2005年01月23日

京都の旅はイノダから 〜喫茶「イノダコーヒ本店」(京都・堺町三条/041229)

10時20分、東海道新幹線「ひかり303号」は定刻で京都駅に到着しました。きょうから年末休みを利用して、カミサンと京都へ旅行にやってきたのです。

あいにく京都は冷たい雨。まずはコーヒーでも飲みながら滞在中の予定を考えることにします。

地下鉄烏丸線に乗って3つ目の烏丸御池駅で下車。烏丸通りをNTTの角から左、三条通りに入ります。重厚なレンガ造りの中京郵便局庁舎、旧日本銀行京都支店(京都文化博物館)の前を過ぎ、しばらくいった四つ角を右に曲がると、喫茶店「イノダコーヒ」に到着です。

1940年創業の「イノダコーヒ」がこの場所にコーヒー店を開設したのは7年後の'47年。地元京都市民や観光客に愛される名店として今に至ります。

きょうは本館が満員。隣接する旧館に案内されます。吹き抜けで開放感のある本館と比べ旧館は3分の1ぐらいの広さですが、テーブル、椅子の背もたれには白いクロスがかかり、落ち着いた雰囲気。

ウェイトレスのお姉さんに、コーヒー(460円)を注文。「ミルクと砂糖はどうしますか」と聞かれます。こちらのコーヒーは両方最初から入っているのが標準スタイルなので「入れてください」とオーダー。朝ごはんを食べずに来たので、ビーフカツサンド(1600円)とハムサンド(1000円)を奮発します。

程なくコーヒーが来ました。深めのカップにたっぷり注がれたコーヒーは「アラビアの真珠」と呼ばれ、ネルドリップされた深みのある味です。

続いてやってきたビーフカツサンドは、厚手のカツを挟んだものが3つに切り分けられ、その上にかりかりに焼いたベーコンが乗っています。さっそくほおばると、カツの柔らかさにびっくり。うーこれは美味い。

ハムサンドは6切れ。ハムだけを挟んだものとキュウリなどが入っているものとを交互にいただきます。

旧館の室内は地元の方が3割で、僕たちも含め観光客が7割といったところでしょうか。サンドイッチとコーヒーで落ち着いたところで、地図を見ながら午後の予定を話し合います。ホテルに荷物を置いてから哲学の道方面に行くことにしようか。天気予報どおり、午後から雨があがることを期待しながらお店を出ました。

※【お店データ】→トラックバック参照

Posted by takaiku_shangrila190 at 18:21  |Comments(0)TrackBack(1) | ■酒場・食(上記以外の道府県) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【お店データ】喫茶「イノダコーヒ本店」(京都・堺町三条)

店名:「イノダコーヒ」(INODA's Coffee)
住所:京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140<地図
道程:京都市営地下鉄烏丸線・東西線烏丸御池駅(出口5)歩6分、または東西線京都市役所前駅(出口1)歩10分
電話:075-221-0507
時間:0700〜2000
定休:無休
※【訪問記録】→トラックバック参照

2005年01月21日

しょんぼり飲みすぎの反省会 〜居酒屋「河本」(木場/041228)

カミサン、知り合いのFrさんと3人で、深川の飲み屋をはしごしまくった次の朝、カミサンの頭にツノが生えていました。4件目のお店で泥酔した僕が醜態を晒したせいで、ひどく腹を立てています。

あぁ、また飲みすぎで迷惑をかけてしまった…。きょうは仕事納め、カイシャで机周りを整理しながらしょんぼり反省します。

カイシャが仕事納めなら、「河本」もきょうが今年最後の営業日。2日酔いでとても飲みの気分ではないのですが、いちおうのぞいてみることにします。

19時少し前に到着。ガタタ…、ピシシ…。木枠にスリガラスのはまった引き戸を力なく開けると、あ、Frさんだ。とりあえずホッピーとおでんを頼んで、2人で昨日の反省会です。

Frさんに、記憶のなくなった後半戦の様子を取材します。それによると、4件目のお店でほとんど寝ていた僕は、途中でトイレに立ったままもどってこなかったとのこと。お店の人とカミサンが行き倒れた僕の介抱で難渋していたのだとか…。

ううう、聞くほどに恐ろしい。なんだか家に帰りたくなくなってきました。しかし「河本」の閉店時間はいつもどおりの20時。とりあえず目の前のおでんを食べて、気持ちを落ち着かせます。

Frさん「オレももう記憶がとぎれとぎれで…。今年いちばんの酒量だったと思いますよ」。昨日、4次会が終わったのは0時30分過ぎ。電車の無くなったFrさんはタクシーで家に帰ったそうです。いやどうもFrさん、あちこち引き回してほんとうにすいませんでした。

「あらあ、そんなに昨日はお酔いあそばしたんですか」とカウンター向こうの真寿美さん。ええ、もうしおしおです。

真寿美さんは、「河本」で泥酔した客がお酒のお代わりを頼もうとすると、かならず「もうお酔いあそばしているんじゃないですか」と話しかけます。丁寧に、しかしきっぱりとした口調でこのせりふが出ると、もはや誰も「河本」で飲みつづけることはできません。

普段そんな風景を横目で見ている僕ですが、自分が言われるとなんだか凹みます。「あら、でも私はおたくにストップかけたことはありませんよ」。いや、こんどからはぜひストップかけてもらえないでしょうか。昨日のきょうなだけに受けごたえも弱気になります。

