2010年03月01日
ソニーの新VAIO Zシリーズ、発売
ギリギリまで筐体の小ささ、軽さを追求した、というのではなく、ある程度の大きさ、重さだけれどもいかにも可搬性重視の低消費電力、パワーそこそこのいわゆる「モバイルPC」ではない、速度と消費電力のバランスをギリギリまで追求した「それでもモバイルPC」、ソニーのVAIO Zシリーズが、2009年末に発表になった新Intel CPUシリーズにあわせてモデルチェンジしたのは、皆さんもう既にご存じのところです。
一通りスペックを見渡してみると.....


一番気になるのが、13.1型という決して大きくない液晶パネルが、フルハイビジョンの解像度を備えている、ということ(店頭モデルは1600×900ピクセルです。1920×1080ピクセルは、また例によってSony StyleでのBTOモデルだけです)。
魅力的ですね。ハンディなハイビジョンビデオカメラの、ハンディな究極のモニターかもしれません。バッテリー駆動が可能なこういうPCを撮影に持っていって、撮影後にすぐフル解像度で確認できるというのは、たぶん業務用のビデオ機材でも実現できていない機能ですから、これは一度体験してみたいです。
どうせならHDMI出力だけでなくHDMI入力端子もつけて、液晶パネルだけをハイビジョン機器のモニターとして使えるようにしてくれたら、便利かもしれませんね。こんな小さなバッテリー駆動のフルハイビジョンモニターってありませんから、PCの機能を使わなくても、この液晶パネルだけで利用価値があります。
この極小フルハイビジョンパネルは、「Adobe RGBカバー率、97%」なんだそうです。100%でないのは残念ですが、でもいいセン、いってます。
この液晶パネルが、少なくとも私にとっては最大の魅力です。
明るさやコントラストは大丈夫なんでしょうか。視野角が極端に狭くなってしまったり、しないんでしょうか。一度ヨドバシAkibaの店頭で、実物を見てみたいですね。

それにしても小さなフルハイビジョン液晶パネルは、PCの独壇場ですね。テレビ業界は、何をやっているんでしょう。いくらなんでも、ちょっと腹が立ちます。テレビが個人のものになって自分の部屋で見るものになっていたのに、大画面テレビでまた家族が居間に大集合.....なんて幻想です。結局小さな液晶テレビが個人の部屋に入っていくのに決まっているのに、とにかく大画面ばかり追求している。確かに小さな液晶パネルは開口率が下がって暗くなり、コントラストが下がり、視野角が狭くなるという難しさは持っていますが、でもパーソナルであるという用途を考えればさほど困ったことではなく、あとは店頭で展示したときの見栄えだけ。実際にノートPCでは、このVAIO Zのように13.1型まで登場しているというのに。
結局儲からないから、手をこまねいているんでしょう。手間とお金をかけて開発しても、そんなに単価を上げられない。でもそういうところが、実はおいしい市場。台湾や韓国、中国あたりの新進気鋭の液晶パネルやさんに、あっという間に席巻されてしまったりして。かつて日本がしてきたことを、今度は日本がされてしまいそうで、心配です。
話が逸れてしまいました。
ちなみにVAIO Zには、こんな立派な液晶パネルがついているにもかかわらず、地上波デジタル放送のチューナーは積めません。さすがにそこまでの余裕は、仮にもモバイルの小さな筐体には、物理的にないと思われます。
しかしソニーは、ノートPCへのフルハイビジョン液晶パネルの採用に、最近やたら積極的ですね。近い将来、「ソニーのノートPCは、すべてフルハイビジョン!」なんて言い出しそうな勢いです。

CPUは、これもまたBTOでいろいろ選べるのですが、一番速いのがCore i7-620M 2.66GHz。う〜ん、4コアではありませんね。具体的に数値は忘れましたが、今回私が注文したVAIO F[クリエイティブエディション]も、CPUが4コアのものは付属するACアダプターが大きくなるそうですから、やはり4コアのCPUは、電力を消費するんでしょうね。それでもモバイルを標榜するVAIO Zシリーズですから、やはり消費電力が大きくなることは、避けたかったのでしょう。
でも究極のモバイルを目指すなら、やっぱり4コアが欲しいと、私は思います。待っていればそのうちに、4コアモデルが登場.....して欲しいなあ。

