2009年01月14日

六ヶ所再処理工場について。。

最近身近で原発の話をする機会が多く、自分なりに色々と考えさせられることがありました。
その中で『六ヶ所再処理工場』というものについて、気になる思いをひとつ。。

ちょうど中学生の頃1986年にチェルノブイリ原発事故が起こりました。
当時、そんな原発事故をきっかけに、「RCサクセション」や「ブルーハーツ」といったロックやフォーク歌手などが、「反核ソング」なるものを歌っていました。
そんな音楽に夢中だったこともあり、「原発」という言葉は印象として強く残っています。あくまでも言葉のイメージとして。。
(自分の親世代の音楽、特に70年代のベトナム戦争等に対する反戦ソングも然り。もちろんその頃の自分にとってリアルタイムではないにせよ、実感の伴わないイメージとして、単に「カッコイイ」というものにしかすぎなかった)
原発事故に対して、恐怖を感じたのは事実ですが、あくまで実感の伴わない、正直遠い世界で起こっていること、で終わっていました。
被害者がどういった状況におかれていたか、どういった経緯で事故が起こったのかなどは、さほど気にも止めていませんでした。
今となればただ自分の危機感の無さだったのだなとつくづく思います。

海や空を放射能で汚すという、青森県は六ヶ所村の『六ヶ所再処理工場』の本格稼働の中止を訴える活動が、現在も行われています。
この『六ヶ所再処理工場』は、日本原燃(核燃料サイクルの商業利用を目的に設立された日本の国策会社)が所有する核燃料の再処理工場。
この再処理工場は原発で一度燃やした核燃料の中から、プルトニウムとウランを取り出すための工場です。
その取り出したプルトニウムを再び核燃料として利用する「核燃料サイクル政策」が進められています。
そうすることにより「原発1年分の放射能を1日出す」といわれるほど、大量の放射能が環境中へ放出されます。
もしも大事故が起これば。。考えるだけでぞっとします。。。
「サイクル」「再処理」という名前を使っており、プルトニウムを再度原子力発電所の燃料として使う、というのが日本政府の計画。
しかし結局は使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す施設で、プルトニウム生産工場です。
また使用済み核燃料を棄てさせてくれる場所がないので、とりあえずの置き場所を確保したいというのが政府・電力会社の本音なのではとも言われています。
プルトニウム=核兵器につながることも多く、
これまで「平和利用のための再処理=プルトニウム生産」を認めてきた国際的な枠組が再検討されています。
具体的には軍事利用・平和利用を問わず原爆製造に不可欠なプルトニウム(および高濃縮ウラン)の生産を凍結、あるいは禁止しようとの世界的な動きが起こっています。
そんななかで日本は、先頭を切ってプルトニウム生産を開始しようとしています。
「いくら平和利用だからと主張しても、核拡散を後押しすることにしかならない」
と言われていますが、確かにそう考えざる終えません。

1993年から約2兆1900億円の費用をかけて、青森県上北郡六ヶ所村弥栄平地区に建設されています。
総事業費はなんと11兆円にものぼると試算されている。
プルトニウムのための費用に税金の一部が使われ、数世代にわたって国民一人ひとりが負担しなければならないことを考えると、これ程ばかげたことはない。
また『六ヶ所再処理工場』は、年間最大8トンのプルトニウムを作りだします。
ところが、このプルトニウムの使い道は全くないということです。
日本の電力会社は、フランスやイギリスに委託している再処理で、すでに約32トンものプルトニウムを保有しているらしく、
ところがそのプルトニウムさえ、福島や新潟など原発立地県の住民の反対で計画どおり使うことができません。
まして『六ヶ所再処理工場』ではプルトニウムについて、具体的な使途は何も示されていません。
それだけ再処理工場で行われることが、リスクが多く無意味なことなのではないでしょうか。

自分自身、魚を扱う仕事をしていて感じることは多々あります。
青森県をはじめ、三陸沖は特に海産物の豊かな資源に恵まれています。
大衆魚の代表でもあるサンマ。そのほとんどが北海道や三陸沖で漁獲されている。
そのほかにも代表する海産物でカレイやメバル、タラ。イカ、アワビ、ホタテ貝、カキ。ワカメ(三陸での生産量は全国の65%)に昆布など挙げればきりがない。
そういった目の前にある当たり前の物が、危機に晒されるということ。。それも人為的に。。考えられません。許し難いことです。

エネルギーの必要性として、原発は賛成だが再処理工場は反対という方や、原発、再処理工場もろとも反対という方も様々。
エネルギーの必要性はもちろん。我々には後世の代まで絶やさない義務があります。
原油エネルギーでは限りがあるのも事実かもしれません。
しかしこれからの人口は統計的に減少の一途で、過剰なエネルギーの必要性が問われています。
いまでは実現可能なエネルギー源として、風力発電が世界各地で普及されています。
確かに風力発電は色々な面で問題も多いと言われていますが、これからも改善され続け問題点の多くは技術的に対処が可能とされています。

快適さと無駄なエネルギー消費は別。
自分自身が生活するうえで、必要最小限のエネルギーは何かということを、もう一度かん考えてみようかと思います。

『六ヶ所再処理工場』は、2008年に操業開始予定でしたが、試験的にトラブルが多く、現在は停滞中。
『六ヶ所再処理工場』が計画通り運転を開始するとなると2012年になります。それまでに何とか阻止しなければなりません。
そこでいま、自分に何が出来るのか。
実際に現地へ赴き抗議を行っている方や、日々署名運動を行っている方が居られるなか、いったい自分には何が出来るのだろうかと考えさせられます。
まずはこの公に公表されていない事実を知ること、それを認識し危機感を持つことが必要。
ありきたりな言葉になってしまいますが、自分も含め1人でも多くの人に本当の快適さを求め、原子力に依存しない社会の実現をめざしてほしいと願っています。


※『六ヶ所再処理工場』に関してのサイトです。参考までに。。

●原子力情報資料室
 ↓      ↓
 http://www.cnic.jp/

●『六ヶ所村ラプソディー』〜オフィシャルブログ
 ↓      ↓
 http://ameblo.jp/rokkasho/

●STOP−ROKKASHO
 ↓      ↓
 http://stop-rokkasho.org/


Posted by sakanakana at 01:41  |Comments(0)TrackBack(5) | ちょっとした意見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月21日

イカ漁初の一斉休漁!