店内はいつもどおりの盛況ですが、19時30分を廻ってぼちぼち空いてきました。僕もやっとの思いでホッピー1本を空けて、1本+おでんの最少コース、600円でお会計。深川に引越し「河本」と出合った2004年を回顧するはずだったのですが、ずいぶん違った締めになっちゃいました。

…でもまあ「たいへんお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします」。真寿美さんと厨房を守るアンチャン(真寿美さんの弟さん)にごあいさつして、今年最後の「河本」を後にしたのでした。

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朦朧(もうろう)の3次会 〜バー「Bar Satoh」(門前仲町/041227)

いつもの「河本」、念願の「大阪屋」での飲みを終えた僕。「大阪屋」に僕を導いてくれたFrさん。そして飛び入り参加のカミサン。お酒が廻ってノリノリの酔っ払い3人、すでに彼らのブレーキは外れています。そのまま3次会へと流れる3人。ふらふらと向かった先は「大阪屋」の近くにある「Bar Satoh」でした。

こんばんわぁぁ。カウンターやや奥手に座る3人。ホッピー、焼酎梅割りをしこたま飲んで血中焼酎濃度が上昇しっぱなしの僕は完全にぐるんぐるんしてます。さて、何にしまひょうか。

よし、日本のウイスキーをハイボール(ソーダ割)ですっきりいただいて、復活への足がかりをつくろう。などと訳の解らないことを考えながら「すいません、あれ(→何を指したかは失念)でハイボールをお願いします」。

と、マスターの佐藤さん、いつものように静かに「このお酒はそのまま飲んだほうが美味しく味わえると思いますよ」。そうですか、すっきり系は駄目ですか…(←心の声)…じゃストレートでいただきます。うーん、いくらなんでも調子に乗りすぎだなあ…。

結局、自分とFrさん・カミサンが何を、何杯飲んだかまったく記憶にない僕。憶えているのは1時間余りお店にいたことと、お店を出て「さぁ4件目に行こう!」となり、永代通りを渡ったとき、まんまるの月が頭上に光っていたことだけでした…。

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評判通りの素晴らしさ! 〜煮込み「大阪屋」(門前仲町/041227)

20時で店じまいの「河本」を常連のFrさんと出ました。2人で2次会に行くことになり、永代通りを門前仲町方面に歩きます。

Frさんと「河本」〜2次会コースをたどるのは、先月(11月)に続き2回目。前回は2人に共通の知り合いがいることが判って話が盛り上がり、門前仲町の大衆酒場「だるま」へとはしごしたのでした。今回は同じ仲町の有名な煮込みのお店「大阪屋」を目指すことにします。

「大阪屋」。北千住「大はし」、月島「岸田屋」、森下「山利喜」などとともに、東京で名だたる煮込みのお店ということは以前から聞いていました。お邪魔しようと思い何度かお店の前まで行ったのですが、なぜか格子戸を開ける勇気がなくて、そのたびに斜め向かいの「だるま」に足を向けるというパターンが続きました。

きょうはとても酒場に詳しく、もちろん「大阪屋」もご存じのFrさんに、僕からお願いする形で「大阪屋」に行くことにしたのです。すいません無理言って。でもわくわくしてきたぞ。

深川不動尊を過ぎたところで右に曲がり、永代通りと平行する小路に入ります。赤提灯が光る「だるま」の前をきょうは通り過ぎると、右手に「大阪屋」が見えてきます。20時20分ごろの到着。

がらがらと引き戸を開けたFrさんに続き店内へ。いやー本当に小さいお店ですね。入り口のすぐ前、5〜6人ほどが座れるカウンターには、お勤め帰りのお客さん5人が。Frさんと僕は、左側の壁に沿った3人掛けほどのカウンターに座ります。

まずはビールを頼んでFrさんと乾杯。続いてお店に立つ女将さんに、シロ(小腸)、フワ(肺)をアラカルトで盛っていただきます。

お通しの漬物に続き、大きめの皿にのって、2人分・12本が来ました。年季の入った短めの串に刺されたモツ。味噌仕立てで複雑な味の煮汁が染み込んだそれは、びっくりするほどの美味さです。うーん、これはいける。ホッピーでふくれたお腹にリセットがかかったかのように、ビールとモツがどんどん入っていきます。

そこに帰宅途中のカミサンからメールが。大阪屋にいる旨、返信するとほどなく現れました。初対面のFrさんとごあいさつし、あらためて乾杯。3人になったのを機に、僕らもビールから焼酎に切り替えます。1斤の厚手グラスに焼酎を注ぎ、仕上げに梅シロップを足したこの甘い飲み物はまた、味噌風味の煮込みに絶妙に合います。

カウンター席にいらした2人組のお客さんがお会計されたので、女将さんに促されカウンターに移動します。あらためて見ると、白木のカウンターは中央が半円状に欠き取られ、そこに煮込み鍋がぴったりはまっています。湯気を上げぐらぐら鍋のなかで煮立つ串、串、串。実に美味しそうな光景です。この黒ずんだ煮汁が、1924年の創業からずっと注ぎ足されてきたのでしょうか。

