2009年06月30日

scandyna Micropod SE

兄はscandynaのThe ampとMinipodの組み合わせ、私は同じくThe ampとThe dropの組み合わせがとても気に入ってしまったものですから、俄然Micropod SEにも興味が湧いてしまったんです。
すっかり気に入ってしまいました、scandynaの製品が。
scandyna Micropod SE(1)
だってThe dropなんて、決して大容積ではない密閉型のエンクロージャーにたった直径125mmのウーファーで、再生周波数は少なくともスペック的には50Hz(-6dB)から出ることになっていて、実際に聴いてみても、きちんと力感をともなって引き締まった低音が出ていて、蚊の鳴くような極小音量でも力感を損なわなかったりして、ちょっと驚いてしまったんです。でscandynaのカタログを見ていたらこのMicropod SEは、さらにウーファーが70mmかつエンクロージャーの容積だってミニマムなのに、65Hzから出ることになっているんですよ(使っていたケンウッドのLS-S10は、80mmのバスレフ型なのに85Hzからでしたから、驚いてしまったんです)。どんなふうに実現しているのでしょう。もう興味津々。The amp + The dropを買ったときのポイントもあることですし、もう買う気満々で、調べたらMicropod SEを展示しているというヨドバシカメラ新宿西口本店へ、試聴に出かけました。
セパレータ
単品オーディオ売り場ではなく、ホームシアターのコーナーに置いてあったそれの試聴を店員さんにお願いすると、売り場が売り場だけに「スパイダーマンのDVD」をかけてくれたのですが、映画のサウンドトラックは、そらぞらしいほど静寂から大音量が起ち上がるような音作りで、圧縮音声であることも含めて、音楽を聴くためのスピーカーの試聴には不向きでしたので、同じDVDプレーヤーを使用してではありますが、新しい録音の、ボーカルの入っているCDをリクエスト。かけてくれたのはエリック・クラプトンのベスト盤で、聴いたことがある曲も数曲入っていて、ラッキーでした。
試聴は同じ場所に置いてあった、同じくscandynaのMinipod。兄が最初に購入したモデルですからに、基準として、これもラッキーでした。
scandyna Micropod SE(2)
セパレータ
Minipodの感度90dBに対してMicropod SEは88dBと、単純に切り換えるとMicropod SEのほうが音がずいぶん小さくなります。ですから切り換えるたびに音量を上下させねばならず、面倒だし、私のような節穴の耳では、つい音量の差に惑わされてしまいそうで困りました。
まず第一聴で凄いなと思ったのは、もちろんMicropod SEはMinipodに対して低音は、額面通り減っているのだとは思いますが、全体の音程が変わった感じがしないんです。往々にして小さいスピーカーに切り換えると、甲高い音になるものですが、まったく音程が変わった気はしないんですね。scandynaのpodspeakerシリーズとして、きちんとイメージを統一しているんですね。
scandyna Micropod SE(3)
セパレータ
とはいえ低い音は、やはり減っているんだと思います。でも不自然ではないし、充分に楽しめるんですね。それから高域から中域にかけてがリアルで生々しいのも、podspeakerシリーズの美点です。音像もしっかりしているし、音場もそれなりに再現できています。コンサートで録音された曲なんてその臨場感に驚いてしまって、おもわずそのCDが欲しくなってしまいました(Amazon.co.jpで、もう注文しちゃいました)
ちゃんとまとまった、楽しめる音の出るスピーカーです。中・高域の充実を考えると、とてもお買い得なスピーカーかもしれません。
でただのパッシブなスピーカーで、特に凝った構造でもない密閉型のエンクロージャーで、さらにたった70mmのウーファーで、どうやってこんなに低い音を出しているのでしょう。感度だって88dBと、MinipodやThe dropより低いとはいえ、一般的には充分に高感度ですから、例えば中高域を抑える方向のいたずらをしているとも思えません。やはりとても不思議なまま、兄と二人でMicropod SEを注文してしまったのでした(さすがに在庫はありませんでした)。私はまた赤、兄もまた黄色です。お値段は税込み\26,700(ペア)の10%ポイント還元。
scandyna Micropod SE(4)
セパレータ
70mmロング・スロー型(ってなに? ロングストロークみたいなことでしょうか。やっぱりごく柔らかいゴムエッジで重めのコーンを支え、振幅を大きくして、最低共振周波数を下げているんでしょうか)ケブラーコーンウーファー、19mmソフトドームツイーターの2ウェイ、密閉型ABS樹脂製エンクロージャー。色は黒・白・銀・青・赤・黄の6色。
インピーダンス4Ω、耐入力〜100W、再生周波数65Hz〜25kHz、感度88dB、質量0.95kg。小さいので持つとズシリときますが、1kgないんですよ。
背面のスピーカー端子は、MinipodやThe dropのプッシュ式ではない、バナナジャック。
ということで、7月2日の木曜日に到着予定です。
新しいスピーカーコードを作って、手ぐすね引いて到着を待っています。
店頭では、たぶんアナログのAVアンプでの試聴でしたから、デジタルアンプであるThe ampに接続して聴いてみるのが、楽しみです。

