどこへでも「ティラノザウルス全身骨格」を届けに行きますw
レポートはいろいろな方が書かれていると思いますので(→のリンク参照)、ちょっと毛色の変わった報告を。

吉野一生さんの「ティラノザウルス全身骨格」。製作は関西友の会の中村和也さん。人のサイズと較べるとその巨大さがわかるかと思います。

3日目の午後。いよいよ解体が始まりました。「これから恐竜の解体が始まるよー」

頭の部分を取り外しにかかります。ギャラリーも増えてきましたw

実はパーツはすべてマジックテープで貼られています。頑丈なのに剥がしやすいのです。

土台は木材ですが、すべて折り畳めてコンパクトになります。「トランスフォーマーみたい」との声も。この土台の精巧さこそが中村ワークの真骨頂です。

すべて分解して、10人くらいで駐車場まで運びました。

すべて2ドアの軽自動車に収まってしまいました。中村さんはこの車1台でどこへでも「ティラノザウルス全身骨格」を届けに行きますw