天井近くには、こちらを訪れた著名人の色紙が並びます。歌手の岩崎良美さんなどの横には、執筆家・翻訳家の森下賢一さんのお名前も見えます。

串の追加をお願いした際に、新たにナンコツを頼みます。コリコリしながら適度に柔らかく煮込まれたこちらもまた美味いこと。焼酎のピッチも上がりますが、いかん、だんだん廻ってきたぞ。しかし3人で話も弾み、調子に乗ってしまう僕。

時間は早くも20時50分。こちらの店じまいは21時ですので、もうラストオーダーですね。じゃ、すいません、最後に玉子スープお願いします。

女将さんは生玉子を水洗いしてそのまま煮込み鍋に投入。おお、なんか豪快だなあ。しばらくして半熟になった玉子を深めの小皿に割りいれ、煮汁をさっとかけたものが玉子スープです。半熟の白身、とろとろの黄身と煮汁を軽く混ぜ、つつっとスプーンでいただきます。うーこれも美味すぎる…。

満足しきったところでお会計。酔いが廻ってよく憶えていないのですが、3人で6000円ちょっとぐらいでしたか。ほんとうに評判通りのいいお店でした。

※【お店データ】→トラックバック参照

Posted by takaiku_shangrila190 at 00:31  |Comments(0)TrackBack(3) | ● 酒場・食 (深川地域) ,  ┗━…その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【お店データ】煮込み「大阪屋」(門前仲町)

店名:「大阪屋」(おおさかや)
住所:江東区門前仲町2-9-12<地図
道程:東京メトロ東西線・都営地下鉄大江戸線門前仲町駅(出口3)歩2分
電話:03-3641-4997
時間:1600〜2100
定休:日祝
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2005年01月20日

今年もあと2日 〜居酒屋「河本」(木場/041227)

木場の居酒屋「河本」の年内の営業もきょうを含めあと2日。できるだけ早く行こうと思ったのですが、会社で雑務をやっていたら退社がやや遅れ、着いたのは19時35分ごろでした。

ガタピシ…、こんばんわっす。引き戸を空けると店内は半分ぐらいの入り。先週の金曜日に新記録のホッピー5本を空けた常連・Frさんの右横、長手側カウンターの中央やや左側に座ります。

Frさんどうもです、先週はすごかったですね。(^^) Frさんは笑いながら「いやあ、5本はキツかったです。家までやっとの思いでしたよ」。たしかにあの時は足に来てるみたいでしたからねえ。しかしそう言いながら、きょうもすでに3本…。かなりいいピッチです。

僕もいつものホッピー(300円)、おでん豆腐入り(300円)をいただきます。んぐんぐ…、ふー。きょうも沁みわたるなあ。

Frさんの右向こう、長手カウンターのちょうど中央では、農水省にお勤めのHmさんが、こちらもホッピー3本目で早くもいい感じになっています。才気溢れる若手職員さんですが、「河本」での飲みっぷりも板についていて、妙な風格がある方です。(^^; 年末の予算編成もひと段落し、これで安心して年を越せるんじゃないですか、Hmさん。「いや、今年は日本中で災害が頻発しましたし、ほんと大変な年でしたよ」…。僕も仕事で役所に出入りすることが多いので、Hmさんとはいつも話が弾みます。

災害といえば、昨日(12月26日)インドネシア・スマトラ沖で起きた地震の津波。きょう(27日)午後の時点で、死者1万3000人超などと報道され、しかも刻々と被害が急増しています。「あの地域では、警報などの防災対策がまったく講じられていないように見受けられますね。日本の行政だって批判されたりするけど、こと地震・津波に関しては全然取り組みが違うことに驚いています」とHmさん。農水省は国交省と海岸行政を所管していることもあり、とても他人事とは思えないようです。

実際、東京湾奥部にある深川地域も大半が海抜ゼロメートル地帯。僕の住む団地も、ここ「河本」も、護岸で囲われているとはいえ、地震での損壊や、台風の高潮被害など、不安要因は確かにあります。災難は自分が当事者でない限り、どこまでいっても実感がわきづらいのが常ですが、頻発する国内外の自然災害を聞くと、そうも思えない状況になっていますね、最近は。

…などと、珍しく「河本」でシリアスな話をしているうちに、目の前で、女将さんの真寿美さんが、もつ煮込みの撤収を始めました。大鍋からわずかに残ったモツとコンニャクをていねいにすくい上げてステンレスのパッドに移します。「河本」のメインメニューであるこの煮込み、早ければ19時ごろには無くなってしまうこともある人気の品なので、きょうの煮込み撤収はやや遅めですね。

カウンターのこちら側でも、フットワークの軽いHmさんが自転車・暖簾を手際よく撤収。お、もう19時50分だ。僕も会計お願いします。きょうはホッピー3本とおでんで1200円でした。

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2005年01月09日

きょうの締めにもう一軒 〜バー「Bar Satoh」(門前仲町/041225)

「河本」でホッピー、「魚三」で燗酒。そろそろ限界と思いきや、きょうはもう少しならいけそうです。よし、カクテルで締めるか。永代通りを渡り、向かうは「Bar Satoh」です。

「こんばんわ」。重い木のドアを開けると、全7席の小さいカウンターには奥に中年の女性お2人だけ。僕は前回と同じ、中央付近の椅子に座ります。

さて最初は…ジントニックお願いします。きりっと冷えたジントニックをぐっと飲むと、すーっと酔いがさめるような気になります。これもお酒だからほとんど錯覚なのでしょうけど。