現在のモバイル向け4コアCPU、Core i7-720QMとCore i7-820QM、それとVAIOシリーズではまだ採用されていませんが、このふたつのさらに上位に位置するCore i7-920XMも、45nmプロセスで設計・製造されています(「プロセス」なんてよくわからないのですが、CPUのチップをつくる際に、シリコンウェハーの表面に作り込んでいく半導体パターンの最低単位の大きさ.....間違っていたらごめんなさい.....なんだそうで、要するに数値が小さいほど高密度で、電子の移動距離が短くなり、速度を速めやすく、消費電力を抑えやすいんだそうです)。それに対してCore i7-620M以下のデュアルコアCPUは、32nmプロセス。まあいろいろ難題はあるんでしょうけど、4コアCPUが32nmプロセスで作られるようになるのは、きっと時間の問題ですから、そうなればVAIO Zシリーズにも4コアモデルがラインナップされるんでしょう。
やっぱり究極のモバイルPCには、4コアのCPUが欲しい気がします。

ストレージは5400rpmの320GB、7200rpmの500GBなどのHDDもありますが、特徴的なのはSSD。64GBのデュアル(64GB x 2 = 128GB)や、64GBや128GBのクアッド(64GB x 4 = 256GB, 128GB x 4 = 512GB)でRAID 0が組んであるんですね。う〜ん、まあ予測はしていましたが、よくいろいろ考えてくるものですね。
これは面白そう。一度体験してみたいですね。RAID 0はやっぱり速いのかなあ。プロキシファイルを作らずに、フルハイビジョン動画の編集ができてしまったりして。VAIO F[クリエイティブエディション]も、RAID 0を組んで欲しかったなあ。

グラフィックアクセラレーターはチップセット内蔵(Core i7-620MやCore i5は、CPUに内蔵でしたっけ?)とNVIDIA GeForce GT 330M(VAIO F[クリエイティブエディション]と同じです)が、例によって再起動せずに、スイッチで切り替えられます。今となっては「何もそこまでしなくても」感はありますが、でも速度とバッテリーの持続時間延長のギリギリを狙った、「究極のモバイル」を演出していて、なかなかいいと思っています。

細かいことですが光るキーボード、バックライト付きのキーボードが、VAIO ではかなキーボードでも選択できます。なんだよー、だったらVAIO Fでも、バックライト付きかなキーボードを用意してくれればよかったのに−。
VAIO Fを注文してしまった身としては、とっても不満です。
VAIO Zが羨ましい。

で、これもまた例によって、Sony Styleのホームページで、自分の欲しいスペックで「皮算用」をしてみました。そうしたら.....私が注文しているVAIO F[クリエイティブエディション]より、高くなってしまったんです。
VAIO FはVAIO Aシリーズを吸収し、VAIOのノートPCシリーズのフラッグシップとして、最初からそれなりの構成でできていますが、VAIO Zはやはりモバイルとしての一面を無視できませんから、「速度を控えて長時間バッテリー駆動」などの要求にも応えられるようになっていますから、それを超弩級に仕立てようとすると加えなければならないものがたくさんあり、そのために結構な出費になってしまうようです。
ということはVAIO Zで超弩級を狙うのは、少なくともあまりお買い得ではない、ということ。でも「羊の皮を被ったオオカミ」なんて言葉が大好きな私ですから(皆さんもお好きでしょ?)、「モバイルPCで爆速なんてのも、目指してみたい。
う〜ん、悩ましいなあ(悩ましくないって)。
一通りスペックを見渡してみると.....

