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    <title>寒日通信</title>
    <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/</link>
    <description>冬の陽射しのごとく力なく、時に途切れる本やら映画やらへの呟き</description>
    <language>ja</language>
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    <itunes:summary>冬の陽射しのごとく力なく、時に途切れる本やら映画やらへの呟き </itunes:summary>
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    <itunes:author>Sou</itunes:author>
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      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10772410.html</link>
      <title>怪談実話　FKB饗宴3</title>
      <pubDate>Sun, 27 May 2012 20:28:43 +0900</pubDate>
      <description>　平山夢明監修による書き下ろし怪談実話アンソロジー、第三集。森奈津子　　「隣人一家の謎の災難」「金縛り体験記」「明子おばけ」　　ブラジリィー・アン・山田　　「所沢ナンバーの車」　　田中啓文　　「怪（雑）談」　　花房観音　　「泊まらせられない部屋」「山のお寺の話・その１」「山のお寺の話・その２」黒史郎　　「孫」「319号室」　　中島要　　「熟柿」　　黒木あるじ　　「異論」「障子」「椿庭」「狐火」　　外薗昌也　　「小さな人アレコレ」「怖がる編集」「病院のゆき子さん」　　牧野修　　..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　平山夢明監修による書き下ろし怪談実話アンソロジー、第三集。<br /><br />森奈津子　　「隣人一家の謎の災難」「金縛り体験記」「明子おばけ」　　<br />ブラジリィー・アン・山田　　「所沢ナンバーの車」　　<br />田中啓文　　「怪（雑）談」　　<br />花房観音　　「泊まらせられない部屋」「山のお寺の話・その１」「山のお寺の話・その２」<br />黒史郎　　「孫」「319号室」　　<br />中島要　　「熟柿」　　<br />黒木あるじ　　「異論」「障子」「椿庭」「狐火」　　<br />外薗昌也　　「小さな人アレコレ」「怖がる編集」「病院のゆき子さん」　　<br />牧野修　　「鴉の人」　　<br />松村進吉　　「独居」　　<br />我妻俊樹　　「くれぐれも」「菊の花」「四阿」　　<br />伊計翼　　「世界と怪異」「記録と怪異」<br />平山夢明　　「はなさか遊び」「硯」　　<br />福澤徹三　　「奈落の怪」　　<br /><br />　ユーモラスな作風の新顔が参加した第三集、ただし、そこに前集の牧野作品ほどの切れ味は感じられなかったのは少々残念。反面、ジャンルの単著を出しているFKBのレギュラーメンバー、黒、黒木、松村ら三氏の作品が、いずれも出し惜しみの無い、秀作ぞろいであったことには満足感が高い。（まあ黒史郎の安定ぶりは、もはや意外ではないが）<br />　以下、印象に残った作品の感想を大雑把に。<br />　<br />　特定の業界を舞台にした作品は、本シリーズのスタート以来の定番だが、今回その枠を担ったのはバスガイドさん兼官能作家という花房観音。抜群に目新しい話ではないが、それだけに“実話”の持つ迫真性を感じられるように思う。<br />　<br />　現実とそうではない世界との境界が曖昧になりつつある、ある種老人怪談とでも言うべきジャンルは黒史郎の得意とするもののひとつではないか。本書の「孫」はその最新の、しかも冴えた一例。<br />　<br />　中島要という作家を私は知らなかったのだが、「熟柿」はいかにも時代小説作家によるものらしい、浮薄なところの無い清冽な文章による、叙情的な味わいを持つ秀作。<br />　<br />　スタイルが異なりながら、しかもそれぞれに高水準の四編を寄稿しているのは黒木あるじ。怖い、というところでは「障子」に綴られる怪異と結末は格別、「椿庭」で語り手が目撃する光景のグロテスクであることも特筆すべきか。<br />　<br />　このジャンルの主流のひとつを占める“家”ものながら、およそ聴いたことの無い渾然とした一編となっているのが松村進吉の「独居」。際立った怪奇、異常の描写が無いにも関わらず、これほどに冷たいものを覚えさせられる作品は、よほど珍しい。<br />　<br />　我妻俊樹の作品は理に落ちない。その読み手への不親切さにリアリティと、反面、視界を満たすぼうとした灰色の靄のようなものを感じるのは、ただ奇妙な体験というしかない。ことに「くれぐれも」は、この作家のみの一編だろう。<br />　<br />　平山、福澤のベテラン二人については、いまさら絶賛しても意味があるとは思えないので感想省略ながら、いやまあ、さすがですね、というところ。<br />　尚、本書中から個人的なベストを選ぶならば「独居」、次いで「くれぐれも」、さらに「椿庭」というところになる。作家ごとの作品の出来にややばらつきがあったかな、という気もしたが、トータルでは納得のいく一冊だった。★2つ半。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukimisyouzin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4812449243&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a name="more"></a>

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            <category>小説：ホラー、サスペンス</category>
      <author>Sou</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10770438.html</link>
      <title>猿猴</title>
      <pubDate>Sat, 26 May 2012 20:59:18 +0900</pubDate>
      <description>　田中啓文による書き下ろし伝奇長編。聖徳太子による「人類滅亡」を意味する預言は真実か?冬山で遭難した奈美江が洞窟で見たものは?望まぬ妊娠、殺人事件、不気味な宗教団体、秀吉の埋蔵金…その背後に見え隠れする奇怪な「猿」の影。運命の嵐に翻弄される奈美江は、やがて世界の根源の謎に迫っていく。著者渾身の文庫書下ろし伝奇小説。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「BOOK」データベースより　『おやじのうみ』に代表されるナスティな作品の印象が強い作者だが、映画..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　田中啓文による書き下ろし伝奇長編。<br /><blockquote><span style="color:#806666;">聖徳太子による「人類滅亡」を意味する預言は真実か?冬山で遭難した奈美江が洞窟で見たものは?望まぬ妊娠、殺人事件、不気味な宗教団体、秀吉の埋蔵金…その背後に見え隠れする奇怪な「猿」の影。運命の嵐に翻弄される奈美江は、やがて世界の根源の謎に迫っていく。著者渾身の文庫書下ろし伝奇小説。<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「BOOK」データベースより</span></blockquote><br />　『おやじのうみ』に代表されるナスティな作品の印象が強い作者だが、映画化もされた『水霊』のようなオーソドックスな伝奇作品もレパートリーの中には入っている。とすれば、これはその系譜に連なる新作ということになるのだろう。<br />　しかも、今時伝奇ものとは言っても人類の存亡を賭けたりするほどの大仕掛けなものは少ないのだが、本作はそこに挑戦した意欲作。