こちらのロングカクテルはグラスが小振りなので、すぐ飲み切っちゃいます。じゃ2杯目、ドライマティー二を。…そこに入ってきた中年男女4人組。あれ、さっき「魚三」でおとなりだった人たちだ。奇遇ですねえ。

入り口近くに陣取った4人も相当飲んでるらしく、いきおい声のトーンが上がってマスターの佐藤さんに注意されています。小さいお店ですからねえ、僕も気をつけないと。

4人組は1杯づつで帰られたようで、お店はまた静かになりました。僕もきょう最後の1杯、バーボンをソーダ割りでいただきます。

ボトルキャップに馬のミニチュアが付いた「BLANTONS」というお酒を使った1杯を飲んでお会計。かなりふらふらしますが、意識は確か。きょうは家までしっかり帰れそうです。しかし、きょうはほんとうによく飲んだ土曜日でした。

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Posted by takaiku_shangrila190 at 02:26  |Comments(0)TrackBack(1) | ● 酒場・食 (深川地域) ,  ┗━…その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2次会は燗酒で 〜居酒屋「魚三」(門前仲町/041225)

「河本」でしこたま飲んで、いつもなら家に向かうところですが、「飲みスイッチ」の入ったきょうは、永代通りを門前仲町方面に向かって歩きます。

まだ時間は19時過ぎ。どこに行こうかと考えるうちに富岡八幡宮の鳥居を右手に見ながら通り過ぎて、地下鉄の門前仲町駅に近付きます。

ん、この時間なのに「魚三」には行列ができていないな。暖簾をめくって中を覗くと1階の店内は満員。いつものようにお客さんの熱気に満ちています。あ、カウンターのオバちゃんと目が合った。ひょいと目で指し示したところが1席空いています。よっしゃ、2次会は「魚三」に決まりです。

2つあるコの字型カウンターのうち、向かって左の外側角部に座ります。店内中央部、奥の厨房とを隔てるように鎮座するガラスケース(ここに皿に盛られた刺身類がぎっしり入っています)の上部を埋め尽くした短冊。これを見ながら注文を考えるのはいつ来ても楽しいものです。

「何(飲むの)?」。「魚三」の顔とも言えるオバちゃんが聞いてきます。そうだ、まず飲みものを。「お酒、あったかいの」と告げると、素早く厚手のガラスコップと受け皿が置かれ、湯煎された大徳利から燗酒(180円)が注がれます。

つつつっと。んー燗酒は鼻にくるなあ。うっ、口に運ぼうとしたら少しこぼしてしまった。「河本」のホッピーで手許が狂っているようです。「あーもったいないじゃないか」。素早くオバちゃんの突っ込みが入ります。

安い値段でお酒と刺身を楽しめることで有名な「魚三」。ここの看板オバちゃんは酉年といいますから御歳70超。見事な白髪と鋭い眼光は迫力満点。きょうもカウンターを元気に行き来しています。オバちゃんの鼻っ柱の強さは、気性の荒い深川の職人や木場の筏師などを相手にしてきたことで培われたのかなあ…などとぼんやり考えながら燗酒を飲みます。

ええと、つまみはっと。オバちゃんと目が合ったところで伝えます。…「ヤリイカとアンキモ」。え、ヤリイカ無いって? 「じゃあイカ刺お願いします。お酒ももうひとつ」。

2杯目からは、こぼさないよう口から迎えに行きます。運ばれてきたイカ刺し、アンキモともボリューム満点。うーん美味い。燗酒ともよく合うなあ。…「お酒もうひとつ」。店内を覆うお客さんのざわめきに、ときどき被さるオバちゃんの厳しい声。頭の中の白子(^^)がぐるぐるかき混ぜられるような気がしてきます。こりゃけっこう廻ってきたな。

完全にやばくなる前にお会計。300円のつまみ2品と燗酒3杯分を支払って表に出ました。僕が入ったあとはまた行列が途切れずに続いています。人気店ですね、ここは。

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Posted by takaiku_shangrila190 at 02:22  |Comments(0)TrackBack(1) | ● 酒場・食 (深川地域) ,  ┗━…その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【お店データ】居酒屋「魚三」(門前仲町)

店名:「魚三」(うおさん)
住所:江東区富岡1-5-4<地図
道程:東京メトロ東西線・都営地下鉄大江戸線門前仲町駅(出口2)歩0分
電話:03-3641-8071
時間:1600〜2200
定休:日祝
※【訪問記録】→トラックバック参照

2005年01月08日

ホッピー6本でスイッチオン!(^^;; 〜居酒屋「河本」(木場/041225)

夕方、会社帰りに都心から都バスに乗り、業10系統「木場6丁目」で下車。先週の土曜日とまったく同じパターンで木場の居酒屋「河本」に到着です。道路のかさ上げと戦後の地盤沈下などで段差のついた入り口に降り、すりガラスのはまった(正確には煤けて半透明になった)木製の引き戸をガタピシ開けて入ります。

店内はいつものスーパー常連さんたちに加え、週末らしく遠来と思われるお客さんと半々ぐらいの構成。ほぼ満員でしたが、入り口近くの長手側カウンター中央に空きがあったのでそこにお邪魔します。

