2012年01月26日

善き人

監督 ヴィンセンテ・アモリン
出演 ヴィゴ・モーテンセン ジェイソン・アイザック ほか

 「黄色い星の子どもたち」「サラの鍵」に続き、第二次大戦時代のユダヤ人問題に関わる映画。ヨーロッパではあの時代のユダヤ人の問題は、つきることのない題材なんだろうか?と思えますが、3作ともいい映画なのでまあかまいません。今回は舞台はドイツで(せりふは英語ですが)、佳作という感じの作品。
 タイトルは「GOOD」で、劇中でも主人公の大学教授は妻には「あなたはいい人」、母には「おまえはいい子」と言われ続けているのですが(そしてたしかに母や妻に献身している、よき人でもある)、ふつうにいい人ゆえに、心ならずもどんどん押し流され、結果的に親友をも収容所送りにすることになる…という物語は、苦く悲劇的です。誰を責めるのでもないけれど、あくまで犠牲者ではない立場の視点から描くことに終始するところがいいと思えました(もし自分がそういう状況におかれたら?と、現代に生きる人間から想像しやすいのは、むしろこの立場じゃないでしょうか)。状況の狂気を声高にではないけれど伝えて終るラストも印象的です(このラストはとてもよかったと思います)。
 ひょっとして元は舞台劇?と思えたのですが、手堅い俳優陣とおちついた演出で、映画としても派手ではないですが、いい作品になっていると思いました。


Posted by saecalcite at 22:45  |Comments(0)TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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「善き人」★★★☆ ヴィゴ・モーテンセン、ジェイソン・アイザック、 ジョディ・ウィッテカー、スティ−ヴン・マッキントッシュ出演 ..
映画「善き人」自分らしく生きる【soramove】 at 2012年02月07日 07:35
 
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