……かな？<br />　<br />　本来の軽妙な文体ゆえにリーダビリティは良い。<br />　しかし、その反面、どうしても物語に重量感が無く、UMAや偽史に関わる情報の挿入方法も、物語の骨格への絡み方がいまひとつに感じられる。さらに登場人物の心の動きも、ある種ステロタイプな印象は否めない。もっとも、このページ数では、そこの部分はお約束で進むのもありか、という気もするのだが、それでありながら、魅力にかけるヒロインのエロティックな描写を繰り返し読まされるのは、ま、ちょっと困る（苦笑）<br />　……と、ここまで書いて思いついたのだが、この作品は『水霊』路線と見せかけて、実は『UMAハンター馬子』の路線であるのかも知れない。そう考えると、敵役の宗教団体の独特過ぎる描写にも得心が行く。しかし、まるでユーモアを解する資質を持たない私が、それに気づくのが遅すぎた、ということなのだろう。<br />　いや、しかし、Amazonのレビューなどを読むと、その理解も外れているだろうかという気もする。正直、どこまで真面目な作品なのか、私にはよく判らない。<br />　<br />　ということで、伝奇小説のテイストと独自のユーモアを好む読者にはお薦めの作品、ということになるか。この作者の資質が活かされたもの、とは思うが、この取り合わせは私にはあまり美味しく感じられなかったので、評価の方も★1つ半。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukimisyouzin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4062771691&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a name="more"></a>

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            <category>小説：ホラー、サスペンス</category>
      <author>Sou</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10762563.html</link>
      <title>怪談日照り</title>
      <pubDate>Sun, 20 May 2012 21:00:13 +0900</pubDate>
      <description>　半年ほど以前にも同じようなことを書いた気がするのだが、このところこれという怪談の新作がない。　角川ホラーは定期的にラインナップされるものの、どうも私よりもよほど若い世代向けという雰囲気であるし、怪談実話は作者によって当たり外れが大きく、いまひとつ気を引かれない。　まあ、もっとも昔は今よりもそれらの作品が豊富であったか、と言えばそんなことはない。　角川ホラー文庫など、初期のラインナップには和久峻三の「赤かぶ検事」シリーズ中の一作がエントリーされていたくらいで、ホラーの書き手と..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　半年ほど以前にも同じようなことを書いた気がするのだが、このところこれという怪談の新作がない。<br /><br />　角川ホラーは定期的にラインナップされるものの、どうも私よりもよほど若い世代向けという雰囲気であるし、怪談実話は作者によって当たり外れが大きく、いまひとつ気を引かれない。<br />　まあ、もっとも昔は今よりもそれらの作品が豊富であったか、と言えばそんなことはない。<br />　角川ホラー文庫など、初期のラインナップには和久峻三の「赤かぶ検事」シリーズ中の一作がエントリーされていたくらいで、ホラーの書き手というのは、よほど限定されていた。単純に人数を比較すれば、間違いなく現在のほうが多いだろう（ただし、専業作家となれば、そう違いは無いかもしれない）<br /><br />　ということで、最近は文庫落ちしないややマイナーな作家の作品を新古書店で探しているのだが、これがなかなかに掘り出しものには遭遇できない。もちろん、そうであるから「掘り出しもの」ではあるのだろうが、やはり素直に愛読書である綺堂や都筑道夫を再読していたほうが、有意義な時間を過ごせそうでもあるのは、残念な気もする。<br /><a name="more"></a>

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            <category>身辺雑記</category>
      <author>Sou</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10761114.html</link>
      <title>冷血の彼方</title>
      <pubDate>Sat, 19 May 2012 21:00:54 +0900</pubDate>
      <description>　スロヴァキアの女性刑事を主役に据えた警察小説。凍てつく寒さにおおわれたスロヴァキアの首都ブラティスラヴァ。すべての発端は、ハイウェイで起きた自動車の炎上事故だった。捜査にあたっていた刑事警察隊警部ヤナは、ヨーロッパに広がる人身売買ネットワークの存在、そして伝説的な犯罪者の影にたどり着く…。かつての共産主義政権下、想像を絶する苦難の道を歩んできた女性刑事の過去と現在を骨太に描く、傑作警察小説。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「BOOK」データ..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　スロヴァキアの女性刑事を主役に据えた警察小説。<br /><blockquote><span style="color:#806666;">凍てつく寒さにおおわれたスロヴァキアの首都ブラティスラヴァ。すべての発端は、ハイウェイで起きた自動車の炎上事故だった。捜査にあたっていた刑事警察隊警部ヤナは、ヨーロッパに広がる人身売買ネットワークの存在、そして伝説的な犯罪者の影にたどり着く…。かつての共産主義政権下、想像を絶する苦難の道を歩んできた女性刑事の過去と現在を骨太に描く、傑作警察小説。<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「BOOK」データベースより</span></blockquote><br />　こういう馴染みの無い国を舞台とした作品では、犯罪のお国柄、といったものに、まず興味をひかれる。本作の舞台、スロヴァキアのそれは「人身売買」だ。<br />　長く続いた共産主義体制の崩壊後、混乱の中に生まれたこの国の地下経済を担うこの産業が、経済犯罪などではなく、原始的とさえ言えそうな文明の黎明期から存在するものであるというのは、まさしくこの地域の特殊性を語るものだろう。そして、犯罪自体を国家がほぼ独占することで、最悪の安定を実現していた共産主義体制時代と異なり、自由化による犯罪者たちの「経営努力」に、否応も無く飲み込まれている東欧諸国の現状が、この作品の背景となっている。<br />　<br />　主人公のヤナは、警察と言う権力の末端に立つ者だ。<br />　乏しい予算と、依然として残る官僚制度の悪弊と、解放後急速に台頭した、新たな犯罪者集団とを相手に回して苦闘する日々をおくる女性であり、しかも、共産政権時代に体制によって、家族を失わざるをえなかった陰鬱な記憶を持っている。<br />　しかし、主人公はそれを自棄となるための理由とはしない。<br />　国家に不幸を強いられた過去も、唾棄すべき犯罪を常に凝視しなくてはならない現在も、変わることなく、自身のモラルによって職責を果たそうとする警察官であり続ける。これをして「強い女性」と表現しては、迷いを乗り越える主人公の意思の力を、何か天与のものとしてしまう種類の拙さがありそうだ。そうではなく、「強い女性」であろうとする女性、ということなのだろう。<br />　<br />　50歳前後と思しき主人公の年齢設定をはじめ、舞台背景は渋めであり、主人公を見舞う運命も決して明るいものではないのだが、翻訳の文体によるものだろうか、そう重苦しい印象は残らず、読んでいて暗い気分に落とされることはない。反面、『羊たちの沈黙』におけるレクター博士的ポジションにも近そうな伝説的犯罪者“コバ”が見せる意外なインテリジェンスや、主人公への距離のとり方は、魅力を増しつつも微妙にリアリティを失っているようにも感じられた。なんというか、シリーズ化狙ってましたか？という感である（笑）<br />　正直、もう少し普通に残虐なだけの男とした方が、重厚なリアリティを備えた警察小説らしくなったのでは、と思うのだが、まあ、これはこれで面白くはなっているのだが。<br />　<br />　警察小説というより、国際犯罪サスペンスと言う雰囲気なのだが、今時そういうカテゴライズはイメージが古すぎるということになるのだろうか。しかし、作品そのものは、決して古いというわけではないと思う。★2つ半。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukimisyouzin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4488174043&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a name="more"></a>