ホッピーを出してくれる真寿美さんに、おでん(豆腐入り)をお願いします。「(豆腐の)ほかは何入れます?」。あ、何でもいいです。こちらのおでんは300円で5品ほど入っていますが、内容は選択可能なのです。みていると、多くのお客さんは好みの1〜2品を真寿美さんにリクエストして、あとはお任せで選んでもらうことが多いようです。

焼酎の入ったジョッキに最初半分ぐらいホッピーを注ぎ、ちょっと濃いめに調合したそれをぐーっと飲んで一息つきます。残りのホッピーを注ぎ切ってもう一回ぐーっ。ふいー、美味しいなあ。ビールと違い、ふたくち目以降も同じ喉越しなのがホッピーのいいところです。すいません、おかわりお願いします。

僕の隣に座るのは、カメラを持ったお父さんとまだ幼い娘さんの2人。娘さんはおでんの大根だけをもらって、美味しそうに食べています。と、娘さんが僕をちらっと見て「パパにそっくりなオジさんがいるよ(^^)」。うう、オジさんとはっきり言われるとへこむなあ。「ちゃんとお兄さんと言わなきゃ駄目じゃないか」とすかさずフォローを入れようとするお父さん。

いえ、いいんですよ。僕もオジさんに徹することにして隣の娘さんに話しかけます。お嬢ちゃんいくつ? ふーん4歳かあ。

3杯目のホッピーを持ってきてくれた真寿美さんに訪ねます。こちらのお店は未成年も大丈夫なんですか?(^^) 真寿美さんは笑いながら「もちろん大丈夫よ。だって私が7歳だもん」。あれ、真寿美さん、こないだ19歳って言ってたような…。(^^;

大根を平らげた娘さんは「河本」の猫たちを見に厨房に遊びに行きました。残ったお父さんの話では、週末に娘さんを遊びに連れて行くということにして奥さんの了承をもらい、久しぶりに「河本」にやってきたのだとか。「でもねえ、娘にはすっかりばれているんですよ。自分を使って飲みに行くっていうのがねえ」。そうなんですか、子供って鋭いですねえ。もし僕にも子供がいたら、小さいうちから「河本」につれてきちゃうかもしれないなあ。

実際、ほかのお客さんでも子供をつれてくる方がいますし、お店のほうも別に特別扱いするでもなlく普通に受け入れています(ある意味、猫たちのあしらいに似ているかもしれません。猫も子供もお酒は飲みませんからね)。ビール1本で長っ尻の女性客グループなどには厳しくても、ホッピー好きな子連れのお父さんにはとても優しいお店なんですね、こちらは。

ホッピーの空き瓶が6本になったところでお会計、お願いします。きょうはおでん2皿、湯豆腐(大/200円)、しおから(200円)で、しめて2800円でした。よーし、元気出たぞ、どうもごちそうさまでした。スイッチの入った僕は次のお店を探すため、永大通りに向かって歩き始めたのでした。

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2005年01月07日

クリスマスイブもオジさんでいっぱい 〜居酒屋「河本」(木場/041224)

自転車で19時35分「河本」着。ガタピシ引き戸を開けると…、おおお、きょうもほぼ満員だなあ。クリスマスイブなどどこ吹く風、いつもの「河本」でいつものようにホッピーを空けるオジさんたち(僕もそうですけど…)。いやーこうでなくっちゃね。

長手側のカウンターの中央やや左寄り、煮込み鍋の近くに空きスペースがありました。座面が長方形の座椅子を縦に向きを変えて、またがるようにして座ります。こうすると、混んでいるときもスムーズに着席できるほか、酔っぱらって後ろにひっくり返るアクシデントも防止できるのです。夏ごろ、椅子に座ったまま後ろに転んで、引き戸の羽目板を壊したお客さんを目撃してからは、混み具合にかかわらず、いつも縦ポジションで座るようにしています。

「きょうも寒いですねえ」と言いながら真寿美さんがホッピーを出してくれます。いやあ、世間はクリスマスイブなのに盛況ですねえ。真寿美さん「レストランよりはホッピーとおでんでしょう」(笑)。おっしゃるとおり! ということでおでん(豆腐入り)をいただきます。

ホッピー2杯目を頼んで厨房のほうを見ると、トイレから出てきたのは常連のFrさん。やはり、先週取り替えられた最新の洋式水洗トイレに驚いています。

ん、Frさん足許がふらふらしているようですが…。見ると長手カウンターの厨房側端部に陣取るFrさんの前に並ぶホッピーの瓶は5本。「僕の新記録なんですよ」と笑いながら、いつものように静かに、紳士的な飲みをされていますが、遠目で見ても目が据わりはじめています。席が離れているのでよく見えませんが、Frさん「縦座り」しているかな…?

