2005年08月12日

両立を求められるのは妻だけ?

ワーキングマザーという言葉」(共同合宿所)を読んで、「仕事と家庭の両立」や結婚にまつわる男女の非対称性について考えていたのだが、今日の友人のブログ「納得いかない」(ほけほけ)が、まさにそれを良く表していると思った。育児がかかわってくると、夫婦だけのときとは比較にならないほど、家でやるべきことが増えているように思う。察するに、彼女(ほけほけ)も私も「片付いていないこと」「支度できていないこと」が夫(=男の子)よりも目につくように育てられてきているから(=女の子として)、いろいろなことに気づきにくい夫にストレスを感じるのではないかと。


特に共働きの家庭において、働いているお父さんは、「ワーキングファザー」と言われるだろうか?結婚した翌日から、新婚の男性は「家庭との両立が大変ね」と言われるだろうか?前提として両立を求められるのは、結局妻なのかな、と思う。加えて言えば、いくら夫が家庭での役割を果たしても(文字通り両立しても)、なかなか認められないように思う。

学生結婚だった私は、当時の指導教授からは「家庭との両立は?」と論文指導の時間に言われ、親しくない人には「主婦学生」と言われ、その語感の気持ち悪さが嫌でたまらなかった。夫も私もまったく同じ立場にもかかわらず、私にだけ両立が求められ、既婚=主婦というラベルを貼られることへの違和感だ。実家でも皿を洗っていたら「さすが主婦ね」と叔母に言われたが「家ではこれは夫の仕事なので実家くらいやらないと」と答えてしまった。

今でもしばしば聞かれる「だんなさんのご飯の支度、いいの?」。「今日はそれぞれ食べて帰りますから」と答えることもあるし、「先に帰った方がご飯だけ炊いておくので」と答えることもある。後者を答えると「だんなさんえらいですね」と言われるのだが、夫は「そのくらいやるのは普通だろう、ばかにすんな」と怒っていた。

とは言え、夫と私の家事の考え方は少し違う。私は、休みで家にいた人はある程度片付けなり支度なりするべきだ、と思っている。少なくとも移動時間の分外出していた人は疲れているわけで、家にいる人がその分やった方がいいと思う(自分ができているかというと偉そうなことは言えないが、疲れて帰ってきて家の中がめちゃくちゃでご飯の支度もできてないと「少しくらいやっといてよ」と思うことはある)。

一方夫は、家に居たって疲れたりすることもあるだろうから、家にいようが外出しようが関係なくできる人ができることをやればいいだろう、と考えている。なので、私が自宅で仕事してるときに何かしろとは言わないでいてくれる利点はある。

一応夫の名誉のために付け加えると、2人とも在宅してるときは彼の貢献は私以上だ。皿洗い、鍋磨き、排水溝の掃除など私がやりたがらないことを引き受けてくれる。私は洗濯やごみ分別、料理、アイロンなど。


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この記事へのコメント
そうそう、気づかないんだよね。
今朝、彼がお昼ごはんのことを全く気づかなくて
私「気づいてよ」ってツッコミ入れた。

彼と私の性格の違いもあって
(彼はギリギリまで動かない、私はできるだけ早くやっつける)
役割との関係をそうとは言い切れないところもあるんだけどね。

女性も働くことを社会全体の流れとするのなら
「女性は家事をするもの」という社会概念は
そろそろなくしてもいいんじゃないかと思うなぁ。
Posted by ぼーさん at 2005年08月12日 21:50
トラバありがとうございました〜。
最近、自分の周りでは、あまり主婦の役割を押し付ける人は居ないのですが、むしろ大学教授の方が「両立は?」だなんて、コンサバですな。

ダメな男をつくるのは誰だろう。もちろん、世間もそうなんですが、やはり、ダメな親が、ダメな男を育て、ダメな妻がダメな夫を育てる、と思ってます。
夫の教育が出来ずに、子育てなんて出来るんだろうか?。
Posted by 御神崎 at 2005年08月13日 07:35
家庭外のことを考えると、私も、結婚して初めて、特定の枠組みにのっとった物言いを受けるようになり驚きました。夫は、あまりそういう目にはあってないようです。男性の育児休暇取得が問題になるのも、そういうことが関連するのでしょうね。


男女の非対称性いちばんわかりやすいですが、なんであれラベル貼りは嫌ですね。でも、自分も同じようなこと言っていないかとたまに恐くなります…。
Posted by あげは at 2005年08月13日 12:36
業界に関係なく妻・夫を一定の枠組みにはめたがる人(というかそれ以外の発想ができない人)っていますね。
私の場合は自由業で、いい意味で突飛な人に会えることもありますが、上記の枠内にはまった発言をされると、一気に相手をつまんなく感じでしまいます(苦笑)
初対面の男性同業者(40台・既婚)にご主人は仕事を許してくれるんですか? 理解がありますか?と追求されたときは心底げんなりしました。
Posted by D・マックス at 2005年08月22日 13:53
ぼーさん:
>女性も働くことを社会全体の流れとするのなら
そうだよねえ。男は残業していっぱい働け、という流れが変わらないと、なかなか分担できないかもね。そんなニュースをどっかで読んだ。

御神崎さん:
一見先進的な今の指導教授も、「人妻なんだから」だの「○○さんは奥様らしくなってきたねえ」など言ってます。大好きな先生なんですけれどね…。
ウチは妻がダメ妻なので、夫がしっかりしてくれてるのかも…

あげはさん:
ラベルを貼ると、考えなくてすむから楽なんだと思います。無意識に自分も言ってそうです…。

D・マックスさん:
「仕事を許してくれるんですか?」など、他人に聞かれたくないですよねえ。その人が妻に仕事を「許して」ないんじゃないだろうか、とかんぐってしまいそうです。
Posted by おりた・あこ at 2005年08月22日 19:06


 
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