2009年10月12日

連続人形活劇『新三銃士』


091012_1.jpg 仕事が一段落して気が抜けてしまったのと、その一方で、民主党政権の発足が予想以上に仕事に影響してしまい、気がつくと半月ほどブログの更新を怠ってしまった(画像は祖師谷大蔵駅付近のウルトラマン像)。まさに「Time waits for no one.」である。
 それで、今日からNHK教育で始まった、『新三銃士』。「脚色(脚本):三谷幸喜」ということで、夏前から放映開始を心待ちにしていた。雑誌(「熱風」6月号)のインタビューによると、三谷幸喜氏は子供の頃から人形(劇)が好きで、タミヤのスケールミニチュアの兵隊をたくさん作って、その当時からコマ撮りで映画を製作していたそうだ。また、人間の演技は100%思い通りにならないが、人形劇なら、笑いの「間」みたいなものも含めて、100%思い通りになる、とも語っている。その意味で「新三銃士」は、三谷幸喜氏の念願ともいえる舞台である。少しは期待したくなるというものだ。
 なお、スタッフロールでは「脚色」と表記されているが、これは『三銃士』がこれまで、さんざん映像化されてきたことで、定番化された要素も含めて、新たにおもしろおかしく脚本化してやろう、ということであろう。ちなみに私は、『三銃士』とはこれまで、全くと言っていいほど縁がなく、従ってあらすじすら知らない。時代背景を多少知っている程度なので、どこを脚色したのか、細かいところは気付かないかも知れないが、まあそんなことは気にしない。
 まだ第1話・20分を見たばかりなので、感想と言えるほどのものは無いが、まず木製の人形が非常に印象的だと感じた。以前の「三国志」や「平家物語」は文楽人形のように美しい人形だったが、「新三銃士」は、3DCGアニメのキャラのような特徴的にデフォルメされた造形を、精密な彫刻で表現しながら、木目や木の質感を生かして伝統的な雰囲気も出している。過去に見たことの無いような人形で、製作者側のこだわりが感じられる。美術はダルタニアンの故郷・ガスコーニュの緑豊かな田園風景から、まるで悪魔の大城塞(苦笑)のようなパリ宮殿、街中の感じも中々よさそうだ。
 そして脚本・演出は、ダルタニアンの父・ベルトラン(声:西田敏行)が、死を前にしたシリアスな会話の中にもショートギャグを挟み込んできており、三谷氏得意のコメディでアクセントを効かせた、活劇が進行していくのであろう。ともかく、しばらくつきあっていきたい。
 

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