貴重?なイカ。
イカ釣り漁業者の任意団体「全国いか釣漁業協議会」が
とりあえずは18日、19日と2日間の日程で休漁を決行した。
イカ漁初の一斉休漁とのこと。
イカといえば、日本人に馴染みの深い食材。
ごく当たり前のように食べているが、実は食卓に並ぶまでには様々な問題と苦労があることを改めて知らされました。

今何かと問題の燃料価格の高騰で採算が悪化しているという。
エンジンのほか、魚を集める「集魚灯」などにかかる燃料代がかさみ、経営環境が厳しくなっているとか。
漁に出るだけ赤字になるという深刻な問題だ。
この一斉休漁はコスト増を小売価格に反映できない窮状を世論に訴える狙いだとか。
全漁連は「輸入では他国に『買い負け』することもあり、魚介類の供給量は維持できず、
日本の漁村も崩壊すると危機感を訴えており、国に対して、燃料価格の高騰分の補てんや、
税制、融資などの支援策を求めている。

また国内有数のマグロ船基地、宮城県気仙沼の船主らも休漁を検討しているが、
「国際競争力の低下を懸念している」とある。
事実、船主の中でも「本音では休漁はしたくない」との声も。
なぜなら日本のマグロ船は、外国船と競争しており、
「休漁すれば、船が減って競争に勝てない。乗組員も他業種に移ってしまう」と指摘している。

イカに関しては今までにも入荷量の少ない日が比較的多かったので、小売りに対してそんなに目立って影響はない。
とりあえずは値段のほうも今のところ、さして問題なく安定?している。
(ここのところずっと高値だったこともあり、あいかわらずという感じです。。)
実際の状況としては19日には九州から少し入っていたが、20日には見事に入荷なし。
あるとしても止め物に限っていました。
さて今日は市場にイカの姿が列んでいるのでしょうか。。

Posted by sakanakana at 01:43  |Comments(0)TrackBack(0) | ちょっとした意見 , 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月22日

【魚の輸入減少 加速】

先日の新聞に魚に関する記事が2点。
【魚の輸入減少】についての記事と、
【伊根のクロマグロ(本マグロ)】に関する記事です。

まずは見出しに「魚の輸入減少 加速」とある。
どうやら中国をはじめ欧米など、世界的な需要拡大による魚価格高騰から、
日本の輸入業者が希望する安い価格で魚を調達できないらしく、
その「買い負け」を指摘されている。

日本の水産物輸入量がどれだけ減ったかといえば、01年をピークに17.5%減に落ち込んだとのこと。
そのように水産物輸入量の減少は、食卓の「魚離れ」に加えて国際的な水産価格の上昇が原因とか。

魚食文化である日本に於いて、魚はひと昔前はどこの家庭の食卓にも並んでいた庶民的な食材でした。
そんな魚も今や高級食材になりつつあります(既になっているか?)。

日本の買い負けに関しては、中国などが自国でまかなう方が良い値がつき、十分に需要があるので輸出に頼らなくても済む状況なのでしょう。
実際に毎日仕入れをしていて感じることですが、確かに最近は以前に比べて中国の魚の入荷量が少なくなったような気がします。
今まで安価で買い付けをしていた日本が相手にされなくなっているのでしょうか。。

そんな中、政府は07年度の水産白書(水産の動向を)閣議決定した。
その内容には
「もはや輸入にばかりは頼れない情勢」との懸念を示し、
「日本周辺の資源豊富な魚を食べることが重要」とされています。

魚を扱い、商売している私からいうと多少矛盾することですが、
日本(私たち?)は確かに魚の値を叩きすぎている感があるかに思います。
私自身、日本の食卓の「魚離れ」にならないためにも、
安く魚を仕入れて、より少しでも利口にお客様へ提供したいという思いは正直あります。

しかし輸入魚に限らず日本の魚にしても、魚が市場に出回るまでには、
仕事といえども朝も早くから過酷な状況で漁をされている漁師さんの苦労があります。
また魚という貴重な資源の問題もあります。
そのように考えると、魚価格が高騰したとよくいうが、それが本来の妥当な姿なのかもしれない。
(極端な高騰は問題です。。)
特に魚を扱う私たちの、これからの在り方を考えさせられる記事でした。

また新聞記事によると、水産白書は
「地球温暖化による水温上昇が生態系に影響を与える」と予想し、
「100年後にはサンマの漁場が日本近海ではなくなる可能性がある」とする研究結果や
「07年に暖水性のサワラの漁獲量が日本海で増えたのは中期的な水温上昇が一因」
とする説があることを紹介しています。

【伊根のクロマグロ(本マグロ)】のに関する記事はまた後日。。
Posted by sakanakana at 22:28  |Comments(2)TrackBack(0) | 日記 , ちょっとした意見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする