2008年09月12日

丸山教授の地球温暖化「懐疑」本

こないだのサミットに合わせて、地球温暖化懐「懐疑」本がいくつか出ました。


丸山教授の本は、売れているみたいです。


タイトルは過激です(中身も)。

『科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている 』(宝島社新書)


<科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている>



本当かよ?????



丸山教授は地質学の権威で(プレートとか)、東京工業大学の先生です。


政治・経済についてはド素人で、数学者の藤原某と同じレベルなんだと思うんですが・・・。

(^^;)


丸山教授は、地球温暖化の原因は雲の量の変化だという説です。


雲、雲、雲!!!


雲が太陽光線を遮断するから。
だから太陽「原因」説の1バージョンです。


また人類の未来で気にすべきならのは、温暖化ではなく寒冷化だそうです。

寒冷化!!!


たしかに雲が気温に与える影響は、二酸化炭素より大きいです。

また農作物は、温暖化より寒冷化の方が被害が大きいです。


でも丸山氏の寒冷化予測の根拠が、よくわかんないです。


また二酸化炭素「犯人」説を否定してますが、根拠が弱い気がします。

地球温暖化の場合は、犯人は一人じゃなくてもいいんですから、雲が犯人の一人と判明しても、二酸化炭素の冤罪がはれたことにはなりません。

また雲だけで、地球全体の平均気温の変化は説明は不可能です。


だから眉唾で、科学にはこんな説もあるんだぐらいで読むのが正しい態度ではないでしょうか?

個人的には、二酸化炭素「犯人」説はありえないと思ってます(根拠は丸山教授と違います)。

でも科学の現場は、1つの仮説に独占されている訳ではありません。

複数の仮説の競合の場なのです。



ロンボルグの地球温暖化「懐疑」本に比べると、丸山教授の本は、無理が多すぎると思うのです。

政治・経済問題も含めて、ロンボルグの地球温暖化「懐疑」本はおすすめです。




丸山10001.jpg
 

2008年05月28日

弁護士・今枝氏の本の感想の続き

刑法39条というのがあります。

刑法39条 

1 心神薄弱者ノ行為ハコレヲ罰セズ
2 心神耗弱者ノ行為ハソノ刑ヲ減刑ス


刑法39条が、いかにおかしな法律であるかは、日垣隆『そして殺人者は野に放たれる』 (新潮文庫) に詳しく書かれています。あと『偽善系』(文春文庫)

同じ内容で、簡単で判りやすい本は、橋下徹『まっとう勝負』(小学館)


Y県H市の殺人事件で、大弁護団は刑法39条を適用しようとはしませんでした。

謎です。

安田弁護士率いる大弁護団が刑法39条に反対なら理解可能ですけど。

今枝氏の本を読むと、逆の印象を受けます。
 
Posted by Ookubo at 21:58  |Comments(0) | ?????

2008年05月26日

前回の続き

今枝氏の本を読んで感じたのは、安田氏率いる大弁護団は、荒唐無稽な話を真面目に信じているということです。



だから大弁護団は、被告Fの死刑判決を止めるために荒唐無稽な話をデッチ上げたのではなく、真面目に信じて主張しているということです。



ここで連想したのは「宮崎勤事件」です。


参考


宮崎勤インタビュー集『夢のなか』と『夢のなか、いまも』共に創出版から発行。



宮崎勤は事件当時は成人であり、死刑判決は決定しています。
けれど『夢のなか』と『夢のなか、いまも』を読むと、「????」になります。


犯罪者の心理は難解な場合があります。

泥沼になると、弁護士も検察官も裁判官もお手上げではないでしょうか?



精神科医も頼りになるとは思えないし・・・。



参考

宮崎哲弥&藤井誠『少年をいかに罰するか』 (講談社+アルファ文庫)
 
Posted by Ookubo at 19:56  |Comments(0) | ?????

2008年05月25日

今枝仁『なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか』(扶桑社)

今枝氏は、安田弁護士率いる大弁護団の一人だった人物です。

今枝氏は、こないだ関西の人気番組に出たそうです。
YouTubeで見ることができます。


この本は難しい文章は少ないし、丁寧に書かれた本ですが、かなり混乱というか、迷いの多い文章が多い本です。

その理由は今枝氏が、自分を解任した大弁護団と安田氏に対する愛憎が未整理だからだと思います。
だから弁護士の告白というより、ごく普通のサラリーマンの告白本という印象を受けました。

途中の第三章〜第六章(約100ページ)は、今回の裁判とは関係ない今枝氏の自伝です。今枝氏に興味を持った方は、必読でしょう。





でも、この本を買った理由は、今枝氏の興味があるからではありません。

むしろ世間から非難囂々の安田氏に興味があるからです。

オイラは世間の評価と反対に、今まで安田氏に好意を持ってました。

でも、今回の裁判は大失敗だったと思います。

だから、どうして大失敗をしたのかという「謎」を知りたかったのです。





<続きます>
 
Posted by Ookubo at 14:14  |Comments(0) | ?????