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            <category>小説：SF、ミステリー</category>
      <author>Sou</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10753386.html</link>
      <title>インモータルズ　神々の戦い</title>
      <pubDate>Sun, 13 May 2012 20:58:50 +0900</pubDate>
      <description>　ギリシア神話に材をとった、ヒロイックストーリー。『ザ・セル』のターセム・シン・ダンドワール監督と『300 &amp;lt;スリーハンドレッド&amp;gt;』の製作陣がタッグを組んで贈るスペクタクルアクション。ギリシャ神話の世界を舞台に、神々の壮絶な争いに巻き込まれ、人類の未来を託された男の運命を描く。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「キネマ旬報社」データベースより　主人公はギリシャ神話の英雄、テーセウス。　暴虐なハイペリオン王によって、併呑される寸前のギリシア諸..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　ギリシア神話に材をとった、ヒロイックストーリー。<br /><blockquote><span style="color:#806666;">『ザ・セル』のターセム・シン・ダンドワール監督と『300 <スリーハンドレッド>』の製作陣がタッグを組んで贈るスペクタクルアクション。ギリシャ神話の世界を舞台に、神々の壮絶な争いに巻き込まれ、人類の未来を託された男の運命を描く。<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「キネマ旬報社」データベースより</span></blockquote><br />　主人公はギリシャ神話の英雄、テーセウス。<br />　暴虐なハイペリオン王によって、併呑される寸前のギリシア諸国が舞台、ということで『300』に近いノリもあるのだが、一方でゼウスやアテネが登場して大立ち回りを演じてみせるあたりでは、ファンタジー的色調も濃い。<br />　これは、神と人との隔たりが大きくないギリシア神話の要素をそのままに活かしたが故のストーリーでもあるのだろうが、正直なところ、「神様」の存在感に重さや荘厳さというものが欠け、精々のところがアメコミヒーローくらいの超能力者にしか見えないところはどんなものか。まあ、そういうものだ、として接するならば、単純に楽しむことも不可能ではない。黄金の甲冑をまとって巨人たちとの戦いの場に降臨する神々には、某コミックを思い浮かべてしまう種類の格好良さもある（笑）<br />　<br />　ストーリーは単純明快、神話上の有名人を用いているためか、キャラ立てにはあまり工夫はなく、先日観た『スカイライン』よりはドラマ部分があるものの、これはほとんどお約束の展開のみであり、映像の迫力に引っ張られて観続ける種類の作品であると思う。<br />　敢えて見所を考えるならば、ギリシア神話の中に挿入された、キリスト教的要素を見出してみるというところだろうか？　巫女たちの人種構成、タイタロスに構築された巨大な防壁、などは、中世以降のキリスト教社会における伝承を下敷きにしているように思われる。<br />　<br />　何も考えないで観て、何も残らないことが爽快な作品。こういう作品もありでしょう★1つ半。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukimisyouzin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0065TDIJ0&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a name="more"></a>

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            <category>映画・DVD：アクション、SF</category>
      <author>Sou</author>
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      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10751865.html</link>
      <title>サイモン・アークの事件簿Ⅲ</title>
      <pubDate>Sat, 12 May 2012 20:59:22 +0900</pubDate>
      <description>悪魔と超自然現象にまみえるため、世界を渡り歩く謎の男サイモン・アーク。狂信的な信仰行為で知られる痛悔修道会の儀式の最中、多数の同輩がいる中で一人の信者が刺殺された事件、呪いのナイフや女妖術師が引き起こしたとおぼしき殺人、警戒厳重な古城からのナチス戦犯の消失…いずれ劣らぬ怪奇な事件に、オカルト探偵が犀利な推理力で挑む8編を収録した、瞠目の第三短編集。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「BOOK」データベースより全8編「焼け死んだ魔女」「罪人に突き..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
<blockquote><span style="color:#806666;">悪魔と超自然現象にまみえるため、世界を渡り歩く謎の男サイモン・アーク。狂信的な信仰行為で知られる痛悔修道会の儀式の最中、多数の同輩がいる中で一人の信者が刺殺された事件、呪いのナイフや女妖術師が引き起こしたとおぼしき殺人、警戒厳重な古城からのナチス戦犯の消失…いずれ劣らぬ怪奇な事件に、オカルト探偵が犀利な推理力で挑む8編を収録した、瞠目の第三短編集。<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「BOOK」データベースより</span></blockquote><br />全8編<br />「焼け死んだ魔女」<br />「罪人に突き刺さった剣」<br />「過去から飛んできたナイフ」<br />「海の美人妖術師」<br />「ツェルファル城から消えた囚人」<br />「黄泉の国への早道」<br />「ヴァレンタインの娘たち」<br />「魂の取り立て人」<br /><br />　こう言っては何だが大ベストセラーになるという種類の作品でもないので、出版予定も変更になったりはしないだろうか、とは危ぶんでいたのだが、第三巻までの発売も完了、さらに第四巻もラインナップに上がっているとのことで、まずはめでたし。<br />　<br />　もっとも、個人的には大傑作、と絶賛したくなるシリーズでもない。<a href="http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/7978466.html" target="_blank">一冊目</a>、<a href="http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/9914607.html" target="_blank">二冊目</a>と読んできた感想としては、ほとんどが短く手際よくまとめられた作品ではあるものの、目先を変える工夫以外はそれほどに驚きを与えてくれたものは見当たらなかったように思われた。