2006年08月29日

恋物語

「恋物語」 川上弘美、赤江瀑、連城三紀彦、乃南アサ他

 12人の作家による掌編・・・「恋」をテーマにしたアンソロジーです。

 こうしてずらりと違う作家の作品を並べて読むと、それぞれの作家のもつ雰囲気、リズム、言葉の違いが味わえて良いですね〜。こういうアンソロジーだと単行本買ってまでは読まない作家の作品も読めるし。

 赤江瀑氏の未読作品も収録されているので、楽しみに読んだ。割とふんわりとした余韻を含む作品が多い中で赤江氏の3編「火」「空」「風」はやはりどろりと重い。皆川博子氏もこの中では異彩を放ってるかな・・・。

 読む時期やその時々に気分で、どの作品が心に触れるか変わってくるのだろう。乃南アサ氏の作品はちょっと現実にひきよせて感じてしまったり、辻井喬氏の作品は“そんなもんかしらねぇ・・・”と軽く反発を感じながら読んだり。

 今の気分で読んで面白かったのは清水義範氏の“あたって砕ける”恋のポカンとした軽さを持った4編。

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