2008年05月24日

雑誌『WiLL』6月号、 Y県H市の殺人事件

Y県H市の殺人事件は迷宮事件でもないのに、複雑な印象を与えます。

事件の被害者も加害者も、わかっているのに。

複雑な印象を与える原因は、加害者の事件当時の年齢が18歳だったことです。

18歳は未成年ですが、死刑宣告が可能な年齢でもあるのです。

だから犯人が14歳(事件当時)だった神戸のサカキバラ少年事件、犯人が37歳(事件当時)だった池田小事件との違いも大きいでしょう。


そのため少年犯罪の厳罰化、死刑問題、復讐権が問題になりました。





でも一番の原因は、多くの弁護士がこの事件に関わって、対立したことだと思います。

では、どうして多くの弁護士が、この事件に関わって、対立してしまったのかが、謎なんですけど。


次回に続きます。

参考

宮崎哲弥&藤井誠『少年をいかに罰するか』 (講談社+アルファ文庫)

橋下徹『まっとう勝負』(小学館)
 
Posted by Ookubo at 22:08  |Comments(2) | ?????

雑誌『WiLL』6月号

本屋に並んで、だいぶたっている『WiLL』の今月号を読みました。

Y県H市の殺人事件について、被害者の遺族の本村氏の手記が目的です。


読んだ感想は、「優れている!」と思いました。


裁判を巡る法律関係者の文章は、難解で理解不能な文章が多いのですが、一般人である本村氏の文章は明快です。

一般人だから明快とはなるわけではありませんが、難しい概念を乱用したり、蘊蓄をダラダラと語ることはありません。



また裁判制度の問題(特に現在の少年事件)を、わかりやすく指摘されています。

そしてY県H市の殺人事件の全容を短い文章で、うまく纏めています。

だから、この事件に興味があるけど、よくわからないと思っている人は、是非読むことをお薦めします。


被害者の遺族の文章なのですが、感情的なところはできるだけ抑えてあります。

感情を優先した文章は支離滅裂になりやすいのですが、この手記は破綻はなく、できるだけ論理的に一貫性するよう努力して書かれています。


人を煽る文章が多い世の中ですが、この手記は例外であると思います。



詳しい感想は、次回。
 
Posted by Ookubo at 00:09  |Comments(0) | ?????

2008年05月21日

実名でブログを書くと炎上?

ネットの魅力は、TVと違って双方向性にあるんですが・・・。

例えば掲示板は便利なんで、利用させてもらってます。


でも一番の魅力は、ユーチューブやニコ動のように資金もなく無名な人でも、作り手というか、情報を送る側になれることです。



路上で音楽を演奏したり、自分の本を売ったりということと同じ構造だと思います。


ネットから多くの有益な情報が、簡単に得られるので感動しています。

じゃあ、自分が、なんか有益な情報をネットに送ることができるかといえば、そうではありません。


二番煎じや誰でも思いつくような話ばかりです。


個性を出したくても、青学のS先生のようにヤバそうな発言をする勇気はありません(結構、してるけど)。


誰でも読めるというのは、アクセス数が低くてもリスクが高い気がします。



他人の悪口ばかり言っているので自業自得なんですけど。


( ̄へ ̄|||) う〜ん。



注:青学のS先生のようにヤバそうな発言

大学側は処分をするらしいけど、それはそれで問題だと思う。

今、書店に置いてある『サイゾー』に連載(最後の方のページ)している山形氏の今回の主張は、その通りだと思う。
 
Posted by Ookubo at 22:22  |Comments(0) | ?????

2008年02月05日

著作権問題:ジャニーズ事務所の肖像権

日本の著作権は「変!」な気がする。


検索エンジンのこともそうですけど、「法律で決まっているから、禁止!」、でも禁止すると支障が起こるから、「見なかった」ことにしよう、みたいな感じです。


YouTubeでも、そうですけど、財産権を侵害されたと主張していますけど、被害額は勝手な推測です。

TVニュースなんか、作って垂れ流し状態なんで、TVニュースが正しいかをチェックしたい人は、どうやってチェックすればいいのでしょうか?

マスコミ同士は、情報を共有しても、著作権違反を問わない甘い体質なのに、一般人が使用すると、財産権の侵害を主張するのは、自分のグループに甘く、グループに属さない人には厳しいとしか思えません。


資本主義の競争原理では、そんなルールは、独占禁止の信条に当たると思います。



最近、ジャニーズ事務所も以前とは態度を変えて、ネット上の肖像を一部解禁したみたいですけど。



「はてな質問コーナー」

http://q.hatena.ne.jp/1070235518


ジャニーズの態度に問題はありますが、それを許してしまう周りの体質に、もっと深刻な問題があると思います。



裁判で負けるから使わないというのは、変ですね。現場主義ではあるけど。


訴える可能性が低ければ使って、訴える可能性が高ければ使わない、臨機応変な思想ですけど。


マスコミは、視聴者からは見ると、謎の世界です。
 
Posted by Ookubo at 02:32  |Comments(0)TrackBack(0) | ?????