2010年07月30日

右翼と左翼(その1)

「右翼」と「左翼」って、言葉はわかっていてもいまいち意味はわからない・・・って人、結構いるんじゃないかと思います。
このブログでは、しょっちゅう出てくる単語ですので(汗)、今回からは「右翼と左翼」について、ちょっと考えてみたいと思います。

そもそもはフランス革命後の議会で、保守派が右側の席、革新派が左側の席に陣取って座ったところからきているみたいです。
保守派が「右翼」、革新派が「左翼」ってわけですね。
その後、「資本主義」の世の中になると、資本主義に対抗する思想として「社会主義」が生まれるわけですよね。
そうなると、おおむね左側の革新派は、社会主義ということになりました。
そして現在の、おおむね右側は「自由主義」、おおむね左側は「社会主義」という色分けになるわけですね。
ただ現在では、穏健な勢力は「右派」「左派」と呼んで、過激な主張をする勢力を「右翼」「左翼」と呼ぶ場合が多いようです。
だいたい右翼というと、黒塗りの街宣車に日の丸をつけて軍歌を大音量で流している人たち・・・というイメージですよね。
それに対して左翼というと、赤旗を持ってヘルメットをかぶってデモをしている人たち・・・というイメージです。
ちょっと古臭いステレオタイプなイメージですが、「右派」「左派」の中でも、特に極端な主張をしている人たちを「右翼」「左翼」と呼ぶことが多いようです。

政治思想を右・左で分類してみると、左翼勢力としては「共産主義」や「社会主義」、左派勢力としては「社会民主主義」や「社会自由主義」、右派勢力としては「新自由主義」や「保守主義」、右翼勢力としては「国家主義」や「軍国主義」などが挙げられるのではないかと思います。
人によって分類の仕方は違うとは思いますが、大体こんな感じに分ける人が多いんじゃないでしょうかね〜。
でもこれって、よく考えてみると、いまいち何を基準に分類しているのかわからないんですよね。
より右側が「保守的」、より左側が「革新的」と言えば確かにそんな気もしますが、小泉政権下で「新自由主義」の立場による改革を経験している私たちとしては、「右側だから保守派」っていうのもなんだかしっくりきませんよね。
より右側が「資本主義的」、より左側が「社会主義的」と言えば確かにそんな気もしますが、右翼勢力などについては、必ずしも当てはまっているわけではないようにも思います。
より右側が「自由主義的」、より左側が「平等主義的」と言えば確かにそんな気もしますが、これまた右翼勢力などには、完璧に当てはまるわけではなさそうです。
「個人主義/全体主義」という分け方だと、なんだか右端・左端のどちらに行っても、全体主義っぽくなるような変な感じです。
簡単に「右翼」「左翼」って言ってますけど、よくよく考えてみると、うまく定義するのはなかなか難しそうですね。

さて、長くなってきましたので、続きは次回にしたいと思います。
タグ:新自由主義

この記事へのトラックバックURL

http://blogs.dion.ne.jp/researchdiary/tb.cgi/9595252
※半角英数字のみのトラックバックは受信されません。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
 
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
※半角英数字のみのコメントは投稿できません。