<br />　その印象は、本書でも同様、ただし、シリーズキャラクターに私の方が馴染んできたこともあるだろう、彼らの魅力は格段に向上した感がある。<br />　また、意外にアメリカ以外の土地での活躍が多かったシリーズにあって、本作ではベルリンとストックホルムを舞台とした二編を除いては、アメリカ国内での歴史や習俗、現代的な文化に材をとった作品がメインとなっている。しかし、これは謎のバラエティを失う結果とはならず、むしろ、舞台となる土地、状況への説明にページ数を割くことがなくなったおかげで、不可思議な謎そのものの魅力をより踏み込んで描写できているように感じられた。ハウダニットは、解き明かされてみれば微妙なものもあるものの、このページ数で多くを求めるべきでもないだろう。これは、ミステリーの黎明期から存在する、超自然への接触を、雰囲気として味わう作品なのだと思う。<br />　<br />　個人的なベストは、短編でありながらキャラクターが見える「罪人に突き刺さった剣」と「ヴァレンタインの娘たち」。軽いオカルト趣味のブレンドされた読み物として★2つ。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukimisyouzin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4488201113&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a name="more"></a>

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            <category>小説：SF、ミステリー</category>
      <author>Sou</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10743996.html</link>
      <title>喪失か老化か</title>
      <pubDate>Sun, 06 May 2012 20:59:12 +0900</pubDate>
      <description>　文字を手書きすることが無くなった、というのは私と同世代の人間が等しく口にするところだが、やはり使わないことによる記憶の衰えは顕著であるようだ。　先日、慶弔に関わる短かい手紙を書いた際に、字そのものをやたらと書き間違えてしまうことに気づいた。何しろものがものだけに、これぐらいの書き間違いは勘弁してくれよというのは通らない。ほんの100字程度の文章を書くために、便箋三枚を反古にしてしまったことに、我ながらどこかおかしいのではないか、と首をひねった。　加えて、字が下手になっている..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　文字を手書きすることが無くなった、というのは私と同世代の人間が等しく口にするところだが、やはり使わないことによる記憶の衰えは顕著であるようだ。<br />　先日、慶弔に関わる短かい手紙を書いた際に、字そのものをやたらと書き間違えてしまうことに気づいた。何しろものがものだけに、これぐらいの書き間違いは勘弁してくれよというのは通らない。ほんの100字程度の文章を書くために、便箋三枚を反古にしてしまったことに、我ながらどこかおかしいのではないか、と首をひねった。<br />　加えて、字が下手になっている。<br />　以前、ペン習字の初歩をかじったことで、一応世間並みの字は書けるつもりでいたのだが、久しぶりの手書きの文字の無様なことといったらない。これでは、自分の名前以外は、他人様の目に晒せるものではない。<br />　<br />　もっとも、字の拙さを恥じること自体、今はもうはやらなくなっているようにも思う。<br />　私たちの世代でも、字はたしなみと言うよりは特技の部類であったし、物心のついたときから、ディスプレイに浮かぶ文字を見てきた若い世代ならば、それはいっそうのことだろう。既に技術を失ってしまった私にしてみれば、それは実に好都合ではあるのだが、しかし、そのことにまだこだわって見せなくてはならないのが、世代としての責任と言うものか、などとも思わないでもない。<a name="more"></a>

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            <category>身辺雑記</category>
      <author>Sou</author>
          </item>
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      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10742456.html</link>
      <title>本日の炭火焼き御膳（魚櫓魚櫓　品川インターシティ店）</title>
      <pubDate>Sat, 05 May 2012 20:59:20 +0900</pubDate>
      <description>　有給を消化せよとのお達しでGWは9連休。しかし、こういう時期に旅行など真っ平ごめんという性分なので、家の中でごろごろと過ごす。昼食時間を迎えてふと思いつく。平日でなくては食せない、普段縁の無い街での居酒屋ランチを狙ってみよう。ということで、品川へと足を向けた。　　平日なのでランチタイムにまともにぶつかる13時までを避けて、遅めの昼食をとろうと選んだ店は品川インターシティのB1フロア。同じチェーンの東陽町店では、夜のメニューはなかなかお気に入りだったのだが、さて、こちらはどう..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　有給を消化せよとのお達しでGWは9連休。しかし、こういう時期に旅行など真っ平ごめんという性分なので、家の中でごろごろと過ごす。昼食時間を迎えてふと思いつく。平日でなくては食せない、普段縁の無い街での居酒屋ランチを狙ってみよう。ということで、品川へと足を向けた。<br />　<br /><a href="http://up.blogs.dion.ne.jp/paper_screen/image/foodpic2311938.jpg" target="_blank"><img src="http://up.blogs.dion.ne.jp/paper_screen/image/foodpic2311938-thumbnail2.jpg" width="160" height="120" border="0" hspace="5" align="left" alt="1205051" onclick="location.href = 'http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/upload/detail/image/foodpic2311938-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a>　平日なのでランチタイムにまともにぶつかる13時までを避けて、遅めの昼食をとろうと選んだ店は品川インターシティのB1フロア。同じチェーンの東陽町店では、夜のメニューはなかなかお気に入りだったのだが、さて、こちらはどうだろうか。<br />　もうランチタイムが終了する直前ということで、店内には人影も多くなく、料理の提供も早い。<br />　まず最初に茶碗蒸しが供される。<br />　うーん、悪い味ではないが、具もそう多くは無いので、特筆するほどの個性はない。普通、というところだ。<br /><a href="http://up.blogs.dion.ne.jp/paper_screen/image/foodpic2311942.jpg" target="_blank"><img src="http://up.blogs.dion.ne.jp/paper_screen/image/foodpic2311942-thumbnail2.jpg" width="160" height="120" border="0" hspace="5" align="left" alt="1205052" onclick="location.href = 'http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/upload/detail/image/foodpic2311942-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a>　少し遅れて運ばれてきたメイン。