魅力的ですね。ハンディなハイビジョンビデオカメラの、ハンディな究極のモニターかもしれません。バッテリー駆動が可能なこういうPCを撮影に持っていって、撮影後にすぐフル解像度で確認できるというのは、たぶん業務用のビデオ機材でも実現できていない機能ですから、これは一度体験してみたいです。
どうせならHDMI出力だけでなくHDMI入力端子もつけて、液晶パネルだけをハイビジョン機器のモニターとして使えるようにしてくれたら、便利かもしれませんね。こんな小さなバッテリー駆動のフルハイビジョンモニターってありませんから、PCの機能を使わなくても、この液晶パネルだけで利用価値があります。
この極小フルハイビジョンパネルは、「Adobe RGBカバー率、97%」なんだそうです。100%でないのは残念ですが、でもいいセン、いってます。
この液晶パネルが、少なくとも私にとっては最大の魅力です。
明るさやコントラストは大丈夫なんでしょうか。視野角が極端に狭くなってしまったり、しないんでしょうか。一度ヨドバシAkibaの店頭で、実物を見てみたいですね。
結局儲からないから、手をこまねいているんでしょう。手間とお金をかけて開発しても、そんなに単価を上げられない。でもそういうところが、実はおいしい市場。台湾や韓国、中国あたりの新進気鋭の液晶パネルやさんに、あっという間に席巻されてしまったりして。かつて日本がしてきたことを、今度は日本がされてしまいそうで、心配です。
話が逸れてしまいました。
ちなみにVAIO Zには、こんな立派な液晶パネルがついているにもかかわらず、地上波デジタル放送のチューナーは積めません。さすがにそこまでの余裕は、仮にもモバイルの小さな筐体には、物理的にないと思われます。
しかしソニーは、ノートPCへのフルハイビジョン液晶パネルの採用に、最近やたら積極的ですね。近い将来、「ソニーのノートPCは、すべてフルハイビジョン!」なんて言い出しそうな勢いです。
でも究極のモバイルを目指すなら、やっぱり4コアが欲しいと、私は思います。待っていればそのうちに、4コアモデルが登場.....して欲しいなあ。
やっぱり究極のモバイルPCには、4コアのCPUが欲しい気がします。
これは面白そう。一度体験してみたいですね。RAID 0はやっぱり速いのかなあ。プロキシファイルを作らずに、フルハイビジョン動画の編集ができてしまったりして。VAIO F[クリエイティブエディション]も、RAID 0を組んで欲しかったなあ。
VAIO Zが羨ましい。
VAIO FはVAIO Aシリーズを吸収し、VAIOのノートPCシリーズのフラッグシップとして、最初からそれなりの構成でできていますが、VAIO Zはやはりモバイルとしての一面を無視できませんから、「速度を控えて長時間バッテリー駆動」などの要求にも応えられるようになっていますから、それを超弩級に仕立てようとすると加えなければならないものがたくさんあり、そのために結構な出費になってしまうようです。
ということはVAIO Zで超弩級を狙うのは、少なくともあまりお買い得ではない、ということ。でも「羊の皮を被ったオオカミ」なんて言葉が大好きな私ですから(皆さんもお好きでしょ?)、「モバイルPCで爆速なんてのも、目指してみたい。
う〜ん、悩ましいなあ(悩ましくないって)。
この記事へのトラックバックURL
http://blogs.dion.ne.jp/sumio_k/tb.cgi/9230423
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※半角英数字のみのトラックバックは受信されません。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのコメント
しかしここのところのソニーの本気には驚かされますねー。ハイエンドモデルからエントリークラスまで見事なラインナップです。アンチバイオな私ですが、ここのところのバイオノートには間違いなく夢が詰まってるなと思いますね^^
Posted by どりさま at 2010年03月01日 23:24
どりさまさん、いつもありがとうございます。
そうなんですよ。私なんてアンチソニーだったはずなんですが、ことVAIOだけは、結構こちらが気になるところをうまくくすぐってくるので、ついまんまと術中にはまってしまいます。AppleのMacintoshはいろいろな意味で別格としても、VAIOシリーズは、少なくとも今のWindowsマシンの中では、かなり個性的であると思います。新機種が発売されるたびにホームページを飾る「開発者の声」みたいなムービーを鵜呑みにしているわけではありませんが、それでも他のWindowsマシンに比べれば、少しでも作り手の意志を感じられるのが、気持ちいいんです。
そうなんですよ。私なんてアンチソニーだったはずなんですが、ことVAIOだけは、結構こちらが気になるところをうまくくすぐってくるので、ついまんまと術中にはまってしまいます。AppleのMacintoshはいろいろな意味で別格としても、VAIOシリーズは、少なくとも今のWindowsマシンの中では、かなり個性的であると思います。新機種が発売されるたびにホームページを飾る「開発者の声」みたいなムービーを鵜呑みにしているわけではありませんが、それでも他のWindowsマシンに比べれば、少しでも作り手の意志を感じられるのが、気持ちいいんです。
Posted by 管理人: 栗山 at 2010年03月02日 09:53


