2008年07月28日

サガ電子工業のツェップ型ワイヤーアンテナ、ZA-721H

また秋葉原のロケットアマチュア無線本館で買ってしまいました。
IC-7000Mを買ったときの店員さんに、先週の月曜日に勧められ、それ以来気になって仕方なかったので、また店頭で実物を見ると、「こんなの本当に自分で設置できるのかなあ」と気後れしたのですが、エイヤッと買ってしまいました。手ぶらで帰っても、また気になり続けるだけですから。
憧れだったんですよ、ワイヤーアンテナ。小難しいことは抜きにして、波長の長いHF帯用のアンテナって結局長さですから、狭いベランダに、小さくて高価な、超短縮型のアンテナしか出せない私としては、少しでも可能性のある移動運用で、少しでも設置や撤収のラクな大きなアンテナを使ってみたかった、というのが購入の大きな動機です。説明書を見ていたら、本当に設置や撤収がラクなのかはなはだ疑問になってしまい、本当に自分に使えるのか、ちょっと自信をなくしてしまったのですが.....まあ、それはともかく。
サガ電子工業 ツェップ型ワイヤーアンテナ ZA-721H(1)
パッケージ外観
サガ電子工業 ツェップ型ワイヤーアンテナ ZA-721H(2)
パッケージ表面のラベル
パッケージを持ってみるととっても軽いし、それにちゃんと丁寧に畳んで収納してあれば(実際にフィールドで使ったあと自分で片付けると、面倒くさいのでぐちゃぐちゃに押し込んでしまうので、もっともっとかさばってしまうんですけど、ね)こんなに小さいので、これならクルマのトランクの底にでも、いつも放り込んでおけば、気が向いたときに使えそうです。
セパレータ
サガ電子工業 ツェップ型ワイヤーアンテナ ZA-721H(3)
パッケージ裏面
パッケージをひっくり返してみると、上側には説明書類が入っていますが、パッケージ自体は厚手のビニール袋で強固に密封されているので、部品が紛失してしまう心配こそありませんが、説明書を読んでみてから購入する、というわけにはいきません。
ということで説明書の表と裏を、参考までに。
サガ電子工業 ツェップ型ワイヤーアンテナ ZA-721H(5)
説明書、表面
サガ電子工業 ツェップ型ワイヤーアンテナ ZA-721H(6)
説明書、裏面
セパレータ
パッケージ内容は、次のようになっています。
サガ電子工業 ツェップ型ワイヤーアンテナ ZA-721H(4)
パッケージの内容
左から
  1. 一番根元の整合回路(コイル.....ですよね、きっと)
  2. ほぼ真ん中に挟む、トラップコイル
  3. 敷設用、ポリエチレンロープ、2本
真ん中、上から
  1. 根元側のエレメント
  2. 先端側のエレメント
右、上から
  1. 21MHz帯調整用スタブ
  2. エレメント線末端処理用部品(予備)の袋
  3. 防水用自己融着テープ