今日の焼き魚は黒ムツだ。<br />　これはさすがに良い味だ。この魚は時に脂の強すぎるものがあるが、これはほどほどにそれが落ちて、西京味噌の味付けも抑え加減、口の中に入れるとほろほろと崩れる品の良い美味しさである。<br />　澄まし汁は鯛。これも上品な味で、辛いばかりの味噌汁とは異なって、素材の味が確認できるところが魚料理の専門店らしく喜ばしいところ。ただし、これ以外の副菜は、佃煮などの酒のつまみとするにはともかく、食べ応えがあまり無いものであったのは寂しい。個人的には、野菜を一皿、副菜につけてもらいたかった。<br />　<br />　値段は失念したがこの立地、落ち着いた店内の雰囲気などを考えればそれなりに満足感のあるメニューだったと思う。食後に観るともなく観るインターシティの内庭も、いまの時期は緑の色が鮮やかで目を楽しませてくれる。<br />〒108-6190 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟B111区画<br />03-5715-2299<a name="more"></a>

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            <category>食べ物</category>
      <author>Sou</author>
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                      </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10741011.html</link>
      <title>中春こまわり君</title>
      <pubDate>Fri, 04 May 2012 20:59:10 +0900</pubDate>
      <description>　少年誌における山上たつひこの代表作『がきデカ』の続編。中年男となったこまわり君と、その旧友たちの現在。伝説のギャグ漫画［がきデカ］復活!!　あの少年警察官・山田こまわりが、中年サラリーマンになって帰ってきた!!▼第1～2話／妻の帰還（前・後編）▼第3～5話／ジュン（前・中・後編）▼第6話／斬《その1》報恩丘陵▼第7話／斬《その2》絹子▼第8話／斬《その3》恋のアラベスク▼第9話／斬《その4》老婦人の肖像▼第10話／斬《その5》罪の名前▼第11話／斬《その6》穂高▼第12～1..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　少年誌における山上たつひこの代表作『がきデカ』の続編。中年男となったこまわり君と、その旧友たちの現在。<br /><blockquote><span style="color:#806666;">伝説のギャグ漫画［がきデカ］復活!!　あの少年警察官・山田こまわりが、中年サラリーマンになって帰ってきた!!<br /><br />▼第1～2話／妻の帰還（前・後編）▼第3～5話／ジュン（前・中・後編）▼第6話／斬《その1》報恩丘陵▼第7話／斬《その2》絹子▼第8話／斬《その3》恋のアラベスク▼第9話／斬《その4》老婦人の肖像▼第10話／斬《その5》罪の名前▼第11話／斬《その6》穂高▼第12～13話／痛い春（前・後編）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小学館公式サイト　内容紹介より</span></blockquote><br />　70年代から80年代にかけての有名漫画の続編が、近年、急速に増えている。<br />　月刊サンデーでは遂に『タッチ』の続編なども登場するとか。しかし、それらの作品の大半で果たされている主人公の世代交代が、この作品にはない。こまわり君は、金冠生生電気営業部に勤務する会社員として、今も尚、この続編漫画の現役の主人公である。<br />　しかし、その彼にしても小学生時代のパワーと暴走をそのままに維持しているわけではない。<br />　アフリカ象に変身しても一暴れで息があがってしまうその姿は、超人と言うかとりあえず常人ではなかった彼さえも、時の流れに抗うことはできなかったのだな、と、うたたの感慨を同じ中年の身となったかっての読者に抱かせてくれる。<br />　<br />　この共感が、この続編には常にある。<br />　職場では上司の理不尽に悩み、子どもの教育をめぐって妻と対立し、旧友ジュンちゃんの無軌道な生活を気にかけながらも、“他人”が踏み込んでも良い領域の見定めにためらうこまわり君の姿は、私たちの日常からそうかけ離れることのない、一人の「常識人」のものである。まさか、こまわり君を常識人と呼ぶ日が来るとは思わなかった、というのは偽らざるところだが、しかし「常識」を身につけた彼の姿には、年齢を重ねることを引き受けたものの存在感がある。<br />　そして少年の日を、栄光ではなく他者に語るに気後れする過去として認識し、しかし、尚、同じ時間を過ごしたものとの貴重な記憶としても共有する節度は、いや、これは既に常識人という以上の大人のものだろう。少なくとも、俺も若い頃はよお、などと洒落にもならないワルサ自慢をする手合いや、アンチエイジングなどという浮薄な言葉に踊らされる種類の人間が持ち得ない、成熟した判断が見える。<br /><br />　この漫画は大人の読み物だ。<br />　もちろん、ギャグ漫画としてのボルテージの高さと切れ味は健在で、近年、ここまで笑いをこらえることに苦労させられた作品はあまり記憶に無いのだが、その上で基層にあるものは、少年時代にこの作品に触れた世代が、30年の歳月を経た現在を生きる感性に沿っている。<br />　そういう作品に遭うことができたのは、多分、運が良いということなのだろう。★4つ。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukimisyouzin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4091824560&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a name="more"></a>

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            <category>マンガ・アニメ</category>
      <author>Sou</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10739650.html</link>
      <title>さよならが君を二度殺す</title>
      <pubDate>Thu, 03 May 2012 20:30:20 +0900</pubDate>
      <description>　日本ホラー小説大賞の最終候補作中から、特に貴志祐介が激賞、出版の運びとなった作品。山間部の村で5人の人間が消えた。彼らは半日後に無事発見されたが、失踪時の記憶が揃って失われていた。それから32年後、当事者の一人の慎吾は死んだはずの妻の声が聞こえるようになり、幼馴染みの康夫と剛にも特殊な能力が発現する。人智を超えた知恵と技術、思念で人を操る力。これを与えるのは神か悪魔か。空白の過去に隠された戦慄の秘密が明かされてゆく…。圧倒的リーダビリティの第18回日本ホラー小説大賞最終候補..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　日本ホラー小説大賞の最終候補作中から、特に貴志祐介が激賞、出版の運びとなった作品。<br /><blockquote><span style="color:#806666;">山間部の村で5人の人間が消えた。彼らは半日後に無事発見されたが、失踪時の記憶が揃って失われていた。それから32年後、当事者の一人の慎吾は死んだはずの妻の声が聞こえるようになり、幼馴染みの康夫と剛にも特殊な能力が発現する。人智を超えた知恵と技術、思念で人を操る力。これを与えるのは神か悪魔か。空白の過去に隠された戦慄の秘密が明かされてゆく…。圧倒的リーダビリティの第18回日本ホラー小説大賞最終候補作。