そういう僕も、きょうはケーキとワインを買って帰らなくてはならないので、飲み過ぎると危険。3杯で切り上げることにしました。1200円でお勘定。きょうもごちそうさまでした。

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久しぶりのフライ定食 〜居酒屋「三州屋」(銀座/041224)

普段は会社に弁当持参ですが、きょうは外廻りの都合もあって外食。久しぶりに銀座2丁目の「三州屋」に行くことにします。

京橋方面から自転車で銀座に着いたのは11時40分ごろ。並木通りに自転車を停め、お洒落な宝飾店などの隙間から細い路地を入ります。突き当たりの格子の引き戸を開けるとそこは、白木のカウンターと卓が並ぶ、落ち着いた雰囲気の大衆酒場です。

入り口側の壁に張り付くカウンターの中央付近に座ると、おばさんが「食事にしますか」と聞いてきます。はい、食事で。フライ定食お願いします、と伝えると、割りばしとお新香がすぐに出てきます。

銀座2丁目の「三州屋」はれっきとした居酒屋ですが、定食類も充実していて食事だけの利用ももちろん大丈夫。入店したときに「食事ですか?」と聞かれるのは、お酒とどちらにしますか?という意味なのです。

待つこと5分ほど。揚げたてのフライ定食が運ばれてきました。お皿に乗ったキャベツの脇に、大降りのエビフライ、鮭フライ、帆立フライ(2切)が並ぶ充実のラインナップです。

どのフライもとても美味しいのですが、僕が特に好きなのは鮭フライ。北国生まれなので、鮭には目が無いのです。熱々の衣に包まれた鮭の切り身の、ご飯に合うことといったら! そうそう、こちらはご飯の炊き方も素晴らしく、普通の定食のレベルを大きく超えています。

それにしても、平日の昼間というのにけっこうビールを飲んでいる人がいるなあ。10人、3〜4グループのうち、3グループがお酒を、それもスーツ姿で飲んでいます。う、うらやましい。しかも僕の座るカウンターにはビールサーバーが置かれていて、注文を受けたおばさんが目の前で注いでいるのです。

いやー、僕もビール飲みたいなあ。目が合ったお店のおばさんに話しかけます。「仕事があるならしょうがないわねえ」と笑って返すおばさん。よろっとカタギの道を踏み外しそうになりますが、そこはぐっとこらえます。

正午を少し回って続々とお客さんが入り、お店はあっという間に満席に。これまた美味しい、赤味噌のなめこ汁を空けてごちそうさまです。この味・ボリュームで1000円は本当に満足できますね。こんどは夜に来ることを心に誓ってお店を出ました。

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Posted by takaiku_shangrila190 at 22:33  |Comments(0)TrackBack(1) | ■酒場・食(中央/港/千代田) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【お店データ】居酒屋「三州屋」(銀座2丁目)

店名:「三州屋」(さんしゅうや)
住所:中央区銀座2-3-4<地図
道程:東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅(出口5)歩2分
電話:03-3564-2758
時間:1130〜2230
定休:日
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2005年01月02日

ホッピー飲みたや、豊洲で寄り道 〜居酒屋「鳥ふじ」(豊洲/041223)

祝日のきょうは大学時代の友人たちと有楽町で飲み会。この間木場で飲んだUs先輩以外は久しぶりの面子。普段あまり会わなくてもすぐに話が弾むのは、学生時代の友人ならではですね。

午後から夕方まで4時間近くビールを飲み続け、ぼうっとした頭で有楽町線・銀座一丁目へ。3つ目の駅、豊洲で下車し、バスに乗って帰宅しようと思います。

改札を出て豊洲の地上に上がります。うーさぶ、18時を過ぎ冷え込みが厳しくなっています。酔いも醒めてきたし、このへんでもう一杯行きたくなりました。飲み屋あるかなあ。

地図で見るとハンマーのような形をした埋め立て地の豊洲は、ハンマーの柄の部分に石炭埠頭や鉄鋼埠頭など、東京港の主力埠頭だった港湾エリアが立地し、そして付け根の頭の部分に石川島播磨重工の造船所と都民住宅などが立地していました。いずれも高度経済成長期、東京の産業や生活を支えた地域でしたが、まず港湾機能が1970年代後半から沖合の埋め立て地に順次シフト。石播の造船所も、銀座・勝鬨と豊洲・有明を結ぶ橋(晴海通り延伸部/2006年完成予定)で航路がふさがれてしまうため2001年秋に移転。いまは広大な遊休地が広がる街になっています。

しかし、跡地の大規模再開発により、マンション、業務ビル、大学(芝浦工業大)などの建設ラッシュが始まっているほか、旧埠頭エリアには築地の卸売市場も移転してくる予定で、あと数年で激変する地域と言えるでしょう。

そんな豊洲で軽く飲んで行こうと思い、旧IHI造船所・豊洲センタービルと都営住宅に挟まれるようにして集まる、1970年代ぽい雰囲気の商業ビル群の裏手に入っていきます。祝日なので休みのお店が多いなか、通りから少し入ったところに一軒の居酒屋がありました。

木張りで丸窓の自動ドアのちょっと変わった造り。「鳥よし」との看板があります。表には「ホッピーあります」の張り紙が。昨日は「河本」に行けずホッピーも飲めなかったし、よし、ここにするか。

なかに入るとお客さんはおじさん2人だけ。中国人のお姉さんに案内され、奥の壁際の席に座ります。店内は黒い羽目板が張られた渋い造り。4人がけのテーブルが3列、13卓あるのでフルで50人ぐらい入れるようです。

まずはホッピー(400円)を注文。ちびちびやりながら壁のメニューをみて、串を何本か頼みます。すいません、鳥ねぎま(120円)、レバー(110円)、シロ(同)、ニンニク串(2本380円)、塩でお願いします。すると、奥からオニイさんが出てきて、入り口脇の串焼きブースで注文の品を焼き始めます。

