2008年09月09日
TOKYO!
監督 ミシェル・ゴンドリー レオス・カラックス ポン・ジュノ
出演 香川照之 蒼井優 ほか
3人の監督による東京を舞台にしたオムニバス映画です。このテの映画だと、最近は「パリ・ジュテーム」がダメな作品が少なくて面白かったと思うんですが、今回の私にとってのネックはレオス・カラックス。はるか昔「汚れた血」を観にいったときから気持ちがあわず、「ポン・ヌフの恋人」とかすごいダメだったこの監督。私にとっては園子温とかと同じ分類のこけおどし系(演出や俳優の演技が大仰なわりに中身がどうってことない)とでもいうべきなわけなんですが…うーん今回もやっぱりダメだった。自分はすごくエキセントリックなものを撮っているんですよ…という自意識過剰さかげんがうかがえるのが本当に私にはNGだ(ってかなりヒドイこと言ってますね、私…)。というか、ゴンドリー監督とポン・ジュノ監督はわかるけどなぜ今カラックス?と不思議でした。これがアルフォンソ・キュアロンとかだったら3人ともの作品が楽しみだったのに…。
その二人の監督のうち期待値はポン・ジュノ>ゴンドリーだったのですが、観てみたらどちらも面白かったです。ゴンドリー監督作は近作「恋愛睡眠のすすめ」より感情移入しやすくて面白かったくらい。どういう結末になるんだろうと思ってら、こうなるのか〜という…ねじれたチャーミングさのある作品でした。物語はパリでもNYでもロンドンでも成立する話なんでしょうが、背景になる見知った東京の街の映し出し方が、ナチュラルだけど、こういう物語の舞台にもちゃんとなるんだと新鮮で楽しかったです。俳優陣も加瀬亮さんがゴンドリー的男性キャラにぴったりで驚いたし、他の俳優さんたちのチョイスもいい感じでした。
ポン・ジュノ監督作は最後はちょっとベタかな?と思いましたけど、ストーリーにも映像にも監督の東京の捉え方が明確にうちだされていて面白かったです。近未来の荒廃一歩手前の清潔さというか…ああ確かに東京ってこういう風に見えるかも、こういうところがあるかも…とあらためて思えるというか。最後まで緊張感があったし、画面もシャープ。そして数少ない登場人物をしっかりとらえて、最後なんて蒼井優ちゃんの表情の変化だけでもたせるのはすごいな〜と思いました。地震の比喩はあからさまですけど、ひょっとしてアルトマンへのオマージュ?と思ったりしました。あとこちらも俳優さんのチョイスがよかったです。日本の映画作品をよく観てちゃんと選んだ…という気がしました。
出演 香川照之 蒼井優 ほか
3人の監督による東京を舞台にしたオムニバス映画です。このテの映画だと、最近は「パリ・ジュテーム」がダメな作品が少なくて面白かったと思うんですが、今回の私にとってのネックはレオス・カラックス。はるか昔「汚れた血」を観にいったときから気持ちがあわず、「ポン・ヌフの恋人」とかすごいダメだったこの監督。私にとっては園子温とかと同じ分類のこけおどし系(演出や俳優の演技が大仰なわりに中身がどうってことない)とでもいうべきなわけなんですが…うーん今回もやっぱりダメだった。自分はすごくエキセントリックなものを撮っているんですよ…という自意識過剰さかげんがうかがえるのが本当に私にはNGだ(ってかなりヒドイこと言ってますね、私…)。というか、ゴンドリー監督とポン・ジュノ監督はわかるけどなぜ今カラックス?と不思議でした。これがアルフォンソ・キュアロンとかだったら3人ともの作品が楽しみだったのに…。
その二人の監督のうち期待値はポン・ジュノ>ゴンドリーだったのですが、観てみたらどちらも面白かったです。ゴンドリー監督作は近作「恋愛睡眠のすすめ」より感情移入しやすくて面白かったくらい。どういう結末になるんだろうと思ってら、こうなるのか〜という…ねじれたチャーミングさのある作品でした。物語はパリでもNYでもロンドンでも成立する話なんでしょうが、背景になる見知った東京の街の映し出し方が、ナチュラルだけど、こういう物語の舞台にもちゃんとなるんだと新鮮で楽しかったです。俳優陣も加瀬亮さんがゴンドリー的男性キャラにぴったりで驚いたし、他の俳優さんたちのチョイスもいい感じでした。
ポン・ジュノ監督作は最後はちょっとベタかな?と思いましたけど、ストーリーにも映像にも監督の東京の捉え方が明確にうちだされていて面白かったです。近未来の荒廃一歩手前の清潔さというか…ああ確かに東京ってこういう風に見えるかも、こういうところがあるかも…とあらためて思えるというか。最後まで緊張感があったし、画面もシャープ。そして数少ない登場人物をしっかりとらえて、最後なんて蒼井優ちゃんの表情の変化だけでもたせるのはすごいな〜と思いました。地震の比喩はあからさまですけど、ひょっとしてアルトマンへのオマージュ?と思ったりしました。あとこちらも俳優さんのチョイスがよかったです。日本の映画作品をよく観てちゃんと選んだ…という気がしました。
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