スピーカーってとっても単純な構造なのに、なんか見ていると、欲しくなってしまうんですよね。

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この記事へのコメント
これまた素敵なスピーカーですね。
こういう斬新なデザインのスピーカーは音楽を聴くのいいですが、机の上に飾りたくなりますね。
Posted by miya at 2009年07月01日 19:58
miyaさん、いつもありがとうございます。

かわいいでしょう、これ。
こんな格好だけでもおおいに珍しいのに、脚までつけてしまって。なんともユニークなかたちで、やっぱりこの形と色のバリエーションが、購入の一番の動機です。おっしゃるとおり、テーブルの上に置きたくなってしまいます。でもこのスピーカーを置くと、今度はあまりにありきたり過ぎるテーブルが、イヤになってしまいそうですけど。

昨日実物が到着いたしまして、早速接続して聞いてみました。
さすがにMinipodやThe dropと同じスケール感とはいきませんが(同じだったら逆に、MinipodやThe dropはなんなんだ、とそれはそれでショックですが)、非常にまじめな音づくりであるのは、やかましい店内で視聴したときのイメージどおりでした。ユニークな形は音響的にも合理的なせいか、ブラインドで聞いたら、この筐体の、そしてφ70というユニットの大きさを想像できないような、引き締まったいい音が出ます。中・高域は決して派手ではなく、しっとりしていて瑞々しく、生々しい。こんな小さな密閉型スピーカーですから低い音は苦手であるはずなのに、ちょっと驚くほど聞こえてきますし、無理をしている様子もなく、痛々しくありません。背伸びをせず、雰囲気を伝えてくるタイプのスピーカーです。ライブものなんかが特に得意なような気がします。

そんなまじめな、大人な音作りのスピーカーなのに、この見た目ですからいらぬ誤解をされそうで、日本では売りにくそうだなあと思います。

重めのロングストロークのコーンを駆動力の高いアンプで鳴らすタイプのスピーカーですから、(大出力のどでかいアナログアンプは非現実的なので)デジタルアンプと組み合わせるべきスピーカーだと思います。今はつながっていたThe dropをはずして、半球状のThe ampに接続して聞いているのですが、スピーカーのサイズがせっかく小さいのですから、The ampとは、大きさ的にちょっと不釣合いな気がしています。
scandynaからはT級デジタルアンプ内蔵のApple iPod用のいわゆるドック、The dock(相変わらず「そのまんまやないけ」と突っ込みたくなる命名ですが)というのも出ていて、Micropod SEにより似合いそうな気がして.....ああいかん、いかん。また無駄遣いをしてしまいそうです。

Micropod SEに似合うThe dockをつい買ってしまって、The dockがあるのだからと、欲しくもないiPodを買ってしまいそう。これこそ本末転倒の極み、まさに私らしいですよね。でもThe dockに外部入力端子がないことが、最後の歯止めになっています。
Posted by 管理人: 栗山 at 2009年07月03日 22:11
はじめまして
scandynaで検索してたどり着きました
私もこの外見に一目ぼれしたのですが、田舎なもので視聴しようにも実機がないのです・・・
Micropod SE5つでホームシアター組みたいと思っているのですが、満足いける音量などでるのでしょうか?
やはりウーファーは必須でしょうか?
ご教授いただけたらと存じます
Posted by たま at 2011年02月22日 01:07
 
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