浅田次郎といえば喜怒哀楽に富んだ様々なジャンルの小説がありますが、自分が一番好きなのはこの蒼穹の昴です。自分が今まで読んだ本の中でもベスト1といっても過言ではないです。
物語は、中国清朝末期、貧しい農民の少年は占い師の予言を信じ、宦官としてあの西太后の側近にまで上り詰めます。少年の生き様を中心に、歴史の証人たちの視点から中国の歴史を興味深く味わうことが出来ます。歴史小説、ミステリ小説、サクセスストーリーとして文句なしに楽しめます。
中国3部作の3作目になる「中原の虹」が月刊誌で執筆されていますが、単行本化までどのくらい待てばよいものやら・・・
ところでこの蒼穹の昴、最近文庫化されていますが、上下巻ではなく4冊?に分冊化されています。
この分冊(勝手に命名)ですが、「家族狩り」に加筆修正を加えられた文庫本は、作者の意図により5冊に分冊されましたが、「永遠の仔」も何冊かに分冊化されていますね。この分冊、最近の流行なのでしょうか?
なんか、各々が薄っぺらで重厚感がなくなり、作品自体が安っぽく思えてしまいます。
自分は、本の装丁も重視するタイプなのでこの分冊化はいかがなものかと思っている次第であります(笑)
ちなみに「蒼穹の昴(上・下)」は、自分の装丁部門ベスト1(笑)に輝いております。