あとは無線機、またはアンテナチューナーとつなぐ50Ωの給電線だけ用意すればOK、という構成です。
セパレータ
説明書によると、調整は、7MHz帯は先端側のエレメントのさらに先端、樹脂製の白いガイシのところで先端エレメントの折り返し量を長くしたり短くしたりし、21MHz帯は根元のエレメントの先端、つまりトラップコイルの根元側に挟んで垂らす、21MHz帯調整用スタブの折り返し量を変えて、調整するんだそうです。う〜ん、面倒くさい。最初はお手軽に、アンテナカプラーを噛ませてしまおうと思っています。面倒くさいことは続きませんから。
サガ電子工業 ツェップ型ワイヤーアンテナ ZA-721H(8)
先端エレメントの、調整部分
先端エレメントの折り返し量調整は、比較的作業しやすい構造になっていて、もしアンテナチューナーを使って不満が残るようなら、ここをいじることになります。単純なようでいて、でも使用状況がよく考えられていて、良くできたワイヤーアンテナではないかと思います。
ちなみにエレメントは、耐高張力樹脂ワイヤーにスズメッキした銅の編組線をかぶせ、さらに透明のビニールで覆った非常にしなやか、かつ軽量なもの。耐候性が高いとメーカーは自慢していますが、表面の透明ビニールの耐久性が、ちょっと心配。私の少ない経験からの憶測では、紫外線に当て続けると黄ばんで柔軟性を失い、パリパリと割れてきそう。そんなことないのかもしれないので、このあたりは使いながら、様子を見てみたいと思います。
エレメントの末端部分のみならず、各所に結構きめ細かく防水処理が施してあったりして、サガ電子工業さんは、なかなか繊細なお仕事をされているようです。
私のように移動運用の臨時的な設置だけではなく、常時設置して、自宅のシャックから利用することも考えているんでしょうね。ウチにもこんなアンテナを設置できたらなあ。無理とわかっていても.....とっても悔しいです。
セパレータ
ということで、あとは使ってみるだけ。
説明書によると、設置するときは地表から1/4λ以上離す、つまり7MHz帯の波長、約40mの1/4、10mほど高く掲げて設置した方が性能を発揮できることになっていて、他にも周囲のものから最低1/8λ以上、つまり5m以上離すことになっていて、読んでいるとその大変さに、気が滅入ります。手軽そうに思えるワイヤーアンテナも、厳密には難しいところががたくさんあるんだなあ。まあできるだけ高く、周囲のものから離す、ということだけ心がけるとして、説明書に書いてあることを忠実に守ろうとは思わないことにします。例えば金属の棒に巻き付けて設置するようなことをしなければ、とにもかくにもこれだけ長いんですから、無線機に直づけした1mほどの超短縮ロッドアンテナよりは、少しはマシな結果になるでしょうから(そうなることを期待しています)
具体的には例えばオープンにしたクルマの、ヘッドレストうしろのロールバーと、手近な立木や街灯の柱などに、だらだらと緩やかな斜めに結びつけたいと思っています。
セパレータ
説明書を読んでいて新鮮だったのは、「送信中のエレメントに触れると、痛みを伴う」というくだりです。よもやヤエスのFT-817NDの送信電力の5Wではそんなことはないとは思いますが、大電力で送信中のアンテナは、痛いんですね、触ると。なんか、ちょっと触って、いててて、なんて言ってみたい。高いところに張れ、というのは、他の人が触ってしまわないようにする、という意味もあるんでしょうね。将来的には、より高く設置することも考えましょう。
セパレータ
しっかし私って、つくづく軟弱なヤツだなあ。なんでもお手軽、お気軽な方にばかり進んで、ムキになったり、懲りまくったりしないもんなあ。こんなヤツに買われたアンテナは、きっと本来の性能が発揮できず、可哀想。まあ、それはよくわかっているんですが.....。
でも少なくとも趣味に関しては、お手軽、お気軽が私の信条ですから、宝の持ち腐れになってしまうかもしれませんが、勘弁してください。楽しむための趣味は、あくまで楽しい範囲でやっていこうと思っていますので。

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1/2λノンラジアルバーチカル(おそらく「完」)http://jp1pze.blog.so-net.ne.jp/2010-04-07・・・これは、昔、最初に作った垂直Zepp の同軸ケーブル給電版 だ..
1/2λノンラジアルバーチカル(End Fed)【無銭旅行 時々 無線 by JA1FMZ】 at 2010年05月21日 11:38
この記事へのコメント
サガのツェップ型買われたようですね。
私も28MHzのモノバンドは持っています。
固定、移動と使いました。

SWR調整は案外簡単ですよ。
恐らくエレメントは長めでしょうから、低いほうに
合っていると思います。
折り返して短くしていく調整になろうかと思います。

エレメントは切らなくても、折り返して巻きつければ
同じ効果になりますよ。
切るともったいないですし、エレメント長は
周囲の状況によって微妙に変わってきます。

ではFBに楽しまれてくださいね。
山口県まで飛ばしてください。

私はアマチュア無線復活したのに最近CB無線
ばかりかじりついてます。
これはこれで楽しいんです!。

こんな感じで楽しんでます。
http://park1.wakwak.com/~je4urn/CB/CB-Video.htm

では又。

de JE4URN
Posted by クモハ42 at 2008年07月29日 16:01
クモハ42さん、いつも書き込みありがとうございます。

28MHzモノバンドのをお持ちなんですね。
私はまだまだ経験が足りず、「好きなバンド」も決まっていないので、とりあえずふたつのバンドに出られるヤツ.....という選び方をしてしまいましたが、こういうところがいかにも貧乏性ですね。モノバンドのほうが性能的にいいのは、わかっているつもりなのに。比較的設置が楽な、短縮率の小さいアンテナ、ということで選びました。

