2008年05月20日
SLKを2回目の車検に入れました。代車は.....
Mercedes-Benz B200 TURBOが出ました。
R171がイマイチ好きになれない私ですが、以前兄の車の代車に出たB200の妙にスポーティーな仕様が気になっていて、こいつのTurboがけバージョンに乗ってみたいなあと思っていたときに、タイムリーにやってきたこのクルマ。興味津々で乗ってみたのは、いうまでもありません。
驚いたのはまだ走行距離が2000km足らずの、新車であること。B200のターボ付きはBクラスの中で最高のグレードですからそれを代車として出してくれるだけでも驚きなのに、おまけに新車、さらにおまけにレザーパッケージという、革張りのシートと前席電動パワーシートとのセットオプションが装着されたクルマです。う〜ん、太っ腹、さすがヤナセ東京支店。試乗車か展示車でしょうか。たばこの匂いなんて微塵もない、あの「新車の匂いのする」ぴかぴかの新車ですから、借りる方もちょっと緊張してしまいます。信用して貸してくれたのですから、ぶつけたりへこましたりはもちろん、汚したりしないように慎重に扱わないと。でも三泊四日くらいの日程でウチにいるわけですから、試乗のいい機会ですよね。

自分の赤いSLKをサービスに置いてこのクルマで最初に乗り出したとき、妙に加速がいいなと思ったんです。そのときはまだBクラスであることくらいしか認識していなかったので、ちょっと信じがたい気がしたのですが、首都高速の入り口でもまったく不満がないし、高速での追い越し加速なんかも、まったくエンジンが高鳴ったりしないのに、だからそんなに加速したという意識もないのに、スピードメーターがぐんぐん上がって、うっかりするといけない速度になってしまうんです。直前までオープンカーに乗っていて、いきなりクローズドのクルマに乗り換えたために、速度感が低下している、というのもあるとは思いますが、加速が良くてとても静かに感じました。
そうなんですよ、こういうのが好みなんです。昔乗っていたW202のC240(SOHC 90度バンクV型6気筒 2,400cc 5AT)は確かにおとなしく走っていれば静かだったんですが、それでは日本の一般的な交通モードから遅れをとりますし、流れに乗ろうとすると、特に日本車の得意な発進加速が苦手なこのクルマは、エンジンを高鳴らせるしかなく、でもエンジンのフィーリングがそういう風には作られていないので、なんか無理矢理ブン回している感じで、ちっとも面白くなかったんです。つまり作り手が想定しているより少し速く走ろうとすると、セダンのくせにちっともジェントルじゃない。
ところがこのB200 TURBOはとてもジェントル。2リットル4気筒のターボがけですからそんなに静かなはずはないんですが、なにしろそんなにエンジンが回らないので、高級な感じがするんです。するすると速い。エンジンの回転を上げずに済むんですから、燃費だってそんなに悪くないんじゃないでしょうか。これは追加された過給器がエンジンの回転を上げていくとある程度以上の回転数で劇的な加速を見せるいわゆるドッカンターボや、カタログの馬力の数字を稼ぐための高回転型のターボではなく、低回転からしっかりと効いてトルクを稼ぐようにしつらえてあるからなんですね。そのかわりエンジンの回転を上げてもドラマが待っているわけではありませんが、日常使う車として、とても実用的なチューニングが施されている、ということのようです。
エンジンを回しても、キーンと過給器からの音は聞こえてきません。自己の存在をアピールしない、縁の下の力持ち的過給器です。

ボディサイドのベルトラインが大きく湾曲しつつ極端に前傾していて、緊張感があります。これがBクラスの大きな特徴だと思うし、ごく一般的ないわゆる「ファミリーカー」とは少しだけ違う雰囲気を醸し出しているのだと思います。
倒れているドアミラーにお気づきですか。クルマから降りて施錠すると、自動的に折りたたまれます。他にも雨を検知して動き出すワイパーとか、暗くなると自動的に点灯するヘッドライトとか、防幻ルームミラーとか、ステアした方に最大12度向きを変えるヘッドライトやそれに加えてコーナリングランプなど、「自動〜」というような装備が満載で、一昔前のメルセデスでは、考えられないような状況になっています。雨の強さを感じて自動的に間隔を変える間欠ワイパーなんかも、とてもきめ細かく速度調節してきますし、それにその結果が適切で、良くできているなあと思わせてくれます。
まあ装備だけなら日本車も負けてはいませんが、その上にこの過給器付きエンジンのテイストです。メルセデスはずいぶん小型車作りが上手になった.....というか手慣れてきましたね。初代のAクラスはもとより、ひと昔前のような大排気量中心の作りで、排気量の小さなクルマは一応出しただけで詰めがまったく甘い、ということはなくなりました。

この正面から見たときのヘッドライト部+フロントフェンダーの左右への張り出し、これがセダンなどと比べれば背の高いBクラスをワイド&ローに見せて、なかなかいいと思っています。より小さいAクラスの2リットルターボがけバージョンなども気になる存在ではあるのですが、このへんの外見上の演出が、どうしてもあとから出たBクラスに軍配が上がるような気がするんです。