<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「BOOK」データベースより</span></blockquote><br />　作者は1960年の生まれ。過去にいくつかの受賞経験も持っているだけあって、新人の作品にありがちな、勢いと奇想に勝って物語のバランスが危ういと言うところがない。本作も既に自著の数冊は出している作家のもののような安定感を備えている。ことに、年齢も職業も様々な人物を、その仕事や経歴に応じて、言葉遣いのひとつひとつまできちんと書き分けているのは、あるいはライターであった経験から得たものだろうか、並ならぬ観察力によるものと感じられた。<br />　<br />　これで作品のアイディアの方も重量感を持ったものであればと思うのだが、本作におけるそれはやや突飛と言うか、ロマンティックとだけは評価しがたい微妙感がある（苦笑）　作者の落ち着いた描写によって安っぽくなることは免れているものの、これはむしろケレン味に満ちた、派手なキャラクターを登場させることで押した方が違和感が無い話だったのではないか、そんなふうにも思われてしまうところなのである。<br />　加えて、困ったことに、この作品はあまり怖くも無いのだ（苦笑）<br />　貴志祐介によればクーンツの某作品を彷彿とさせる、ということなのだが、不案内な私にはピンとこないのだが、こういう作品をホラーと呼ぶべきなのか、ということにも疑問が残る。いや、これは日本を舞台にして海外ホラーのエッセンスを活かそうとした作品には、あまり好みに合うものが無いという、私の個人的な嗜好ゆえの感想なのかも知れないのだが。<br />　<br />　小説としての仕上がりの良さはおよそ新人のものではない。したがって、読み進めることは心地よいのだが、どうも核となるアイディアが私の趣味に合わないところが辛い。これは反面、私と全く好む作品の異なる人には、絶賛される要素を持っているということだろう。<br />　<br />　ということで、これはほとんど小説の技量という部分での★ということになる。1つ半。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukimisyouzin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4041002605&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a name="more"></a>

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            <category>小説：ホラー、サスペンス</category>
      <author>Sou</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10738189.html</link>
      <title>そういうつもりではなかったんだが</title>
      <pubDate>Wed, 02 May 2012 20:39:31 +0900</pubDate>
      <description>　少し前のLOVELOGのリニューアルに伴って、タグをつける機能が実装された。　まあせっかくだから、ということで暇をみて過去の記事にも遡ってあれこれと付けてみているのだが、無駄に記事の数ばかり多く、しかも思いついたときに、という散漫なやり方ゆえに、なかなかはかがいかない。おそらく最初の記事に到達するには、まだ数ヶ月は必要だろう。　　さて、そのタグの一覧なのだが、件数の多いものほどフォントが大きくなり、存在感を主張してくる。しかし、現在のところ最も大きなフォントが使われているの..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　少し前のLOVELOGのリニューアルに伴って、タグをつける機能が実装された。<br />　まあせっかくだから、ということで暇をみて過去の記事にも遡ってあれこれと付けてみているのだが、無駄に記事の数ばかり多く、しかも思いついたときに、という散漫なやり方ゆえに、なかなかはかがいかない。おそらく最初の記事に到達するには、まだ数ヶ月は必要だろう。<br />　<br />　さて、そのタグの一覧なのだが、件数の多いものほどフォントが大きくなり、存在感を主張してくる。しかし、現在のところ最も大きなフォントが使われているのは「ラーメン」なのである。<br />　うーん、別にラーメンBlogのつもりではなかったのだがなあ、このBlogは（苦笑）<br />　そもそも自己紹介にも、「好きなものは怪談とヴェトナム料理」と記しているのに、この両者の立場がないではないか（笑）　やはり、「怪談」と「怪談実話」と「ホラー」と似たようなものを敢えて3種に分けてしまったのが敗因だろうか、とも思うのだが、統一すると今度は一種類のタグで70近い記事を網羅することになるし、加えてカテゴリーの「本：ホラー」とほとんど違いが無くなってしまうわけで、それもいまひとつ好ましくない。<br />　<br />　対策としては当面、ラーメンの記事を控え、怪談とヴェトナム料理に注力する、ということなのだろうが、しかしそもそもBlogって行き当たりばったりで書くものだろ、という感もあり、その結果がこれか、と思えばこれは書き手の関心を素直に反映したもので、是非もなし、ということなのかも知れない。<br />　複雑なところである（苦笑）<a name="more"></a>

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            <category>Blogについて</category>
      <author>Sou</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10736918.html</link>
      <title>ミッション：8ミニッツ</title>
      <pubDate>Tue, 01 May 2012 20:59:02 +0900</pubDate>
      <description>　時間テーマのSFと言うことになるだろうか。設定そのものはかなり強引で、小説であればうるさ方からは突っ込みも入りそうだ。しかし、そういうところはあんまり気にならない粗漏な文系頭脳の持ち主である私は、素直に作品世界を楽しむことができた。ジェイク・ギレンホール主演によるサスペンスアクション。シカゴで起こった列車爆破犯を突き止めるために、乗客の死の8分前の意識に潜入する任務を与えられたスティーヴンス大尉。だが、その奇妙なミッションには禁断の真実が隠されていた…。　　　　　　　　　　..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　時間テーマのSFと言うことになるだろうか。設定そのものはかなり強引で、小説であればうるさ方からは突っ込みも入りそうだ。しかし、そういうところはあんまり気にならない粗漏な文系頭脳の持ち主である私は、素直に作品世界を楽しむことができた。<br /><blockquote><span style="color:#806666;">ジェイク・ギレンホール主演によるサスペンスアクション。シカゴで起こった列車爆破犯を突き止めるために、乗客の死の8分前の意識に潜入する任務を与えられたスティーヴンス大尉。だが、その奇妙なミッションには禁断の真実が隠されていた…。<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「キネマ旬報社」データベースより</span></blockquote><br />　スケールの大きさや、キャスティングの豪華さでアピールする作品ではなく、緻密に計算された脚本と、それを的確に映像化した手際の良い演出を楽しむ作品だろう。<br />　舞台は列車内と途中の駅ホーム、それに実験施設、とほとんど三箇所程度しか登場しないのだが、それで十分、登場人物のキャラクターの魅力を、そこで展開されるごく短いカットのみで引き出しているところは制作者の力量だろう。<br />　派手で刺激的な映像や設定がないので、若者には少々退屈かとも感じられるが、しかし、底流となる「あらかじめ存在しえなかった恋」といった時間テーマの作品に頻見する要素は、むしろ若い感性に共感を呼びそうなものだ。残念ながら感受性の鈍磨した私ぐらいの中年男になると、主人公の行動には微妙な隔意も覚えてしまうのだが、それはそれとして娯楽作品のものと割り切ってみれば、切ないロマンスと、ラスト直前の列車内の風景には心を打たれるものがある。<br />　<br />　テーマ性云々といったことではなく、良質な娯楽作品に求められる要素が的確に盛り込まれた、ジャンル映画としての偏差値が高い作品かと思う。それにしても、こういう出来のよい作品は褒めるしかない。感想を書いていてもそこぐらいしか不満はない（笑）<br />　強いて難癖をつけるならば、やはり若い世代、特に恋愛観は若い男性のもの（即物的ということではない）と思われるあたりか。したがって、私が10代か、せめて20代ならば今年度のベストに選んだかも知れないが、40代の涙腺はもう少しひねくれてしまっているので、そこまでの評価はできない。<br />　とは言え、観て損はなしの秀作である。★3つ。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukimisyouzin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B006O3S2NY&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>映画・DVD：サスペンス、ミステリー</category>