エレメントの調整、了解です。折り返し分を垂らしておかないのも、了解です。きちんと調整してやれば、アンテナカプラーを挟まなくても済みます。ところでアンテナカプラーって、できれば挟まないほうがいいものでしょうか、それとも気にするほどのことはないんでしょうか。

とりあえず、このアンテナでどのくらい受信できて、QSOできるのか、楽しみです。機会があったら、できれば涼しい山の上ででも、のんびり試してみたいと思います。

CB無線でのQSOのムービー、拝見させていただきました。
クモハ42さんが、強力なアマチュア無線のリグをお持ちにもかかわらず、かじりついてしまう理由がわかった気がしました。雑音の中に遙か彼方の声が浮かび上がったとき、私も思わず興奮してしまいました(QSOをムービーで見せる、というのが、とても新鮮でした。音もよく聞こえるし、ドキドキしました。私も、やってみたいなあ。ところであのリグ、かっこいいですね)。

QRP運用の魅力はわずかな機会に、活字で目にした程度で、実際に運用しているところは見たことがなかったんです。だからたった5Wで本当に電離層を利用した交信ができるのか、とっても不安だったんです。
新しくCBを始めるのはとりあえず敷居が高いですが(リグもないし。でもアンテナさえ替えられないCBのほうが、より潔いというか、純粋な気がします)、FT-817NDだって遙か彼方と交信できる可能性があるんだと、自信が持てました。ありがとうございました。

5Wでも電離層反射での交信ができるものと信じて、もっと積極的にCQを出していきたいと思います。ヘタな鉄砲もなんとやら.....と言いますから。ところでQRPなら、やっぱりすいているバンド、がねらい目でしょうか。

JE4URN de JF1OFR
Posted by 管理人: 栗山 at 2008年07月30日 21:09
こんにちは。
ZA-721Hを検索していてたどり着きました。
取説がとても参考になりました。
今年、流していたコールサインを再申請して無線に再デビューしました。
HFをやりたいのですが、住宅地の戸建のため、大きなアンテナは目立ちすぎてNGなので、使うときだけ張れるワイヤーアンテナなら目立たないかも・・・と考えていました。2階ベランダから物干し竿を上げて地面まで張れば・・と計画していましたが長さ12m+障害物から5mとのこと、設置は厳しそうです。
でも、このアンテナは惹かれますね。
ダメもとで思い切って買ってみたいです。
Posted by namuhamu at 2008年12月31日 09:35
namuhamuさん、いらっしゃいませ。書き込みありがとうございます。
それから.....あけましておめでとうございます。

説明書、自分が購入を迷っているとき、強力なパッケージに封じ込められた説明書が見たくてしかたがありませんでしたから、同じようなどなたかの参考になればと掲載しましたが、お役に立ててとても嬉しいです。

構造が簡単で、原理に忠実で、それでこの長さから充分な性能が期待できる、というのが惹かれる理由でしょうか。私は未だ交信には至っていませんが、少なくとも受信だけなら、今まで試した簡易なアンテナ達とは一線を画する感度がありましたから、やはりHFアンテナに長さは大切なようです。ですから長いアンテナをいかに簡単に、迅速に設置・撤収できるかが、決して恵まれているとはいいがたい環境でハムを楽しめるかどうかの分かれ目になりそうです。

説明書に上げられた設置条件は「理想」です。私が設置してみたときもセオリー破りをたくさんしましたが、それでも受信性能はたいしたものでした。多少お値は張りますが、試してみる価値はあります。でも.....
設置と撤収は、やはり大変です。
Posted by 管理人: 栗山 at 2009年01月01日 11:28
こんにちは。
ZA-721Hを検索していてたどり着きました。

ZA-721Hを人からもらったのですが取説が無くて困っています。
公開された取説の画像ですが現在はNotFoundになってしまっているようです。
差し支えなければ再掲載をお願いできないでしょうか。

基本的には7MHzでの運用を考えていますが、21MHzでも使ってみたいと思っています。

よろしくお願いします。
Posted by JR2JulietQuebecGolf at 2011年04月09日 23:09
 
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