で一番気に入ったのが、このクローム仕上げのアルミホイール。
このクルマはステアリングホイールの左右にシフトアップ/ダウンできるスイッチがついていて、シフト操作をステアリングから手を離すことなくできるようになっていたり、ブレーキとアクセルのペダルがステンレスで滑り止めの黒いラバースタッドが一面に打ってあったり、そしてこんなド派手なホイールに45の扁平タイヤを履いていたり、サスペンションがわずかに下げられたスポーツサスペンションだったり、とにかくこんな形のクルマとは思えないほど、妙な存在なんです。いったいユーザーとして、どういう層を想定しているのでしょう。でもそこが一番気に入っています。

さて乗り味をSLK230、R170と比べてみると.....ステアリングは速度感応型で、それも結構極端にアシスト量を変化させてきますから、高速道路ではSLK並にどっしりした印象、駐車場などでの据え切りに近い状態では、笑っちゃうくらい軽い(2本の指でつまんで回せるほど)です。でも曲がり角を曲がるときは.....SLKに比べるとステアリング操作に対してシビアに車体が反応して、SLKほどのんびりしていないというか、丁寧に切らないと同乗者に違和感を感じさせてしまいそうです。SLKは結構ラフに切っても、挙動は穏やかですから。
単純な加速は.....車両本体重量も、エンジンの馬力とトルクも、実はSLKとこのB200 TURBOはよく似ているのですが、自動変速機の方式の差(SLKはごく普通の遊星ギア+油圧クラッチ式5段に対して、Aクラスは金属ベルト式無段階変速。どちらもエンジンとの間にトルクコンバーターを挟んでいます)のせいなのかなあ、B200 TURBOは見た目に反してなかなかいいですし、何よりアクセルのピックアップが、日本の道路事情により合っている気がします。ゼロからの発進時に、ラフにアクセルを操作すると、結構唐突にガバッと来ます(考えてみれば、それが普通なんですよね。従来のメルセデスが超個性的というか、クセがありすぎるんです)。

B200 TURBOは215という幅広かつ45という極端な扁平率のタイヤを履いていますから、足回りでどんな工夫をしても、「硬いな」という印象は拭えません。実際SLKよりも、段差の乗り越えとかは硬いです。でもだからこそ、高速道路のランプウェイなどのコーナーでは、そこそこしっかりと粘りますし、安心感もあります。重心が高いですから、左右にステアすれば右左に、減速や加速をすれば、やはりそれなりに前後に揺すられますが、物理の法則ですからそれはやむを得ないことですし、これがSLKとの一番大きな差だと思います。
当たり前ですが強力にアシストしていますので制動性能には(きっと)問題はありませんが、ブレーキの容量は、お値段に比例して小さく(ペダルを踏んだときの剛性感が低い)なっています。パッドやディスクが減りますよね。
ドアがかなり軽く感じ、蝶番が板金のプレスでないのはいいのですが、ドアキャッチは伝統のくさび形ではなく、鉄の棒を曲げて作ったものです。きっと濡れても大丈夫なように作っているのだと思いますが、ドアの内側の肘掛けの部分にパワーウィンドウ等のスイッチがついているので、雨の日の乗り降りで、スイッチが思い切り濡れるのが気になります。

でも、や、やばい、結構気に入ってしまいました。
今のSLK、R171は残念ながら私には波長が合いませんから(大きくなって、重くなって、そのぶん排気量をアップして、当然お値段も上がって.....と。とにかくもうちょっと軽くして欲しい。重いのはSLがあるんですから)、今のR170に何かの理由で乗れなくなったら、次はこのB200 TURBOにしようかな。最近はあまり距離を乗らなくなったし、道具としてなら、何も不満はありません。「華」がないのは悲しいけれど、庶民には、お買い得感も必要です。