出てきた串はやや小振りながら、あつあつのそれはなかなかのうまさ。ニンニク串にちょびっと醬油をかけて食べるうちにホッピーがなくなりました。すいません、おかわりお願いします。あ、あと煮込み(500円)も。

すぐに中ジョッキに氷入りのホッピーが出てきます。よく、正統派ホッピーは冷やしたジョッキに冷やした焼酎とホッピーを注いで作るものだといいます。僕がよく行く「河本」はその基本を守っていますが、逆にそういう所は少数派だそうで、大抵のお店は氷入りで出されるようです。

僕はあまり氷の有る無しにはこだわりません。しかし不満なのは、氷入りのホッピーを出すお店ではまずホッピーの瓶がついてこない点。氷のぶん余ったホッピーはどうしているんだろうといつも思います。

お店の中央でしみじみ語っている、がっしりした体格のおじさん2人組。聞こえてくる会話だと、どうやら自衛官の方のようです。ん? この2人の卓にはホッピーの瓶があるぞ。

みると、あちらは「いいちこ」をボトルで頼んでいて、別に氷とホッピーを付けてもらっていいるようです。しかもその飲み方たるや、グラスに焼酎をどばどば注ぎ、ホッピーは仕上げにちょびっと足すだけ。まるで酎ハイの匂い付けのレモン汁みたいな使い方です。うーん、なんかすごい飲み方だなー。

いつしかお店は、若めのカップルや別のおじさん2人組などが訪れ、ややにぎやかになっています。後から来られた人たちはいずれも常連さんのよう。マスターと思われるオニイさんと年内の営業予定などを話しています。

2日ぶりのホッピーを飲んで落ち着いたところでお勘定。2320円を払って、バス停のある大通りに向かいました。

※【お店データ】→トラックバック参照

Posted by takaiku_shangrila190 at 01:01  |Comments(2)TrackBack(1) | ■酒場・食(江東/墨田/台東) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【お店データ】居酒屋「鳥ふじ」(豊洲)

店名:「鳥ふじ」(とりふじ)
住所:江東区豊洲4-1-5<地図
道程:東京メトロ有楽町線豊洲駅歩2分
電話:03-3533-9079
時間:1700〜2330
定休:
※【訪問記録】→トラックバック参照

2005年01月01日

本開業しました


昨年2004年12月13日から試験運用してきましたが、年も改まった本日1月1日より本開業することにしました。DIONのブログサービス「LOVELOG」上での非公開設定(更新しても"ランキング"や"新着記事"などに表示されなくなる)を外すとともに、アクセスカウンタを設置しました。

昨年末に仕事・飲み会・旅行などがたて込んだせいで投稿がたまっていますが、正月休みにのんびり更新していきたいと思います。

Posted by takaiku_shangrila190 at 23:48  |Comments(0)TrackBack(0) | ◇このブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月25日

【お店データ】バー「ノンノン」(お茶の水)

店名:「ノンノン」(NON-NON)
住所:千代田区神田駿河台1-1 山の上ホテル本館1F<地図
道程:JRお茶の水駅歩4分/東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅歩4分
電話:03-3293-2311(大代表)
時間:1600〜2600
※【訪問記録】→トラックバック参照

新婚さんとカクテルを 〜バー「ノンノン」(お茶の水/041222)

21時、会社の忘年会が終わりました。会社は新橋にあるのに、なぜか永田町での宴席。同僚のHt君と軽く飲もうということになって、2人で半蔵門線に乗りました。

3つめの駅、神保町で降りてお茶の水方面に向かいます。目指すは山の上ホテル。お茶の水小学校と明治大学に挟まれた坂道を登るとホテル本館の真後ろに取り付きます。

坂の中腹にある本館地下2階のワインバー「葡萄酒ぐら・モンカーヴ」は予約で満員。それならと坂を登りきり正面に回って、1階のバー「ノンノン」を覗いてみます。こちらも満員でしたが、ちょうどお客さんが帰られるところで、タイミングよく入ることができました。

角刈りが写真でみる三島由紀夫に似ていなくもない端整なバーテンさんが、隣のHt君に「どうも、いらっしゃいませ」とあいさつしています。神保町育ちの彼は今年秋、このホテルで結婚式を挙げ、近所のマンションで新婚生活を始めたのです。奥さんとは夕食前に新館のカウンターバー「モンモン」で軽く飲むこともあるそう。家の近所にこんないい所があるなんてうらやましいですね。

さて、最初の一杯は…。僕はジントニック、彼はジンリッキーを頼みます。お疲れ様、と乾杯してぐーっと冷たいジントニックを飲みます。

戦前に建てられたアール・デコ様式の建物を改装し、ホテルとしてオープンしてから今年でちょうど50年。「山の上ホテル」は神保町の出版社に至近という土地柄、昔から締め切り前の作家が缶詰めにされるので有名なところです(ここに幽閉されるようになれば一人前の作家として認められたことになるのだとか)。そのロビー隅にある「ノンノン」は、カウンター8席しかないこじんまりとしたバー。ニス塗りの内装と端部がわずかに湾曲したカウンターが、とてもいい雰囲気を出しています。

クリスマスパーティ期間中ということで、ロビーは大勢のお客さんが行き交い、扉を開けっぱなしにしている「ノンノン」店内にもざわめきが伝わってきます。店内も年配のお客さん数人が賑やかで、前に来たときのような落ち着きには欠けますが、まあ、逆に年の瀬っぽい雰囲気でもあります。