      <author>Sou</author>
          </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10735475.html</link>
      <title>春御膳（やさい家めい 五反田店）</title>
      <pubDate>Mon, 30 Apr 2012 21:01:09 +0900</pubDate>
      <description>　休日、五反田までヴェトナム料理を求めて足を運ぶが、GW中ということでなんと休業。　気落ちするものの、しかしそこいらで牛丼というわけにもいかず、仕方がないので駅に直結したビルの8Fレストランフロアへ上がり、この店へ。　それなりに美味しいものを食べたいという気分だったので、ここは普段の昼食より予算を増して「春御膳」（1980円）を注文してみる。ほぼ正午、特に休日に賑わうと言う街でもないので、店内もさして混雑はなく、料理の待ち時間は10分程度だった。　さて、なるほど、値段に相応の..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　休日、五反田までヴェトナム料理を求めて足を運ぶが、GW中ということでなんと休業。<br />　気落ちするものの、しかしそこいらで牛丼というわけにもいかず、仕方がないので駅に直結したビルの8Fレストランフロアへ上がり、この店へ。<br /><br /><a href="http://up.blogs.dion.ne.jp/paper_screen/image/foodpic2300615.jpg" target="_blank"><img src="http://up.blogs.dion.ne.jp/paper_screen/image/foodpic2300615-thumbnail2.jpg" width="160" height="120" border="0" hspace="5" align="left" alt="1204301" onclick="location.href = 'http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/upload/detail/image/foodpic2300615-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a>　それなりに美味しいものを食べたいという気分だったので、ここは普段の昼食より予算を増して「春御膳」（1980円）を注文してみる。ほぼ正午、特に休日に賑わうと言う街でもないので、店内もさして混雑はなく、料理の待ち時間は10分程度だった。<br /><br /><br /><br /><a href="http://up.blogs.dion.ne.jp/paper_screen/image/foodpic2300621.jpg" target="_blank"><img src="http://up.blogs.dion.ne.jp/paper_screen/image/foodpic2300621-thumbnail2.jpg" width="160" height="119" border="0" hspace="5" align="left" alt="1204302" onclick="location.href = 'http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/upload/detail/image/foodpic2300621-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a>　さて、なるほど、値段に相応の贅沢な外見である。もちろん味の方も相応。お造りは鰤と鰹のたたきで、これは特筆するほどのものは無かったが、付け合せの野菜が自然な甘味をもっており、調味料なしにそのままに口に運んでも十分に美味しい。<br />　左手にずらりと並んだ小鉢は一部写真では切れてしまっているが、全部で5種類、中では蓮根を使った一品が、歯ごたえ良く上品な味でなかなかによろしい。　<br /><a href="http://up.blogs.dion.ne.jp/paper_screen/image/foodpic2300618.jpg" target="_blank"><img src="http://up.blogs.dion.ne.jp/paper_screen/image/foodpic2300618-thumbnail2.jpg" width="160" height="119" border="0" hspace="5" align="left" alt="1204303" onclick="location.href = 'http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/upload/detail/image/foodpic2300618-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a>　炊き込みご飯の筍、味噌汁の具材も、しゃっきりとした新鮮さが味わえ、卯の花からカボチャの冷製スープまで、いずれも一手間かけた料理ばかりである。一人暮らしを続けていると、どうしても出来合いの味の強いものばかりを口にすることになってしまうものだが、たまにこういった料理に出会えると、素材の味、特に野菜の美味しさというものに気づくことができる。<br />　<br />　店内は女性と年配者が目立ったが、騒々しくなく、ゆったりと昼食を楽しむことができたのもポイントの高いところだった。<br /><br />〒140-0022 東京都品川区東五反田2-1-2 remy五反田8F<br />03-5789-3652<a name="more"></a>

]]></content:encoded>
            <category>食べ物</category>
      <author>Sou</author>
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                      </item>
        <item>
      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10734162.html</link>
      <title>怪談実話コンテスト傑作選3　跫音</title>
      <pubDate>Sun, 29 Apr 2012 20:58:32 +0900</pubDate>
      <description>　前集の出来がいまひとつなものであったため、今集の内容次第では購入対象から外そうかとも考えていたシリーズなのだが、幸いにも随分と持ち直した印象を得た。　“体験談にもとづく怪談実話作品”のみを募集した第3回『幽』怪談実話コンテスト。ロンドンの古びた下宿屋で起こる怪異と狂気を綴って大賞に輝いた「もうひとりのダイアナ」、土葬の風習が遺る墓地の恐怖譚「いなさった」、引っ越し直後の借家の天井に残された幼児のいたずら描きが底知れぬ不安を誘う「らくがき」などの受賞作7篇と、入選作家による書..</description>