持ち込んだのはヤナセ東京支店のベンツサービスなんですが、昨日早速担当者から電話が入って、あれやこれや交換して、しめて22万くらい見て欲しい、と連絡が入りました。最近12ヶ月点検なんかも妙にお金がかからないなあと思っていましたから、まあいろんなものがタイミング良く交換時期を迎えた、ということなんでしょう。どれも傷んでいるのを知っていて放っておけるものではありませんから、当然交換をお願いしました。諸費用(既に支払い済み)含めて30万というところでしょうか。う〜ん、でもとても気に入っているSLKですし、それでも新車を買うよりは安いんですから、しょうがないですね。
R171がイマイチ好きになれない私ですが、以前兄の車の代車に出たB200の妙にスポーティーな仕様が気になっていて、こいつのTurboがけバージョンに乗ってみたいなあと思っていたときに、タイムリーにやってきたこのクルマ。興味津々で乗ってみたのは、いうまでもありません。
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そうなんですよ、こういうのが好みなんです。昔乗っていたW202のC240(SOHC 90度バンクV型6気筒 2,400cc 5AT)は確かにおとなしく走っていれば静かだったんですが、それでは日本の一般的な交通モードから遅れをとりますし、流れに乗ろうとすると、特に日本車の得意な発進加速が苦手なこのクルマは、エンジンを高鳴らせるしかなく、でもエンジンのフィーリングがそういう風には作られていないので、なんか無理矢理ブン回している感じで、ちっとも面白くなかったんです。つまり作り手が想定しているより少し速く走ろうとすると、セダンのくせにちっともジェントルじゃない。
ところがこのB200 TURBOはとてもジェントル。2リットル4気筒のターボがけですからそんなに静かなはずはないんですが、なにしろそんなにエンジンが回らないので、高級な感じがするんです。するすると速い。エンジンの回転を上げずに済むんですから、燃費だってそんなに悪くないんじゃないでしょうか。これは追加された過給器がエンジンの回転を上げていくとある程度以上の回転数で劇的な加速を見せるいわゆるドッカンターボや、カタログの馬力の数字を稼ぐための高回転型のターボではなく、低回転からしっかりと効いてトルクを稼ぐようにしつらえてあるからなんですね。そのかわりエンジンの回転を上げてもドラマが待っているわけではありませんが、日常使う車として、とても実用的なチューニングが施されている、ということのようです。
エンジンを回しても、キーンと過給器からの音は聞こえてきません。自己の存在をアピールしない、縁の下の力持ち的過給器です。
倒れているドアミラーにお気づきですか。クルマから降りて施錠すると、自動的に折りたたまれます。他にも雨を検知して動き出すワイパーとか、暗くなると自動的に点灯するヘッドライトとか、防幻ルームミラーとか、ステアした方に最大12度向きを変えるヘッドライトやそれに加えてコーナリングランプなど、「自動〜」というような装備が満載で、一昔前のメルセデスでは、考えられないような状況になっています。雨の強さを感じて自動的に間隔を変える間欠ワイパーなんかも、とてもきめ細かく速度調節してきますし、それにその結果が適切で、良くできているなあと思わせてくれます。
まあ装備だけなら日本車も負けてはいませんが、その上にこの過給器付きエンジンのテイストです。メルセデスはずいぶん小型車作りが上手になった.....というか手慣れてきましたね。初代のAクラスはもとより、ひと昔前のような大排気量中心の作りで、排気量の小さなクルマは一応出しただけで詰めがまったく甘い、ということはなくなりました。
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このクルマはステアリングホイールの左右にシフトアップ/ダウンできるスイッチがついていて、シフト操作をステアリングから手を離すことなくできるようになっていたり、ブレーキとアクセルのペダルがステンレスで滑り止めの黒いラバースタッドが一面に打ってあったり、そしてこんなド派手なホイールに45の扁平タイヤを履いていたり、サスペンションがわずかに下げられたスポーツサスペンションだったり、とにかくこんな形のクルマとは思えないほど、妙な存在なんです。いったいユーザーとして、どういう層を想定しているのでしょう。でもそこが一番気に入っています。
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単純な加速は.....車両本体重量も、エンジンの馬力とトルクも、実はSLKとこのB200 TURBOはよく似ているのですが、自動変速機の方式の差(SLKはごく普通の遊星ギア+油圧クラッチ式5段に対して、Aクラスは金属ベルト式無段階変速。どちらもエンジンとの間にトルクコンバーターを挟んでいます)のせいなのかなあ、B200 TURBOは見た目に反してなかなかいいですし、何よりアクセルのピックアップが、日本の道路事情により合っている気がします。ゼロからの発進時に、ラフにアクセルを操作すると、結構唐突にガバッと来ます(考えてみれば、それが普通なんですよね。従来のメルセデスが超個性的というか、クセがありすぎるんです)。
当たり前ですが強力にアシストしていますので制動性能には(きっと)問題はありませんが、ブレーキの容量は、お値段に比例して小さく(ペダルを踏んだときの剛性感が低い)なっています。パッドやディスクが減りますよね。
ドアがかなり軽く感じ、蝶番が板金のプレスでないのはいいのですが、ドアキャッチは伝統のくさび形ではなく、鉄の棒を曲げて作ったものです。きっと濡れても大丈夫なように作っているのだと思いますが、ドアの内側の肘掛けの部分にパワーウィンドウ等のスイッチがついているので、雨の日の乗り降りで、スイッチが思い切り濡れるのが気になります。
今のSLK、R171は残念ながら私には波長が合いませんから(大きくなって、重くなって、そのぶん排気量をアップして、当然お値段も上がって.....と。とにかくもうちょっと軽くして欲しい。重いのはSLがあるんですから)、今のR170に何かの理由で乗れなくなったら、次はこのB200 TURBOにしようかな。最近はあまり距離を乗らなくなったし、道具としてなら、何も不満はありません。「華」がないのは悲しいけれど、庶民には、お買い得感も必要です。
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