2008年08月20日

メンアットアームズシリーズ


0820.jpg 先日立ち寄った書泉グランデで、期間限定フェアをやっていたのをたまたま見つけ、数冊衝動買いしてしまった。「オスプレイ・メンアットアームズ」シリーズとは、イギリスの軍事書籍専門出版社・オスプレイ社が刊行している、古代〜近世の軍事トピックごとにまとめた、50ページ程度のパンフレットである(税別千円)。新紀元社から00年に30数冊の日本版が出版されたが、既にほとんどが絶版となっており、Amazonでは数千円程度のプレミアムが付いているものも散見される。
 同シリーズの特徴は、当時の時代背景や軍服・兵器・部隊編成などに関する解説と、豊富な資料写真、そして時代考証に基づくカラーイラストである。例えば、画像の「サクソン/ヴァイキング/ノルマン」であれば、それぞれの兵士はどのような人たち(身分・門地、社会階層)であったか、どのように軍隊が編成されていたか、どういう背景で戦争となったか、剣・槍・盾・兜・チェーンメールといった武具に関する詳細で写実的な解説が中心になっている。そうしてふくらんだイメージを、考古学的な資料写真と、シチュエーションを持たせたカラーイラストで「固形化」するというワケだ。
 なお、表紙のイラストはヴァイキングが本格活動を起こす前の、スカンジナビアの騎士である。これも当然ながら適当に書いているわけではなく、例えば馬は、アラブ種の血統を導入した大型軍馬ではなく、小型のポニーである。それだけではなく、兜や槍、盾、すねあて、全ての由来が説明されている。ボーとながめるのもいいが、用途はさまざまある、優れもののパンフレット集だと思う。

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