            <content:encoded><![CDATA[
　前集の出来がいまひとつなものであったため、今集の内容次第では購入対象から外そうかとも考えていたシリーズなのだが、幸いにも随分と持ち直した印象を得た。　<br /><blockquote><span style="color:#806666;">“体験談にもとづく怪談実話作品”のみを募集した第3回『幽』怪談実話コンテスト。ロンドンの古びた下宿屋で起こる怪異と狂気を綴って大賞に輝いた「もうひとりのダイアナ」、土葬の風習が遺る墓地の恐怖譚「いなさった」、引っ越し直後の借家の天井に残された幼児のいたずら描きが底知れぬ不安を誘う「らくがき」などの受賞作7篇と、入選作家による書き下ろし7篇を収録。巻末には同賞選考会レポートを掲載。<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「BOOK」データベースより</span></blockquote><br />全14編<br />「もうひとりのダイアナ」「一本松の家」　丸山政也<br />「いなさった」「おかえり」　大谷雪菜<br />「らくがき」「ひっぱるの」　剣先あやめ<br />「黒い顔」「口裂け女の寺」　宇津呂鹿太郎<br />「祖母」「心中」　ねこまた<br />「人身事故」「車上の男」　井上賢一<br />「同居人」「観察」　松本れある<br /><br />　まず、いずれの作品の完成度も、前集よりはかなり向上しているように感じられる。<br />　いや、そういうことをど素人の私などが上から目線で言うのも僭越に過ぎるのだが、しかし怪作としか表現しようのない──作者自身が怪談実話なのだ、と選者の平山夢明に断じられたような──作品は姿を消し、作者と読み手の距離は小さくなっている。<br />　もっとも、巻末の選評によれば、小説の作法としてはまだ問題な作品もいくつかあるようだし、文章としてどうこうということはわからないのだが、たしかに冗長さを感じさせられたものは今集にも散見した。そのあたりは、題材の新鮮さとのトレードの問題でもあるのだろうが。<br />　<br />　以下、印象に残った6編の感想。<br />　大賞の「もうひとりのダイアナ」と、同じ作者による「一本松の家」が、この中ではやはり一頭地を抜けているように感じられた。怖い、ということでは前者はそれほどでもないが、異国での生活を綿密に書き込んだ、これは筆力を持つ書き手にのみ可能な、リアリティを備えた恐怖の描写となっているように思う。また、「一本松の家」は、信州の田舎町の生活と、そこから遥かに離れた異邦の地をつなぐ“郵送物”の生む怪異というエピソードで、その取り合わせにも目新しさが感じられた。<br />　日本の古い習俗に材をとった“実話”を、大胆すぎる語り口で綴った大谷雪菜の「いなさった」も面白い。この作者のもう一編である「おかえり」も、なんとも得体の知れない怪しい体験のエピソードだが、ストレートに恐怖を研ぎ澄ます方向に進むことなく、独特の文章、構成によって醸し出される味わいがあった。<br />　怪談としては剣先あやめの二編がもっとも正攻法なものだ。ただし、「らくがき」について言えば、やはりもう少し語らずに止めた方がより……とは思わされた。<br />　<br />　ということで、前集よりは確実に納得の出来である。したがって★は2つというところだろうか。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukimisyouzin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4840145628&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a name="more"></a>

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            <category>小説：ホラー、サスペンス</category>
      <author>Sou</author>
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      <link>http://blogs.dion.ne.jp/paper_screen/archives/10732670.html</link>
      <title>スカイライン</title>
      <pubDate>Sat, 28 Apr 2012 20:59:08 +0900</pubDate>
      <description>　今時、ちょっと驚いてよいほどにストレートな宇宙人侵略もの。『2012』『アバター』のVFXチームが手掛けたSFアクション。親友の家を訪ねていたジャロッドとエレインは早朝、最上階の部屋のブラインドから差し込む青白い光と不気味な音で目を覚ます。そして友人は一瞬にして光の中に吸い込まれ…。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「キネマ旬報社」データベースより　地球侵略ものというのは、最も古い時代からのSFのテーマであるだけに、現在発表されるものでは、なんらかの..</description>
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　今時、ちょっと驚いてよいほどにストレートな宇宙人侵略もの。<br /><blockquote><span style="color:#806666;">『2012』『アバター』のVFXチームが手掛けたSFアクション。親友の家を訪ねていたジャロッドとエレインは早朝、最上階の部屋のブラインドから差し込む青白い光と不気味な音で目を覚ます。そして友人は一瞬にして光の中に吸い込まれ…。<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「キネマ旬報社」データベースより</span></blockquote><br />　地球侵略ものというのは、最も古い時代からのSFのテーマであるだけに、現在発表されるものでは、なんらかの寓意を含ませたものや、文明批評の意味を持たせたものが普通だが、本作は古典も古典、宇宙人の武力的襲攻と言う設定をそのままに映像化した作品である。<br />　したがって、観ていて深く考えさせられたりするところはおよそない。<br />　異星人の巨大な宇宙船、そこから吐き出される生物とも機械ともつかぬ侵攻用兵器、対する米空軍の攻撃機群、それらを目にすることで得られる、ああよく動いているなあとという感嘆は、映像と言うものの有する一種原初的な魅力の再確認ではないだろうか。<br />　<br />　ということで、これはそれだけのための作品と思って良いのだろう。<br />　別段、役者の演技が酷いとか言うことはないものの、アカデミー賞を狙えるような見せ場などはそもそもないし、お子様向けというのともやや異なり、ただ単純にざっくりとドラマ部分を削ぎ落としたという風である。もっとも見せ場である戦闘シーンにおいても、米空軍の攻撃隊は編隊も整然とはしておらず、機種も各種混交状態で、まあ、もしかするとこれが現在の戦術的セオリーであるのかも知れないが、素人目にはやや雑な演出にも見えてしまった。<br />　<br />　こういう映画に良いも悪いもない。<br />　VFXによる迫力のある戦闘シーンを、最低限のドラマの中で観ることを楽しめるかどうか、それだけが観る側に求められる資質だろう。特撮世代としてそれをいくらかは有しつつも、それでもこれを映画として絶賛するわけにもなあ、という私の感想は、★2つ。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukimisyouzin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B005GSY8PO&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><a name="more"></a>

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            <category>映画・DVD：アクション、SF</category>
      <author>Sou</author>
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