2005年07月04日

難聴者と選挙


050704_0546~001.jpg昨日は都議会選挙の投票日だった。出先から急いで戻り、投票の責任を果たした。
投票所には車椅子用のスロープもあり、点字投票もできるが、難聴者には国民の基本的人権である選挙権は保障されていない。街頭演説は何を話しているのか分からないが、公職選挙法では要約筆記者がその場で書いても文書配布にあたるとして、認められていない。パソコン要約筆記で文字表示をすれば電光ニュース、ネオンに相当するとして、これも認められない。都議選のような選挙は政見放送もないので字幕も手話もない。選挙になると知人に投票依頼をするが、聞こえないからとファックスするとこれも文書になるのでできない。

しかし、今回の選挙は東京都青年会議所が選挙前に公開討論会を都内23区で開催し、これに手話通訳と要約筆記が付き、会場よっては磁気ループも設置された。民間の取り組みとはいえ、大変嬉しい。
これまでの選挙は聴覚障害者参政権委員会が政見放送ビデオ上映会で、手話通訳とOHPによる字幕を付けていた。これは聴覚障害者や手話・要約筆記関係団体の全くのボランティアで、とても全部の選挙区にはできない。

聴覚障害者のバリアフリーはまだまだ。字幕放送やインターネットの普及した今は、新しい形の参政権保障を考えなくてはならない。

ラビット 記

下記の写真は、NHKのおはよう日本の選挙報道。生放送に字幕放送が実施されている。

都議選報道1

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この記事へのコメント
難聴者は、日ごろから選挙に限らず、政治に関する話題が耳に入らないので、関心が持ちにくい。
他人に依頼されて、深く考えないで、投票してしまうこともある。

聞こえないという障害は、その場で聞こえないだけではなく、聞こえなくなってからの情報が蓄積されないということだ。

ラビット 記
Posted by ラビット at 2005年07月07日 20:13


 
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