そこに現れたのは、Ht君の新妻・Tmさん。さっき彼が携帯で呼んだのです。彼女はビールを注文。Ht君はレッドアイ(ビール+トマトジュース)、僕はトム・コリンズ(ドライジン+レモンスカッシュ)を頼んで、あらためて乾杯です。

会社で同期の僕とHt君は、僕が2月入籍、彼が9月結婚と、いちおうどちらも新婚。双方結婚前からの知り合いなので話も弾みます。Ht・Tmご両人は10歳近く年が離れているのですが、彼女はとてもしっかり者なので、精神年齢的には3、4歳ぐらいしか違わないように見えます(失礼!)。

2人の新居は独身時代からHt君が住んでいたマンションですが、結婚を機に全面リフォーム。きょうが引き渡しの日で、奥さんはいまさっき立ち合ってきたそうです。週末には家具なども入ってくるとのことで、家のことを話す2人はほんとうに嬉しそう。「でも貯金が底ついちゃってさー」というHt君。いいじゃないの、共働きなんだからまた1から貯めればいいんだよ。

年が明けて新居が落ち着いたら、うちのカミサンと祝い酒持ってお邪魔するよ、という話をして、23時前、お開きに。夜道を照らさんばかりに"幸せいっぱいオーラ"を発散する2人と別れ (^^)、新御茶ノ水駅に向かって坂を下りました。

※【お店データ】→トラックバック参照

Posted by takaiku_shangrila190 at 09:52  |Comments(0)TrackBack(1) | ■酒場・食(中央/港/千代田) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月24日

おとぼけ猫「しっぽ」救出大作戦! 〜居酒屋「河本」(木場/041221)

都心から自転車に乗ってイチョウの落ち葉舞う清澄通りを経由し「河本」に19時35分着。寒いのであまりスピードを出さずに走ったら少し遅れ気味の到着でした。ガタピシ…引き戸を開けると、店内は奥側の常連さんエリアに超・常連さんたちが5人。長手のカウンターには誰もいません。「いつもおせーなー」と僕に突っ込むYgさんたちに会釈をして、おでん鍋前の長手カウンター中央に座ります。

ホッピーとおでん(豆腐入り)で一息ついたところ、超・常連さんたちは次々とお会計を済ませお店を出ます。きょうは少し早めに僕ひとりになりました。もうお客さんは来ないでしょう。

入れ代わるようにして奥の厨房からのそのそと出てくる猫、猫、猫。そう、ここ「河本」は20匹近い猫がねじろとする「猫屋敷」(真寿美さん談)でもあるのです。まず人が居なくなった超・常連席のカウンター付近でくつろぎはじめ、徐々にこちら側に猫勢力圏を広げてきます。「ニンゲンの時間はおしまいだよー」とプレッシャーをかけられているようです。

真寿美さんは、一匹一匹の猫に「水か?」「豆かい?」などと話しかけています。「豆」というのはキャットフードのこと。ふた付きポリ容器から木皿にじゃらじゃらと粒状のそれを移し、植木鉢のプラスチック敷皿に水を入れて猫たちに与えます。

ん、なんか1匹そわそわしている奴がいるな。「河本」いちのおとぼけ猫「しっぽ」(♂)が常連席付近のタタキを行ったり来たりしています。「外に怖い猫でもいるんじゃないの」と真寿美さん。

今年2歳になったというしっぽは、「河本」で1・2を争う人気者。毛並みのいい黒白模様の彼はいつも舌の先っぽをちょろっと出し(牙が長いので口がぴったり閉まらず、すき間から舌がはみ出しちゃうのです)、のほほんとした雰囲気を漂わせています。

真寿美さんとアンチャン(真寿美さんの弟さん)の話によると、しっぽは今年春、「河本」の裏の木に登ったまま降りられなくなり、3日間木の上で過ごしたそうです。3日も…そりゃ寂しかったでしょうねえ。と言うと真寿美さん「ほかの猫たちが心配しちゃってね、登ったり降りたりしてしっぽに降り方の手ほどきをしているのに、全然真似できなかったのよ」。

へえ、そんなにぶきっちょなんですか、しっぽは。するとアンチャン「しっぽはさ、歳の割に腹が出てるでしょ。だから腹が引っかかって降りられなかったんだよ」。…ぶッ、しっぽ、お前って奴は。悪いと思いつつ3人で大笑いです。

結局、3日目の早朝、深川消防署のレスキュー隊がやって来てしっぽは救出されました。「大勢、5、6人ぐらい来ましたよ。そんな事があったんで、しっぽの前足の爪は木に登れないよう短く切ってあるんですよ」と真寿美さん。アンチャン「でもよかったよ、しっぽが降りてきた翌日から梅雨入りしたからね」…。しっぽよ、もう「河本」の人たちに迷惑かけるんじゃないぞ。僕の呼びかけを完全に無視して、しっぽは壁際の段ボールのうえで悠々と体をなめています。

カウンターにはさらに猫たちが進出。うん、きょうはもう帰るよ。「ごちそう様でした」。お会計600円を真寿美さんに渡し、外の暖簾と自転車を撤収して、19時50分、お店を出たのでした。

※「お店データ」→トラックバック参照