2005年02月23日

■公共の電波

フジテレビとライブドアの報道で、「公共の電波」という言葉がたくさん出てきた。
正直とても白々しく感じた。なぜだろう。

そういえばそれは政治家が使う「国民」という言葉と共通している。得票数と視聴率も似ている。私は「国民」とか「公共」という言葉が出てきたら、その発言者を疑ってしまう。それらは概念としての言葉であり、決して具体的な対象を意味するものではないから。かつて吉本隆明が使っていた「共同幻想」という言葉が頭を過ぎる。彼の思想に共鳴しているわけでも、理解しているわけでもないのだが、この言葉は気に入っている。私なりに勝手に解釈すると、まさに「国民」と「公共」がそれにあたるように思う。

政治やTVに身を置く人に接してみて思うことは、何か勘違いしている人たちの多い世界であるということである。勘違いがなくなれば、なんと素晴らしい職業であることか。

さて、それぞれの世界が昔よりも質が低くなっているのか、それは分からない。
ただ、旧来の隠れていたさまざまなことが太陽の下に出てきていて、変革のときを迎えていると私には見える。

かつて世界一のお金持ちと言われた堤さんも、隠されていたことが表に出ると砂の城の主のようで、哀れに見えてしまう。
人間というのはどんな人も大差はない。権力やお金を持つと一見すごい人物に見えるのだけれど、器以上のものはこぼれてしまう。コップの中の水はのどを潤すがこぼれた水は床を濡らし、雑巾で拭かねばならない。

器以上のものを持つ人も、ひとりではその世界を保てない。砂の城を保ち支える人たちがいる。もし日本が砂の城であるのならば、そうたらしめているのは私たち「国民」である。私達ひとりひとりも質が低いことを認めねばなるまい。
近隣の某国もひとりでは現体制を保てないわけで、それを良しとし支える「国民」が多いということである。
Posted by sho_endo at 21:36  |Comments(3)TrackBack(2) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
■リセさん

シャチは子供を守るために流氷から逃げなかったのですね。ジンときます。
シャチから米国へと皆さんの話題が展開したのは、米国への反感が増えているからなのでしょうか。
Posted by Sho ENDO at 2005年02月25日 09:01
多チャンネル時代なのだからわざわざ法律を作ってまでフジテレビの権益を守ることは無いのではと感じます。
 そんなことよりフランスが中国への武器禁輸を解除しようとしていることをもっと政府、マスコミが取り上げるべきじゃないかなとちょっと不満です。
 
Posted by kinhujii at 2005年02月25日 20:31
■kinhujiさん

政治家のコメントは間が抜けていましたね。小池百合子さんのが、まあマトモに思えました。

「フランスが中国への武器禁輸を解除しようとしている」・・・朝、新聞をざっとチェックしているつもりでしたが、見落としていました。米国は釘を刺しているようですが、日本政府は強く強く意見すべきです。kinhujiさんのニュースを見る目に感心しました。
フランスが武器輸出国家であることは意外と知られていません。文化的な国とのイメージが強いのです。余談ですが原子力エネルギーへの依存が世界で最も高いのもフランスです。武器は中国への輸出も年々増えています。軍事大国である中国が最新の装備をして最も困るのが台湾そして日本ですし、世界的な不安も増すことは間違いありません。
Posted by Sho ENDO at 2005年02月25日 23:23


 
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